簡単な方法として、靴の裏の減り方をみることで、自分の歩き方や姿勢をチックすることができます。これは重心のずれや歩き方の癖が、靴の裏の減りとしてでてくることによります。回内、回外の足首の癖がでていると靴自体の形が崩れてきます。減り方や靴の形の大きな変化があるほど強い癖があるということです。左右の靴で違いがあると、下肢のねじれなどがある悪い状態であるといえます。この場合、骨盤や股関節の位置の状態も良くありません。強い癖がつく前に予防していかないと治しにくい状況になっていきます。ウォーキング、お散歩を始める前の段階として参考にしていただくと良いと思います。ウォーキングには高血圧の予防効果が認められています。これは高血圧の原因の血中脂肪が血液中に貯蔵されたり、体脂肪として蓄えられることを、運動をすることにより血中脂肪を消費してしまうことで効果をだしていくというものです。これにより血管の中を血液が流れやすくなり、血液の循環がよくなるのです。また血中脂肪が血管壁にこびりついて起こる、動脈硬化の予防にもなります。これらのことが高血圧の予防につながっていくのです。高血圧で病院に通っている方は、医師の相談を受けてから始めることが良いでしょう。考察を入れて特徴などをみていきます。ウォーキング、お散歩をすでに始められている人もチェックしてみてください。より良いフォームを作ることと悪い癖の予防、改善をすることができます。
靴の減り方。減り方として理想的なものは①と②です。
①靴の親指の付け根の部分と、かかとのやや外側がすり減っている。これは重心が正しく移動しているといえます。
②かかとのやや外側がすり減っているもの。極端にすり減っていなければ良い歩き方の部類に入ります。意識することでより良く改善することができます。極端に減っている場合は⑥を見てください。
この2つ以外だと癖が強いといえます。①はローリングの運動によりすり減りができたものです。足のローリングとは、歩行動作で、足の裏の重心が、かかとから足の外側→指の付け根から親指の付け根へと体重が移動していく1連の動作のことです。②はこの動きを意識することと、歩き方の姿勢、フォームを正しく行えるようになると改善されていきます。
この①②の減り方でも靴のすり減りに左右差があると、バランスが崩れていることになります。靴のすり減る場所とは、体重(重心)がかかっている場所になるからです。
③靴の外側が減る。足の外側に重心がかかっているということです。足首、膝、股関節、腰に負担が発生していきます。癖として「O脚」「外股」。回外、過回外を起こしています。
④靴の内側が減る。内側前方とかかとの外側が減る。この場合は足の内側に重心がかかっているということです。足首、膝、股関節、腰に負担が発生していきます。癖として「X脚」「内股」。足の指先にかかる負担も発生してきます。このような回内、過回内が発生してくると靭帯も緩み始め回内の度合いが増してきます。女性の場合は外反母趾に移行しやすく注意が必要です。気が付いた時点で整形外科で靴の中敷など、ソールの矯正用具などによる負担の軽減を図ることも考慮した方が良いです。強い癖がついてくると治しにくくなります。
⑤靴のつま先が減る。この場合は前のめりの重心がかかっています。猫背の方にも見られる癖です。指先全体の部分が減っていると、転びやすくなることが多くなります。接地面に凸凹のある構造があるととても転びやすくなります。足先の負担が大きいので、指にタコなどができやすいです。外反母趾の方にも多く見られます。
⑥靴のかかとが減る。「外股」や腰痛のある人に多く見られます。後ろに重心がかかっており、特に雨の日などのぬれた接地面には注意が必要になります。路面との(接地面との)摩擦係数の変化に弱く、転びやすい歩き方といえます。転びやすい場所として、例えば雨の日の電車のホームから車内に入る時、アスファルトの歩道からデパートに入る入り口などです。歩く速度の遅い人に多い歩き方でもあります。
⑦片方の減りが目立つ。この場合は股関節や骨盤の位置のずれや歪みが発生している可能性が強いです。方偏平足の場合もあります。この方偏平足は成人より子供に多く見られます。過去に足首、下腿等の骨折がない場合は要注意です。膝関節の変形、股関節の変形が進みやすいです。
⑧左右の減り方が違う。これはバランスの崩れた状態です。膝関節、股関節を痛めやすいです。度合いにもよりますが、やや長距離のランニングなどで、股関節や膝に痛みがでることが多いです。組み合わせとして上記の複合の場合であることも考えられます。
痛みとしては、やや長距離のランニング、お散歩で偏平足があると痛みがでることが多いです。
