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映画感想「僕と妻の1778の物語」

【評価】★
【感動】★
【役者】★
【エロ】
【笑い】★

「余命一年の妻に 僕は何が出来るだろう」とかチラシに書いてあるんですが、
そらおセクス!おセクス!!でんがな!!
という獣な僕としたら、この映画は感心しませんでしたねー。

「実話」だとか言われても、まあそら人間の身体は神秘ですから、
たまたま余命が伸びることなんてありますしねぇ。
それにしても、草なぎ君って、こういう「イってる」キャラが良いのかもしれません。
がんばっている感じがとても伝わってきましたね。
しょせんは酒に酔って公園で全裸になる人間ですから、こういう「不思議君」キャラというのは、似合いといえば似合いですね。
もし、キムタクがこの役だったら、ちょっと違った映画になってたでしょうね。
「ちょっと待てよ!!一日一編の小説とか書けねえし!!
つか、文章書けねえしぃ!!ゴーストライター雇えばいいしぃ!!」
みたいな。
妄想電波系のイタい主人公サク(草なぎ剛)と、硬い銀行員をやっている妻の節子(竹内結子)。
草なぎ君はあまり売れないSF小説を出版社に持ち込み、生活費は竹内結子に頼るという、うらやまけしからんヒモ生活。
ちなみに、草なぎ君の妄想が、しばしば映像化されて花を添えます。
ところが、ある日、妻の竹内結子が癌であることが判明。
がーーーーん!とベタに打ちのめされる草なぎ君。
「癌が治るまで、1日1本、キミのために小説を書くよ!」
という押しつけがましい自己満足精神を発揮する草なぎ君。
「どーせすぐダメになるやろ」
と鼻糞をほじりながら思っている竹内結子なんですが、
ストーキング気質のある草なぎ君は、ガチで一日一本、三日で三本、三本書いては二本さがる、という、
オメーは水前寺清子かっつー活動をはじめる。
もちろん、一日に一本はキツいわけで、書けないで苦しんだりするわけですが、
とりあえず毎日書き続ける草なぎ君。
ところどころ、彼の妄想系小説のネタが、映像化されます。
ロボが出てきたり、タコの宇宙人がでてきたりする妄想です。
最初の1年は、あまり深刻にならずにすんだのですが、
年を重ねるごとに、だんだんと竹内結子の病状が重くなっていきます。
やがて、病院に入院することになるのですが、
まあ死にますわな。
死んだ竹内結子に、泣きながら草なぎ君が、自分の書いた小説(というより、エッセイ)を朗読。
「さあ、オマエら、感動せいよ!」
というフィニッシュ。

竹内結子なんですが、病人なんですけど、いつまでも綺麗なんですよ。
あのさ、普通、病人って、えらく体力使いますし、どこかしら疲れているわけですから、
どうしても「すさんでいる」という感じになるじゃないですか。
わざわざ化粧するのにも体力使うわけですから、毎日バッチリメイクができないわけですし。
髪の毛も手入れすることもできないから、どうしても鬢がほつれたりするわけですね。
さらに病気で心理的にも疲労が蓄積する。
ですから、健康体の人間よか、どうしても「すさんでいる」という感じになってしまうと思うんですね。
それは、もとがいくら綺麗で美人で清潔であっても、入院生活の中で、「疲労」が出ちゃうもんなんですよ。
ですけど、竹内結子、もういつまでも綺麗なんですね。
病気で疲れている感じが最後の最後まで皆無で、
「癌だ癌だって言ってるけど、それウソやん」
ということがまるわかりなわけです。
ですから、いくら竹内結子が癌で苦しんでいるだの何だの演技しても、
どうしてもウソっぽく感じてしまう。
役者根性がある役者さんなら、そこいらへんの「すさんでいる」感じを出すことに腐心するはずなんですが、
なんか竹内結子は、そこいらへんの病人のすさみ具合が甘い。
大甘すぎ、大海人皇子なんですよねぇ。

ですから、いくら「病気で死ぬかも」と言われても、
こちらとしたらあくびしながら「早く死ねや」としか思えない。
ホント、途中から早く死なないかな、なんて思っちゃいましたもん。
草なぎ君の妄想するロボが、殺人ロボになって、竹内結子を引き裂いたりしてくんねーかな、なんてね。

でもさ、よく考えれば、こんな綺麗な竹内結子が奥さんで、
「1日1本小説を書けば助かるかも」
なんてなったら、そら死にものぐるいで書くわなぁ。
もう1日1本なんかじゃなくて、3〜5本くらい書くんじゃねえ?
だって、竹内結子とやりまくりでしょ?
そら、みんな男なら1日1本書くわ。
ついでに1日1本肉棒掻くわ!

「僕と妻の1778の物語」
なら、どーせなら、
「僕と妻の1778発」とかで、
ソフトオンデマンドっぽく、えげつないエロ路線でやってほしかったかなぁ。

実話実話と、やたら実話であることをプッシュしているんですが、
本当に毎日書いていたんですかねぇ。
まあ、書いていたんでしょうけど…。
「実は2〜3日、書いてない日もありましたテヘ」
とかだと笑えるんですけどね。

やっぱり草なぎ君では、どーしても全裸で「シンゴー」とか叫んでもらいたいところでした。
竹内結子が死んだときも、なぜか全裸とかね。
「地デジで僕の下半身のアンテナが…」とか。
とりあえず、草なぎ君より、僕が監督ならやっぱり俺たちの中村獅童御大を主演させてたでしょうねぇ。
「うぉぉぉぉぉ〜!!1日1本の小説を書くんだぁぁぁぁ!!」
「結子ぉぉぉぉぉぉ〜!死なないでくれぇぇぇぇぇ〜!ヨリを戻してくれぇぇぇぇぇ〜!!」
だとか、妙にリアリティがある映画になっていたでしょうね。
しかも、中村獅童の妄想ですから、草なぎ君の妄想のように「ロボが…」という着ぐるみロボの甘甘レベルではなく、
それこそ北斗の拳ばりの「ひゃっはー」という少年ジャンプ系の檄辛妄想が炸裂していただろうことは想像に難くないです。
そっちの方がおもろいと思うんだけどなぁ。

とりあえず、「感動させよう感動させよう」という押しつけがましさに辟易した映画でした。
草なぎ君のロボも明らかに着ぐるみだし、チープでしたね。