アニメ感想

巌窟王
映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説
Kシリーズ
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-
この素晴らしい世界に祝福を!
終末のイゼッタ
甲鉄城のカバネリ 海門決戦
グリザイアシリーズ
未来日記
Re:ゼロから始める異世界生活
メイドインアビス
劇場版 幼女戦記
劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
ハーモニー
DEVILMAN crybaby
名探偵コナン 1話〜917話、全劇場版を視聴
劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い
ペンギン・ハイウェイ
ストライク・ザ・ブラッド II
メジャー(アニメ版)
傷物語
祝♪ 原作準拠「ハイスクールD×D HERO」0話
劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ
物語シリーズ
四月は君の嘘
ベイビーステップ
ちはやふる
進撃の巨人
Fate/stay night [Heaven's Feel]
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
けものフレンズ
オーバーロード
ダイヤのA
シュヴァリエ
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
劇場版 黒子のバスケ LAST GAME
黒子のバスケ(アニメ版)
コハエース(アニメ版)
Fate/Grand Order ‐First Order‐
クレイモア アニメ版&原作
THE UNLIMITED 兵部京介
ルパン三世 PART IV
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
ヘルシング(OVA版)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
KITE LIBERATOR
A KITE
C
境界線上のホライゾン

2019年09月07日

巌窟王


巌窟王

私は「モンテクリスト伯」が好きなのですが、このアニメは観てませんでした。

というのも、主人公がエドモンじゃなかったり、SFだったり、絵柄が微妙だったり、と色々マイナス要素があったためです。
そもそも復讐話は、復讐する人間の視点で観ないと楽しくないですから。

そんな訳で、放送から15年経って、ようやく観た次第。

舞台が未来世界になっていて、最初はSF的な雰囲気が強かったのですが、序盤が過ぎると、普通に19世紀ヨーロッパみたいな感じになっていたので、何でSF要素を入れたのか謎ですね。

というか、19世紀ヨーロッパの雰囲気の方が良くて、SF要素の方が何か変な感じがしちゃうというか。
完全に未来世界にするか、19世紀にするか統一した方が良かったんじゃないかと。

まあ、そこら辺に目を瞑れば、なかなか面白かったです。
元々復讐話は大好きなので、原作に近い展開でやってくれれば、私が楽しくなるのは当然ですから。

驚いたのが、ホモ臭がかなりするということ。
あからさまには描いていないのですが、「どう見てもこりゃラブでしょ」と思える男同士の関係性がありましたから。

まず、主人公のアルベールが、モンテクリスト伯に凄まじく憧れまくって、完全に婚約者のユージェニーに対するよりも熱烈ラブになってますし。

そしてアルベールの親友であるフランツにしても、アルベール命って感じで、アルベールのためなら何でもするという、凄まじい友情を見せまくりますので。

モンテクリスト伯にしても、アルベールに対しては、特別な想いを抱いている感じで、最初は利用するつもりだったのでしょうが、中盤頃には可愛く思っている雰囲気がバリバリ伝わってきますから。

この三人の、まさに三角関係ともいうべき愛憎劇が、この作品の魅力と言えるでしょう。

いや、そんなホモホモなだけじゃなく、女の子たちも可愛いので、普通に萌え萌えも出来ましたけどね。

最初に関わってくるペッポなんて可愛いですし。
声も中原麻衣さんで、萌え萌えですからねぇ。

って、男じゃないのぉ〜〜。
嫌ぁ〜〜。

という衝撃がたまらない訳ですわ。
実際原作でも「女装して男をたぶらかす少年」として出てくるみたいなので、まさに原作通りな訳ですわ。

いや、一番可愛いんですよホント。
さすがホモアニメ、一番可愛いのが男という。

とはいえ、本質的な意味での可愛さと言えば、主人公のアルベールが一番でしょうけど。
純真で真っすぐで、頭悪くて突っ走る馬鹿。
見ていてハラハラするところが可愛くて仕方ないという感じがしますから。

そりゃ幼い頃からそんなの見せつけられたフランツはベタ惚れになるし、大人の男であるモンテクリスト伯からしてみたら、危なっかしくて面倒みてあげたくなりますよ。
何という男たらしか。

というか、女性にはモテないしアルベール。
普通だと、ヒロイン以外からも惚れられたりするものですが、そういった女子が居ないのですよ。
熱心にちょっかい出してくるの男だけです。
何このホモワールド。
嫌ぁ〜〜(楽しそう)

まあ、アルベール自身もね、女性に対しては凄く冷めているというか、幼馴染のユージェニーに対しても、婚約者だから仕方なく恋愛的言動をしているって感じですしね。
フランツに対する自然な好意や、モンテクリスト伯に対する執着に比べると、全く勝負にならない淡泊さなのですわ。

ほんと凄いホモアニメです。
しかも表面上はそう思わせない上手さがあるという。
いや〜〜、そういう意味で凄い作品ですわ。

ホモなことばかり書きましたが、「巌窟王」の話としては、きちんと描いていて、復讐に関してもなかなかえげつないやり方をしていて楽しかったです。

相手を破滅させ、苦しむ姿に狂喜する。
復讐劇はこうじゃないと駄目だよな、ってのをちゃんと描いてましたので。

復讐を出してきても、途中で「復讐は良くない」とかなっちゃう作品が多い中、さすが復讐劇の名作を原作にしただけのことはある良い出来でした。
そこら辺で凄く満足出来ましたよ。

ただ少々微妙だったのが、ロボットを出してきた点。
終盤の決闘シーンで、いきなりロボ戦闘になったのがどうにも唐突過ぎたんですよね。
何しろそれまでロボットなんて全く出てきませんでしたので。
決闘になった途端にロボットで戦うことになるので、凄く浮いているというか。

別に普通に生身で戦えばいいと思うんですけどね。
何であそこでロボット入れたのか謎です。

そうそう、萌えがあまり無いかのよう事を書きましたが、私好みのお嬢さんはちゃんといましたので大丈夫です。

モンテクリスト伯の傍にいるお嬢さん、エデちゃん。
可愛いんだなぁ。

設定的にも悲惨な過去があって、色々と辛い想いをしつつも頑張っているのが私好みでした。
声も矢島晶子さんで萌え萌えですしね。
終盤でかなり活躍してたので、萌え分としては十二分に補充できたのであります。

個人的には、エデをヒロインにしても良かったんじゃないかと思うくらいです。
アルベールとの絡みも、モンテクリスト伯を通じて重いものになってましたし、問題なくヒロインをやれると思うのですよ。

ユージェニーとの仲って、微妙な描写ばかりだったので、エデとの関係で、ある種救い的な恋愛の流れになれば良い感じがしますし。

この作品って、アルベールの女性関係はかなり希薄なんで、終盤のエデとのやり取りをもっと多くして、ヒロインにしても良かったんじゃないかなぁ、と。

アルベールの中の「ラブモンテクリスト伯」に対抗するには、同じように「ラブモンテクリスト伯」であるエデなら、バランスがとれて良かったように思えますしね。
同じ人を想いつつ、互いを愛し合う関係というのも良いと思いますしな。

などと書きましたが、ええ、こじつけですよ。
私がエデちゃんが可愛いから、ヒロインにしたかっただけなんです。
ああしたお嬢さんが幸せになる姿が観たかっただけなんです。
いいじゃないか別に〜〜。
だってこの作品、ホモホモなんだも〜〜ん。

実際一番良かったのが、「フランツのアルベールに対するラブ」になっちゃってるんですよ〜〜。
それに対抗するには、私の中のエデちゃんラブを盛り上げるしかないじゃないか〜〜。

いや、凄く良かったんですよ、フランツのアルベールラブ。
あれは良かった。
実に泣けて素晴らしかった。
それだけに嫌ぁ〜〜(楽しそう)

てな感じで、ホモホモな雰囲気の出来も宜しく楽しくて、可愛い女の子もちゃんと出てきて満足できる。
そんな素敵な作品でありました。

いや、やはりジョージの声は痺れますな(最後にそれ)

shibachi1 at 14:33|PermalinkComments(0)

2019年08月30日

映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説


この素晴らしい世界に
祝福を!紅伝説


観て来ました〜〜。

いや〜〜、超面白かったです。

とにかく常にギャグがある感じで、流れるようにギャグが描かれ、それが実に上手い。
笑えないギャグが全く無く、むしろ面白すぎるギャグばかり。

普通の作品なら、このレベルのギャグが一つでもあれば十分でしょうに、この作品はそれが当たり前という。
何と素晴らしい出来なのか。

そのせいか、場内では笑いが必ず起きてましたね。
私が観たのは公開初日の朝一番だったのですけど、夏休みだけあって高校生らしき人たちが沢山来てて、皆笑ってましたから。

私も予想外のところでギャグをかまされて、思わず手を叩きそうになっちゃいましたよ。
いや〜〜、ここまでギャグが秀逸だと、観ていて凄く気持ちがいいですわ。

言葉だけじゃなく演出でもギャグを見せていて、「それ、質量を持った残像?(笑)」みたいなシーンもあって、しかも実にくだらない場面でなので、面白すぎました(笑)

他にも色々と、とにかく秀逸な出来のギャグが連発されるという。
素晴らしいですわ。

今回はめぐみんがメインって事で、かなり可愛く、そしてエロく描かれていたので、めぐみん好きにとっては狂喜乱舞でしょう。

私もめぐみん好きなんで、凄く楽しめましたよ。
実にめぐみんが可愛かった。

カズマのモテ期ってのが、最初ネタで出てくるんですけど、それを何気に延々引っ張っている辺りも良かったですね。
いや、普通のアニメだったらこういう描き方はしないでしょうに、この作品だと実に見事に、「確かにモテ期ですね(笑)」となっていて面白過ぎましたから。

特に途中で出てくる恐怖体験が凄くて、似たような状況を描いている作品はあるけど、ここまで強烈なのは初めてだったなぁ、と。
変な意味で描写が細かいんですよ。
間の取り方が上手いので、怖さ(笑)も引き立つというか。
その後の慰め方にしても凄く面白いんですよね。

敵役の魔王軍の幹部シルビアも、色々な意味で味があって凄く良かったですし。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ありがちなネタなのに、もうそれを出されたというだけで楽しいという。
「そう来たか。なるほど、そういうネタはやれますよね。そういうのいいですわぁ(笑)」と無茶苦茶楽しかったです。

カズマとのやり取りにしても面白すぎて、何か相方としてナイスすぎました。
メインヒロインはめぐみんですけど、話的には完全にシルビアとのコンビが良かったですわ。

画面にシルビアが映ってない状態で喋るシーンがあって、ガヤ的な扱いであるにも関わらず、そのシーンでは一番の笑いの対象になってましたし。
まさに演出の勝利というか、何とも上手い見せ方だと感心しましたよ。
このシーンは場内でも笑いが続きまくりでしたしね。
いや〜〜、ホント素晴らしすぎでしたわ。

今回の話は、紅魔の里が舞台なので、出てくるキャラが皆中2病言動をしてて、本来それが痛いはずなんだけど、盛り上げる時には何か馴染むというか、さらにそれで笑いにもなるので凄いなぁ、と。

重要なはずの紅魔族の秘密も明かされるんですけど、それがギャグになってて、見事にハマっているという。
存在自体がギャグな一族ですよホント。

ストーリー的にはありがちなのに、それを感じさせない展開の上手さもあって、ちょこちょこギャグを入れることでテンポを良くし、笑いによって飽きさせないようになっていたのも秀逸だったと思います。

しかもギャグだけで終わらず、盛り上げるところは凄く盛り上げて、それでいてギャグも絡ませてくるから面白さが上がるという。
重要なところはギャグで締めてくるんですけど、それが凄く自然で違和感が無いという。
実に上手い。

こうして感想を書いていると、色々シーンが思い出されるんですが、とにかくそれが面白いのばかり。
実にいいんですよね。

素晴らしさってのはギャグでも味わえるんだなぁ、とつくづく思いましたよ。
それほどギャグによる演出が見事だった訳ですわ。

何というかもう絶賛ですね。
元々テレビシリーズでもギャグが秀逸な作品でしたが、劇場版でそれが爆発したというか。
メインが爆裂魔法なだけに(笑)

見ているだけで自然と笑顔になり、幸せな気分で観ていられる。
この作品は、そういう意味で実に素晴らしい出来になっていたと思います。

あ〜〜、面白かった。

shibachi1 at 23:04|PermalinkComments(0)

2019年08月24日

Kシリーズ


K SEVEN
STORIES Blu-ray
BOX SIDE:TWO


dアニメストアに、番外編の劇場版「K SEVEN STORIES」があったので観たのですが、何か懐かしくなったので、一期から全部観ちゃいました。

いや〜〜、楽しいっすねこの作品。
美形の兄さんたちが大活躍な内容で、女性向けっぽい訳ですけど、女の子も数人出てきて、凄く可愛いしエロいしで、たまりませんですので。

しかも美形の兄さん達というのが、私好みになっていて、私の中の乙女心がキュンキュンする感じなので、普通に萌えて観られるという。

話的にも、謎の石板にまつわる異能バトルで、一期の場合は、主人公のシロの秘密や、黒幕との対決など、ワクワクする展開なっているのが面白いんですよね。

劇場版や二期に関しても、カッコいいバトルと綺麗な作画、エロ可愛い女の子たちと、実に宜しい感じでございました。
何より女性視聴者大喜びの、美形兄さんたちの愛憎劇が最高ですしな。

特に番外編で描かれた、伏見の八田に対する想いってのが、ラブ過ぎてニヤニヤしまくりです。
そりゃあれだけ惚れてたら、本編で執拗に嫌がらせをしますよ。
「お前は俺だけを見てりゃいいんだよぉ〜〜」(宮野ボイス)と主張したくなるのも納得です。

っていうか、伏見は自分が父親にされた事を八田にしてるんだな、という感じで、何とも困った兄さんだと思いましたわ。
自分がされて嫌だったんだから、やっちゃ駄目でしょう。

まあ、二期で仲直り出来たみたいなので、今後は普通にラブラブしていくのでしょうけど。

っていうか、アンナちゃんは八田の物になってしまうのですかね。
何か番外編でそんな雰囲気があったので。
いや、でもアンナちゃんってば、まだ小学生ですよね。
大丈夫か八田。

というより、アンナちゃんが高校生くらいになった話が観たい〜〜。
ワルな美形どもを従える美少女高校生。
声もほっちゃんで素敵すぎです。
って、それ普通に乙女ゲーの設定ですけど(笑)

などと他の女性陣も含めて、可愛さエロさに萌え萌えしていた訳ですが、今回の私は一味違います。
何って、野郎キャラに萌え萌えしてしまったのですよ〜〜。
惚れた〜〜。

いや、オネエキャラなので、正確には野郎ではないのですが、それでも男ではありますのでね。
紫姐さんに惚れてしまったのですわ。
以前はそうでもなかったんですけどね、今回観たら、何か凄く惚れてしまったのです。

だってあまりに美しくてカッコいいんですもの。
超絶強く、戦う姿も舞うがごとく美しく、オネエキャラにありがちの、懐の深さと優しさ、そして精神的な強さに、何ともやられてしまった訳ですわ。
何この完璧姐さん。

弟弟子のクロに対しても、敵対しながら成長を促すという兄貴ぶりも痺れましたしな。
私はもうメロメロですよ。

観ている間は、声が誰であるのか全く分からなかったのですが、後で調べたら森田成一さんだったのでビックリ。
ワイルド系なキャラをやられている印象があったので、こんな綺麗で素敵な声を出されるとは予想だにしませんでしたよ。
いや〜〜、改めて声優さんって凄いわと思いましたわ。

