2014年03月

花粉症というと春のスギ花粉が代表的です。本州ではスギ、ヒノキ。北海道ではハンノキ、シラカバが知られています。ここでは春の花粉症の代表的存在の、スギ、ヒノキ、シラカバ、ハンノキについて調べて見ました。
花粉症はⅠ型アレルギー(即時型)でIgeが関係して起こるアレルギーです。植物の花粉が鼻、目、喉の粘膜に接触して起こるアレルギーです。代表的な症状は発作性、反復性のあるクシャミ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどです。花粉症の原因にはヒスタミンが関与しており、ヒスタミンの働きとして体内に入ってきた物質を排除する働きを行っています。                           花粉症のうち、特にスギ花粉症は、スギが日本固有種なので、日本特有の花粉アレルギーということになります。スギ花粉症での口腔アレルギー症候群の合併率は10%といわれています。スギ、ヒノキ、シラカバ、ハンノキの中では、シラカバの二次的なアレルギーが酷くなることが分かっています。シラカバ花粉症では口腔アレルギー症候群になりやすく、合併率は40~50%といわれています。つまり、口腔アレルギー症候群になりやすい原因の植物の1つがシラカバであるといえます。シラカバ花粉症の人の中にはハンノキ花粉症と合併している人も少なくないようです。          口腔アレルギー症候群とは、花粉症の人がある野菜や果物などを食べることにより口腔中に起こるアレルギー症状です。花粉症の症状の重い人ほど口腔アレルギーになりやすいようです。花粉症の10~20人に1人が該当するようで、花粉症の時期に合わせてでてくる症状です。症状の多くは食後15分後以内に、唇や口の中、喉のかゆみ、ピリピリとする感じ、腫れ、などの症状がでてきます。その他症状として、鼻水やクシャミが出る。顔が腫れる。蕁麻疹ができる。下痢、腹痛を起こす。酷い場合には呼吸困難(アナフィラキシー)などがあります。
アナフィラキシーとは、即時型アレルギー症状が複数の臓器に見られるもので、時には死に至ることもあります。
口腔アレルギーの原因は、野菜や果物など、食品に含まれる仮性アレルギー物質(ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリンなど)によるものです。これらアレルギーを起こす物質により、花粉の種類と対応するアレルギーを起こす野菜や果物の種類は変わってきます。口腔アレルギー症候群が疑われた場合は、専門の医療機関で調べることにより、何が原因しているのかを調べてもらうことができます。原因となる食物を食べないことが最善の治療法になるからです。通常は新鮮な野菜や果物が原因するので、過熱することで症状の出現は低くなり、摂取が可能となることが多いそうです。花粉症になるとその症状は長く続くので、食べ続けることでの悪化は避けられないことから、食べられるものと食べられない物を調べておくと良いと思います。口腔アレルギーではシラカバ花粉症の人の症状は重症化するということが知られています。
スギ、ヒノキ、シラカバ、ハンノキ以外による果樹などの花粉症も知られており、バラ科植物の花粉症が多く、リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ、アンズ、ウメ、バラ、イチゴ(意外に思われるかも知れませんが、イチゴはバラ科の多年草になります)での花粉症が知られています。ウメの開花時期は早くて、2月から始まり、リンゴ、イチゴ、バラなども多くは5月までの開花時期となります。これら植物は、虫媒花のため、遠くに花粉が飛ぶことはありませんので、果樹農家の方がかかることが多いもので、一般では普通かかることはありません。植物の花粉による飛散量のピークは3~10月になります。それぞれのピークとして、スギ花粉のピークは2~4月半ば頃。ヒノキ花粉が3~4月終り頃。ハンノキ花粉が3~5月。シラカバ花粉が4~5月になります。スギは花粉を飛ばす時期が長く、少ないながらも10月から始まり6月まで飛んでいることになります。ハンノキも早いと1月から飛ばし始めています。花粉症として被害が大きくなるものは風媒花によるもので、風媒花のスギは花粉の粒子が細かく、30~40マイクロメートル。飛ぶ距離は数十キロ。時には200~300キロも飛ぶといわれています。