世界的な脅威となってしまった新型肺炎(正式名COVID-19)は、世界の科学者による研究から感染力がずば抜けて高く、なんとサーズの1000倍の感染力を持つらしいことが分かったようです。このウイルスはサーズとエイズの性質を持った非常に厄介な性質を持っていることも分かっています。初めは致命的な肺炎を起こす重症化に至ることは少なく、致死率は0・8%と思われていましたが、WHOの発表により致死率は跳ね上がり、3・4%と発表されました。この3・4%と言う数値がバカにならないものになります。インフルエンザよりもはるかに高い数値になるからです。インフルエンザの場合では致死率1%と比べるといかに大きくなるのかというと、例えば10000万人の感染者がいたら、34万人に当たるからです。またインフルエンザも感染率は高いのですが、新型肺炎(正式名COVID-19)はさらに感染力が強く、爆発的に感染者を増やしていく性質があるからです。重症化した方と60歳以上の方、持病を持っている方が特に危険になっていることも特徴になっています。これにあたる場合は重症化しやすいからです。重症化した場合の致死率は50%、80歳以上になると致死率は21・9%になるようです。肺炎の症状が出てくると、劇的に悪化することも新型肺炎の特徴になっていて、死亡する方は、重度の肺炎を起こしています。適切な処置をすれば、体力のある若者は肺炎の症状を起こす前に良くなっていることが考えられます。安静をとることで快方に向かう人もいるようです。症状が取れない場合はやはり適切な検査が必要になります。肺炎なので、CTのある病院に行くことをお勧めします。病院の検査はCT検査になります。CT検査により肺炎の症状が分かった時点で、早めの処置をとる事が重要になります。このウイルスの戦略はとにかく仲間をばらまいて、いかに多くの人に感染するか、感染者を増やすのか、という手段です。今回の病気は新型で、前例がないことから現在では手探りの状態になっています。世界の学者様が懸命に解決策を探ってくださると思いますので、1日も早く適切な治療手段が見つかることを願うしかありません。日本にはエイズの良い薬も多くあり、最近よく耳にするようになったアビガン(ファビピラビル)という抗インフルエンザ薬もあります。アビガンという名前は商品名になります。この薬はかつて恐れられたエボラ出血熱の際にも使われたようです。1般には出回っていなかった薬なのですが、重症の場合使われることになったようです。この薬は動物実験では催奇形性が認められたので、妊婦や妊娠する可能性のある方、その時期にかかわる男性の副作用が疑われるので、その場合は使用しないようです。その他、ぜんそくの薬やHIVの薬にも効果のあるものが見つかっています。更なる研究者の開発により、より良い薬が見つかってくると思います。
COVID-19の気になる症状としては、風邪に似ていて喉の痛み、微熱、鼻水などから始まるようです。特に微熱が長く(1週間程)続く症状が多く見られる様です。この時点で症状が取れていく場合と、悪化して肺炎に至る場合に分かれるようです。実感として肺炎にならないと普通の風邪と自己判断ができないと思います。個人差により症状が異なることは十分にあります。病院では熱が続いた状態を見てからのCT検査になることが多いようです。初期だと肺炎の症状がまだ出ていないからのようです。日本では15分でわかる検査キットができました。病院での受診もこれからはスムーズになると思います。ただ持病のある方は重症化することも知られているので、当てはまる方は、早めの受診とお医者様との相談が必要になるものと思います。
WHOの発表によるものや症状を調べてみると特徴的な症状は発熱と咳です。発熱は全体の87・9%。咳は67・7%。淡は33・4%。息切れ18・6%。喉の痛み13・9%。頭痛13・6%。この数値は国や発生地域で違いはあるようです。肉体的な感覚では筋肉痛、発熱、倦怠感、呼吸困難が大きな特徴になっています。また免疫ができないことから、再感染があることが知られているので、普通の風などの様に1度かかったから大丈夫ということはありません。発生している時期には常に注意が必要になります。
今のところワクチンはありませんが、徐々に新型肺炎(COVID-19)の性質が分かってきたことと、現在ある薬と開発中の薬もあることから、今後さらに良い薬もできるかも知れません。まだ分からないことが多い新型なので1般のインフルエンザの様に気温が上がって弱まるのか等、断言できない状態になっています。もはや世界的な広がりを持ってしまったので、不安もあるでしょうが、冷静に対処することも必要だと思います。マスクを付けないで咳をしている人もいないわけではないので、人にうつさない努力と、うつされない努力は心がけたいものです。とにかく1刻も早い終息を願うしかありません。気温が上がって1旦落ち着いても、インフルエンザの仲間なので、また来冬に猛威を振るうかも知れません。流行の時期をうまく乗り切れたら、体力と免疫力をつけて備えることが肝心になると思います。精神(心構え、ストレスの緩和)、肉体(疲労、不規則な生活習慣の改善、十分な睡眠等)、食事(免疫力をあげる食事等)などに気を付けると良いと思います。