2020年02月

世界的な脅威となってしまった新型肺炎(正式名COVID-19)は、世界の科学者による研究から感染力がずば抜けて高く、なんとサーズの1000倍の感染力を持つらしいことが分かったようです。このウイルスはサーズとエイズの性質を持った非常に厄介な性質を持っていることも分かっています。初めは致命的な肺炎を起こす重症化に至ることは少なく、致死率は0・8%と思われていましたが、WHOの発表により致死率は跳ね上がり、3・4%と発表されました。この3・4%と言う数値がバカにならないものになります。インフルエンザよりもはるかに高い数値になるからです。インフルエンザの場合では致死率1%と比べるといかに大きくなるのかというと、例えば10000万人の感染者がいたら、34万人に当たるからです。またインフルエンザも感染率は高いのですが、新型肺炎(正式名COVID-19)はさらに感染力が強く、爆発的に感染者を増やしていく性質があるからです。重症化した方と60歳以上の方、持病を持っている方が特に危険になっていることも特徴になっています。これにあたる場合は重症化しやすいからです。重症化した場合の致死率は50%、80歳以上になると致死率は21・9%になるようです。肺炎の症状が出てくると、劇的に悪化することも新型肺炎の特徴になっていて、死亡する方は、重度の肺炎を起こしています。適切な処置をすれば、体力のある若者は肺炎の症状を起こす前に良くなっていることが考えられます。安静をとることで快方に向かう人もいるようです。症状が取れない場合はやはり適切な検査が必要になります。肺炎なので、CTのある病院に行くことをお勧めします。病院の検査はCT検査になります。CT検査により肺炎の症状が分かった時点で、早めの処置をとる事が重要になります。このウイルスの戦略はとにかく仲間をばらまいて、いかに多くの人に感染するか、感染者を増やすのか、という手段です。今回の病気は新型で、前例がないことから現在では手探りの状態になっています。世界の学者様が懸命に解決策を探ってくださると思いますので、1日も早く適切な治療手段が見つかることを願うしかありません。日本にはエイズの良い薬も多くあり、最近よく耳にするようになったアビガン(ファビピラビル)という抗インフルエンザ薬もあります。アビガンという名前は商品名になります。この薬はかつて恐れられたエボラ出血熱の際にも使われたようです。1般には出回っていなかった薬なのですが、重症の場合使われることになったようです。この薬は動物実験では催奇形性が認められたので、妊婦や妊娠する可能性のある方、その時期にかかわる男性の副作用が疑われるので、その場合は使用しないようです。その他、ぜんそくの薬やHIVの薬にも効果のあるものが見つかっています。更なる研究者の開発により、より良い薬が見つかってくると思います。

COVID-19の気になる症状としては、風邪に似ていて喉の痛み、微熱、鼻水などから始まるようです。特に微熱が長く(1週間程)続く症状が多く見られる様です。この時点で症状が取れていく場合と、悪化して肺炎に至る場合に分かれるようです。実感として肺炎にならないと普通の風邪と自己判断ができないと思います。個人差により症状が異なることは十分にあります。病院では熱が続いた状態を見てからのCT検査になることが多いようです。初期だと肺炎の症状がまだ出ていないからのようです。日本では15分でわかる検査キットができました。病院での受診もこれからはスムーズになると思います。ただ持病のある方は重症化することも知られているので、当てはまる方は、早めの受診とお医者様との相談が必要になるものと思います。
WHOの発表によるものや症状を調べてみると特徴的な症状は発熱と咳です。発熱は全体の87・9%。咳は67・7%。淡は33・4%。息切れ18・6%。喉の痛み13・9%。頭痛13・6%。この数値は国や発生地域で違いはあるようです。肉体的な感覚では筋肉痛、発熱、倦怠感、呼吸困難が大きな特徴になっています。また免疫ができないことから、再感染があることが知られているので、普通の風などの様に1度かかったから大丈夫ということはありません。発生している時期には常に注意が必要になります。

今のところワクチンはありませんが、徐々に新型肺炎(COVID-19)の性質が分かってきたことと、現在ある薬と開発中の薬もあることから、今後さらに良い薬もできるかも知れません。まだ分からないことが多い新型なので1般のインフルエンザの様に気温が上がって弱まるのか等、断言できない状態になっています。もはや世界的な広がりを持ってしまったので、不安もあるでしょうが、冷静に対処することも必要だと思います。マスクを付けないで咳をしている人もいないわけではないので、人にうつさない努力と、うつされない努力は心がけたいものです。とにかく1刻も早い終息を願うしかありません。気温が上がって1旦落ち着いても、インフルエンザの仲間なので、また来冬に猛威を振るうかも知れません。流行の時期をうまく乗り切れたら、体力と免疫力をつけて備えることが肝心になると思います。精神(心構え、ストレスの緩和)、肉体(疲労、不規則な生活習慣の改善、十分な睡眠等)、食事(免疫力をあげる食事等)などに気を付けると良いと思います。