スギ花粉が問題とされる訳です。悪化させる要因として、大気汚染があります。最近ではPM2・5や黄砂などと複合して症状を悪化させていると指摘されています。車などの排気ガスによる症状の悪化は排気ガスの規制等により、現在の日本では規制前に比べて影響は少なくなってきています。その他、道路の粉塵、チリやホコリ、タバコの煙があげられます。                        花粉症の発生は長期間に渡り花粉を吸い続けることにより発症してくるのですが、その吸い続ける量と期間は人により異なってきます。症状の程度も同じく、人によって異なっています。先のスギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカバの例をあげますと、大雑把に、西日本はヒノキ。東日本、本州東部はスギ。北海道はシラカバ(本州では中部以北)ハンノキ。ハンノキは日本全土に分布していて、公園などでも見かけることができます。このように住んでいる地域で対応する植物の花粉の多い少ないがあるといえます。つまりは原因の植物の密度が関係してくることになります。人口の植林のうち約90%がスギとヒノキによるもので、その比率は約43%がスギ、約25%がヒノキの割合になります。スギ花粉のアレルギー性は低い方なので、他の花に比べたらアナフェラキシーや口腔アレルギー症候群のような重症化に繋がることは少ないようです。スギ花粉症の人はヒノキ花粉症も合併していることが多く、その比率は70~80%といわれています。このことからヒノキの花粉が終わるまでの長期間に渡り症状が続くことが多いです。このスギ、ヒノキは植林から30~40年の木が多くの花粉を持つことから、今後は西日本に多いヒノキによるヒノキ花粉の飛散量が上がることが指摘されています。ストレスのかかった木も子孫を残そうとするためか多くの花粉を持つことが分かっています。植えっぱなしの植林では、より多くの花粉を持ってしまうということですね。現在、スギの花粉の付く量が1%という低いものが改発されていて今後の主流となるようですが、生産される苗の量があまりに少なく、期待できる結果がでるまでには相当時間がかかりそうです。
・症状を悪化させる食べ物としては、ヒスタミンを多く含むものが特に良くないようです。ヒスタミンの過剰摂取により鼻水、鼻づまりなどの症状がでてきます。ヒスタミンを多く含む食べ物として、マグロ(特に血合い部分)、カジキ、サバ、アジ、サンマ、エビ、カニがあります。この場合、ヒスタミンが生産されて起こってくるもので、ヒスタミン生産菌によりヒスタミンが増えてしまうことからです。古くなった魚はあたりやすいという事です。魚は出しっぱなしにしないで、早く冷蔵庫等に保管するようにすることでリスクを減らすことができます。その他悪化させてしまう食べ物には、酒。インスタント食品。ハム、ソーセージ。乳製品。卵。砂糖などがあげられます。仮性アレルゲンとしてのヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、ノイリン、トリメチールアミンオキサイドを含む食品も悪化させてしまう危険があります。
・ヒスタミンを多く含む物として、トマト、ナス、ホウレンソウ、セロリ、タケノコ、エノキダケ、サトイモ、牛肉、馬肉、チーズなどの発酵食品。
・セロトニンを多く含む物として、トマト、バナナ、キウイフルーツ、パイナップル、アボガド、クルミなど。
・アセチルコリンを多く含む物として、トマト、ナス、タケノコ、サトイモ、ヤマイモ、ソバ、マツタケ、落花生。アセチルコリンの原料となる物として、コリンと卵黄。レバー、ダイズ、酵母など。
・ノイリンを多く含む物として、サンマ、タラ、サケなど。
トリメチールアミンオキサイドを多く含む物として、カレイ、タラ、スズキ、エビ、カニ、タコ、アサリ、ハマグリなど。
花粉症の種類と良くない食べ物の食べ合わせとして対比させてみると、
・スギ花粉症、ヒノキ花粉症にはトマトは良くありません。過熱処理で症状は緩和されます。
・シラカバ花粉症には、リンゴ、モモ、サクランボ、ビワ、アンズ、ヨウナシ、イチゴなどのバラ科の果物。ピーナッツ、ココナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミなどのナッツ類。ニンジン、セロリ、ジャガイモ、キウイフルーツ、オレンジ、メロンが良くありません。