てな感じで楽しかった訳ですが、話的にもう続編は作られないのだと思うと寂しい限りです。
まあ、無理やり作られてもつまらなくなっちゃうのでいいんですけどね。

ああ、「別の石板が見つかった」なんて設定にすれば可能ですな。
そうなったら、今度は女の子が活躍するような話にして欲しいですねぇ。
この作品、男女バランスが悪いですからのぉ。
まともに戦う女性キャラも一人しかおりませんし。
うん、そういうのに期待であります。

shibachi1 at 14:06|PermalinkComments(0)

2019年06月22日

ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-


ダンガンロンパ3-The
End of 希望ヶ峰学園-
(未来編)DVD III


dアニメストアにあったので観てみました。

前作は観ていたのですが、「3」はいまいち興味が持てずに観てなかったんですよね。

というのも、前作の作りってのが、同じパターンの繰り返しだったもので。
「殺人事件が起きて、犯人を当てる」っての繰り返し。
まあ、原作がゲームなので仕方ない訳ですけど、そういうパターンな作りって好きじゃないんですよ。
なので似たような感じなら「3」は観なくてもいいかなぁ、と思った訳です。

でも他に観たい作品も無いし、せっかくの続きだし、観てみるか、という感じで今回観ることにした次第。
前作のその後がどうなったのかってのも気になりましたしね。

そしたらいきなり「3」には二種類あるという状況に困惑。
調べてみたら、「未来編」は前作のその後の話で、「絶望編」は前作の過去の話という事でした。
さらに「放送当時、1話ずつ交互で放送された」という作りになっていて、「観る場合は放送と同じように観た方が良い」という注釈まであったので、その通りに観ることにしました。

始まってみたら、あら、普通のアニメだなぁ、と。
前作はかなりゲームっぽい印象があった訳ですけど、そうじゃなかったのですよ。
「未来編」は普通の閉鎖空間での殺し合いですし、「絶望編」は学園モノになってましたんで。

後で調べたら、原作が無く、初めからアニメとして作られた内容だったようで納得しました。
そりゃアニメ的に不自然さが無くて当然だよなぁ、と。

ついでに前作では奇抜だったキャラデザも、かなりまともになってましたしね。
さすがにあれはキツいと思ったんですかね。

内容的には「未来編」は面白く、「絶望編」は微妙かな、と。

「絶望編」は、過去の話だけに結末が分かっちゃってるのがどうにも。
悲惨な未来になるのが決まっている訳で、救いが無いですからね。

「未来編」は、どうなるのか分からないというのも面白いですし、何より主人公が前作と同じ誠というのも大きいですね。
前作同様、彼が悲惨な状況の中で頑張っていく姿は楽しかったですから。

ただ問題が一つありまして、メインが戦闘になっているという点。
出てくるキャラ達の特性は「元・超高校級の〇〇」な訳ですけど、ほとんどが戦闘向きじゃない能力なのに、やたらと戦闘が強いのですよ。

世の中が「絶望に感染した人間との戦い」になっていて、そのために戦闘経験があるというのは分かるんですけど、何で戦闘向きではない能力者の戦闘能力が高いのかという。

メインキャラの宗方京助は、「元・超高校級の生徒会長」って能力なのに、何故か日本刀での戦闘に長けてますしね。
それも銃撃をしてくるような相手にすらあっさり勝ててしまうほどの強さになってたりして。

「戦闘の才能もあった」という事であるにせよ、わざわざ日本刀で戦う必要は無いですし。
普通に銃で武装した方が楽な訳ですから。
なのにあえて日本刀のみという。
ここら辺で意味不明になっちゃってる訳ですよ。

アクションを見せたかったのかも知れませんが、だったら戦闘系の超高校級の能力者にすべきだったんじゃないかと。
そこら辺でこの作品の売りの一つである、「超・高校級の〇〇」って設定が意味をなさなくなっちゃってると思いましたわ。

まあ、前作でもあまり意味が無かったと言えば無かったですけどね。
メインは「犯人当て」でしたので。

そこら辺でツッコミどころはある訳ですが、気にしなければ面白く観られたので満足でした。
特に「絶望編」を同時に観ていることで、最後の「希望編」での集約が楽しめましたし。
それが制作側の狙いだったのでしょうけど、別に同時じゃなくても良かったかな、とも思ったりして(笑)

萌え的には、朝日奈さんが良かったですね。
正確には「朝日奈さんのおっぱい」ですな(駄目駄目)

前作もそうでしたが、今作ではキャラデザがまともになったせいか、よりおっぱいの素敵さが強調されてましたから。
素敵でありましたよ。

朝日奈さんは「元・超高校級のスイマー」って設定でしたけど、泳ぐ見せ場が全く無く、むしろヒロインキャラとして存在してました。
私にとってはおっぱいとしてね(笑)

これは前作からそうなので、彼女は実は「超高校級のおっぱい」が本当の能力なのではないかと思ったりして(笑)
何しろスーツ姿で登場してきたのに、途中でわざわざ脱いで、おっぱいが強調されるタンクトップ姿になりましたからな。
まさに自身の能力たるおっぱいの見せ場を作った訳でしょう。

この作品は、朝日奈さんのおっぱいが幸せを与えてくれた、まさに絶望の中での希望になっていたのではないかと思います。
本来のヒロインである霧切さんより誠と絡んでいたので、まさに今作のヒロインでありましょう。

おっぱいの事は冗談にせよ、実際今回の内容だと、霧切さんとの絡みが少なすぎて、ラブが好きな私としては残念でした。
というか、誠自身もさほど活躍してなかった感じがしますし。
やはり新しいキャラをメインで描いたせいですかね。

そこら辺で微妙感もあるのですが、最後まで観たら「うん、面白かった」と思えたので良かったのではないかと。

そういや、誠の妹ちゃんも好みでしたわ。
サブ的な活躍だったので残念でしたけどね。

shibachi1 at 11:32|PermalinkComments(0)

2019年06月14日

この素晴らしい世界に祝福を!


この素晴らしい世界に
祝福を! 第2巻


二期まで観ました。

全く興味が無かったんですけど、「異世界かるてっと」を観たいから、取り合えず観ておくか」という感じで視聴です。

いや、「異世界かるてっと」って、四つの作品がごちゃ混ぜの内容なので、やはり全部の作品を知っている方が楽しめると思ったので。

この作品を観る前に、ウィキペディアであらすじを読んだのですが、それで受けた印象は、「ちょっと馬鹿っぽいお気楽な異世界ファンタジーかな?」という感じでした。

んで実際観始めたら・・・

馬鹿・・・

予想以上に馬鹿すぎるアニメでした(笑)

いや〜〜、ここまでハッチャケてると思いませんでしたよ。
特に雨宮天ちゃんが、凄まじいハッチャケぶりを披露してるので大笑い。
普段お淑やかな役ばかりやられているので、ここまで暴走しているのは凄いなぁ、と。

ヒロインはみんな美少女なんですけど、性格に凄まじく問題あるのばかりってのも珍しいです。
普通の作品だと、「可愛い女の子に囲まれている」という主人公の状況を羨ましく思う訳ですが、この作品はヒロイン達が酷すぎるんで、あまり羨ましさを感じないという。

いやいや、それでも可愛いからやっぱり羨ましいですよ。
でもあの性格は困るわなぁ。
だけどやっぱり可愛いし。
などと、複雑な想いを抱かせる作品なのであります。

個人的には、めぐみんが一番好きですね。
だって顔が無茶苦茶好みですから。
性格的にも変な拘りを抜けばまともですし。

ヒロイン達は、主人公のカズマと性的な絡みをそれぞれ経験する訳ですけど、めぐみんの「喧嘩の勢いで一緒に入浴するけど、途中で恥ずかしい事に気づく」ってのが何かツボって良かったです。

メインヒロインのアクアだったら、「それがどうしたってのよ。キャハハハハ〜〜」な感じでしょうし(馬鹿すぎ)、ドMのダクネスだったら、「私を辱めて悦んでいるんだな。何てとんでもないんだ。さすがカズマだ(ハァハァ)」となるでしょうしね(変態すぎ)

そんな中で、めぐみんは普通に恥ずかしがっていたので新鮮に思えたのかも知れません。
いや、普通の反応なんですけどね、でもこの作品だと新鮮に感じてしまうという。
そこが逆に凄いよな、と思ったりして。

ここら辺はヒロイン達だけでなく、出てくるキャラがみんなどこかおかしくて、敵にしても、カズマ達のコントのノリに振り回されて、完全に漫才のツッコミ要員になって、ギャグのオチとして倒される、という展開になっている訳ですよ。

普通ならギャグで倒されるってのが微妙だったりもするんですけど、この作品の場合は、それが見事にハマっているので、面白さになっているのですな。

まあ、そもそもからして、通常だと清楚可憐なイメージで出すはずの女神を、お馬鹿などうしようもないキャラとしてメインヒロインにしている時点で、この作品がぶっ飛んでいるのが分かりますが。

一応目標的に「魔王を倒す」という事がある訳ですけど、魔王軍の幹部をギャグで倒しているところからすると、魔王も同じ運命を辿るのだろうな、と今から楽しみです。
そこら辺までアニメ化したらの話ですが。

この作品は、そうした大きな目的はどうでもよく、お馬鹿でどうしようもない仲間達と、楽しく喧嘩したりしながら異世界生活を送っていく、という感じになっています。

そこで描かれるコント的なやり取りを楽しめるかどうかで、この作品を受け入れられるかどうかが決まるでしょうね。
私は最初は微妙かと思っていたのですが、観ていくうちに、あまりにハッチャケ過ぎていたため、グイグイ引き込まれてしまいました。

元々ノリのいい会話があると惹かれる方なので、それでこの作品も気に入ったのでしょう。
劇場版も制作されるみたいなので、そちらを楽しみに待ちたいと思いますわ。

shibachi1 at 16:01|PermalinkComments(0)

2019年05月24日

終末のイゼッタ


終末のイゼッタ Vol.1

ネットフリックスにあったので観てみました。

第二次世界大戦時の状況をほとんど変えずに作られた異世界が舞台で、魔女である主人公が、魔法というより超能力みたいな力で敵を翻弄していく、という内容になっています。

圧倒的な力ではなく、スピードと小回りと、物を勢い良くぶつけられる力を駆使して戦っていく感じですね。
だから色々と危うい点も多く、例えば物をぶつけるだけなので、硬い装甲は貫通出来なかったり、ある程度性能のいい戦闘機に腕のいいパイロットが乗ると追い詰められちゃったり、とまあ、結構苦労をする状態になっている訳です。

主人公は元々どこの国の人間でも無いのですが、幼い頃に自分を庇ってくれた小国の公女へ恩義を返すため、魔法を使って人間社会に関わっていきます。
メインは主人公と公女の関係で、二人の友情を軸に、様々な国々とのやり取り、主に戦争が描かれているのですな。

この公女さまが結構宜しくて、誇り高く、民衆のために命を捨てても構わないタイプであり、その事から国民に絶大な支持を得ています。
主人公も公女のそういった性格にメロメロで、全てを差し出して頑張っていく訳ですわ。

国民全てが「姫さま万歳」みたいなノリなので、少々引いてしまう部分もあるのですが、他国に侵略されている状態であるので、そこら辺が凄く盛り上がる要素になっている訳です。

見せ方的にも、シリアスな重い雰囲気があり、軍事モノの良さが出ている中に、異物である魔女が絡んでいくというのが面白さとしてありました。
近代兵器に魔法で対抗していくのが面白く、軍事的に弱い小国を救っていく流れが観ていて爽快でしたね。

序盤はそんな感じで楽しかったんですよね。
でも中盤以降はダレたというか、アニメ的なおふざけ要素が入っちゃったというか。
「アニメファンってこういう演出好きでしょ」みたいな、アニメでよくある軽いノリが混ざってきたのですよ。
それまではリアルな雰囲気が結構あったんですけど、アニメ的なおふざけ演出が出てきちゃったのですわ。

そこら辺はオリジナルアニメゆえの、「アニメならこうしなきゃ」みたいな意識が出たのかも知れませんね。
この作品って、最初原作付きだと思ったんですが、少し観た後に調べたら、オリジナルだったので驚きました。
「オリジナルでこういうの作れるんだ」と感心したので。
「でもやっぱりオリジナルでした」という事になった次第。

まあ、そこら辺は私の好みであって、いわゆるアニメ的な演出が好きな人も居るので、それはそれで良いのかも知れませんけど。
でも軍事部分とかかなりリアルにやってたのに、アニメ的なノリを混ぜちゃうのは勿体ないよなぁ、と。

終盤にライバルキャラが出てくる辺りも、やっぱりアニメ的でどうかなぁ、と思いましたし。
せっかくなんだから「近代兵器 対 魔女」で最後まで描いた方が面白かったと思うんですよね。
敵国の対抗手段が、新型の凄い兵器だったりするとか。
でもそうじゃなかったので、そこら辺が勿体なかったなぁ、と。

オチ的にも、最後の最後になるまでは凄く良かったんですよね。
でも最後の最後で、「あ〜〜、そうしちゃいますか〜〜」とガックリ来たりして。
いや、ああいうオチは嫌いじゃないんですけど、あそこまで盛り上げておいてそれかい、となったので。

盛り上げ方の問題ですかねぇ。
流れ的に微妙感が起きちゃったもので。
まあ、逆にアニメ的なノリになっていたので、そっちの方が自然って感じもしますけど。
私的には微妙だったってだけですから。

てな感じで、序盤は「お、私好みなアニメじゃん」と思い、中盤で「う〜〜ん? 大丈夫かな?」となり、最後に「まあ、普通の良く出来たアニメだったかな」となりました。

序盤のノリで最後までやってくれたら、私的に凄く評価が高くなったと思うんですけどね。
姫さまも、最初のカッコ良さがいつの間にか薄れて、何か普通レベルの良キャラになっちゃった感じがしますから。
何か王族としての誇らしさや凜々しさみたいなのが緩くなっちゃったというか。
普通の真面目なお嬢さんって感じになってましたからね。

思うに、最初は「硬派なアニメでいくぞ」と気合い入れたものの、作っていく内に「いつものノリになっちゃった」みたいな感じですか。
よくあるノリにした方が楽でしょうし、ウケもするでしょうから、それはそれでいいんでしょうけど。

まあ、設定からして、主人公の衣装があれってのもありますからね。
でもそういう部分を混ぜつつも、お堅い軍事系のノリで行くと思ってたんですよね。
序盤でそういう期待を高めちゃったせいで、ガックリ来ちゃったんだと思います。

あ、面白くはありましたよ。
ただ期待が高くなったので、裏切られたような気になったという次第。

取り敢えず、あんな衣装で戦場を飛ばれたら、それだけで色々な効果は生むよな、と思ったり(笑)
そういう意味で、確かに人を惑わせる魔女でしたよ。
うむ、おっぱい素敵でした(最後にそれかい)

shibachi1 at 09:46|PermalinkComments(0)

2019年05月19日

甲鉄城のカバネリ 海門決戦


彩「甲鉄城のカバネリ」
美樹本晴彦
アートワークス


劇場公開と同時に、ネットフリックス等でも配信されるという、珍しいやり方をしている作品です。

「劇場版が公開された」って情報を得たすぐ後に、ネットフリックスに出てるのを見つけたので、最初は予告編かと思ったんですよね。
そしたら思い切り本編だったので驚きましたよ。

私は映画って別に映画館で観たい訳ではないので、こうしてネットでも同時配信してくれると凄く嬉しいですわ。
まあ、普通はやらないでしょうけど。
この作品にしても、劇場版というより、OVAの宣伝的に映画館でも公開したって感じですから。
なので普通の映画ではやらないでしょうね。

内容的には、テレビシリーズのその後を描いていて、主人公の生駒達が、故郷へ向かう途中で、カバネと戦っている連合軍に協力する話になっています。

とはいえ、私的にはそんなのどうでもいいんです。
だってこの作品を観る目的は、無名ちゃんですから。

テレビシリーズでも無名ちゃんの可愛さ、おっぱいさに惹かれて観てましたんでね。
なのでこの劇場版でもそれが目当てなのですよ。
いかに無名ちゃんが可愛らしく、そしておっぱいが魅力的に描かれているか。
それが全てなのです(駄目な理由)