中国初の新型肺炎(武漢肺炎)が猛威を振るっています。致死率が普通のインフルエンザよりも高く、重症化すると重度の肺炎を起こし、命にかかわることが知られています。インフルエンザと同じコロナウイルスの仲間に入り、最近ではCOVIDー19と呼ばれています。目の粘膜からも感染する、傷口からも感染する、空気感染もする(エアロゾル感染、飛沫感染)ということで、いったいどのように対応(予防)したらよいのだろうか?と思われてしまうのは当然だと思います。ただ目からの感染というのは、目の粘膜にウイルスが接触しないといけないので、当然、かなりの密度に発生していない限り、そう簡単には感染はないと思います。傷口からの感染の場合は、手指に傷があり、傷からウイルスが侵入する場合で、ドアの取っ手やノブ、パソコンのキーボードやエレベーターのスイッチ等を触ることで感染することが考えられます。空気感染の場合はマスクを使用することでかなりの効果があります。ただし、マスクの効果は菌の侵入を防ぐというよりは、マスクをかける方の咳やくしゃみによる飛沫感染を防ぐことが主な目的になります。マスクもかけ方が悪いとウイルスの侵入の確率は高くなります。今のマスクは使い捨てでも花の部分にフィットするような機能があるものが主流で、しっかりと鼻の形に合わせてやや高めの位置にフィットさせることが必要になります。マスクの付け方はいかに隙間を少なくして装着するかが重要になります。マスクは完全にウイルス等を遮断するものではないからです。マスクの性能として、99%カットフィルターと書かれていたら、かなりの効果が得られます。箱にBFE(細菌ろ過効果)、VFE(ウイルス飛沫のろ過効果)、PFE(微粒子ろ過効果)の3項目で記載されていることが多いです。眼からの感染が怖いと思われる方は、花粉症用のゴーグル眼鏡が有効です。これもどうしても完全に皮膚に密着できないことから、ウイルスの濃度が高い場合には予防の1環にしかならないと思います。ただ、花粉症に方には効果が大きいので、有効な方法になることは間違いありません。

病院での検査は肺のCT検査で肺炎を判定する様になるようです。潜伏期や咳などの症状が出始めの頃では、まだ症状が軽いので、肺炎の検査には引っかからないと思います。発症した方が全員死ぬわけではないのですが、60才以上ではかなり危険になってきます。WHOの発表で致死率は0・8%と言われていましたが、致死率は3・4%と発表されました。若い型はかなりの方が良い方向に向かっているようですが、持病がある方と高齢者には要注意になります。新型肺炎(COVID-19)は検査で陰性を繰り返してから陽性になることも知られていて、再感染や隠れていたウイルスによる発症もあるように思われます。最初は、ただの風邪だと思っていても、肺炎の症状が出た(移行した)状態では、自覚症状が大きく「これは病院に行かなければ」と思い自己判断ができると思います。この段階では適切な検診が必要になってきます。ただ、若者に発症が少ないことや重症化が少ない事を考えて見ると、自然治癒や肺炎に至る全段階での自然治癒もあることがうかがえます。要は肺炎になる前が肝心の様です。肺炎の症状が出る前での他者への感染も知られているようなので、手が付けられないように思われてしまうのも当然なのですが、どこでウイルスに感染するのかが分からないうちは、個人による管理が重要になってきます。防疫として個人的にできることは、先に述べたマスクやゴーグルの着装や手指の消毒、あとは初期段階での軽い風邪のに似た症状の時にいかに過ごすかが重要だと思います。実際に数件目の病院で新型肺炎(COVID-19)の感染が分かるケースも多く紹介されていたので、軽い風邪に似た症状のうちに快方に向かわれた方も多いと思います。風邪の診断を受けても、日本政府の言う、自宅で安静にしてくださいと言うことも正しいのかも知れません。なぜならこのような段階、状態では医者でも分からないことが多いと言えるからです。検査キットも素晴らしい性能の物ができて6時間かかっていた検査が15分に短縮される成果を日本ではあげています。今後、徐々に適切な方法が見つかっていくでしょう。

自分でできることとしては、体力を温存して抵抗力を落とさないということです。これは今の段階で、症状のある方、ない方共に参考になると思います。インフルエンザになった時の状態を参考にすると、安静(運動を控える、ストレスをためない)、十分な睡眠、消化の良い食事と栄養を取ることが必要になります。安静にしていても飲酒などは控えた方が良いと思います。なにより病院に行った場合には、いただいた薬(処方薬)はしっかり飲んで、風邪の症状をとることが必要になります。風の薬にはくしゃみ、鼻水、喉の痛み、解熱などの成分が含まれていて、症状を緩和することができるからです。暴飲暴食も控えることも必要で、体の負担を少しでも軽くして、体力を温存することが重要だと思います。ビタミンCの摂取も風邪の時は重要です。熱が出ているとビタミンCが不足がちになるからです。定期的に摂取するのが良いので、これも病院に行ったら相談すると良いかも知れません。ビタミンCは天然の物を摂取することがベストです。新型肺炎(COVID-19)は免疫も落とすようなので、免疫をあげることになることを参考にすることも良いと思います。

現時点ではまだ先が見えないので、感染のリスクを減らすため、人混みを避けられるのであれば避けた方が良いかも知れません。重症化する方は他の疾患を患っていることも言われています。これといった対策の無い現時点では、ご自信の体の具合も考慮した自己管理も重要になるようです。普段から体のコンデションを整えていた方と、そうでない方の差も出てくると思います。この事態が収まったら、ご自身の健康の維持、体力の維持の必要性にも目を向けて見る良い機会になると思います。意識することにより再感染の予防にもつながることと思いす。早い終息を願い考察をさせていただきました。

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