2012年05月

2012年05月30日

衰枯伝

なにかが、争っている。

朝、目覚めたとき、まず感じたことはそれだった。
躰のなかで、なにかがせめぎ合っている。

いつもと同じ、起床時間である。

ただ、いつもと違うのは、体の節々が錆びた車輪のように軋んでいることと。
躰の奥から伝わってくる、ざわざわとした冷たい感覚があることだ。

頭の中に、鉛の塊でも詰め込まれたかのように、鼻の奥が重苦しい。
小さな呻きをあげて、ベッドから身を起こした。

身支度を整え、職場へと向かう。

職場に着き、まず、一杯の湯を飲んだ。
躰の内側から伝わってくる、冷たく、ざわついた風。

暖かいものを腹に入れれば、それが少しでも和らぐかと思ったが。
時間の経過とともに、そのざわつきは、だんだんと強くなってゆくだけだった。

骨を、筋肉をこつこつと叩かれているような不快感。
それが全身を走りまわり、しかし、皮膚までは到達しないまま、ふたたびなかへと戻ってゆく。

風邪だ。

昼を過ぎたあたりから、悪寒はさらに不快感を増し。
不協和音を頭の奥まで響かせて、思考を曖昧なものに変えていく。

それでも、ここは職場だった。

仕事をし、金を稼ぐ。自分の食い扶持は、自分で得る。
人として、当然のことだろう。それが、生きるということだ。

朦朧としてゆく意識のなか、ただ考えるのは。
なぜ、時間が過ぎるのがこんなに遅いのかということだけであり。

それも、次第に曖昧さのなかに溶け込んでいく。

熱は、測らない。ただ、間違いなく、体温はあがっている。
それでも、体温計は使わない。

数字として見ると、それだけで気力が尽きるような気がしたからである。

帰路にあるコンビニに立ち寄り。
水分補給のための飲み物を、カゴに入れる。

栄養をつけて、暖かくして眠よう。

そう思い、弁当コーナーへとむかう。
いくつもの弁当が並ぶなかから、かつ丼を選ぶ。

躰を引きずるようにして、袋をぶら下げ、アパートを目指す。
見上げた空は、哀しいほどに、明るかった。





















弱った胃腸に、かつ丼直撃




















ぐぶぉあっ(滝泣

―寝床に、横たわる。傷ついた、獣のように(胃もたれ、吐き気と戦いながら)


(.・^・)y~~


--リネ--


5・30



やっつけにも、ほどがある。















<お約束> 

*注:コメント・トラックバック欄の名前や本文内のリンクは絶対踏まないように!