12歳で小柄なのにおっぱいがおっきく、顔も私好みで可愛い。
可愛くておっぱいなんですよ。
そりゃもうたまらんでしょう。

最初はそれしか目的が無い(ヒデェ)ので、観るのどうしようかと思ってたんですけどね。
テレビシリーズってあまり面白く無かったですから。
「でもせっかく観られるんだから観よう。無名ちゃんが可愛いだろうし」と思い直して視聴した訳ですわ。

そしたら大正解。
凄く良かったのですよ〜〜。
この映画、完全に無名ちゃんのために作られたような内容になってましたから〜〜。

無名ちゃんの可愛さ、おっぱいさ、そしてカッコ良さが、これでもかとばかりに披露されておりましたので。

開始直後に、カバネ相手の大立ち回り。
クルクルクルクル動きまくり、超絶なアクションでカバネを倒しまくりです。
思わず魅入ってしまう素晴らしさでした。
その際におっきなおっぱいも画面に大写しになるので、視線が集中してしまいましたわ。

何より、無名ちゃんの生駒ラブ描写が凄すぎて、最初から最後まで生駒ラブラブラブしている乙女な姿がたまりませんでしたね。

照れて赤くなったり、色っぽい表情浮かべたり、こんな可愛い子にそんな表情や仕草をされたら別の意味でカバネ化しますよ。
ほんと最高です。

無名ちゃんのそうした状況を増幅するためなのか、生駒も完全に王子さまやってましたしな。
ピンチに颯爽と現れて、身を挺して守ってくれるという。
ああ、こんなの惚れるに決まってるじゃん。
しかも「ずっと傍に居ろ」なんて言われた日にゃ、メロメロになるでしょう。

蕩けまくっている無名ちゃんが可愛くて可愛くてですね。
そりゃもうたまりませんでしたわ。

ほんと最初から最後まで、無名ちゃんの可愛さおっぱいさカッコ良さを、これでもかと見せられました。
さらに最後の最後に、何とも強烈な一撃が、生駒と私に与えられて終わるという。
何この可愛らしい生物。
たまりませんがな。

てな感じで、無名ちゃん萌えにとっては実に素晴らしい出来になっていたこの作品。
テレビシリーズで無名ちゃんを可愛いと思っていた人は、絶対観て損しないです。
というか、観ないと損ですわ。
私は「観て良かった〜〜」と凄く思いましたので。

それほどまでに、無名ちゃん萌えであれば満足出来る内容でありました。
というか、それ以外で観て楽しいのかと思えるほどに萌え描写が素晴らしかったです。

興味を持たれた方は、予告編のPVを観て下さいまし。
これで「イイ」と思ったら、本編も是非とも観ましょうぞ。
無名ちゃんの姿で幸せになれますのでね。

あ〜〜、良かった。
無名ちゃん可愛いっす。
おっぱい素敵っす。
最高っす。



shibachi1 at 18:32|PermalinkComments(0)

2019年05月13日

グリザイアシリーズ


グリザイアの迷宮

ネットフリックスにあったので観てみました。

ストーリー的には、普通の学園モノで、いわゆる泣きゲーでよくある「不幸ヒロインを救っていく話」ですね。

そういう話なんですけど・・・

何か主人公の周辺がきな臭い・・・

この作品、主人公が何やら軍事関係というか、殺し屋みたいな事をしており、そこら辺のシリアスで重い要素が混じっているのですよ。

というか、他はお馬鹿なノリの学園モノなので、何でこんな設定をぶち込んで来たのか謎です。
はっきり言って不要ですから。
要らないでしょ学園モノなんだから。

でも私は大好きです。
軍事で殺し屋でシリアスな重い要素大好きです。
というか、そっちだけでやってくれ〜〜、ってな感じですよ。

いや実際ね、学園モノの部分要らないでしょ。
だって軍事関係のネタの方が面白いんですもん。
逆に学園モノの部分が絡んでくることで、せっかくの楽しい軍事関係のネタが崩れちゃうというか。

特にキャラデザがぁ〜〜。
私の苦手な超萌え絵。
駄目なんだわたしゃ〜〜。

そこら辺がどうにも辛くて、観るのを止めようかと思ったくらいです。
まあ、我慢して観続けましたが。

学園パートでは、ほのぼので馬鹿をやり、現実の日本的な平和なノリ。
軍事パートでは、凄くシリアスで、殺しとかが絡む重い内容。

このギャップが最後までどうにも受け入れがたく、「何で一緒の作品にしたんだよぉ。軍事パートだけにしてくれたら凄く面白かったのにぃ」となりましたよ。
まあ、学園モノにしないと売れないからって事なんでしょうけど。
原作、エロゲーですから。

学園パート、つまりヒロイン達の話は、はっきり言ってどうでも良かったです。
話的にもありがちですし、端折って見せているせいか、かなり軽い感じになってましたので。
これだけだったら、観続ける気が全く起きませんでしたよ。

しかし軍事パートの部分は面白かったです。
主人公の過去話から現在に繋がる内容が良かったですので。

主人公が凄く悲惨な目に遭いましてね。
親に虐げられる日々が続き、親が死んでからは、マフィアに戦闘マシーン洗脳されて暗殺家業。
そういう状況が小学生くらいの間続いて、精神崩壊にまで至るという。

そこから救ってくれたのが、後に主人公が「師匠」と呼ぶようになる女性です。

この師匠が素敵な人でしてね。
がさつでおっかない感じなんですが、優しい姐御なのですよ。
主人公に様々なことを教えてくれて、精神崩壊していた状態から救ってくれた恩人なのですな。
そして筆下ろしまでしてくれちゃうという素晴らしさ。
ここ、個人的にツボです(笑)

主人公は師匠にかなり依存していて、死んだ後も「一番大切な女」と言ってしまうほどに愛しまくりなのです。
完全にメインヒロインは師匠なのですわ。

こんな関係に、学園パートのヒロイン達が太刀打ち出来るはずもありません。
何せ関係性を比較したら勝負になりませんから。
そもそもヒロイン達は主人公に助けてもらったけど、主人公に対しては何もしてませんからね。
主人公が惚れる理由が存在しない訳ですわ。

学園パートの方は、まさにそうした関係性なので、主人公を救って、全てを与えてくれた師匠に勝てるはずもないのです。
恋愛の到達点たるセックスすらしてますし。
もうどうやって勝てというのかって感じですよ。

しかもさらに強力な女性がいたりするんですよね。

それは主人公の姉です。

このお姉ちゃん凄いんですよ。
幼い頃から主人公を支配し、従わせていましたので。
別に恐怖でそうしていた訳ではなく、普通に姉が弟に示す支配的な要素な訳ですけど、それが凄く強いのですわ。

何しろこのお姉ちゃん、天才的に何でも出来ちゃう完璧超人で、親ですら依存させてしまうほどのカリスマを持っていますから。
そうした人間から、強い愛情を注がれつつ支配されたら、そりゃ逆らえませんわな。

さらには異常なまでに弟である主人公が大好きという。
近親相姦すら厭わない、強烈な弟愛に溢れているのです。
普通の姉弟関係だとしても、カッコいい姉として惹かれてしまうでしょうに、そこに自分への強烈な愛情があるとなれば、従属せずにはいられないでしょう。

なので姉は、師匠に次ぐメインヒロインになっちゃってる訳ですわ。
とはいえ、主人公は姉とは離れる事になったせいで、そうした呪縛からは逃れられたようですが。

もし何事もなく一緒に育っていたら分からなかったですけどね。
あの強烈なお姉ちゃんの支配から逃れられるとは思えませんので。
主人公ってば、お姉ちゃんの事を「神」とか言っちゃってましたからねぇ。
強烈な依存度ですよ。

そんな感じでこの作品は、メインではない女性二人のヒロイン度の方が凄く高く、ヒロイン達は完全に負けちゃってます。
ストーリー的にも軍事パートの方が面白いので、学園パートの方はホント蛇足のように思えちゃってますし。

終盤で軍事パートの流れに、学園パートのヒロイン達が絡んでいくんですけど、かなり無理が出ていて微妙でしたしね。
シリアスな中で、典型的なギャルゲー言動をされると、凄まじく浮くというか、違和感ありまくりで辛かったですから。

せめてもうちょっと落ち着いた感じで、何も出来ない存在として描かれたら良かったと思うんですけどね。
何でだか活躍させちゃいましたからねぇ。
素人があんなに上手くやれるほど甘い世界じゃないでしょうに。
そこら辺でどうにも違和感が起きちゃった次第。

まあ、エロゲーだからそこら辺は大目にみないといけないのかも知れませんけどね。
何せ女の子達が活躍しないとつまらないって人の方が多そうですから。

そんな感じで微妙感のある作品なのですが、全体的には面白かったので良かったかな、と。
微妙部分をスルーして、軍事部分だけで楽しめばOKという事で。

何より師匠とお姉ちゃんが私好み過ぎたので、そちらで狂喜乱舞して満足できた次第。
ホント学園パートが無ければ、私的に完璧だったんですけどねぇ。
せめて「ファントム」みたいにオマケ的な扱いなら問題なかったのですが。
見せるのは主人公の過去からにすべきでしたね。
そしたら評価がまた変わったと思いまする。

shibachi1 at 10:59|PermalinkComments(0)

2019年05月04日

未来日記


「未来日記」
Blu-ray BOX


ネットフリックスにあったので観てみました。

この作品を一言で述べますと・・・

「ストーカー女子と駄目男の殺戮ラブ物語」って感じですか。

いやホント、この作品ってば、それだけなんですよ。
ヒロインのストーカー女子は最後までストーカー女子だし、主人公の駄目男は最後まで駄目男なので。

成長なんぞありゃしません。
ストーカー度と駄目度は全く改善されることなく、「良い人間へと変わっていく」という意味での成長は欠片もございませんので。
「良くなったかな?」と思わせといて、すぐに「ああ、元のままか」という言動をしてくれる実に安心設計?になっております(笑)
見事なまでに爽快に、ストーカー女子と駄目男のまま突き進むってのが、別の意味で魅力になっていて凄いなぁ、と。

はっきり言って、主人公が駄目男なんで観ていて辛いんですが、慣れてくれると「いかに駄目言動してくれるか」という楽しみを持てるようになるので不思議です。
いや〜〜、凄い駄目ぶりですから。
たまんないっすよ。

ヒロインのストーカーぶりもハンパなく、彼女がストーカー爆裂言動をとるたびに、画面に向かって「ストーキングっ」と親指を突き出すポーズをしちゃうくらいでしたわ(笑)
ちなみに「ストーキングっ」ってのは、チャラヘッチャラの「スパーキングっ」と同じノリで言っていただけると宜しいかと(どうでもいい)

とにかくこの作品は、主人公もヒロインも最低すぎる人間になっていて、その二人に周囲が振り回されていく流れになってますね。
悪人に関しては良いのですが、善人が振り回されるのは可哀想なので観ていて辛かったです。

しかもこの主人公、自分の言動の結果で酷い目に遭う相手に対し、涙を流して申し訳なく思うくせに、全く改めようとしないで同じような事を繰り返すので、凄まじく質が悪いです。
知り合ったが最後、駄目空間に引きずり込まれ、三倍の不運に見舞われるようになるのですよ。
何と酷すぎることか。

ストーリーとしては、色々微妙な部分もあるのですが、主人公とヒロインの常軌を逸した凄まじさに引きつけられるので、変な意味で魅入ってしまいました。
謎もあるんですけど、終盤になってくるとそれが際立ってきて、なかなかに面白いものになっていて良かったのではないかと。

物語的に盛り上がる終盤も、かなりじっくり描いているので、入り込み具合が深くなり、凄く良い出来になっていたと思います。
終盤は展開が面白いので、そのために主人公の駄目ぶりを我慢して観ていくのも宜しいかも知れません。

主人公は一見人畜無害なタイプで、善人言動をするので、そこら辺が目立つと応援したくなるのですが、それまでの所業を考えると、とても応援できなくなり、複雑な気持ちになるというのも、この作品独特のものと言えるでしょう。

周囲の人間も、主人公のそうした部分に騙されて、振り回されていったように思えますし。
傍に分かりやすい異常者であるヒロインが常に居るせいで、主人公の酷さが希薄されているのも大きな要因と言えるかも知れません。
それゆえに繰り返し主人公に騙されてしまうというか。
そう考えると実に良いコンビと言えるでしょうな。
ナイス設定です。

ラストに関しては、この主人公とヒロインのオチとしては実に良い感じになってました。
まあ、最後の最後で「え? そうしちゃうの?」という形になったので微妙でしたけど。

何にせよ、凄く特殊な作品ではあると思います。
ここまで駄目な状態を続けたまま終わる主人公って珍しいですから。

いや〜〜、何とも珍しい体験をさせていただきましたわ。
変な意味で面白かったでありますよ。

shibachi1 at 10:27|PermalinkComments(0)

2019年04月12日

Re:ゼロから始める異世界生活


Re:ゼロから始める
異世界生活 9


ネットフリックスにあったので観てみました。

んで感想なのですが、端的に書きますと・・・

いや、凄いね何これ?
こんな話だとは思いませんでしたよ。
っていうか、凄い心にクるんですけど何なの凄いわ。

という感じですか。

観始めた時はですね、まあ、普通の異世界モノって印象だったのですよ。
しかも「ちょっと作り荒いなぁ。設定とか適当じゃん」という感じの(笑)

だって、コンビニから出てきたらいきなり異世界になってて、どうしてそうなったのかの説明も無いし、主人公も混乱することなく「おおっ、異世界だっ。異世界召喚されたっ。ヒャッホ〜〜イ」って感じで楽しみまくってましたんで。

さらに雰囲気が完全に現代日本に居るのと同じ。
「リアルに描くのが面倒臭いから、細かいところは気にせず、とにかくここは中世ヨーロッパ風というか、ゲーム風のファンタジー世界って事で宜しく。感覚は現代日本のノリでやってます」という感じでしたのでね。

もう最悪ですわ。
思い切り私の苦手なノリでしたから。
「異世界なら、もっと色々現代日本とは違った常識とか描けやオラァ」ってなガッカリ感炸裂だった訳です。

「こりゃ駄目だ。外れでしょこのアニメ」みたいに思いつつも、取り合えず主人公のスバルが明るくて楽しいヤツだったので、それで観続けることにしました。

スバルは、とにかく楽天家で前向きで、陽気でお喋りで、善意の塊で、どんな相手に対してもグイグイ入り込んでいくって感じの、まあ、凄くテンション高めの善人なのですな。
私はそういうキャラって何か惹かれるので、観ていて楽しかったんですよね。

キャラ同士の会話も、基本漫才のノリになってて、そこら辺も面白かったですし。
何より強い悪意を持つ人間が居ないというのも安心感がありましたしね。

そう、とにかく悪人がほとんど居ないんですよこの作品。
終盤で出てくるボスキャラ以外、とにかく善人で溢れている。

性格が悪いのは居ますけど、根幹は善人になっているせいで、歪んだ憎しみや蔑みみたいなものがあまり出てこない。
身分制度がある世界なのに、平民を虐げたり、身分の違いから蔑んだりといった事がほとんど無いのですな。

王族とか貴族とか、身分のせいで歪んでいるはずの人達も、身分を理由に嫌がらせをしたりとかしませんし。
本当に善人で溢れてるのです。
そこら辺の感覚が、現代日本的な雰囲気を感じさせた訳ですわ。

