新型コロナウイルスの検査としてPCR検査が行われています。PCR検査の所要時間は6時間かかります。精度は50~70%。この数値のばらけは感染して早い段階だと、今までのインフルエンザウイルスと違い、ウイルスに感染していることが分からないからです。新型コロナウイルス(COVID-19)は咽頭や肺で増殖しますが、インフルエンザよりもウイルス量が少ないことが見つけにくい原因になっています。そのために早期の診断で陰性になることが多いようです。日本政府の対応が遅いとか、きちんと検査をしていないとか外国やマスコミに突っ込まれていますが、この精度と検査機関の少なさから十分な対応は難しいものと推測します。検査に人が多く受診されて、軽症者が入院隔離となると、たちまち病室が埋まってしまい、他の病気(重篤な症例も多くあるかと思います)になった人などが、結果として入院できなくなってしまいます。この場合、発熱はしても、検査で陽性になっても、軽症で済んで退院できる人の方が危険度のある方よりも優先されてしまうということになってしまいます。より危険な方の生命が非常に危険になるということです。日本が検査をしないと責められるような状況も見受けられますが、病院崩壊よりはましではないのかと思う方も多いのではないのでしょうか。持病のある方は症状が悪化して致死率が上がることが分かっています。そのために政府発表と病院の病室等の事情で、早すぎる受診(検査)を伸ばし、検査の確立をあげることにより対応するものと思いました。新型コロナウイルス(COVID-19)だけで病院を埋め尽くしたくないという考えが推測できます。個人での対策、体調管理は必要なのですが、あまりにも患者数が多くなることによる2次的な危険性があることから、冷静になることも必要だと思います。政府発表や医療機関の発表によると、熱があったら自宅待機して2日程熱の下がり具合を見てから病院に行くようにとお願いがされています。2日たっても改善されない場合、かかりつけのお医者様との電話相談が望ましいとされています。これは単に混雑を避けるためだけではなく、もしもただの風邪だった場合に、病院に行って本物の危険な新型コロナウイルスに感染しないための手段でもあるのです。感染するリスクは下げた方が良いです。中国の発表からすると80%は軽症から中等症であることも踏まえて考えて見ても、あながち間違ってはいないと思います。ただ、世界の症例を見他場合、国によって感染者数、死亡者数がまちまちなので、正確な判断は難しくなるところです。今のところ日本は上手く対処ができていると思います。よって今の日本のやり方で良いのだと個人的には思っています。病院での検査は現在は2種類で、PCR検査は6時間かかるものの、検査方法も現在は15分で検査ができるように新しい検査法も開発されています。世界的に問題となっている病気だけに、検査方法も今後より良いものが開発、導入されて行くと思われます。
人にうつす感染症の場合は他人にうつさない意識も重要なので、他人にうつさないことも考慮しなくてはなりません。検査待機など行政に言われても、強制力がないので守らない人が多くでると思いますが、危険な感染症が広がったら大変なので周りの人の安全も考慮できる様になりたいものです。目安とする大きな症状の特徴は熱(体温は37・5°C以上)。咳、体のだるさです。普通の風邪やインフルエンザの場合、症状は3~4日がピークになることが多いのですが、新型コロナ(COVID-19)の場合は4日以上続きます。1週間を過ぎて息が苦しいなどの症状が出たら肺炎の疑いが高いです。最近分かったことは新型コロナ(COVID-19)の場合、糖尿病や心臓病等、持病のある方、特にがん患者さんは急激に重篤化することが分かってきました。高齢者(致死率が高くなる)。喫煙者に悪化して重篤化する可能性が高いと分かったようです。また喫煙者にかかりやすい傾向があるようです。喫煙者に危険な理由は、やはり肺に関係することからだともいます。症状が間質性肺炎と良く似ているということからだと思います。
間質性肺炎とは肺の組織(肺胞の外側の壁を作っている組織)が線維化して硬くなって、呼吸困難になっていく病気で、普通の肺炎と違って直すのが難しい病気です。ウイルスによる場合は間質性肺炎は起こしにくい(稀にあるようです)のですが、新型コロナ(COVID-19)の場合は起こしやすいということになるようです。1般的にはウイルス性の肺炎の場合は、間質性肺炎と呼ばないことが多いようです。新型コロナウイルス(COVID-19)は間質性肺炎を起こしやすいウイルスということができると思います。正確な関連性や症状などは医療の専門のサイト等でお調べください。
朗報としては中国の発表で、明らかな治療効果はないもののアビガンの有効性が認められたことです。また、東大の発表では膵炎治療薬のナファモスタットも感染初期に有効性があると発表されました。その他肺炎の薬なども効果を出していることが確認されてきているので、さらに良い薬が見つかることや、新しい薬が開発されることに期待がもてそうです。基本となる個人的にできる対策としては、疲れを溜めないこと。十分な睡眠をとること。ストレスを溜めないこと。などの体調管理とバランスの良い食事(免疫力をあげる食材の摂取)、十分な手洗いなどや消毒が望ましいです。個人的に疑わしい場合は外出を避ける、マスクをする、または人ごみに出る時もマスクをするなども予防効果は大きいです。知識はあった方が良いので、お役に立てれば幸いと思っています。