私は、リンク先が普通のサイトなのか。
はたまた、ドカンと地雷なのか、見分ける術を持ちません。

また、もしもそれが地雷だった時。
それから身を完全に守る術も心得てません。

そんな状況下。
ちょっとしたワンクリックから。

ウィルスを貰い、ハッキングを受けた方が。
身近の方や聞いた話だけでも、結構な数に上っております。

よって、名前のところにリンクをお貼りになっても。
私が、それをクリックすることはありませんし。

当サイト内では、クリックしないようにと。
呼びかけることとしております。

好意からだったら、本当にごめんなさい。
好意からなのか作為なのかすら。

判別するのも難しい状況となってきております。
そのため、こう言わせていただくことといたしました。

皆様、たとえ知っている方の名前であったとしても。
不用意なリンクは踏まないように、お気を付けくださいませ。


大変失礼いたしました。

(.・^・)y~~


shefro_fni at 18:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常とリネ 

2012年05月22日

八分の一の真実

職場の助手さんが、妊娠出産のため退職し。

新規採用になった方は。
しふろさんより、ずっと年下ですが、既婚者で。

尚且つ、旦那様がしふままと同じ職場で働いている、という。
悪夢のような、巡りあわせが発覚したわけなのですが。

今日お話ししたいのは、そんなことではなくて。

しふろさんの職場は、従業員が、社長も含めて八人だけしかおりません。
そのうち、六人は既婚者さんなわけなのですよ。

つまり、独身の人間は、しふろさんを含めてたった二人のマイノリティ。

耳に入ってくる会話は、晩御飯や家事のこと。
そして、夕食に使えるテクニック。

土曜日曜の、ご夫婦たちの過ごし方、などが話題の多くを占め。
あぁ、そうなんだぁ、なんて結婚したこともないのに、相槌を打つ始末。


独身助手さん:「でも、今更結婚とかもねぇ」

しふろさん:「まぁ、ねぇ」


この助手さんは、しふろさんよりも、歳はひとつだけ下なのですが。
まぁ、この歳になれば、ひとつやふたつの年齢差など、誤差の範囲内。

しふろさんは、結婚願望に関して言えば、ほとんど持っておりません。

絶対にしたくない、というほどに拒絶しているわけではないのですが。
しなくても構わない、という程度の認識で人生を送っているわけでして。

その認識の理由を、たまに聞かれたりもするのですが。
なんででしょうね、っていうのが、正直な感想なのですよ。

色々と、理由をつけることはできるのですが。
そのすべては、その場で思いついたような答えばかり。

なぜなら、本当の理由なんて、実際はありませんから。

理由がないのに、なんで、なんでなどと聞かれるのもだるいので。
相手が少しでも納得しやすい理由を探す、そんな癖がついてしまっているのです。

曰く、自由。曰く、束縛や責任。えとせとら、えとせとら。

二十から三十代、未婚の男女で、特定のパートナーがいない率だとかが。
ここ数年、よくテレビやネットで話題になっているのを見かけます。

そうしたものに対して、識見豊かなコメンテーターさんたちが。
色々と、理由を仰ったりもしていますが。

ぶっちゃけ、たいした理由もないってのが。
本当の理由なんじゃないかな、なんて思ったりもしているのです。

ただ、結婚していない、というだけで。

会話の中になんとなく、余計なお世話だこのやろー的な。
そんな、微妙なスパイスの効いた雰囲気を感じてしまうこともあるのです。

結婚して、家庭を営んでこそ、人としての在り様だ。
そんな説には、ごもっともと、特に反発することもなく頭を垂れつつ聞き流し。

今日も、時間というやつは。

微かな疎外感が漂うこの部屋で、独りパソコンの前に座るおっさんの両脇を。
静かに、通り過ぎてゆくわけなのです。





















独身の助手さん:「すみません、しふろさん。私、今日から田中(仮名)になりました」

(先日の、朝一番のあいさつ)




















ブルータス、お前もかっ!(泣

―八分の一の、ラストワン。特にオンリーワンはない。


(.・^・)y~~


--リネ--


5・22



武器は、チュッパチャップス。















<お約束> 

*注:コメント・トラックバック欄の名前や本文内のリンクは絶対踏まないように!