そのおかげで嫌な想いをしないで済んだのは嬉しいのですが、キャラの設定的にいいのかい、というマイナス部分にもなったりしました。
身分制度があると、普通はもっと嫌な人間が多いと思いますからね。
そうじゃないとなると、この世界の人間は、かなり立派な人ばかりって事になりますから。
まあ、そうであっても別に駄目って訳じゃないんですけど、何か私的に物足りなく感じたので。
私の常識では、人ってもっと酷い生き物だと思いますから。
悪意を持つ人間が出てこないと落ち着かないというか(笑)

こうした異世界モノのお約束だと、「主人公にはチートな能力があって、それで大活躍」って事になる訳ですが、この作品が珍しいのは、そういったものが一切無いという点。

スバルの能力は、こっちの世界に居た時のまんまですから。
筋トレしてたので、人並み以上に筋力はあるものの、戦闘力は素人、魔法が使えるようになった訳でもなく、凄く頭が良くて策略で切り抜ける、といった事も無し。

全くもって普通の人であり、戦闘でも弁舌でも役に立たないことこの上ない。
異世界へ行っただけの、ただの一般庶民でしか無いのですわ。

これが強烈に辛い。
何しろ危険な状態になっても、「凄い力が目覚めて切り抜ける」みたいな展開がありませんので。
危険を回避するには、誰かに助けてもらうか、無い知恵絞って上手いこと逃げるしか無い訳です。

しかしこの「普通でしかない能力設定」ってのが、この作品の魅力の根幹を成していて、普通でしかないからこそ描くことの出来る素晴らしさになっている訳です。

そしてそれが生かされる要素として、「時間逆行現象」というのが出てきます。
いわゆるループモノって事で、スバルが死ぬと、特定の過去まで時間が戻るのですよ。
これはスバル自身の能力というより、呪いのように彼に付属している現象であり、何故そんな状態になっているのかは明らかにされていません。

さらに重要になるのが、「時間逆行するのは、死んだ場合のみ」という点ですね。
つまりその設定を生かすためには、スバルはちょくちょく死ぬ必要がある訳ですわ。
そこが悲惨な部分であり、私が「おおっ、何か楽しいじゃん」と思うようになった理由でもあります。

私はこの設定を知らずに観ていたので、いきなり殺されたので驚きました。
さらに殺される状況ってのがまた酷かったんですよね。
かなり呑気な雰囲気で話が進んでいたのに、いきなり人が殺されている場に出くわし、自分も殺され、ヒロインも殺され、殺戮状態になりましたので。

しかもどうして殺される事になったのか、誰に殺されたのかすら分からない。
犯人の顔すら分からないのに、時間逆行したとして、どうやって回避するのよ、と思った訳です。

まあ、ループモノだと、こういうのはお約束な訳ですけど、ここで問題になってくるのは、スバルが全くもって普通の人間でしかないという点。
殺しにくる相手に対抗する戦闘力が無いので、とにかく頭を使って殺される状況を回避するしかないのです。
でも頭がいい訳でもないので、「どうなっちゃうのこれ〜〜?」となった訳ですわ。

普通の異世界モノがRPGだとすれば、この作品はアドベンチャーゲームと言えるでしょうね。
経験を積んでも戦闘力が上がる訳ではなく、とにかく現状の能力のまま選択肢を選び直して正解を見つけていくしかないですから。
しかも頭が良くないので、正解を見つけるのにも苦労するという。

そこがホント悲惨で悲惨で。
最初は殺されるのが酷いだけな感じだったんですが、話が進むにつれ、殺される理由とか状況とかが、物凄く酷くなっていく。
何をしても、どうやっても、これは無理でしょ、と思える状態になっていくのですよ。
まさに絶望があり、それを何度も繰り返すことになっていく訳です。

それを避けるには「逃げる」という選択もある訳ですが、スバルは凄く善人であり、仲良くなった人間を見捨てられない性格であるため、とにかく頑張って助けようとしていきます。
しかし上手くいかない。
上手くやろうと努力したら、もっと酷い状況になったりして、あまりの酷さに観ていて可哀想でたまらなくなりましたよ。

しかもスバルは、そうした状況に耐えられるほど精神が図太い訳ではないので、徐々にやさぐれていって、陽気で楽しかった彼が、自分勝手な主張をまき散らす、最低な人間へと変化していくという。
最終的には壊れてしまって・・・
救いが無く、どん底まで堕とされていく姿が、何とも強烈でした。

何度も書きますが、スバルは普通の人間でしかないゆえに、自身の戦闘力は最初から当てにならず、頭がいい訳でもないので策略でどうにかする事もできず、テンパってしまったために人に頼むことすら上手くいかず・・・

そしてお喋りでもあるため、テンパった鬱憤を汚らしい言葉でぶちまけていくのが、観ていて辛すぎました。
歪んだ顔で、好きな人にも悪態をつき、相手を傷つける言葉をまき散らす。
序盤の陽気で善人な姿を知っているだけに、それは強烈に酷さを感じさせるものがありました。

しかもそういった状態であるのが結構長くて、私はまとめて観たから良かったですけど、1週間ごとに待たされながら観ていた人達は、凄く辛かったんじゃないかな、と。

そうした辛い日々にも、やがて救いが出てくるのですが、これが凄く良かった。
「辛さに堕ちた主人公が救われる展開」ってのはよくある訳ですけど、この作品のように、悲惨な状況を長々と繰り返し見せられ、主人公が歪んだ内面をぶちまけまくり、酷い有様を見せまくった後での救いというのは、他には無いと思いますからね。

救う方法というのは、これまたありがちなものでしか無いんですけど、これがまた心に刺さるんですよ。
相手の言葉の一つ一つが、辛さにまみれた心に突き刺さり、救いとして浸透していく。
それが素晴らしかったです。

私は悲惨な展開から救われる話が大好きで、こういうシーンも何度も観てきましたが、ここまでじっくりと悲惨を描き、そこから救われる様子もじっくりと描いた作品は今まで無かったんじゃないかと。
なので凄く惹き付けられましたわ。

心にグイグイ入り込んでくる辛さと救い。
いや〜〜、素晴らしかったですね。

他の部分でも、人が人を受け入れる、感謝していく展開があるのですが、それが実にクるんですよ。
心に入ってくる見せ方になっているのです。
凄く引き込まれましたよ。
そういった部分が、終盤になると秀逸になってきて、「何かスゲェぞこの作品」となった次第。

細かい部分では色々微妙な点もあるのですが、それを補って余るほどに悲惨と救いの描写が素晴らしいので、観ていて凄く良かったです。

スバルの成長も凄く良いですしね。
1話では「何も考えていない、突っ走るだけの馬鹿」って感じでしたが、悲惨な経験を大量に積んだことで、人間として成長していっていますので。

なろう系作品の主人公は、「凄い能力を持っているゆえに、多くの人を惹き付ける」というのが多いですが、この作品の場合は、「平凡な、むしろ劣っている人間であるのに、頑張り抜いて困難に立ち向かっていくゆえに、多くの人を惹き付ける」となっているのが素晴らしいな、と。

まさに人間性として、他者を惹き付ける人間に成長していっている訳ですよ。
そこが凄いところだと思う訳です。
無力なはずの人間が、多くの人々を力づけ、困難に打ち勝つ力を与える。
人間の素晴らしさは、能力ではないって事を感じさせる内容であると思います。

そういう感じで実に良い作品なのですが、一つ気になる点というか、「これ、失敗したんじゃないの?」と思える部分がありまして・・・

それは、ヒロインの扱いです。

メインヒロインのエミリアよりも、サブヒロインのレムとの関わりの方が、凄まじく重くなっていて、「どう考えてもレムの方が上でしょ」となってしまっているので。

エミリアがメインヒロインたり得ているのは、「スバルが惚れている」という設定のみで、物語としてのプラスアルファがあまり描かれていないのですよ。
何しろスバルとの心の交流が少なく、それ自体も軽い、表面的な印象が強いですから。

無論、そうした状態であっても、エミリア以上に恋愛的に関わる人間が居なければ問題は無かったでしょう。
しかしレムとの関係は、あまりに重く、あまりに心に入り込む内容になっていたので、エミリアの存在が薄れてしまったのです。

物語的には、スバルとエミリアが互いを想う気持ちというのが描かれる訳ですが、どう考えてもレムとの方が重いです。
完全にレムがメインヒロインになっているのですわ。

これはおそらく、作者さんがレムとの関係を描く際に、凄くノリノリになっちゃった結果なんだろうと思うんですよね。
何しろあの辺りは、今回アニメ化された中でも、最高のシーンになってますんで。
そりゃ気合いも入るってもんですよ。

本来ならエミリアにやらせるべき内容だったんでしょうが、そこに繋げるには、それまで描かれたエミリアとの関係では無理がありますからね。
あれは事前に関係性が強化されたレムだからこそ出来た事だと思いますし。

そういう意味で、ヒロインに関しては、このままではエミリアの立場が駄目すぎて失敗に終わってしまうんじゃないかと。
まあ、エミリアには謎設定が色々あるので、それがメインで描かれるようになれば、かなり存在が重くなるとは思いますが。

ただスバルとの関わりとしては、やはりレム以上のものを出せるのか、という疑念はあります。
あれ以上のことって、そうそう出来ないでしょうからねぇ。

てな感じで、かなり気に入った作品でした。
私の大好きな悲惨と救いを見事に描いてくれていて、実に「観て良かった」と思わせてくれましたので。
久々に悲惨モノで「面白い」と感じさせてくれたので、凄く満足しています。

続編の制作も決まっているようなので、それを楽しみに待ちたいと思いますわ。
いや〜〜、面白かった。

shibachi1 at 15:57|PermalinkComments(0)

2019年04月10日

メイドインアビス


Deep in Abyss

見た目の可愛さと違って、エグい内容だという噂を聞いていたこの作品。
ネットフリックスにあったので観てみました。

とはいえ、序盤はかなり暢気なので、エグさを期待していた私としてはかなり退屈でした。
子供達が楽しく冒険している感じでしたからねぇ。
何より色々不満というか、「そりゃちょっといいのかい?」みたいに思う部分もありましたし。
しかし「そのうちエグくなるはず」と期待して、我慢して観続けましたよ。

って、何か普通に考えると期待する部分が間違っている気もしますが、私は可愛いだけのアニメなんぞ観たくないですからな。
エグさを求めているのですよ。
って、別にエグさだけを求めている訳ではないですけど(笑)

主人公のリコは、とにかく何も考えていない、楽天家で、暴走し、ピンチになったり、迷惑かけたりする、という私の苦手なタイプなので辛かったです。
でも観ている内に、「こういうタイプってのは、運が良いと大きなことを成し遂げるタイプと言えるのかも」と思ったりしましたわ。

だって普通の人だったら諦める、というか、最初からやる気にならない事に対して突っ走っていく訳ですから。
世の中の新しい発見ってのは、そういう人達が成し遂げてきたのではないかと思うと、大切なタイプなのかとも思ってみた訳です。
周囲に居たら嫌ですが(笑)

物語の都合上、未熟な子供の頃に冒険に突撃する事になりましたが、これがきちんと技術を身に付けた上で突撃していくのなら、成功する可能性もありますしね。
実際似たタイプであるリコの母親のライザは、凄く成功している訳ですし。
まあ、彼女の場合、きちんと技術を身に付けて、師匠と共に冒険していたみたいなので問題無い訳ですけど。
この作品は「子供が無茶をして酷い目に遭う」というのを狙って作っている感じもするので、未熟な設定なのは仕方ないのでしょう。

というか、どう考えても死ぬとしか思えない冒険へ、邪魔する手段があるのに敢えて送り出してしまう大人達の方が凄く気になりましたわ。
実はリコを行かせなきゃいけない理由でもあるのではないかと勘ぐっちゃうくらい、あっさり送り出しましたからね。
もしそうした裏設定が無いのだとしたら、凄く酷いことになるんですが。
アニメ版ではそこまで描かれなかったので分からないんですけど。

物語の進み方としても微妙感があり、凄まじく過酷な環境であるのに、「こんな上手くいく訳ないでしょ」という感じでトントン拍子的に進んでいくのがどうにもなぁ、と。
まあ、そこら辺が先ほど書いた「運が良いと大成するタイプ」ってことになるんですけどね。
物語がそうさせようとしているというか。
でも観ていると辛さが起きてくるんですよ、「何でこんなに上手くいくの?」と。

ロボット少年のレグが一緒とはいえ、彼もリコと同じく未熟でしかないので、本当の意味での極限状態になると役に立ちませんしね。
知識が無い分、リコより危ないですし。
だけどそんなコンビで、危険を乗り越えていく訳です。
そういう意味で、やはりリコは凄まじい幸運の持ち主という事になるのでしょう。

とはいえ、その幸運も終盤になるとさすがに尽きたのか、きちんと酷い目に遭っていきます。
とにかくいきなり強烈な見せ場がやって来て、「こりゃ死ぬ」「もう死ぬ」「死ななくても終わった」みたいな展開になっていきましたので。
わたしゃ「おおっ、ついに来た。これよこれ、これを待っていたのだ」と狂喜乱舞で興奮しましたよ。
いやホント、それまでの暢気ぶりが嘘のように、酷くて酷くて、「わ〜〜、楽しい〜〜」となっちゃいましたんで。
まさにここからが本番って感じの、良い酷いさ描写でしたわ(外道)

何よりナナチも登場しましたしな。
ナナチについては、放送当時にキャプ画で見て、「可愛いなぁ」と思っていたので、「ナナチが出てくるまでは観続けなければ」という想いがあったのです。

しかもナナチってば、可愛いだけじゃないんですよ。
凄く悲惨な過去があるんです。
それってのがまあ、酷くて素晴らしく、「この悲惨さは極上だ。ナナチってば、可愛くて悲惨でたまらん」となった訳ですわ。

いや私、悲惨な展開って好きなもんで、どうしてもそういうネタが出ると嬉しくなっちゃうのですよ。
昔はそうでもなかったんですが、最近悲惨じゃない設定の作品が多くなったせいか、そうなったというか。

正確には、「悲惨な状況に負けずに頑張る姿」というのが好きなんですけどね。
そういう強い人間を見るのが好きなので。
甘い環境の中で頑張るってのは、誰でも出来ることなので、そういうのではあまり楽しめないのです。
「このキャラ、こんな悲惨な状況でも負けないのか。凄い。強い。カッコいい」と痺れる訳ですわ。
だから悲惨な状況が描かれる作品に惹かれるのですな。

まあ、そんな感じでナナチ萌えなんですけどね。
ナナチ、モフモフでいいですし。
何とも可愛い。

ただ喋り方と回想での様子から、「あれ? 男の子なの?」となったので、ちょっと残念に思いましたけど。
女の子だとばかり思ってましたからねぇ。
でもレグとの体の接触で照れたりもしていたので、単に男っぽくしてる女の子なのかなぁ、とも期待しております。

どちらにせよモフモフキャラなので、性別とかどうでもよく可愛い訳ですけど。
最後まで性別を明らかにしないような気もするので、女の子と思っておくことにしますわ。
だってその方が可愛くて嬉しいですから。

終盤から怒濤の悲惨展開が描写され、これからってとこでアニメ版は終了。
実に残念ですが、続編の製作も決定しているようなので楽しみに待ちたいと思います。

とはいえ、それまで待てないので、原作を読もうと思っておりますが。
こうした「謎の遺跡とロストテクノロジー」みたいな設定の話って大好きですしね。
ついでにグロエグな感じだと盛り上がって宜しいですし。

さて原作はどんな内容になっているのか、楽しみに読んでいきたいと思いまする。

shibachi1 at 10:10|PermalinkComments(0)

2019年02月22日

劇場版 幼女戦記


劇場版 幼女戦記
オリジナル
サウンドトラック


見た目は幼女、頭脳はオッサンな主人公の活躍を描いた作品の劇場版。
いや〜〜、予想していた以上に面白かったです。

論理的な思考と、その指示に従って部下が戦い、その結果勝利を得るという。
感情的に暴走するキャラが居ないというのは、何と気持ちの良いことでしょう。

多くの作品では、話を安易に進めるためなのか、そうした感情で動くキャラを出しますが、ああいうのって苛つくだけなので止めて欲しいんですよね。
きちんとした行動の結果ピンチに陥るのは仕方ないけど、「それやったらピンチになるでしょ」という行動をとらせてピンチにするのは最悪ですよ。

