さて、FXを始めるにはまず取引口座を開設する必要があります
このとき、口座はぜひとも複数持つべきです。
その理由は二つあります


1、オペレーショナルリスク対策

オペレーショナルリスクとは、取引会社のシステム障害やミスによって生じる危険のことをいいます。
市場の動向による為替値の変動(相場リスク)と対比されるリスクです!

FX会社は、PC及びネットワークを介した注文受託・発注システムを構築しています
このようなシステムでは、まれではありますが、エラーや障害が生じる可能性があります

FX会社のシステムが何らかの理由でダウンしたときには、最悪の場合、出している注文がすべて無効になります
つまり、

「本来は安値で買えたはずが、買えなかった・・・
「指値売り注文を出しておいたのに作動せず、損きりに失敗した・・・

というような事態が起こるわけです。

そしてこのようなオペレーショナルリスクについては、個人投資家の負担とする特約が結ばれています
したがって、口座を一つしか持っていないと、オペレーショナルリスクを丸被りすることになってしまいます

よって、最悪の事態に備えて口座を複数持つことが必要になってきます


2、取引プランに応じた使い分け

口座を複数持つべきもう一つの理由は、FX会社によってスワップとスプレッドの設定が違うからです

スワップは、以前この記事でもお伝えした通り、金利差によって得られる利益です
FX会社はスワップからも収益を得ているので、スワップの設定は会社によってまちまちです
当然ですが、個人投資家にとって、スワップの設定は高いほうが有利です


一方、スプレッドとはなんでしょうか??

FX会社では、外貨に二つの価格設定をしています。
投資家が会社から外貨を買うときの価格と、売るときの価格です
この価格差が、FX会社の利益となるわけですね
そして、投資家がFX会社と外貨取引する際の、買値(Ask)と売値(Bid)の差額が、スプレッドです

スプレッドが大きいと、買った後、大きな値上がりがないと売った時に利益が出ません
したがって、スプレッドは小さい方が投資家にとって有利です


以上より、「FXの口座は複数持つべき」といえます
それでは、具体的にはどこで取引を始めたらいいのか??
次の記事では、その点を徹底分析します