読書感想「おとなの小論文教室。」
おとなの小論文教室。
山田 ズーニー
河出書房新社
2006-01-07


【評価】★★
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山田ズーニーさんの本です。
なかなか勉強になるんですが、なんといいますか、ネットの文章を、本にすると、こうなるわなぁ、という典型ですな。
ネットの文章って、いかに改行が多く、ワンフレーズ的な言い回しを多用するか、がよくわかります。
改行が多いので、スカスカな印象を受けるんですよね。まあ、読み捨てるような本ですから、それでもいいのでしょうが。

また、出典明記がいいかげんというか、投げっぱなしジャーマン的な処置をしているところが、少し気になりました。
例えば、養老孟司さんの「天才」についての記事を見た、というような話が出てくるのですが、
そんな矢先、「月刊文藝春秋」(2003・12月号)で、養老孟司さんが、「天才」について書いていた記事を読んだ。(112蓮

とあるんですよね。
これ自体は別にいいんですよ。
でも、これを読んで、養老さんの記事を読みたい、という読者としたら、これだけの情報では、不親切に感じますな。
こういう場合、養老さんの記事の後追いをして、養老さんの単行本に収載されているなら、それを示して欲しいですねぇ。
引用するなら、ちゃんと後追いくらいはしてほしいです。
というか、「月刊文藝春秋」って書名もおかしいでしょ。「月刊」いらないと思うんだけど。

あと、読者とのメールのやりとりが、なんというか、ゆるいですねー。
当事者同士としては大切なことなんでしょうが、読まされて「なんだこりゃ」というのもありますし、
正直、自分たちでやってくれ、という感じはしました。

まあでも、なかなかいいこといってたりしまして、面白いところもあります。
個人的には、才能は自分の中にはない、社会の中にある、という考え(114蓮砲筺批判は、相手を削るだけの批判ではなく、「優しさ」がないとダメ(165蓮砲世箸、
勉強になりました。



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