この作品では、そうしたキャラは主人公の回りには居ないので凄くいいです。
上司も意見の違いはあっても、感情的には判断しませんからね。
いやホント楽しい。

とはいえ、敵には出てきましたけどね、感情で暴走して命令無視するキャラが。
しかも存在Xの加護があるので、チート化していて凄まじく強いという。

何か観ていて、「普通の作品での主人公だな」とか思いましたわ。
「突如謎の能力に目覚めて、歴戦の勇士を圧倒する」ってのは、バトル作品の主人公によくある設定ですから。

経験や鍛錬などの裏付けなく、突如としてトンデモパワーが出てきて、経験や鍛錬で強さを持つ相手をぶちのめす。
そういうのって主人公側で観ていると爽快で楽しいですけど、敵として出てくると「ヒデェ何それ」な感じになりますな。
日頃いかにズルをしている行為に拍手喝采しているのかというのが分かりましたわ。
敵に回すと何ともやっかいです。

しかしそんな敵にも勝つのが、我らが主人公ターニャです。
「こんなチートなヤツ、叩きのめしてやって下さい」と応援しましたよ。
勝てるかどうか微妙ではあったので、ハラハラしながら観てましたけど。

今回部隊の練度が高くなり、最強状態になっていたので、通常戦闘では負け無しって感じでしたね。
ターニャの活躍はもちろんのこと、部隊の主立った面子の活躍もあって楽しかったです。
ちょっとやそっとの事じゃ動揺せず、笑い飛ばして逆に奮起する。
まさに歴戦の勇士って感じで最高でしたよ。

描写的にもスピーディーでよく動いていて、見ているだけでも楽しめました。
いや〜〜、アニメでの表現だとこういう部分がカッコ良く見せられるので実に良いですわ。

そうした最強状態の部隊を、物量でピンチに陥らせるという展開もなかなか良かったです。
変に強い敵を出すのではなく、人海戦術を使って、「いくら強くても、人間には限界ってものがある」という部分を突いてくるいやらしさ。
実に辛い戦いでしたわ。
今後もこういうやり方をされたら嫌でしょうねぇ。

その原因となったのが、変態なオッサンな訳ですけど、このオッサンの暴走って素なんですかね。
存在Xとは無関係に、単に変態だからって事で宜しいのでしょうか(笑)
実に共感の持てるオッサンでしたが、今回のことでもう出番は無いんですかな。
今後の活躍にも期待したいところなんですけど。

この作品には、会話の良さってのもありますよね。
部下や上司とのやり取りなんかも、感情的ではなく論理的な部分が多いので、観ていて気分が良いというか。

そのくせ、所々で様々なキャラが「どうしてこうなった」と言いまくっている面白さ。
マイナスな言葉のはずなのに、ギャグになっているのが、この作品の特徴と言えるでしょうな。

そもそも主人公からして、何とか上手く平穏な生活をしようと頑張っているのに、必ず結果が真逆に働くという。
最後のオチでの「どうしてこうなった」は、場内から笑いが起きていましたよ。

この作品って、幼女が主人公で、見た目が可愛い訳ですけど、それ以上に中身が凄く好ましいので好きなんですよね。
普通にオッサン容姿で出てきても惚れる感じのキャラなのでね。
もし中身そのままにオッサン容姿だったら、きっと眼鏡かけた、神経質そうな、いかにも参謀って感じのタイプでしょうな。
そういうキャラって好きなんですよ。

実際は美幼女な姿なので、二重の意味で萌えられるのが素敵ではありますけど。
やはり可愛い方が良いですからね。
オッサンも良いですが、可愛いのはさらに宜しいのです。
あ、声も悠木碧ちゃんなので、三重の意味で萌えられているのでありますわ。

今回も下劣な笑みを浮かべ、歓喜に踊りまくる姿に萌え萌えさせていただきました。
実に良い笑顔で素晴らしかったです。

いや〜〜、何とも面白かった劇場版。
またテレビシリーズでもやってくれると嬉しいんですけどねぇ。
期待して待ちたいと思いまする。

shibachi1 at 20:19|PermalinkComments(0)

2019年02月09日

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ


劇場版シティーハンター
新宿プライベート・アイズ
: 公式ノベライズ


観てきました〜〜。
久しぶりに我らがリョウちゃんの活躍を堪能してきましたよ。

良くも悪くも昔のアニメ版のまんまって感じでしたね。
リョウちゃんは相変わらずカッコ良かったです。

ストーリー的には、特に凝った感じではなく、とにかくアクションを見せようという趣旨で作られているように思えました。
何しろアクションが多かったですから。

というか、あまりヒロインが目立ってなかったんですよね。
そのせいで話的にはあまり深みが出てなかったというか。

「シティハンター」の面白さって、ヒロインとの絡みや、ヒロインにまつわる不幸な出来事の解消がある訳ですけど、その部分はあまり掘り下げられず、何かあっさり処理されちゃってましたから。

香ちゃんがヒロインとしても見せられていたので、そのせいで尺を回せなかったのかも知れませんけど。
今回の話、半分は香ちゃんがヒロインでしたからね。
というか、香ちゃんの方がメインだった気がします。

何で香ちゃんを脇役に徹しさせず、ヒロインにしてしまったのか。
これってもしかして、監督が「名探偵コナン」を作っていた影響なんじゃないかと思ってみたり。
ほら、「コナン」の劇場版だと、必ず蘭との恋愛を絡めるでしょ。
そんで「コナン」のゲストキャラはヒロインにはなりませんから、その癖が出たとか。

実際のところはよく分かりませんが、とにかく香ちゃんがヒロインしてて、ヒロインの方は影が薄かったんですよね。
本来、設定上で凄く重要な役割を担っていたはずなのに、そこら辺が凄く軽く描かれちゃってたのですよ。
何とも不憫なお嬢さんですわ。

それに関連して、悪役もしょぼくなってたり。
あまりカッコ良くない状態でしたから。
敵がしょぼいと盛り上がりも低くなるので、ちょっと悲しかったです。

何故か悪役と香ちゃんとの恋愛的な絡みが出てきたので、必然的にヒロインとの絡みは軽くなり、結果、掘り下げの足りない状態になったように思えます。

ストーリーの重要要素とヒロインは繋がりがある訳だから、香ちゃんと絡ませるより、ヒロインと絡ませた方がしっくり来ますし、ヒロインの存在も大きくなりますからね。

でも悪役は、ヒロインに対しては適当な対応しかせず、香ちゃんの方に執着していたので、重要要素に絡む部分が弱くなり、単に「香ちゃんに惚れてるからリョウに敵対心を向けた」だけになっちゃったというか。
つまりは「失恋した情けない男」みたいな存在になっちゃった感じがするのですな。
悪役としては微妙でしょう。

本来は、悪役が惚れる相手をヒロインにして、悪役が何故今回のような行動をとったのかという理由と絡ませて描けば、重要要素とヒロインと悪役が絡んで盛り上がったと思うんですけどね。

そんな感じでこの映画には不満点がある訳ですが、実はこれはまだ軽い部分でありまして、もっと凄い不満がありました。

それは、海坊主の扱いです。
僕らの海坊主が、何とギャグキャラ化していたのですよ。

何で海坊主をギャグキャラにするのか。
海坊主はカッコいいんですよ。
漢って感じの渋さがある人なんですよ。
それでいて、たまにツンデレ的に崩れたりするから可愛いんですよ。

なのになんでギャグキャラにしちゃうかなぁ。
常に馬鹿やっているようなギャグキャラ状態だったですからねぇ。
親しみやすい面白キャラみたいになってたのですわ。
ここだけは許せん。

何より驚いたのが、ヒロインを「ちゃん付け」で呼んだこと。
海坊主は女性を「○○ちゃん」なんて呼ばないでしょ。
そんな砕けたキャラじゃないですよ。
もっとおっかないんですよ。
初めて店に入った客が、その容貌や雰囲気に怖くなって逃げちゃうような人なんですよ。
フレンドリーじゃないのです。
そしてまたそこが魅力なんですわ。

この映画での海坊主は、何というか、そう、リョウちゃん化してたような感じがします。
スケベ要素のないリョウちゃんね。
そういう風に描かれたと考えると実にしっくりくるのですな。
もう一人のリョウですよあれは。

何といっても最悪なのは、カッコいいシーンが無かった点ですね。
考えてみると無かったのですよ。
凄く無かったのです。
馬鹿やってるシーンは山盛りでしたが、カッコいいシーンが欠片も無かった。
何この海坊主差別。
酷くないですか。

戦闘シーンで、リョウのピンチに颯爽と現れて助けてくれる、ってのは毎度のことで、今回もそう描かれていた訳ですが、それが何かギャグなんですよ。
ふざけた感じで描かれているのです。
シリアスじゃない。
海坊主は9割がシリアスのはずなのに、9割がギャグでしたよこの映画だと。

何か書き始めたら、海坊主の描写に対する不満が凄い事に気づいてみたり。
大分嫌だったんだなぁと今更ながら思いましたわ。

いや、私にとって海坊主って、漢としてのカッコ良さの塊ってイメージだから、そうじゃなく描かれるってのは、どうも受け入れがたいのです。
ゆえに悲しくなってくるというか。
もうちょっと何とかなりませんでしたかねぇ。

この映画について、改めて「どんな内容だったか」と考えてみると、「リョウと香のラブ物語」とするのが一番しっくり来るように思えます。
二人の微妙な関係が最も重要なものとして描かれていた感じですから。

とはいえ、その割には描写が足りないので深みはないんですけど。
やはり香ちゃんが単独でヒロインになっている訳ではなく、ゲストキャラもヒロインとして描かれていた事でそうなったんでしょう。
ヒロインを一人に絞って、それで描いていた方が深みが出たと思うんですけどね。
どっちつかずな微妙な感じになってましたからなぁ。

まあ、何にせよ、リョウちゃんが喋って動いているのを観られただけでも幸せでした。神谷さんの演技は相変わらずカッコ良かったですしな。
これで海坊主もカッコ良かったら満足出来たのですが。
玄田さんのカッコいい演技も聞きたかったであります。

とにかくアクションは良かったので、それだけは満足しました。
やはりリョウちゃんはトンデモスイーパーですよ。

そういや、キャッツアイも出てましたが、何でか活躍シーンが無かったんですよね。
敵地に一緒に潜入したのに、しばらく出番が無く、出てきたと思ったら「すでに敵を倒しました」みたいな結果の描写だけになってたので。
何で戦闘するシーンがカットされちゃってるんですかねぇ。

海坊主のギャグ的なアクションシーンが沢山描かれていたので、それを半分くらい削ってキャッツアイに回しても良かったと思うんですけど。
せっかく特別ゲストとしてわざわざ出したんですし。
何とも勿体ないことですわ。

あと気になった点としては、怒濤のごとく流れたテレビシリーズの歌ですか。
とにかく凄く流れてましたんで。
何でここまで流すの? とばかりに懐かしの歌が流れまくりでしたよ。
どの曲もカッコいいんで盛り上がりましたけどね。

てな感じで、色々不満点ばかり書いちゃいましたが、楽しかったのも事実です。
やはり「シティハンター」は楽しいですわ。
また劇場版なりテレビスペシャルなりでやってくれると嬉しいですね。
その際は、もう少し良い脚本と、カッコいい海坊主を見せてくれることに期待したいと思います。

shibachi1 at 12:50|PermalinkComments(0)

2019年01月15日

ハーモニー


ハーモニー

この作品は、SF作家として有名な伊藤計劃さんの小説のアニメ化です。
以前から興味があったので観てみました。

感想としては以下の言葉が一番合うでしょう。

「気持ち悪い」

これに尽きます。

作品全体から漂う何とも言えない嫌悪感。
これが実に強烈な作品でしたので。

まず第一の嫌悪感として、「思春期少女の潔癖症から来る世の中への悪意」というのがあります。

これは少女を主人公にした作品だとよくあるもので、「自らを汚れの無い存在と位置づけ、またはすでに汚れてしまっている存在であるゆえに、汚れを平然と受け入れている大人と、そうした大人が作り上げている社会に嫌悪を示す」といった内容ですね。
それが主人公の思春期時代の経験として描かれる訳です。

私はどうもそうした「少女の潔癖症」ってのが苦手で、「何言ってやがるんじゃ。てめぇも汚いんだよ自覚しろ」とか思っちゃう方なので、どうにも受け入れがたいのですよ。

おそらく少女漫画を読んで育ったせいで、いかに少女というものが、恋愛にハマるとそれまでの自分を否定し、男に全てを捧げるようになるか、というのが骨身に染みこんでいるせいでしょう。
「潔癖症な発言をしていても、惚れる男が出来たら覆るんだよね。そんでそれまでの仲間を裏切り、平然と自らが否定していた汚らわしい行為にハマっていくんだよね」と思っちゃうのですわ。

似たような事では、「自分を捨てた親を恨み、『復讐してやる』と親の居所を探っていたのに、いざ親と再会したら、涙を流して喜び、恨みを捨ててしまう」というのがあります。

こういう事への嫌悪感というのは、主義主張を恋愛や情愛によりコロッと変えてしまうことへの裏切りに対する怒りが理由だと思うんですよね。
主人公に感情移入して、一緒になって潔癖症や憎しみを抱いていたのに、それをあっさり覆す事への怒りというか。
ゆえにこの作品もそうなんだと思って、回想シーンが出るたびにウゲェとなって観ていた訳です。

第二の嫌悪感の理由として、「完全なる管理社会と、それに依存している活力の無い民衆」の描写ですか。

この作品では、先進国の民衆は、端末を体に埋め込まれていて、それによって生活全て、主に健康に関して完全管理されている状態になっています。

これは何年か前にあった大規模な混乱期の教訓として作られたシステムのようで、「心身共に平穏な社会を作るべし。そのためには徹底した管理が必要」という考えから出来たもののようです。

それは良いのですが、何故かそこで生活している人達が、見事なまでに胡散臭い、洗脳されているような描写になっているのが気持ち悪かったんですよね。
いくら管理されているとはいえ、どうしてあそこまで胡散臭い人達ばかりになっているのか、というのが微妙だったので。
精神的な洗脳も行われているのではないかと思えたのですが、そういった描写はありませんでしたし。

というか、主人公に関わる人間達は普通だったので、余計に疑問に思えたんですよね。
「管理側の仕事をしている人間だからまともなのか」とも思いましたが、主人公の友人で、一般市民でしかないキャラもまともだったので違いますし。
何故その他大勢のキャラだけ、あれほど胡散臭い描写にしていたのか凄く疑問でした。

次の嫌悪感の理由は、「バッドエンドで終わっていく」という点ですか。
通常こうした管理社会設定の作品では、管理を打破していく、もしくは何かしら希望を持たせるオチにするものですが、全くそうした内容になってませんでしたので。

主人公は、現在の社会を崩壊させようとするテロの調査をしていく訳ですけど、結局テロを防ぐ事はせず、自らのしたい事だけして満足して終わる、という内容になっていましたから。
その理由というのも、実に酷い自己満足というか、恋愛感情ゆえという何とも酷いものになってましたしね。

無論、あの管理社会は微妙ではあるので、崩壊するというのは良いようにも思えるのですが、テロ組織が狙っていたのはもっと酷い、人間性を完全に無くさせるような社会でしたので、どうにも受け入れがたいものだった訳です。

