前に「免疫力を高める食べものを調べてみました」を記しましたが、続編的な記事として書くことにしました。内容は似たものです。今回はカボチャ、蜂蜜、ニンニクを主に調べてみました。
猛威を振るったコロナ(コビット19)も日本ではかなり低い感染状態になりました。しかしまた感染力の強い変異株のオミクロン株が流行りだしてきてしまいました。いつになったら収まることになるのか。いやになります。まだまだ気を緩めてはいけないということですね。引き続きのマスク、手洗い、うがい、手の消毒には心がけた方が良いです。マスクではウレタン製など水着素材の製品も多く出ていますが、この手のタイプはウイルスを透過してしまうため、予防効果は1%以下になってしまいます。使う場所や状況などを考慮して使うことをお勧めします。今回は食事等で食べることで効果のあるものをあげてみました。野菜類。野菜は効果があるようです。温野菜でも生でも、多く食べている人は10%の確率で、コロナに罹りにくいことが発表されました。コーヒーも同様に1日に3杯以上飲むと10%感染しにくくなることも分かったそうです。以前はコーヒーには感染力を下げる効果はないといわれていましたが、効果があることが分かったことになります。日本に関して推測すると、もともとコロナウイルスに有効な緑茶(カテキン)は多きな予防効果があるといえます。これは既存の季節性インフルエンザにも効くことは知られています。日本人の感染率の低さには、諸外国と比べた場合、緑茶を飲む習慣が大きく貢献しているものと思われます。また最近、感染率の数値から、日本人が日本人特有の遺伝子によって、免疫力が外国人よりも高いことが理由だとされるようにもなりました。この分野の研究はさらに進んでいくと思います。
食事により免疫力を上げる食材があることは知られています。感染症に対する予防(免疫力のアップ)、疲労回復など、食事等を通して食べることで期待することができます。サプリメントで補うこともできることもあるのですが、サプリメントに頼るだけではなく、免疫力を上げる食材を使った食べ物を摂取することは、非常に有効な手段の1つになることは間違いありません。
・野菜類。特にカボチャはビタミン類、βカロテン、食物繊維などを多く含んでいるのでかなり優秀な食材になります。緑黄色野菜は効果が高いようです。ビタミンは特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの効果が高いようです。特にビタミンAはマクロファージ(細菌やウイルスを殺す働きがあります)を活性化させます。ジャガイモ、レンコンなども免疫力を上げることが知られています。ネギは、白い部分を焼くとインフルエンザ菌に効果のある成分に化学反応を起こして変化することが知られています。キノコ類のベータグルカン(キノコ類や酵母に多く含まれる多糖体です)も免疫力を上げます。ビタミンCもたいへん有効なビタミンンになるので、ビタミンCを多く含む野菜類も有効です。
カボチャは種類が多く、近年では西洋種のものも多く流通してきました。ビタミンC の含有量では日本カボチャ(日本種)よりも西洋カボチャ(西洋種)の方が含有量が多く(多いものがある)、西洋カボチャ(西洋種)は日本カボチャ(日本種)の2倍に相当するそうです。ビタミンC は様々な代謝サイクルに関与するので、体の健康維持には重要な成分になります。カボチャといっても種類により含有される栄養成分が異なっています。当然、味等、料理に合った種類があります。カボチャはバランスの良い栄養成分を持つことから、野菜として優れた食材といえます。
・蜂蜜。ビタミン、ミネラル、ポリフェノール等、多くの種類を含んでいます。ビタミンB1は免疫力を上げるた目に必要なビタミンです。ただ蜂蜜の問題点としては、外国からの輸入の場合、船によるものが多いので、暑い高温地域を経てきた場合、船の倉庫、コンテナ等での熱による製品の劣化(といっても、当然食べることに問題はありません)ガあるので、本来の成分よりは効果は下がると思います。高くても日本国内製品は間違いありません。また蜂蜜は合成することができるので、本物との見分けは難しいようです。加熱処理して作られているものもあります。やはり加熱処理されている製品は栄養価が下がってしまいます。60度以上になるとビタミン類や酵素が壊れてしまうので、温度が下がってから蜂蜜を混ぜると良いです。本来の栄養成分を摂取したい場合は、信頼のおける国内産で、加熱処理のされていない製品が高くてもベストになりそうです。もう1つ、最近では良く知られていることになりましたが、蜂蜜は乳幼児には与えてはいけません。最悪の場合、ボツリヌス菌の影響を受け、ボツリヌス症を引き起こす可能性があるからです。蜂蜜を食べさせる場合は、ボツリヌス症をおこすと大変危険なので、最低1歳以上になってからにすることが良いです。必ずボツリヌス症(ボツリヌス食中毒)は蜂蜜を食べることにより起こるのでは有りません。まれに芽胞が入っていることがあることによるようです。1歳未満の乳児の場合、腸管内にボツリヌス菌が定着しやすくなっていることから、1歳未満の乳児が蜂蜜を食べると腸管内で発芽、増殖して毒素を作りやすいことによるものです。危険性があることの対策として、食べさせない方が良いということです。1般には年寄りでも蜂蜜を食べることは危険ではありません。蜂蜜も蜜源で効果、、効能は変わります(ロイヤルゼリー等を考慮しないで)。種類により味も風味も変わるので好みで利用すると良いでしょう。
コロナの流行に伴ってニンニクが良く売れているそうです。疲労回復や殺菌作用があることでも知られているニンニクも調べてみることにしました。
・ニンニク。 ニンニクの匂いの成分であるアリシンが疲労回復の作用があるといわれています。また殺菌作用があることも知られています。食べすぎると腸内の善玉菌といわれている菌も殺してしまいます。ニンニクといっても種類がたくさんあります。ニンニクがすべて効果があるとは考えないことです。食べルために製品化されている種類、体に良いニンニクを選ばなければなりません。種類のはっきりわかっている国内産のものが良いでしょう。またニンニクは食べすぎに注意が必要です。腹痛、下痢、便秘、めまい、血中のヘモグロビンの減少(さらに進むと赤血球を破壊してしまいます)による貧血などの副作用があります。ニンニクは刺激が強く食べすぎにより、胃壁を荒らすこともあります。ビタミン類、ミネラル等多くの成分を含みますが、適量は生で1片程(5~7グラム程)。加熱で4片程が良いようです。食べなれた人でも食べすぎによる副作用があることを考慮して利用しましょう。
医療的には、驚いたことにニンニク注射というものもあります。積極的にビタミンを摂取したいときにはビタミン注射もあります。食べるよりも効率は高いです。コロナウイルスが問題になっている中で、極端な食事のとり方も良くないと思いますので、かかりつけのお医者様のアドバイスも有効です。ニンニクは血液をサラサラにする作用もあるので、薬との相性の問題も出ることが考えられます。ご自分にあった選択肢を選ぶことも大切だと思います。食べ物の体調管理につながるメリットも、知っておくと薬に立つと思います。参考にしてみてください。