・ハンノキ花粉症には、リンゴ、モモ、サクランボ、ビワ、アンズ、ヨウナシなどのバラ科の果物。キウイフルーツ、オレンジ、アボガド、マンゴー、セロリ、ニンジン、トマト、ヤマイモ、ダイズ、ヘーゼルナッツが良くありません。
アレルギーに良いとされる食品としては、最近効果が発見された野菜として、レンコンがあります。タンニンなどのポリフェノールが多く含まれていて高い効果が確認されたようです。柑橘類には抗ヒスタミン物質のビタミンCとバイオフラボノイドが多く含まれています。タマネギには同じくビタミンCとケルセチンが含まれます。また抗炎症性質も持っています。ビタミンCやポリフェノールは炎症を緩和する作用があります。魚ではイワシ、サバ、サケには抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸ご多く含まれています。ヨーグルトは乳酸菌の入ったものが有効ですが、効果を感じられる人は30%以下になるようです。ビフィズス菌の入ったものが効果が高く、腸内環境が良くなることから効果が得られるようです。上記、花粉症に良いとされる食品と合わせて食べることで効果が上がることは確認されたようです。他に、生姜、シソ、ミント類が良いようです。
生活環境としては、疲れやストレス、睡眠不足、運動不足、飲酒、喫煙は良くありません。代謝や血液の循環が良くなると症状は緩和されるので、軽い運動、入浴、マッサージは有効だと思います。使うと良いものとして、帽子、花粉症に対応するマスク、花粉症用メガネはとても有効です。服の素材もフリースなどを避けて花粉を払い落としやすいものにすることも良いことです。洗濯物は室内に干すようにして、帰宅時には玄関に入る前に服に付いた花粉を払うと室内に入る花粉の量を減らすことができます。帽子もかぶっていなければ髪の毛も払うと良いでしょう。風の強い日も花粉が沢山飛んできている可能性が強いので注意が必要です。
大げさな話になってしまいましたが、アレルギーはこれといった改善策がないので、できることから対処していくことが最善の策となっていきます。できることから初めて症状を軽くすることに注意を向けてみましょう。

散歩やウォーキングを始めるに際に、もしも、お手持ちに適した靴(シューズ)をお持ちでなければ、自分に合った靴を選ぶことからがスタートとなります。歩くための靴選びです。今回は散歩やウォーキングを始めるための靴に関する注意点などを、経験も踏まえて以下に記してみました。継続的な散歩やウォーキングをするための参考にしてみてください。

●靴の種類は、ウォーキングを目的にしたものから選ぶ事がベストです。バスケットシューズのように底の平らなもの、逆に滑り止めのような大きな突起物が複雑に配置されたものは、滑りやすかったり、引っかかりを作ってしまい転倒のリスクを高くしてしまいます。転倒は体のバランスを壊してしまうので怖いことなのです。
●靴を履く時には、かかとをしっかり合わせて履くようにすると良いです。かかとの部分が安定していることが大事です。紐は足全体を安定させるイメージで履く度に結ぶようにします。紐にはたるみを作らないようにしっかりと結ぶようにします。きつすぎる結び方も良くありません。
●歩行の際、足はローリングという1連の動きをします。そのことより足の指が締め付けられている靴は適していません。指が横に少し広がり、上下にも適度に動かせる遊びも必要です。
●足裏ローリング。足のローリング運動とは、重心の移動の1連の動きのことで、かかとから足の外側、そして、指の付け根から親指えと移動していく時の1連の重心の移動のことを言います。スムーズな移動動作のためには、土踏まずのアーチが重要になってきます。
●シューズには紐靴を選びましょう。紐靴が1番安定感を引き出せます。また靴の足首の部分も広すぎないものを選びましょう。自分の足首の径に合っていないと安定感、サポート性が低くなってしまいます。
●かかとが安定する靴を選ぶこと。しっかりとしたサポート性のあるもので、靴の中で足が動かないものを選ぶと足の疲れは軽減されます。かかとの部分のサポートが弱かったり、安定していないと、擦れて痛みが出たり、マメができたりしてしまいます。