歩くための姿勢、バランスを意識することは必要です。このことで改善できることもあります。しかし、歪みのある状態での長い時間の歩行(お散歩)やウォーキングは良くありません。意識して姿勢を作っていくか改善されるまでは長距離を歩いたり走ったりすることは控えた方が良いでしょう。普段、歩く時から意識することで治せる場合も多いのです。内股、外股、かかとが減る方は、つま先をまっすぐにだして、足のローリングを意識して前をしっかり見て歩くと良いでしょう。ソールに入れる矯正用具を使用することも良いことです。歩き方は癖になるので、正しいフォームを作るうえでの自分に合った良い歩き方を体で覚えることが良い方法です。あせらずに少しの時間から始めることも良い結果をだすことにつながっていきます。良い変化を感じられた時には、自然と靴の減り方も変わってくることでしょう。以前私もかかとだけが減る歩き方の癖がありましたが、ローリングを意識することで歩く速度が早くなり、靴の減り方も理想の減り方になってきましたので、試してみる価値は十分にあると思います。
靴の減り方。減り方として理想的なものは①と②です。
①靴の親指の付け根の部分と、かかとのやや外側がすり減っている。これは重心が正しく移動しているといえます。
②かかとのやや外側がすり減っているもの。極端にすり減っていなければ良い歩き方の部類に入ります。意識することでより良く改善することができます。極端に減っている場合は⑥を見てください。
この2つ以外だと癖が強いといえます。①はローリングの運動によりすり減りができたものです。足のローリングとは、歩行動作で、足の裏の重心が、かかとから足の外側→指の付け根から親指の付け根へと体重が移動していく1連の動作のことです。②はこの動きを意識することと、歩き方の姿勢、フォームを正しく行えるようになると改善されていきます。
この①②の減り方でも靴のすり減りに左右差があると、バランスが崩れていることになります。靴のすり減る場所とは、体重(重心)がかかっている場所になるからです。
③靴の外側が減る。足の外側に重心がかかっているということです。足首、膝、股関節、腰に負担が発生していきます。癖として「O脚」「外股」。回外、過回外を起こしています。
④靴の内側が減る。内側前方とかかとの外側が減る。この場合は足の内側に重心がかかっているということです。足首、膝、股関節、腰に負担が発生していきます。癖として「X脚」「内股」。足の指先にかかる負担も発生してきます。このような回内、過回内が発生してくると靭帯も緩み始め回内の度合いが増してきます。女性の場合は外反母趾に移行しやすく注意が必要です。気が付いた時点で整形外科で靴の中敷など、ソールの矯正用具などによる負担の軽減を図ることも考慮した方が良いです。強い癖がついてくると治しにくくなります。
⑤靴のつま先が減る。この場合は前のめりの重心がかかっています。猫背の方にも見られる癖です。指先全体の部分が減っていると、転びやすくなることが多くなります。接地面に凸凹のある構造があるととても転びやすくなります。足先の負担が大きいので、指にタコなどができやすいです。外反母趾の方にも多く見られます。
⑥靴のかかとが減る。「外股」や腰痛のある人に多く見られます。後ろに重心がかかっており、特に雨の日などのぬれた接地面には注意が必要になります。路面との(接地面との)摩擦係数の変化に弱く、転びやすい歩き方といえます。転びやすい場所として、例えば雨の日の電車のホームから車内に入る時、アスファルトの歩道からデパートに入る入り口などです。歩く速度の遅い人に多い歩き方でもあります。
⑦片方の減りが目立つ。この場合は股関節や骨盤の位置のずれや歪みが発生している可能性が強いです。方偏平足の場合もあります。この方偏平足は成人より子供に多く見られます。過去に足首、下腿等の骨折がない場合は要注意です。膝関節の変形、股関節の変形が進みやすいです。
⑧左右の減り方が違う。これはバランスの崩れた状態です。膝関節、股関節を痛めやすいです。度合いにもよりますが、やや長距離のランニングなどで、股関節や膝に痛みがでることが多いです。組み合わせとして上記の複合の場合であることも考えられます。
痛みとしては、やや長距離のランニング、お散歩で偏平足があると痛みがでることが多いです。
歩くための姿勢、バランスを意識することは必要です。このことで改善できることもあります。しかし、歪みのある状態での長い時間の歩行(お散歩)やウォーキングは良くありません。意識して姿勢を作っていくか改善されるまでは長距離を歩いたり走ったりすることは控えた方が良いでしょう。普段、歩く時から意識することで治せる場合も多いのです。内股、外股、かかとが減る方は、つま先をまっすぐにだして、足のローリングを意識して前をしっかり見て歩くと良いでしょう。ソールに入れる矯正用具を使用することも良いことです。歩き方は癖になるので、正しいフォームを作るうえでの自分に合った良い歩き方を体で覚えることが良い方法です。あせらずに少しの時間から始めることも良い結果をだすことにつながっていきます。良い変化を感じられた時には、自然と靴の減り方も変わってくることでしょう。以前私もかかとだけが減る歩き方の癖がありましたが、ローリングを意識することで歩く速度が早くなり、靴の減り方も理想の減り方になってきましたので、試してみる価値は十分にあると思います。