しかし主人公はそれをあっさり受け入れてしまう。
まあ、防ぐ方法が提示されなかったので、選択肢が無かったという事もあるんですけど。

でもそうなると、元々救いのないオチでしかなかった、という事にもなるんですよね。
しかも主人公は、抗う素振りすら見せず受け入れてしまう訳で、しかもその理由が恋愛感情ゆえ、となっているのですよ。
それって最初に書いた「思春期少女の潔癖症」で描かれる、「恋愛によってそれまでの全てをコロッと変える」的な裏切りみたいに感じられたのですわ。

まあ、主人公は元々管理社会を嫌ってはいた訳ですけど、テロ組織が目指していたのは、それよりさらに酷い社会だったので、普通は受け入れられるはずがないんですよね。
結局受け入れる理由としては、「好きな相手が望んだから」という全く主体性の無い、恋愛脳からくる受け入れになっていた訳です。

そういうのって私は大嫌いなので、何かもう嫌になってしまった次第。
「社会派なSFとして描かれてるけど、実はこれってベタベタな少女漫画じゃん」と思った訳ですわ。
しかも私の苦手なタイプの。

そういう意味でこの作品は、凄まじく嫌悪感に満ちた内容になっていた訳です。
私はあまり嫌悪感って感じない方なんですけど、この作品は見事にそれを感じさせたので、実に良い出来の作品だなぁ、と思いました。
良作でなければ、ここまで嫌な感じは出せませんからね。
いやはや大したものでありますわ。

shibachi1 at 20:18|PermalinkComments(0)

2019年01月07日

DEVILMAN crybaby


DEVILMAN crybaby
COMPLETE BOX


年末年始は暇なので、「ネットフリックスのオリジナルアニメでも観てみるか」とばかりに加入しました。

いくつか他のオリジナルアニメも観たのですが、今のところこの作品が一番面白かったです。
まあ、名作な原作のアニメ化なので当然と言えば当然なのですが。

「デビルマン」と言えば、幼い頃に観たアニメ版が印象に残ってますね。
そして後に「原作漫画は全く違う」という事から、大学生の時に友人に単行本を借りて読みました。

何とも凄い内容に驚きつつ、こんなのをよくもまあ少年誌で連載していたものだとさらに驚いたりして。

今回はその原作漫画のアニメ化という事で、しかもネットで配信するのを前提とした作りという事から、規制を無視した原作そのままな雰囲気で創ってくれているのではないかと期待しました。

その期待は半分応えられ、半分は裏切られましたか。

原作漫画を読んだのは大分前なので、細かい部分というのはかなり忘れているのですが、それでも私の心に残ったこの作品の「良さ」というのは、やはりエログロであり、人間とは酷いものであり、また素晴らしいものでもあるという点。

それをどうアニメとして表現していくのか、というのが、このアニメ版の評価の善し悪しになっています。

そういう意味で、全体的にはちょっと微妙な出来になっていましたか。
というか、前半はかなり良い出来で、後半がグダグダという感じですね。

前半は、不自然な描写(明の異常な泣き虫や、了の奇行的言動)に目を瞑れば、かなり良い出来になっていたと思います。
サバトシーンのエログロさは、実に嫌悪感を感じさせる見せ方になっていましたし。

ただ、変なラップをやたらと入れるのには引きまくりましたが。
少しならともかく、凄く長かったですからね。
不必要と思えるほどの長さを入れるというのは、作品のテンポを崩してしまうので良くないでしょう。

そこら辺を除けば、中盤まではなかなか良い出来になっていたので感心しましたが、後半になると評価が下がります。
その原因は、しつこいほどに描かれる「人類は素晴らしい」発言ですか。

そういう事をテーマとして描くのは分かるんですけど、言葉での説明になっているので、段々とウザったくなっていったというか。
ラップの描写と一緒で、必要以上に入れすぎているため、せっかくの良い言葉も「また何か言ってるなぁ」みたいになってしまったのですよ。

周囲の狂乱に対し、言葉だけで人間愛を語られてもバランスがとれない感じがしたのですわ。
狂気を消し去るには、描写の重さとして「言葉だけ」ってのは凄く弱いですので。

そのフォローなのか、リンチに遭っている人間を明が庇うシーンが出てきますけど、あれもやはり狂乱している人間を冷静にさせるには無理があるかな、と。
しかも悪魔の姿でやるのでは、より狂乱が強まるだけに思えますし。

他にも、狂気の中で日常的な友情会話やイメージなんかが出てくるのも、状況に合わない不自然さを感じましたね。

狂気があまりに強いのに比べ、友情表現がありきたりであるせいで、バランスが取れなかったというか。
現実的な苦難の中での描写なら合うのですが、あそこまで狂気に包まれている状況で描くには、弱いように思えたのです。

終盤における牧村家の流れについても、弱さが出ている感じがしました。
ここは原作において個人的に一番強烈に感じた部分なのですが、それが変えられていたので非常に残念だったな、と。

私が感じた強烈さの原因としては、「牧村家には瑕疵は無いのに、周囲の人間の狂気に巻き込まれ、悲惨な状況になる」という点ですね。
しかしこのアニメ版では、巻き込まれるきっかけを牧村家の人達自身が作ってしまっているのですよ。
襲う側に歪んだ大義名分を与えてしまっているというか。

そのため、「ああ、これじゃ悲惨な状態になるな」と納得できてしまい、原作で感じた「狂気に対する理不尽さ」というのが減ってしまった訳です。

例えるなら、原作は「平穏な街中を歩いていたら、突然通り魔に襲われた」なのに対し、このアニメ版は「危険な人間が多く居る場所へ自ら赴き、彼らを煽る言葉を発して襲われた」という感じですか。
そのため、悲惨な状態になったことへ納得が出来てしまい、理不尽さというのが、かなり減じてしまったように思えた訳です。

「明が美樹の悲惨な姿を目撃する」というシーンも無くなっていましたが、どうしてそうしたのかな、と不思議です。
あのシーンは、明が人間に見切りを付ける重要な部分なので、削ってしまったのは物足りなさを感じさせましたから。

あれは外せない部分だと思うんですけどねぇ。
さすがに規制があったという事なんでしょうか。

このアニメ版は、表面的なエログロ描写としては上手く描いてますけど、精神的な部分でのグロさというのは、かなり緩和させて描いていたように思えます。
「狂気に包まれた人間が、いかに理不尽な言動をするようになるのか」という点を薄めてしまったというか。

まあ、そこら辺は残念でしたが、他の点に関してはなかなか良い出来になっていたのではないかと。
原作を知らなければ、十分にキツい内容になっていると思いますので。
牧村父の葛藤なんかも、かなりしつこく描かれてましたが、十分に説得力を感じさせる描写になってましたし。
個人的にこのアニメ版の中で気に入っている部分ですわ。

気に入っていると言えば、やはり美樹ちゃん。
凄く可愛く描いてくれてましたんで。
裸のシーンも実に宜しくて、興奮させていただきましたし。
やはりヒロインは可愛くないといけません。

ミーコも序盤は好みのお嬢さんだったので、萌え萌えさせていただきました。
女の子が可愛いというのは実に幸せになるのであります。

そうそう、このアニメ版を見て、長年あった私の勘違いが発覚したので、そういう点でも良かったです。
何か私、原作のラストについて記憶違いをしていたのですよ。

何故か「最後の敵は神」みたいに思っていたんですよね。

つまり「人間を滅ぼすのは悪魔ではなく神なのだ。愚かしい人間に愛想を尽かした神が、人間を滅ぼしにかかった。その手先が某キャラだ」という認識をしていたのですわ。

何でそんな思い違いをしたのか分かりませんが、これはこれで結構気に入っているオチなので、自分の中でアナザーデビルマンとして妄想しておこうと思います。

細かい点では色々不満はありますが、それでも良い出来になっていたと思います。
今後もネットフリックスには、こうした作品を創ってもらいたいものでありますわ。

shibachi1 at 10:58|PermalinkComments(0)

2018年10月14日

名探偵コナン 1話〜917話、全劇場版を視聴


劇場版名探偵コナン
ゼロの執行人


今や日本において知らない人、観たこと無い人の方が少数であろうアニメ、「名探偵コナン」
その1話から最新話917話、そして劇場版の全てを観終わりました。

私はこの作品がアニメ化された際、「頭脳はともかく、見た目が小学生の作品じゃ、あまり観る気しないなぁ」と思い、観ておりませんでした。

しかしある時、何気に観てみたところ、予想以上に面白く、しばらくハマって観るようになりました。

とはいえ、それもあまり長続きせず、観るのを止めてしまったんですよね。
というのも、同じような展開の話(笑)が繰り返されるため、「別に毎回観なくてもいいや」と思ったからです。

それから十数年経ち、「コナン」を全く観ずに暮らしていた訳ですが、二年前くらいにスカパーでアニマックスを垂れ流していたところ、この作品がやっていて、横目で観ている内に「やっぱコナンは面白いなぁ」と思い、再び観たくなった訳です。

この頃には、新キャラの安室透が女性の人気を得ていて興味が湧きましたし、黒の組織との戦いなど、単なる単発ミステリーとは異なる、ストーリー的な面白さも感じられましたしね。

それでどうせなら最初から観ようと思ったのですが、さすがにこれだけ膨大な話数となると、1話から観るのは大変な事です。
何しろレンタルなどしたら大変な金額になりますから。

そしたらタイミング良く、スカパーの日テレプラスで、「コナン」が1話から放送される事を知り、すぐさまチャンネル契約をして録画していく事にしました。

しかし録画していくとなれば、ハードディスクの容量がかなり必要ですし、何より録画に失敗したらおしまいです。
どうにも不安だなぁ、と思っていたところ、ツイッターで「Huluに沢山ありますよ」という情報をいただき、調べてみると、700話くらいが見放題になっているではないですか。

月額1,007円で「コナン」がほとんど全て観られ、さらには他のアニメも観られるという。
これはかなりお得だろうということで即契約しました。

早速1話から視聴していき、二年ほどかけてHuluにある分を全て視聴し、残りはHuluを契約した時からテレビ放送を録画したものを観ていきました。
そしてようやく本日、最新話の917話まで観終えたという次第です。

劇場版も、公開された年月日と、当時放送していた話数を照らし合わせて順番に観ていき、最新作の「ゼロの執行人」は、公開が終わるギリギリに、何とか映画館で観る事が出来ました。

こうして「コナン」のテレビシリーズと劇場版の全てを観終えたという訳です。

我ながら何とも凄いことですわ。
900話以上ある作品を短期間で一気に観た訳ですから。
しかも内容的には、ほとんどが単発の、同じような話ばかりを。

それでも観続けられたというのは、やはりこの作品がそれだけ面白いという事なんでしょう。
同じような話であっても、惹き付けられる魅力があるというか。

黒の組織との戦いなども、凄くワクワクドキドキする展開になってますしね。
ああしたワクワクドキドキ感というのは、他の作品ではあまり経験出来ないものになっているように思えるので、そういう点でこの作品は、昨今では珍しい面白さがあると言えるのではないかと。

そういや、観ていて思ったんですが、この作品って恋愛に関してはパターン化してますよね。
いや、恋愛状態になっているカップルの関係って、ほとんど幼なじみになってますから。

新一と蘭、服部と和葉を始めとして、メインキャラで恋愛話が出てくると、大抵「幼い頃に惚れていた」という流れになっていますから。

小五郎夫妻や白鳥警部、千葉刑事たちなんかもそうですしね。
阿笠博士も幼い頃の思い出話でしたし。

メインキャラで幼なじみではなく恋愛関係になってるのって、高木刑事たちと園子たちくらいですか。
とはいえ、高木刑事たちにしても、佐藤刑事の方に「昔好きだった人に似ている」という部分があるので、ある種幼なじみ恋愛的な要素を持っていると言えるんですよね。

そのうち園子たちにも、「実は幼い頃に会っていた」とかいう要素が出てきたりして(笑)

これほどまでに幼なじみばかりの恋愛となると、もしかして作者さんは、恋愛を始めから描く、つまり相手を好きになる展開を描くのが苦手なのではないかと思ってみたり。
幼なじみ恋愛設定の利点というのは、「昔から好きだった」という説明だけで、惚れている事に出来る点ですからね。

というか、すでに出来上がっている恋愛感情を使って、ラブコメを描く方が好きなのかも知れませんけど。
恋愛自体を描くよりも、喧嘩するほど仲が良い様子や、たまにシリアスな恋愛を描ければそれでいいというか。

まあ、この作品のメインはミステリーですから、それで問題無いと言えば無いんですけどね。
ただ、ここまで「幼なじみ恋愛」ばかりとなると、ちょっと食傷気味になっちゃう部分もあるって事ですわ。

あと他で気になったのは、「登場人物達のほとんどが、気が強い」という点ですか。
気弱で大人しい感じのキャラってほとんど出てこないですから。
一見そう見えても、実際は自己主張が強かったりして。
ゲストで出てくる容疑者グループにしても、大抵気が強い人ばかりですしね。

あと性格悪い人が多い。
って、殺人事件が起きるような状況なんだから、いい人ばかりでは事件にならないので、当然っちゃ当然なんですけど(笑)

関わる人達があまりに性格悪い人が多いもので、どうしてもそう感じてしまった次第。
「いい人であるはずなのに、性格の悪い人に追い詰められて殺しちゃう」という展開も多いですしね。

そう考えると、付き合う人というのは選んだ方がいいって事ですな。
職場とかでも、ストレス発散の手段を持っていないと、自分が殺人犯になっちゃいますわ。

などと、教訓めいたものまで、観ていて感じた次第(笑)

てな感じで、900話以上観てきた訳ですが、未だに色々楽しみにしている謎が残っているというのが凄いなぁ、と。
大抵の作品では、ある程度先の展開が予想出来たりしますが、あまり分からないですから。

ミステリーってのは、まさにそうした「先の展開が分からない」という部分の上手さで作品の質が決まりますから、そういう点で、やはりこの作品は優れているという事なのでしょう。
敵か味方か分からない人物の正体を明かす際の、どんでん返し的な展開は、本当に面白いですから。

そんな感じで、改めて面白いと認識したこの作品。
これからの展開に期待しつつ、毎回楽しく観ていきたいと思います。

shibachi1 at 16:26|PermalinkComments(0)

2018年09月05日

劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い


劇場版プリズマ☆イリヤ
雪下の誓い


テレビシリーズは全く観たことがないのですが、この劇場版は士郎がメインで、重い内容になっているようなので観てみました。

感想としては、「確かに面白かったけど、ちょっと毒が足りなかったかな?」という感じですか。

主人公である士郎の追い詰められ感や、戦闘でのカッコ良さなどは観ていて面白かったのですが、悲惨萌えな人間からすると、どうにも鬱要素が弱かったので。

テーマとしては、「Fate/Zero」と同じ「多数を救うために少数の犠牲は許されるのか?」というものになっているのですが、それの描き方が物足りないのですな。
悲惨度が低いというか。

こうしたテーマを描く場合、多数を見捨てた際に起きる悲惨な未来というのが、感覚的に伝わらない良さが出ないものです。
きちんと伝わるように描かないと、多数を見捨てた事に対する罪悪感の重みが出ませんから。
そうでないと、「別に多数を見捨てても問題ないじゃん。少数を救えて良かったよ」という感じになってしまいますので。

「Fate/Zero」では、多数を選ばなかった際の悲惨な未来が感覚的に伝わるよう描かれていたため、大切な人間を殺し、多数を救うことの苦悩が強く伝わってきました。

しかしこの作品では、それが軽かった。
「全人類と、大切な人間とのどちらを選ぶか?」という選択肢が提示されるのですが、「全人類が滅ぶ」という事が凄く抽象的な表現でしかされず、実際そうなるのか実感を伴うものになっていなかったからです。

一方で大切な人間との関係は綿密に描かれるので、どう考えても比重がそちらに向いてしまうのですわ。

そういった状況で、大切な人間を選び、全人類を見捨てる選択をしたとしても、罪悪感は軽いものになってしまうでしょう。
何しろ本当に全人類が滅ぶのか真実味が足りないのですから。