●靴底はクッション性のあるものが足、膝、腰の負担が軽くなります。柔らかすぎるものや磨耗の激しいものもありますので、確認してみてください。底の極端に薄いもの、柔らかすぎるものは良くありません。靴を手で曲げてみて硬いもの、曲がりにくいものも適していません。かかと部分は柔らかすぎず、つま先から親指のかけて曲がる靴が理想的です。これは上記のローリングによることからです。
●ハイカットかローカットか。過回内、過回外が強いなど、矯正の意味を持たせる必要がある場合はハイカットでサポートすることも考えられますが、靴の形状、製造したメーカーの特色なども考慮して判断していただき、形状として上部までがっちり紐を結ぶとローリング運動を阻害する可能性があるものなら、上部までがっちり紐を結ばない方が良いと思います。過回内、過回外が出始めている方は、初期のうちに治すことがお薦めです。過回内、過回外は何もしないと関節の位置のズレが悪化していくことがありますし、足首の関節の位置の調整だけでは回復できない症状や状態もあります。専門の整形外科の医師に相談されると良いでしょう。ソールでの調整も整形外科で見て頂けます。過回内、過回外があるとアキレス腱炎を起こしやすいです。
●長時間あるくことや、ムレの影響を考慮すると、通気性の有る作りや構造であることで、足の汗の発散、ムレを防止することができます。この問題では靴下の素材も考慮する必要がでてくると思います。
●足は午後の方が少し大きくなります。靴合わせは午後の方が適しているといえます。また夏と冬とでも靴の大きさに変化を感じられた方もいると思います。このことも靴を選ぶ要因の1つにする事も良いのではないかと思います。
●靴はためし履きをさせて頂けるお店がベストです。靴は履いてみてすぐに分からないことも多いです。ためし履きの時間は30分が間違いのないところですが、実際30分は難しいかも知れませんね。ためし履きのできるお店を探して少なくても15分ためさせて頂き、店員さんのアドバイスを受けられるお店を見つけられることが理想です。確認する事は、
①足の指先が当たっていないか。(当たっている指を確認)
②親指の付け根、外反母趾で当たる場所の周辺が痛くないか。当たりがきつくないか。違和感があるのか。
③甲の部分が当たって痛くないか。違和感や圧迫感があるのか。
④土踏まずのアーチ部分の安定感とサポート性。
の4点を確認してみると良いでしょう。①②はすぐに分かる場合があります。①で少し当たっているけどこのぐらいは大丈夫かなと思うのは大変に危険です。歩いていると地面の状況にもよりますが、より当たりがきつくなります。痛みがでたり、外反母趾を誘発させてしまいます。痛みだけではなく、タコやマメを作ってしまうことにもなりかねません。擦れる場所にはマメ、当たる場所にはタコができやすいです。③は個人差により甲高の方もいるのですぐに合わないと実感できる場合もあります。圧迫がある場合、痺れから麻痺に近い感覚になることもあります。甲高の方は特に紐を強く締めすぎると圧迫を作りやすいので、紐の締めすぎにも注意が必要になってきます。④の土踏まずのアーチですが、アーチのサポート性があると疲れにくいです。アーチが強すぎると疲労感や痛みを感じる場合があります。偏平足などがある場合、アーチがきつくなり痛みを感じる場合もあります。
●足の形には大きく分けてエジプト型、ギリシャ型、スクエア型があります。エジプト型は日本人に1番多い形で、靴の先端をエジプト型の指のカーブに合わせた靴をオブリーク型と呼んでいます。ギリシャ型の指のカーブに合わせた靴をラウンド型、スクエア型の指のカーブに合わせた靴をスクエア型と呼びます。ラウンド型が1番多く売られている靴の形になります。スクエア型とオブリーク型の靴は多くありません。
●紐は履く時に結んで、脱ぐ時に解くようにすると良いです。紐を結んだまま、履いたり脱いだりできるということは、フィットしていない形状ということができます。
●健康を売りにしたシューズ、わざとバランスを崩して作られた靴は、散歩にもウォーキングにも適していません。目的を完全に異とするもので使わない方が良いです。

靴選びも真剣に考えるとかなり大変かも知れませんが、この過程を通ることで、意気込みもあがると思います。私には散歩のために靴を買ったものの、簡単に選んだために、歩いてみて違和感があり買いなおした経験があります。失敗しないためにもためし履きはできた方が良いです。自分に合った靴を見つけられれば、歩いていても疲れにくく、歩くことが負担にならなくなるので、継続的に目的に適った成果をだすことができると思います。ウォーキングでも、地面からの衝撃による足、膝、腰の負担を軽くする工夫もしなければいけなくなりますので、靴探しには手を抜かない方が良いと思います。

