読書感想「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」


【評価】★★★
人気ブログランキングバーナーにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
清水潔さんの本です。
べらんめえなジャーナリストという感じで、「だめなものはだめ」とする一本筋が通っているジャーナリスト、という感じで描かれています。
最初は、「横山ゆかりちゃん誘拐事件」の追及からはじまったのですが、芋づる式に近辺のパチンコ屋を中心に事件が起きていたことに気づき、
さらし真犯人とされる管家さんが、どうも冤罪臭い。でも、もう死刑判決が出てる。
というわけで、再審請求といくわけですが、
ただ警察&検察の壁が高い。
でもDNA鑑定の雑さなんかによって、だんだんとほころびが見えてくる。
さらに、独自調査により、「ルパン」のような男が浮かびあがり、それが「真犯人」なのでは…?
というような本でした。

とりあえず、冤罪事件の怖さといいますか、
DNA鑑定のいいかげんさといいますか、
さらに、国家権力はメンツのためなら、あきらかな冤罪であっても認めねえ、という姿勢といいますか、
いやいや、国家権力というより法曹界の問題なのでしょうが、
「とりあえず、決まったことなんで」
と、強引なんですよね。
無理が通れば道理引っこむ、理に勝って非に落ちる、といいますか…。
とにかく、国家権力の強引さ、法曹界の強引さがなぁ。
結局のところ、取り調べて強引に自供させた管家さんの担当検事はまったく反省の弁を述べなかったしさ。

とりあえず、科警研、警察、検察、裁判所は腐ってるということが、よくわかる本です。
ほんと、こいつら信用なんねえ。

ただ、やはり真犯人をどうしても捕まえることができなくて、
それが無念ですね。
でも、こういう犯人って、ほかにも事件を起こしているんじゃないかと思わないではないんですが、
足利では、幼女の行方不明事件とかなかったのかなぁ。
「ルパン」が真犯人なら、ほかにも事件を起こしているんじゃないでしょうか。

とりあえず、国家権力の怖さというのを、ひしひしと感じた本でした。
冤罪にならんように、常日頃から気をつけて生活したいですな。



人気ブログランキングバーナーにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村