ゆえに士郎が感じた罪悪感は、全人類を見捨てた事に関してはあまり強くなく、むしろ恩人である切嗣を裏切ったこと、そしてこれまで自分が正しいと信じてきた正義を捨てることに対する方が強いように思えました。

あ、ちなみにこの作品での切嗣は、「Fate/Zero」での聖杯の裏切りを経験していないのか、「聖杯による全人類の救済」をまだ願っている状態でした。
そうした切嗣に育てられたので、士郎もその影響を受け、「多数を救うためには少数を犠牲にするのは当然」という思想に染まっていた訳です。

ゆえに恩人である切嗣の念願や、切嗣に教えられた思想を捨て去ることは、士郎にとってかなりの苦痛を伴うことであるように思えました。
実際、裏切りの辛さからか、自身を「悪」と定義し、「大切な人間を救えるなら悪で構わない」と主張するくらいでしたので。

要は「決まりに縛られ、自分を偽って嫌なことをするよりも、素直になってやりたいことをやる」という意識改革の方に重点が置かれていたという感じですか。

つまりこの作品において重視されたのは、「多数を救うために少数の犠牲は許されるのか?」という選択よりも、「恩人に対する裏切りと、自身の信念を捨て去ることへの苦悩」という、士郎自身の内面の変化であったように思えました。

とはいえ、「Fate/stay night」での士郎の印象が強いせいか、その苦悩というのもあまり強く感じられなかったんですけどね。
「士郎ならそうするだろうな」という感覚が始めからありましたから。
そこら辺で裏切りの苦悩についても、物足りない状態になってしまった次第。

てな感じで色々書きましたが、これらはあくまで最上級な悲惨物語を求める私の好みの話なので、そうじゃなかったから駄目という事ではありません。
普通に考えれば十分に面白い作品ではありましたから。

戦闘シーンとか、観ていて楽しかったですしね。
敵の設定にしてもエグくて、悲惨萌えとしては萌え萌え出来ましたし(笑)

ただテレビシリーズを観ていないので、ラスボスの設定がイマイチよく分からなかったのは残念でしたが。
そこら辺のフォローをもうちょっと入れてくれると、単体の作品としてかなり出来が良くなったように思えます。
ところどころ「テレビシリーズ観てる人には分かるから説明しない」的な部分がありましたからねぇ。

まあ、タイトルからして「テレビシリーズ観ておけよ」という作品なので仕方ないのですが。
というか、イリヤたんを目当てに観た人にとっては詐欺すぎる映画に思えましたけど。
いいのか出番、あれだけで(笑)

取り敢えず、私のように最上級な悲惨さを求めている人間以外には、十分に満足出来る悲惨物語だったと思います。
こういう重い話は、やはり観ていて楽しいでありますよ。

shibachi1 at 14:24|PermalinkComments(0)

2018年08月18日

ペンギン・ハイウェイ


ペンギン・ハイウェイ
完全設定資料集


観てきました〜〜。

私はこうした一般向けなアニメは基本的に観ないのですが、この作品は「少年とお姉さん」がメインの内容であるため興味を引かれました。

好きなんですよね、少年とお姉さんの関係って。

あ、この「お姉さん」というのは、姉弟の姉という意味ではなく、他人のお姉さんですね。
それも年齢が少し離れている感じのです。
要は「大人の女性」に対する少年の憧れを描いたような作品が好きってことです。
この作品はそうした関係を思わせる設定なので観たくなったのですな。

とはいえ、一般向けのアニメですから、そういう部分はあまり描かないのだろうな、とは思っていました。
ゆえにそれっぽいシーンを妄想で勝手に膨らませて楽しもうと考えていた訳です。

ところがどっこい、それは良い意味で裏切られました。
物語の開始直後、主人公の少年が、お姉さんをかなり意識している事が描かれたからです。

しかもお姉さんのおっぱいに興味津々ときてる。
何とまあ、理想的な主人公であったことか(笑)

やはり少年というものは、お姉さんに対してそういう意識を持ってないといけません。
お姉さんのおっぱいに意識を向けまくらないといけないのですよ。
「ああ、お姉さんのおっぱいは、何であんなに膨らんでいるんだろう?」とか考えないといけないのですわ。

などという私の馬鹿な妄想を描いてくれていたため、その時点で狂喜乱舞しました(笑)
まさに「この映画は当たりだ」と確信した次第。

とはいえ、一般向けアニメですから、あからまな描写はありませんでした。
性的なものを感じさせるような描かれ方はしていないのですな。
胸を描いてはいても、必要以上にエロスを感じさせるような印象は無いのです。

主人公の少年も、お姉さんやおっぱいに意識を向けはしても、あくまで「何故だか分からないが惹かれる」という感じで、性的な感覚を持たない描写になっていましたし。
視線や言葉ではおっぱいについて意識を向けるけれど、それ以上のものは無い訳です。

まあ、少年の性格として、知的好奇心が強く、論理的な思考を好み、色恋沙汰には興味を示さない、というか分かってない、というものになっていたため余計そうなるのでしょうけど。
まだ思春期を迎えていないというのも大きいのでしょうね。

お姉さんの少年に対する接し方も、大人の女性が子供を可愛がるような普通のものでしたので、自然な関係になっていてほのぼのして良かったです。

そういう意味で、私の好む恋愛的な意味でのお姉さんに対する想いや、性的な意識の描写というのは無かった訳ですけど、そこはそれ、妄想パワーで補って楽しませていただきました。
勝手にお姉さんの肉体に対する少年の邪な想いを補完し、それに同調することによって楽しみましたゆえ(馬鹿)

まあ、そうした萌え的な要素を抜きにしても、この作品は十分に面白かったですけどね。

まず主人公の少年が、先ほど挙げたように普通の子供ではなく、大人びた、頭の良い言動をするので、そこが変な意味で可笑しさを感じさせてくれました。
かなり変な性格なので、彼が何かしら喋ったり行動したりするだけで笑えましたから。

もちろん子供ではあるので、仲の良い友人と遊んだり、クラスメートの女子から淡い恋心を向けられたり、ガキ大将達に嫌がらせを受けたり、といったような、普通の小学生の日常も描かれていて、そこら辺でも楽しかったです。

幼い頃、誰しもが味わったであろう、大人から見ればどうでもいい現象を大事と捉え、それに立ち向かっていく冒険譚。
子供世界における日常の一コマ。
そうした子供独特の体験が描かれているのですな。

しかしそうした出来事が、この作品では大人であっても驚愕する出来事となっていきます。
「このままどうなってしまうのか?」というドキドキワクワクが描かれており、最後まで楽しめる内容になっていました。

そしてそれは、普通であれば子供達がメインで描かれ、子供達の活躍によって収束に向かっていく展開になるのだと思いますが、この作品では「少年とお姉さん」になっていて、あくまでお姉さんとの関わりが重視され、お姉さんとの関係によって話が進んでいく内容になっていました。

恐ろしさを伴う出来事に対し、少年はお姉さんのために頑張り、お姉さんを守るために戦っていく。
彼の心を占めるのはお姉さんであり、お姉さんを助けたい想いで立ち向かっていく訳です。
何とも素敵な少年とお姉さんの物語になっているのですわ。

終盤での展開は、序盤から描かれたお姉さんとの関係が見事に昇華され、少年の成長へと自然に繋がっていった感じがしました。

少年はお姉さんに対する想いによって成長し、未来へ向かって強く歩み出す。
そうした成長物語になっていましたので。
実に素晴らしく「少年とお姉さん」の関係を描いた作品だったと思います。

いや〜〜、良いものを観させていただきましたわ。
今後もこうした作品が増えてくれると嬉しいですねぇ。

shibachi1 at 18:31|PermalinkComments(0)

2018年08月15日

ストライク・ザ・ブラッド II


ストライク・ザ・
ブラッド II OVA Vol.1


OVAで発売された二期を観ました。

前作はオリジナル話でしたが、今回は原作のアニメ化なので嬉しいです。

久しぶりに観ましたけど、やはり良いですねぇ。
女の子のキャラデザが、私の好みド真ん中なので観ているだけで楽しいです。

わたしゃどうにもこういう容姿に弱いのですよ。
出てくる女の子全てが可愛いというのは、それだけで楽しくなりますわ。

そしてそんな女の子達が、ちょっとしたエッチな状態になるというのだからたまりません。
ああ、やはり良いですわこの作品は。

OVAという事で乳首も解禁されていて、おっぱい全てが見える状態になっているのもグッド。
ちょこちょこ裸体が出てくるのが刺激的でしたな。
水着回もあるのに、水着のありがたみが無くなるというのが苦笑モノですわ。
まあ、水着は水着で良い訳ですけど。

相変わらずヒロインの雪菜さんは可愛くて宜しいです。
中学生ヒロイン万歳。
生真面目な性格も可愛くて良いのです。

古城と完全に夫婦してたので、正妻の座は揺るぎませんですな。
さすがメインヒロインです。
メインヒロインはこうじゃないといけません。

とにかく隙さえあれば(笑)イチャイチャラブラブしてたのでニヤニヤしまくりでしたわ。
何とも羨ましい限りっす。

そして何より今回の見所は先生。
先生です。
先生なんです〜〜。

大人バージョンの先生が登場ですよ。
美人ですよ巨乳ですよ誘惑ですよ〜〜。

椅子に座った状態で脚を組み替えするので、太ももがぁ〜〜。
先生の太ももがぁ〜〜。

おっきなおっぱいを押し付けてくるので、おっぱいが形を変えて大変です〜〜。
感触が想像出来てたまりません〜〜。

その状態でエロスな囁き攻撃がぁ〜〜。
誘惑ですよ蕩けます〜〜。

ああ、良かった素晴らしかった。
もうこのシーンのためだけでも観た価値はありました。
大人先生、最高っす。

他にも新キャラのお嬢さん方が何人か出てきて、それら全てをたらしこんでいくので、ハーレム化が着々と進んでおります。
何とも羨ましすぎです。

そういや古城の父親が出てましたけど、こちらは完全に意識的な女たらしだったので、この血を引いているゆえの天然女たらしなのかと納得してみたり(笑)

まあ、カッコいいオッサンでしたので、私が女でも惚れちゃうでしょうけど。
渋さがある分、古城より魅力がありますからのぉ。
若いお嬢さんではそりゃメロメロになるでしょう。

物語的には、徐々に謎に迫っている感じなので盛り上がってきました。
そして三期の制作も決まっているので、続きが観られるというのは嬉しい限り。

こういう形で原作をアニメ化してくれるというのはいいですね。
他の作品でもやってくれませんかねぇ。
続きを観たい作品っていくつかあるので。

shibachi1 at 14:50|PermalinkComments(0)

2018年07月28日

メジャー(アニメ版)


MAJOR ワールドシリーズ編
~夢の瞬間へ~ 特別版
+メッセージ


本編と劇場版、そしてOVA2作を全部観ました。

何というか、一人の野球人生を描ききった作品って感じですね。
幼稚園児時代から始まり、小中高と学生野球を描き、アメリカへ渡ってメジャーリーグへ。

これほど長く野球人生を描いた作品ってのも珍しいでしょう。
大抵は高校時代で始まって終わりますから。
まあ、続編としてプロ野球編をやっていたりするような作品もありますが、期間を置かずに続けてプロの世界まで描いていくってのは珍しいですからねぇ。

この作品が面白いのは、主人公の吾郎が、優勝をほとんど経験しなかったということ。
普通は何かしらの大会で優勝する展開が描かれますけど、それがほとんど無いのですよ。
あくまで「強敵を倒す」という展開が重要視されていて、優勝という公的な勝利は得られないで終わってばかりなのですな。

そこら辺が野球漫画としては珍しい描き方に思えました。
普通はある程度優勝を経験させますからねぇ。
それがほとんど無いってのは凄いことだな、と。

吾郎の性格からして、「強敵を、より不利な状況から倒す」ことを求めてしまうためにそうなってしまうのかも知れません。
とにかく弱いチームにばかり所属してましたから。

あと怪我が多いというのも珍しいですね。
性格的に無茶をしまくるので、怪我をするのも当然ではあるんですけど、それにしても多かった。
将来のことよりも目の前の勝利に固執するタイプであるゆえに、「体が壊れてもいいから今の勝利を得たい」という行動になり、実際ボロボロになっていくのですな。

まあ、そうした意識がチームメイトにも伝わり、弱小チームが強くなっていく要因にもなっている訳ですが。

吾郎の能力はかなり高いので、普通にやっていたら弱小チームでも勝たせてしまう実力があるため、物語としては当然の処置というところかも知れません。

ストーリー的には、「逆境からの勝利」という展開が多く、かなり燃えるものになっていました。
弱小チームが強豪チームに勝っていく流れはやはり燃えますからねぇ。
そういう意味で、昔ながらの王道な野球作品になっているように思えました。

私の感想として大事な(笑)萌え要素ですが、この作品はかなり宜しい作りになってました。
というのも、話的に男ばかりになりがちな中、必ず可愛い女性がレギュラーとして出ていましたので。

ヒロインである清水ちゃん、桃子ママンがメインとして存在し、彼女達が出られない高校時代序盤は、監督の静香さん、そしてマイナーリーグではオーナーのアリスちゃんと、とにかく野郎だけにならない状態になってましたから。

私的にはそこら辺でも楽しい作品になっていましたわ。
何より容姿が私好みばかりなので、満足感が高かったです。

ヒロインとしては、幼馴染みの清水ちゃんな訳でしょうけど、私としてはやはり桃子ママンが素敵でした。

とにかく可愛い。
そしていつまで経っても可愛い。
実に素敵ママンで最高でしたよ。

ヒロインの清水ちゃんにしても、中学生になってから可愛さが上がったので、それで萌え萌えさせていただきました。
容姿が私にツボなお嬢さんなので、見ているだけで幸せでしたわ。

恋愛要素として面白いと思ったのは、色々出てくる女性陣が、清水ちゃん以外、吾郎に全く惚れないという点。
通常複数の女性キャラが関わる状態になると、何人かは主人公に惚れたりする訳ですが、そういうお嬢さんは全くいませんでしたので。

というか、吾郎の方が一目惚れしたらしい涼子ちゃんとも、全くラブ要素はありませんでしたしね。
出会ったばかりの頃に意識しただけで、後は無反応になるという。

まあ、吾郎は野球馬鹿なので、恋愛意識がどこかへ消え去った(笑)のかも知れませんが、ここまでヒロイン以外の恋愛要素を排除した作品ってのも珍しいな、と。

一応清水ちゃんの方はヤキモキしますが、そういう部分が重要になることはあまりなかったですしね。
何ともラブコメ要素は少ない作品でしたよ。

取り合えず終盤では、清水ちゃんとのラブ模様が色々描かれたので、それで楽しめましたけど。

ヒロインというと、真のヒロインとも言うべき存在として、やはり寿くんを忘れてはいけないでしょう。

幼稚園児時代に出会い、吾郎の初めての友達となり、吾郎が野球を教え、導いていった存在。
そして敵となり味方となり、冷たくされたり励まされたりと、とにかく吾郎にとって大きな、頼りになる、信頼出来るライバルとして描かれていましたから。

最初は二人がずっとバッテリーを組んでいくのだとばかり思っていたら、なかなかそれが実現せず、実現したかと思えばすぐ離れ、という感じで、実にヤキモキさせられました。

最後の一番の見せ場でバッテリーを組み、優勝していく展開は実に燃えるものがあり、感慨深さと嬉しさ、楽しさを与えてくれましたわ。

そういう部分が、何とも恋愛的な感じを思わせたんですよね。
いや、少女漫画なんかだと、メインの男女がくっつくまで色々大変なことが起きて、最後にめでたく結ばれるので。
それと同じノリを何か感じたのですな(笑)