お手軽な運動としての、お散歩の効果を調べてみました。お散歩はとにかく手軽に始められる運動として、年齢、性別、体力の違いにほとんど影響がありません。思い立った時から始めることができるのでおすすめです。どのような効果があるのかというと、考察を入れて挙げてみました。            ①糖尿病。糖尿病の予防と数値の改善。予防としての糖尿病のリスク回避としては、激しい運動でも散歩でも、発症リスクを下げる効果はどちらも高いようです。糖尿病のあるお方の場合には、空腹時での運動として、低血糖のリスクを考慮することも大事になります。                                ②高脂血症の改善。コレステロール値の低下など血液中の脂肪を減らす効果があります。         ③血圧を下げる効果。歩くことによる血液の循環だけではなく、腕の振りなどにより、肩周りの筋肉も緩むことからくる相乗効果もあります。                                                                         ④骨を丈夫にする効果。ビタミンDの生成。運動による骨に対する負荷、日光を浴びることでの骨密度の改善。骨はカルシウムを摂取して、重力などによる負荷を受けることで強くなります。ビタミンDも日光にあたることで摂取量が上がります。これはシイタケを天日に干すとプロビタミンDからビタミンDができることを例にあげることができます。紫外線を過剰に浴びることを考えると、日光を浴びる時間は長くなくても大丈夫です。                                                                               ⑤筋肉のバランスをよくする。伸筋と屈筋のバランスが取れるように、正しい姿勢を意識することも必要です。                                                                                                         ⑥有酸素運動。脂肪の燃焼、消費には効果が高いです。散歩は激しい運動とは違い、最初は血液中の脂肪から消費されて行きます。その後から内臓等の脂肪の消費が始まります。                 ⑦運動不足の解消。運動の基本はとにかく体を動かすことから始まります。歩くためには全身の筋肉を使っていることからです。習慣的に行えるとベストです。                                               ⑧腰痛の予防。下腿、腰部、骨盤周辺の筋肉のバランスと筋肉の強化が期待できます。          ⑨ストレスの解消と気分転換。公園などの緑を見ることで精神が落ち着きます。                     ⑩森林浴。自然公園など緑の多い場所を選んで行えます。 マイナスイオン、フィトンチットの効果を得られます。                                                                                                     ⑪認知症の予防。外界の刺激と運動により脳を活性化させます。                                      ⑫リハビリとしての散歩。リハビリ中ではなくても、高齢で運動に自信がないお方にはおすすめです。 また、病気として、パーキンソン病などでは、運動の刺激がないと薬が効かないことが分かっています。これは運 動しないと運動神経が再生されない、されにくいということから来るものです。お散歩は適していると思います。                                                                               ⑬免疫力の向上。リンパ球の増加、ホルモンの分泌の促進、血液の循環の促進による効果からです。ちなみに、自然の葉っぱをいじると皮膚の免疫力も上がりますよ。葉っぱには色々な雑菌等が着いているからです。 
