読書感想「ブラック・ジャックは遠かった 阪大医学生ふらふら青春記」


【評価】★★★
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医療小説家の久坂部羊さんの本です。
久坂部さんって、現役の医師だったんですね。
その久坂部さんが、阪大医学部の学生だったころの思い出を語っています。
また、研修医になった時のことや、医者たちの態度なども書いているのですが、なかなか面白いです。
そもそも、僕は医者にはまったく興味が無いので、どういうふうに医者になるのかもよくわからないですから、
こういうふうに医者になるんだ、ということがわかっただけでも収穫でした。
阪大医学部といえば、「白い巨塔」ですが、その財前のモデルとなった神前五郎先生が登場(129蓮砲靴燭蝓
また財前と里見を比較して、
でもみなさんね、性格はいいけど腕の悪い医者と、性格は悪いけど腕のいい医者やったら、やっぱり腕のいい医者にかかりますよね。里見先生というのは、ものすごく熱心ないい医者に見えるんだけども、1人の患者にあれだけ一生懸命やってたら、他の患者は全部ほったらかしですよ。どの患者にも全部同じようにできないわけですから。(276蓮

なんて自説を展開されています。
また、手塚治虫の話やら、久坂部さんが小説家になるまでの話だとか、久坂部さんのペンネームの由来になった久坂葉子の話だとか、なかなか面白いです。
巻末には、悪友対談として、久坂部羊さんと大阪大学医学部教授で、同級生だった仲野徹さんの「僕らが昭和の医学生だった頃。」という対談がおさめられています。
でも、久坂部羊さんって、頭が悪いとか、勉強できなかったし、しなかったと、謙遜しているんですが、
天下の阪大医学部だから、頭良いんだな、と思っちゃいました。
良くも悪くも、久坂部さんは僕らのような「素人」の感覚で書いているので、読んでいておもしろかったです。



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