私は、リンク先が普通のサイトなのか。
はたまた、ドカンと地雷なのか、見分ける術を持ちません。

また、もしもそれが地雷だった時。
それから身を完全に守る術も心得てません。

そんな状況下。
ちょっとしたワンクリックから。

ウィルスを貰い、ハッキングを受けた方が。
身近の方や聞いた話だけでも、結構な数に上っております。

よって、名前のところにリンクをお貼りになっても。
私が、それをクリックすることはありませんし。

当サイト内では、クリックしないようにと。
呼びかけることとしております。

好意からだったら、本当にごめんなさい。
好意からなのか作為なのかすら。

判別するのも難しい状況となってきております。
そのため、こう言わせていただくことといたしました。

皆様、たとえ知っている方の名前であったとしても。
不用意なリンクは踏まないように、お気を付けくださいませ。


大変失礼いたしました。

(.・^・)y~~


shefro_fni at 18:59|PermalinkComments(2)TrackBack(0)日常とリネ 

2012年05月12日

疾る影

先日、しふ姉(四)としふ甥の親子が、この田舎町に帰省しまして。

それじゃ、みんなでご飯でも食べに行こうかと。
街の居酒屋まで、しふ叔父の運転で、お出かけをしたわけなのです。

なかなか、メニューも豊富なお店であり。
一品の量も、ほどよく、値段もリーズナブル。

色々な食べ物を注文し。
もぐもぐと、みんなで食べてまいりました。

しふろさんのなかで、一番のヒットメニューは「うにみそ」

うにの風味が絶妙でして。
あついご飯の上に置いて食べれば、もう至福の時間違いなし。

もちろん、日本酒のおともにも、最適な一品でございました。

で、一時間ほどで食事会も終了となり。
車に乗り込み、しふまま砦(実家)へと向かったわけなのですが。

途中で、しふ叔父が、帽子を店に忘れてきたことが判明。

一度引き換えし、先ほどのお店に向かい。
帽子を取ってきてから、しふまま砦に戻ろうということになったのです。

街の路地を、車で曲がり。
先ほどの居酒屋さんの前に、車を停めます。


しふ姉(四):「しふ甥、お店行って、帽子取ってきなさい」


母親の命令ですからね。
我が家の家訓としては、それは、絶対命令。

はじかれたように車を飛び出し。
しふ甥が、猛ダッシュで走って行きました。





















どこへ2



まったく、別の方向へ。




















車の助手席から、お店を見ていたしふろさん。

なんか、後ろのドアが開いて。
しふ甥が外に走り出した気配は、察していたのですが。

いっこうに、お店の前にしふ甥の姿が現れません。

ふと、視線をサイドミラーに向けますと。
なにやら、見覚えのある背中が、遠くに小さくなってゆきます。


しふろ:「まて。どこに向かった、あいつは。」

しふ姉(四):「私ぁ、もう、知らん」


仕方がないので、しふろさんが車を降り。

道路の向かいにあるお店へと行き、しふ叔父の帽子をゲット。
車に戻り、帽子を手渡しながら、しふ甥が戻ってきたかを聞いてみましたが。

答えを聞くまでもなく、しふ甥の座席は、空席のままでした。

しふろさんにとっては、この田舎町は生まれ育った故郷ですからね。
この辺の道なんて、どれだけ泥酔していても、間違うことはないのですが。

しかし、母親の故郷だとはいっても、しふ甥にとっては、たまに来る町。
迷子にでもなったら、面倒なことになるなぁ、などと思いながら。

どうやら、しふ甥が走っていった方向へと向かい。
しふろさんも、歩き出そうとしたそのとき。





















どこへ3



なにかが、視界を左から右へと駆け抜けてゆきました。




















どこへ行く!(笑

―その走る姿を見たとき、あぁ、おれもう若くないんだって本気で感じた。10代って、なんであんな勢いで走れるんだ。


(.・^・)y~~


--リネ--


5・13



隠居、どこいったって感じでレベルアップ。

十周年の連続イベントを利用して。
なんとか、三か月でひとつ上げることに成功しました。

Lv70台のときも、ひとつ上げるのに、三か月ほどかかっていたはずですから。
二倍のペースで、経験値を稼いだってことですね、バカか俺。

振るステータスも、もうないから。
とりあえず、WISにでも振っておきました。

strで単騎狩りの効率を上げる、ってのも方法だとは聞きましたが。

Lv75の時点で、WIS25なわけですし。
これをWIS30にしたら、ほら。

青p飲めば、MPrに関しては、BEサンダルと同等の効果じゃない。
なんて感じの、適当っぷり。

道は遥か、遠くです。















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好意からなのか作為なのかすら。

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shefro_fni at 16:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常とリネ 

2012年05月06日

体にやさしく

GW皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は、毎年のことながら。
連休は、どっか旅行でも行こうかな、と思いつつ。

思うだけで、あっという間に連休が過ぎていってしまいました。

どっか、遠くの街に行ける機会なんて、そうそうないのに。
まぁ、そのうちそのうち、の怠惰な癖は、本当にどうにかならないものか。

そういえば、以前、お昼ご飯は「サラダ+緑のたぬき」でカロリーオフ。
そんなお話を、したと思うのですが。

今はもう、このコンボはしておりません。

飽きたわけではなくですね。
それは、同僚の方のこんな一言があったから。


同僚の方:「しふろ君、君の体はもうきっと、悪い油で構成されているよ」


ひぃぃ。
確かに、言われてみればそのとおり。

酸化した古い油が、体の隅々にしみわたっていると思うと。
さすがのしふろさんでも、気分の良いものではない。

ということで、生協をぶらぶらと、回遊魚のように回っていりますと。
なかなか、ナイスな食材を見つけることができました。

日本の古き良き伝統フードであるところの、納豆様でございます。

んー、ただ納豆だけあっても、ご飯がなければなぁ。
炊いた米、売ってないべか。

そう思いながら、弁当コーナーを見てみるも。
赤飯やお寿司は置いてあっても、ただの白米は売っていません。

もう一度、生協の中をくるりとまわりますと。
炊いた米は売ってなくても、レトルトのご飯は売っているじゃないですか。

これだ。

いそいそと、サラダを買い。
レトルト米と納豆(ともに、3パック入り)を購入します。

試してみたら、お昼はもうほんと、これでいいっす。
その上、カロリーは300kCal程度で油なし。

悪い油分など、サラダがすべて洗い流してくれるに違いありません。

と、この素晴らしい発見を。
同僚の方に伝えたわけなのですよ。





















同僚の方:「今更。」




















いいのですっ(滝泣

―休みのお昼は、味噌チャーシュー。


(.・^・)y~~


--リネ--


5・4



IQと記念撮影。
その後、本物のIQが沸いて大惨事になったのは秘密の話。















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好意からだったら、本当にごめんなさい。
好意からなのか作為なのかすら。

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shefro_fni at 12:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常とリネ