お手軽な運動としての、お散歩の効果を調べてみました。お散歩はとにかく手軽に始められる運動として、年齢、性別、体力の違いにほとんど影響がありません。思い立った時から始めることができるのでおすすめです。どのような効果があるのかというと、考察を入れて挙げてみました。            ①糖尿病。糖尿病の予防と数値の改善。予防としての糖尿病のリスク回避としては、激しい運動でも散歩でも、発症リスクを下げる効果はどちらも高いようです。糖尿病のあるお方の場合には、空腹時での運動として、低血糖のリスクを考慮することも大事になります。                                ②高脂血症の改善。コレステロール値の低下など血液中の脂肪を減らす効果があります。         ③血圧を下げる効果。歩くことによる血液の循環だけではなく、腕の振りなどにより、肩周りの筋肉も緩むことからくる相乗効果もあります。                                                                         ④骨を丈夫にする効果。ビタミンDの生成。運動による骨に対する負荷、日光を浴びることでの骨密度の改善。骨はカルシウムを摂取して、重力などによる負荷を受けることで強くなります。ビタミンDも日光にあたることで摂取量が上がります。これはシイタケを天日に干すとプロビタミンDからビタミンDができることを例にあげることができます。紫外線を過剰に浴びることを考えると、日光を浴びる時間は長くなくても大丈夫です。                                                                               ⑤筋肉のバランスをよくする。伸筋と屈筋のバランスが取れるように、正しい姿勢を意識することも必要です。                                                                                                         ⑥有酸素運動。脂肪の燃焼、消費には効果が高いです。散歩は激しい運動とは違い、最初は血液中の脂肪から消費されて行きます。その後から内臓等の脂肪の消費が始まります。                 ⑦運動不足の解消。運動の基本はとにかく体を動かすことから始まります。歩くためには全身の筋肉を使っていることからです。習慣的に行えるとベストです。                                               ⑧腰痛の予防。下腿、腰部、骨盤周辺の筋肉のバランスと筋肉の強化が期待できます。          ⑨ストレスの解消と気分転換。公園などの緑を見ることで精神が落ち着きます。                     ⑩森林浴。自然公園など緑の多い場所を選んで行えます。 マイナスイオン、フィトンチットの効果を得られます。                                                                                                     ⑪認知症の予防。外界の刺激と運動により脳を活性化させます。                                      ⑫リハビリとしての散歩。リハビリ中ではなくても、高齢で運動に自信がないお方にはおすすめです。 また、病気として、パーキンソン病などでは、運動の刺激がないと薬が効かないことが分かっています。これは運 動しないと運動神経が再生されない、されにくいということから来るものです。お散歩は適していると思います。                                                                               ⑬免疫力の向上。リンパ球の増加、ホルモンの分泌の促進、血液の循環の促進による効果からです。ちなみに、自然の葉っぱをいじると皮膚の免疫力も上がりますよ。葉っぱには色々な雑菌等が着いているからです。 
などがあげられます。なにしろ気軽にできる運動なので、目的を考慮してお散歩を取り入れると良いと思います。脂肪燃焼に関して言うと、早足の方が効果は高いです。時間は30分以上がベストですが、燃焼効果は低いものの、5分後から効果は出始めます。初めから頑張らずに、例えば15分位から初めてみたり、慣れてきてから時間を延ばす、ルートに坂や階段を入れる、などの工夫もできますし、歩く速度も自分なりの加減ができるので、最初はウォーミングアップを兼ねてゆっくり、中程で早歩き、最後はクールダウンでまたゆっくりなど、自分に合ったものを組み立てて散歩ができます。回数も徐々に目的に合わせて週に何回にするのかを決めて行うのも良いと思います。私は、以前はまったく歩かなかったのですが今は、30分のコースと、片道20分で公園に行くコースを決めて歩いています。始めは自然を観察したり、写真を撮るなどの方法で、あきないで続けられる工夫をしました。続けていると習慣になるので苦はなくなりますよ。楽しんで続けています。始めてみようと思われたら、自分にあった無理のないところから始めてみてはいかがでしょうか。新しい趣味も広がるかも知れませんよ。1番無理のない健康管理の手段だと思います。

健康のために何か良い運動はないのかと考えてみますと、1番簡単な運動としては散歩やウォーキングが思い浮かびます。足腰に自信のないお方。腰痛の予防を考えておられるお方。高脂血症などの予防のお方、ダイエット等により、1番簡単に始められる運動がお散歩ではないでしょうか。散歩は目的を持たない運動、ウォーキングは目的を持って行う運動と分けて考えることができます。効果としては、脂肪の燃焼、ストレス解消、心肺機能の向上、下肢等筋肉の向上などが上げられます。運動効果が高いのはウォーキングの方が高いのは言うまでもありませんが、ウォ-キングはハードルが高いと思われる場合は、気楽な散歩から始めて見ることをお薦めします。脂肪燃焼に関しては、散歩もウォーキングも止まらないで行うことで効果が得られます。止まると効果はリセットされてしまいます。しかし、初めての場合は、止まっても良いので散歩やウォーキングをやってみましょう。ウォーキングでは5分後から効果がでてきます。でも効果は少ないです。最初は血中脂肪の消費から始まります。20分を過ぎてくると内蔵脂肪の消費に移っていきます。このことからダイエットを目的とした場合、30分以上が効果が大きいということがいえます。胸を張って、腕の振りを大きく振って、歩幅も取ると効果が大きいものになります。脂肪燃焼、筋肉の向上、心肺機能の向上、血液の循環の促進の効果が得られます。腰痛の予防、足腰に自信のないお方、今までほとんど歩いていなかったお方には、止まっても良いので、散歩から始めて見ることをお薦めします。散歩も工夫次第では効果は大きいのです。筋肉の向上には、散歩に階段、坂道を入れることで色々な筋肉にも刺激を入れることができます。散歩も止まらないで決めた時間を歩くことで脂肪燃焼させることができます。慣れてきたら止まらないで歩く散歩をするようにしていきます。大きな公園など整った環境のない街中などでは、信号等により止まることが多いのですが、戻るなりすることで、止まることを避けるように工夫して運動を続けることが必要になってきます。パーキンソン病など神経系の病気になると、薬だけでは筋力は回復しません。合わせて運動することで運動神経の回復がなされるのです。運動しないと運動神経の神経細胞が回復しないことが分かっています。散歩でもするとしないとでは、大きな差がでてくるのです。しかし若干の注意も必要になってきます。例えば、目的地を買い物の為のスーパーに行くことにした場合には、行きは散歩でも、帰りには物を持って歩かない方が体の負担はありません。片手に持った状態は体に大きな負担を与えてしまうので、手ぶらで行うことが大事です。荷物を持つ場合はリュックサックを使ってください。重心が背骨を通して下に抜けるので1番負担が少ないからです。運動としての散歩もウォーキングも続けることが大事になっていきます。散歩は効果が見えにくい面があるのですが、散歩でも目的、テーマを作って歩くことで続けることはできると思います。自分の体、自分の目的に合った方から試して見られると良いと思います。

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