などがあげられます。なにしろ気軽にできる運動なので、目的を考慮してお散歩を取り入れると良いと思います。脂肪燃焼に関して言うと、早足の方が効果は高いです。時間は30分以上がベストですが、燃焼効果は低いものの、5分後から効果は出始めます。初めから頑張らずに、例えば15分位から初めてみたり、慣れてきてから時間を延ばす、ルートに坂や階段を入れる、などの工夫もできますし、歩く速度も自分なりの加減ができるので、最初はウォーミングアップを兼ねてゆっくり、中程で早歩き、最後はクールダウンでまたゆっくりなど、自分に合ったものを組み立てて散歩ができます。回数も徐々に目的に合わせて週に何回にするのかを決めて行うのも良いと思います。私は、以前はまったく歩かなかったのですが今は、30分のコースと、片道20分で公園に行くコースを決めて歩いています。始めは自然を観察したり、写真を撮るなどの方法で、あきないで続けられる工夫をしました。続けていると習慣になるので苦はなくなりますよ。楽しんで続けています。始めてみようと思われたら、自分にあった無理のないところから始めてみてはいかがでしょうか。新しい趣味も広がるかも知れませんよ。1番無理のない健康管理の手段だと思います。

健康のために何か良い運動はないのかと考えてみますと、1番簡単な運動としては散歩やウォーキングが思い浮かびます。足腰に自信のないお方。腰痛の予防を考えておられるお方。高脂血症などの予防のお方、ダイエット等により、1番簡単に始められる運動がお散歩ではないでしょうか。散歩は目的を持たない運動、ウォーキングは目的を持って行う運動と分けて考えることができます。効果としては、脂肪の燃焼、ストレス解消、心肺機能の向上、下肢等筋肉の向上などが上げられます。運動効果が高いのはウォーキングの方が高いのは言うまでもありませんが、ウォ-キングはハードルが高いと思われる場合は、気楽な散歩から始めて見ることをお薦めします。脂肪燃焼に関しては、散歩もウォーキングも止まらないで行うことで効果が得られます。止まると効果はリセットされてしまいます。しかし、初めての場合は、止まっても良いので散歩やウォーキングをやってみましょう。ウォーキングでは5分後から効果がでてきます。でも効果は少ないです。最初は血中脂肪の消費から始まります。20分を過ぎてくると内蔵脂肪の消費に移っていきます。このことからダイエットを目的とした場合、30分以上が効果が大きいということがいえます。胸を張って、腕の振りを大きく振って、歩幅も取ると効果が大きいものになります。脂肪燃焼、筋肉の向上、心肺機能の向上、血液の循環の促進の効果が得られます。腰痛の予防、足腰に自信のないお方、今までほとんど歩いていなかったお方には、止まっても良いので、散歩から始めて見ることをお薦めします。散歩も工夫次第では効果は大きいのです。筋肉の向上には、散歩に階段、坂道を入れることで色々な筋肉にも刺激を入れることができます。散歩も止まらないで決めた時間を歩くことで脂肪燃焼させることができます。慣れてきたら止まらないで歩く散歩をするようにしていきます。大きな公園など整った環境のない街中などでは、信号等により止まることが多いのですが、戻るなりすることで、止まることを避けるように工夫して運動を続けることが必要になってきます。パーキンソン病など神経系の病気になると、薬だけでは筋力は回復しません。合わせて運動することで運動神経の回復がなされるのです。運動しないと運動神経の神経細胞が回復しないことが分かっています。散歩でもするとしないとでは、大きな差がでてくるのです。しかし若干の注意も必要になってきます。例えば、目的地を買い物の為のスーパーに行くことにした場合には、行きは散歩でも、帰りには物を持って歩かない方が体の負担はありません。片手に持った状態は体に大きな負担を与えてしまうので、手ぶらで行うことが大事です。荷物を持つ場合はリュックサックを使ってください。重心が背骨を通して下に抜けるので1番負担が少ないからです。運動としての散歩もウォーキングも続けることが大事になっていきます。散歩は効果が見えにくい面があるのですが、散歩でも目的、テーマを作って歩くことで続けることはできると思います。自分の体、自分の目的に合った方から試して見られると良いと思います。

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