こんにちは。岡本大輔です。
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著者 : 原尚美
ソーテック社
発売日 : 2013-06-21









【出会い】
30代で人生を逆転させる1日30分勉強法/石川和男の石川和男さんからの紹介著者ので原尚美さんから献本していただきました。
今朝紹介した一生食っていくための「士業」の営業術 /原尚美を参考に、実際に起業する際に使用したい起業のための教科書となります。

【本書紹介のねらい】
ズバリ、これから独立したいあなたへ。独立したばかりでわからないことばっかりのあなたへ。
銀行の選び方、各種制度…助成金、補助金について、創業計画書の書き方など、起業入門書となります。

【響いた抜粋と学び】
起業とは、たった1人で宇宙船に乗り込み、未知の惑星を目指すようなものといってもよいでしょう、しかも、惑星に到着するまでのルートは、自分で探さなければなりません、いえ、目指す惑星が本当に存在するのかさえ、何の保証もないのです。

スケートの浅田真央選手が、22歳の若さで引退を表明しました、一方で、三浦知良選手は46歳で現役Jリーガーを続けています、その違いは、「闘争心」というエネルギーを持ち続けられるかどうかにあります、起業も同じです、ビジネスは、あなたのエネルギーに比例して大きく成長していくのです。

本書ではこのように、起業にあたっての基本部分、気持ちの部分を説く場面もあります。それは大前提なのでしょう。

多くのサラリーマンは起業について、創業計画書の書き方や銀行選び、銀行の特長、補助金と助成金の違いなどを知らないのではないでしょうか? こう話す僕自身も読んでいて、
「へぇー、そうなんだ」
と関心していました。

小学校や中学校では習うことができない起業についての教科書……多くの場合は社会人になって会社勤めができるように朝〇時までに学校に行き、決まった時間勉強し、休憩を挟み、昼食をとり、午後からも勉強し、帰宅する。

優等生ほど、この流れに順応していき、何の不満、何の疑問もなく、社会人になり、同じ流れである会社勤めが始まる。

自分で会社を作る! なんて教えられなてこなかった僕たちのために現れたのが本書です。

じゃあ、実際に会社つくるとしたら何が必要なんだ? 金か? パソコンか? いえいえ、そんな単純なものじゃないんですよ。

あなたが資金不足のせいで起業できないと考えているのだとしたら、今一度、自分の事業計画が魅力的なビジネスかどうかを振り返ってみる必要があります、①事業コンセプトに説得力はあるか、②アクセス可能な事業ドメインを設定しているか、③実現可能な事業ビジョンを掲げているか、④商品に独自の強みはあるか、⑤価格設定は適切か、これらの要素を1つひとつ検証してみると、企業に踏み切れない理由が実は資金以外のところにあることに気づくかもしれません。

実際に会社を作りたい、独立したい、と考えているあなた、最後の一歩を踏み出せない理由はなんでしょうか? お金がない……それも一つの理由ですね。今では1円で株式会社が作れる時代、とは言えども、実際に作ったら芸術作品とは違うので、会社を運営していかなければなりません。商品を売らなければなりません。

今、お金がない、だから無理ではなくて、金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?/堀江貴文 の堀江さんが言うように銀行からお金を借りるばっかりじゃなくて身内や親戚だとか誰かいないのか? と問いかけるところもあります。誰からも金を借りれないんだったら、事業なんてやったってうまくいかないぞ、と警告しています。
※ 本書では事業を大きくしたかったら、身内や親戚から借りることは止めたほうがいい、と話しています。

一般的に銀行は、最悪でも事業計画の達成率8割を期待しています、もし計画の8割が達成できない事業計画だとしたら、もう一度、売上計画を見直す必要があります。

債権者から請求を受ければ、連帯保証人は拒否することはできません、金融機関は、借金の当事者の支払い能力の有無にかかわらず、最も回収しやすい連帯保証人に対して、借金の全額返済を請求することができるというわけです。

このあたりのことも学校では習えないことです。今はインターネットの時代だからネットで調べればいくらでも情報はある、なんて思っていませんか? 確かにあるとは思いますが、実際に無数にあるネット上の情報から必要な情報を引っ張ることは簡単ではありません。
それであれば、信頼できる税理士である原尚美さんが教えてくれる本書を持っていたほうが、すぐに調べられる、必要な情報が調べられるのです。
その他にも担保についても詳しく教えてくれています。

少なくとも1年間の生活費の手当をしておけば、その間はトントンでもいいやという鷹揚な気持ちになることができて、冷静な判断力が生まれます。

よく生活費半年分は絶対に必要なんて聴きます。今現在月収25万円で生活している人であれば、1年間で175万円が手元にあれば、家族を路頭に迷わすことはないよ、ということですし、起業に慎重な家族に対しても、生活費はあるから、と胸を張っていけますね。

創業計画書をつくる真の理由……事業に行き詰まったとき、目標を失って悩んだとき、事業計画書は、5年後のあなた自身に送る熱いメッセージでもあるのです。

一生食っていくための「士業」の営業術 /原尚美でも原尚美さんの熱いミッションが書かれていました。熱いミッションがあったからこそ、事業を継続することができ、出版することができた、と考えられます。

あなた自身にはどうしても達成したミッションはありますか? もしすでにあるのであれば、本書を参考に融資や助成金、補助金、銀行選び、担保について、保証人について、創業計画書の書き方、など起業にあたって必要な情報が網羅された本書を手にすることをおすすめします。


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著者 : 原尚美
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発売日 : 2013-06-21