何にせよ、一気に観ると凄く感慨深さを感じさせる作品でした。
幼い頃から頑張り、プロとして活躍、そして頂点を極めるまでの流れが描かれるので、まさに一人の野球人の半生を見せられた感じでしたから。
そういう意味で、実に面白い野球作品だと思います。

現在続編として、吾郎の息子が主人公の作品が放送されていますが、そちらも楽しみに観ていきたいと思いますわ。

shibachi1 at 19:01|PermalinkComments(0)

2018年05月07日

傷物語


傷物語 I 鉄血篇

物語シリーズにおいて、まさに物語の始めであり、原作でも2作目であるにも関わらず、テレビシリーズが完結するまでアニメ化されなかったこのエピソード。

それをようやく観ることが出来ました。

テレビシリーズでは断片的にしか描かれなかったため、どういう話なんだろうと思っていた訳ですが、なるほど、こういう感じだった訳ですか。

テレビシリーズとは異なり、かなりシリアスで、グログロな内容になっているのが異色ですが、さすが劇場版だけあって、戦闘シーンなどは実に秀逸な出来になっていました。

主人公の阿良々木と関係性の深い、キスショットと羽川との繋がりについても理解出来たのも良かったですね。

三部作になっている訳ですが、内容的に最初の二作は、あまり面白味が無かったかな、と。
特に一作目の「鉄血篇」は、シャフト独特のよく分からない演出が多く、さらに「ここまで長くしなくてもいいんじゃないの?」と思えるほどに、特定の描写を長く描く部分があったので、少々うんざりしてしまいましたし。

ああいう演出が無ければ、もっとスッキリした作りに出来ると思うのですが、まあ、そこが味だと言われてしまえば仕方ないので諦めますけど、私的にはやっぱり好みに合わなかったです。

あと敵として出てくるキャラの印象がかなり薄く、単にやられるためだけに出てきた印象が強くなってしまったのが残念だったな、と。
さほど会話も無く、絡みも無く、あっさり倒せてしまう展開であるのが、そう思わせたのだと思いますけど。

そういう意味で三作目の「冷血篇」は、キスショットとの関係性に重点を置いた内容であるため、かなり深いものになっていました。

色々な意味で、キャラ達にとって辛いとしか思えない流れであり、結果というのもスッキリしない後味の悪さの残るものになっていて、そこら辺がなかなかに魅力的な感じでしたわ。

話的には終わっているし、解決策としては十分なものであるゆえに、物語としては問題はないけれど、キャラ達にとっては微妙感の残るオチ。
それゆえに、何とも言えないドンヨリしたものを残しつつ終わるという、ある種の良さを感じさせる終わりでしたね。

ハッピーエンドが好きな人にとっては嫌なラストでしょうが、私的には面白かったですわ。
まあ、実際のハッピーエンドとしては、この後テレビシリーズを観れば問題ないと思いますしね。
とはいえ、単体の作品としても良く出来ている内容だと思いますけど。

それにしても、この劇場版を観ると、改めて「この作品のヒロインって、キスショットと羽川ちゃんだよなぁ」と思ってしまいましたわ。

阿良々木との関係性において、その繋がりの重さという点で、完全に二人がヒロインって感じでしたから。
この「重さ」に勝てないと、ヒロインとしては微妙な感じもするんですよね。

まあ、むしろ逆にそうした重さに縛られていない存在だからこそ、戦場ヶ原がヒロインになったのかも知れませんが。
彼女が最初持っていた特性である「体重が無い」というのにも掛かっていて面白いですしね(笑)

取り合えずこの劇場版を観たことで、物語シリーズの視聴としては満足かな、と。
ただやっぱり、最初にこの話を観ないと、キスショットと羽川との関係性がよく分からないので、今度物語シリーズを観る際には、この劇場版を最初に観たいと思いますわ。

shibachi1 at 14:25|PermalinkComments(0)

2018年04月11日

祝♪ 原作準拠「ハイスクールD×D HERO」0話


ハイスクールD×D
HERO Vol.1


実に素晴らしかったです。

三期の際に改変されてしまった内容を、四期の最初で無かったことに。
オリジナルとして展開する直前の部分から描き、原作通りの内容を描いたのです。

まさかこのような事をやってくれるとは。
一度アニメ化されてしまったゆえに、もう絶対にあのシーンをアニメで観られることはないと思っていたのですが、それを見事にアニメ化してくれました。
まさにこの0話は、原作ファンに対するプレゼントと言えるでしょう。

アニメ化の際の悪夢、「原作を無視してオリジナル展開にする」というものをやられてしまった三期。
二期までの出来が素晴らしかっただけに、この仕打ち、そう、原作ファンにとっては仕打ちという言葉がピッタリの行為をされた時の衝撃は、強烈なものがありましたよ。

何しろ私にとって、原作の中で最も面白く、最高に笑った部分であり、アニメ化される際に「ここは是非ともやって欲しい」と思っていたところでしたから。

とはいえ、原作6巻の内容であるので、何度かアニメ化してくれないと無理でしたから、三期のアニメ化が決定して、そこをやる事になった際の喜びはかなりのものだった訳です。

ゆえにその期待が裏切られた際の衝撃は、そりゃもう凄まじいものがありましたわ。
大好きだったはずのアニメ版を、「もう二度と観ないかも知れない」と思ったくらいでしたので。
それくらい強烈な失望感だったのですな。

それが今回修正された。
原作通りの内容として、改めてアニメ化されたのです。

予想外だっただけに、その内容が流れ始めた時の驚きは何とも言えませんでしたよ。
「え? 何で三期のあそこやってるの? って、え? この展開ってまさか・・・」
と期待が徐々に膨らんでいき、イッセーの暴走シーンまで来た時には、「これはもう絶対そうでしょ、原作通りの内容やってるんでしょ」という感じで嬉しさが込み上げて来ましたわ。

いやはや、まさかこんな風にしてくれるとは。
四期のアニメはほとんど期待してなかっただけに、あまりに強烈で素敵なプレゼントでした。

スタッフの皆さん、ありがとうございました。
これからの展開も、毎週楽しみに観させていただきます。

shibachi1 at 22:25|PermalinkComments(0)

2018年02月09日

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ


劇場版マクロスΔ
激情のワルキューレ


「マクロスΔ」の劇場版、観てきました〜〜。
面白かった〜〜。

歌アニメ好きの琴線をビンビン刺激する感じで、観終わった時にはルンピカルンピカ〜〜な状態でしたよ。

とにかくフレイアが可愛かった。
それに尽きます。

フレイア可愛い。
フレイア目当てに観に行っていたので、凄く満足出来る出来でしたわい。
ああ、フレイア可愛い。

内容的にはテレビシリーズの総集編で、短くまとめるためにエピソードの順番を変えたり、繋げるための話を入れたりと、色々工夫しているみたいでした。
とにかく歌、歌、歌って感じで、歌をバンバン出していく流れになってましたね。

序盤は説明的な内容が多かったのでちょっとダレましたが、中盤以降の盛り上がりは凄く良かった。
とにかく盛り上げエピソードをてんこ盛りにして、どうだ凄いだろと言わんばかりの盛り上げでしたので。
特に私の泣きツボにヒットするエピソードを連発されたのでたまらんかったですわ。

話の主軸としては、「ワルキューレ」「フレイアとハヤテのラブ」「メッサー」って感じですかね。
この三つで盛り上げてる感じでしたので。
テレビシリーズだとハヤテが主人公ですが、劇場版だとフレイアが主人公でしたな。

フレイアがワルキューレに入り、最初駄目駄目なのがやがて認められ、最後は完全にワルキューレになっていく流れの見せ方が良かったです。
まさに新生ワルキューレが誕生していく物語になっていたように思えましたわ。

ハヤテとのラブは、思春期少女の可愛らしさ爆発で、ラストでのハヤテとの繋がりとか凄く良かったです。
ラブな関係としてはハッキリ描かれませんでしたが、あの年齢ならあれで十分だと思いますしね。
私はあの二人の友達的な仲の良さなラブって凄く好きなので、それが堪能出来て良かったです。

んでメッサー。
これはね、凄く良かった。
そう来たかと。
テレビシリーズを観ている時に、「え? そうするの? う〜〜ん」と思った所をバッチリ変えてくれましたから。

もうここだけで絶賛ですこの劇場版。
メッサー好きは絶対観た方が良いですわ。
私は心の中で拍手喝采でした。

大きく分けてこの三つが見所な訳ですけど、とにかく終盤の盛り上がりが半端ないので、歌アニメ好きは観に行った方が宜しいです。
歌アニメ好きなら楽しめること受け合いですので。
歌での盛り上げが最高でしたからねぇ。
「私はこういうのが観たかったんだぁ」という作りにしてくれてましたわ。

ただ一点、私的に駄目だったのが、新曲のシーンでフルCGになってたところ。
いわゆるゲームの動きみたいなヤツですね。
モデリングってやつですか。

あれはどうも苦手なんですよ。
何か別物に見えちゃうというか。
世界観に入れなくなるというか。
ゆえにあのシーンだけは辛かったです。

テレビシリーズのラストって、もう全然覚えていないのですが、確か微妙な感想だったよなぁ、と思ったので、何で今回こんなに感動出来たのかと、ちょっと最終回だけ端折って見てみました。

そしたら、あら、全然違うわやっぱり。
テレビシリーズでは、かなりベタベタな三角関係の「お前が好きじゃ〜〜」なノリになっていて、今見ても何かちょっと微妙な感じがありましたので(笑)

あそこら辺の、いい意味では細かく描いていた恋愛模様を、劇場版では排除して、初々しいラブ模様だけにしたので、萌え的な良さが生まれたのではないかと。

そこら辺で私がテレビシリーズを見ていた際に、「何か微妙〜〜」と感じていた部分をかなり改善してくれてましたわ。
だからすんなり感動出来たのだと思います。

何にせよ、期待以上に楽しませてもらえたので、私としては凄く満足しました。
また観たくなる面白さを感じさせる、そんな劇場版でしたね。

テレビシリーズの頃から、キャラ達には凄く魅力を感じていて、フレイアとハヤテの関係も、歴代のマクロスシリーズの中で一番のお気に入りだっただけに、ストーリーや見せ方がどうにも好みに合わなかったのが残念だったんですよね。

それが劇場版だとかなり改善されていたので、ここまで満足出来たのだと思います。
何より終盤の盛り上げが凄く良くて、「こういうのが観たかったんじゃ〜〜」という想いで一杯になりながら観終える事が出来ましたわ。

いや〜〜、久しぶりに楽しめました。
DVDが出たらまた観たいですね。

shibachi1 at 22:59|PermalinkComments(0)

2018年01月23日

物語シリーズ


化物語
Blu-ray Disc Box


「化物語」から「終物語」までを観ました。

このシリーズ、人気作だというのは知っていますし、西尾維新さんは「戯言シリーズ」で好きだったので興味はあったんですけど、これまで観てなかったんですよね。

というのも、放送が始まった際、1話を観て拒絶反応が起きてしまったので。

いや、私はどうもあのシャフトの演出って苦手なんですよ。
だから1話を観た際に、「ああ、耐えられんわ」となって止めてしまった次第。

でも今回は、「何とか耐えて観てみよう。内容は西尾維新さんだから面白いはずだし」と思って頑張って観たのですな。

いや、それでも辛かったですけどね。
何だかよく分からない、関係ない絵が出たり、実写映像が出たり、画一的な記号的な絵で表現されてたり、モブキャラが一切描かれない、異常な空間とも言うべき表現等々、どうにも私にとって耐えがたい演出のオンパレードでしたので。

私は作画が汚いとか、そういうのは耐えられるんですけど、作品世界から意識が離れるような作りって駄目なのですな。
シャフトの演出はそうした要素が強いので、何か観ていて辛い訳ですわ。

だけど頑張って見続けた次第。

そしたらやっぱり面白かったです。
西尾さん独特の会話劇の面白さ、特徴的なキャラの見せ方、燃える泣ける展開等、実によく出来た作品になってましたので。

私の苦手なシャフト演出も、「偽物語」以降は大分抑えられるようになってましたしね。
とはいえ、記号的な背景や、モブキャラが一切描かれないような演出は変わらなかったですが。

それでもキャラの方へ意識を集中し、そちらを楽しむことで何とか作品から意識が外れないように頑張り続けて見続けました。

そして完結の「終物語」まで観て、何とも満足な、感慨深い想いに浸れる状態になりましたわ。
「ああ、良い出来の作品を観た」と思えましたよ。

よくもまあ、ここまで会話をしっちゃかめっちゃか(褒め言葉)な感じで、延々と書き続けられるなぁ、と。
それを表現する声優さんの演技の凄さっても感じましたし。

アニメ的な楽しさを色々味わえた訳ですけど、一つ不満があるとすれば、時系列が順番通りになっていない点ですか。
これは原作でもそうみたいなので仕方ないのですが、私は順繰り時間が流れる方が好きなので、先の展開をやられて「過去にこんなことがあった」と、言わばネタバレされてから、その話を観る状態になるのが嫌だったのですよ。

特に羽川さんの話などは、オチが分かってしまって観る状態になったので、かなり嫌でしたしね。
「これ、オチを知らないで観たらもっと楽しめたろうになぁ」と思えたので。

あと原作だと二巻目に出たらしい「傷物語」が、延々アニメ化されず、でもそのネタは結構重要な要素として作中で使われていたので、何とも落ち着かない気分にさせられましたわ。

調べたら、一昨年から去年にかけて、三部作で映画化されていたみたいですね。
そちらはまだ観ていないので、今度レンタルして観たいと思います。

というか、もしまた観る機会があったら、今度は時系列順に観る事にしようと思っております。
その方が気分良く観られますしね。

そうそう、キャラ的には羽川さんが一番の萌えお嬢さんでした。
頭が良くておっぱいで、ドス黒い悲惨要素を持っているってのが私好みでしたので。

何よりにゃんこなのがたまりませんでしたわ。
声もほっちゃんで最高でしたし。

メインヒロインじゃないのが残念でしたが、実に素敵なお嬢さんでありましたよ。

shibachi1 at 16:21|PermalinkComments(0)

2018年01月05日

四月は君の嘘


オフィシャル・ピアノ
・スコア 四月は君の嘘


何やら良い作品だという噂を聞き、どんなものなのかと思って観てみました。

というか、よく知らない作品だったので、どういった雰囲気なのかと、まずはニコニコ動画でMADを観てみたんですよね。
でも再生を始めた途端、綺麗で良さげな描写に、「こりゃネタバレ無しで観た方が絶対良さそう」と思って再生をストップ。
ネット配信サイトで作品を探し、ネットフリックスにあったので、無料体験に申し込んで観てみた次第。

実際観てみたら大当たりでした。
凄く良い。
MADの冒頭を観た瞬間に感じた「これは良い作品だ」という印象そのままに、凄く良い出来の作品でしたので。

原作の良さというのもあるのでしょうが、それをアニメならではの演出で表現しているのが実に素晴らしかった。
映像美と音楽による盛り上げ。
まさに「これぞアニメ」と言える感動的な出来でしたわ。
物語の内容としても感動的な訳ですが、とにかくアニメ独特の演出による感動が凄かったです。

この作品はキャラの内面を細かく描いていくので、そこでの見せ方、演出の上手さというのが秀逸でした。
じっくりと、じんわりと、キャラの心情を見せていく。
何とも凄く良かったです。

久しぶりに「アニメっていいなぁ」と思える作品に出会えました。
これほどアニメの表現を上手く用いて、感動的な作品に仕上げているってのが、拍手喝采したくなるほどに良かったですから。
「これぞアニメの良さ」って感じでしたわ。

演出だけでなく、主人公を始めとするキャラ達の心情や関わり合いが実に温かで、観ていてホンワカとなっていくのも幸せでした。
中学生ならではの、弱さ無鉄砲さ、将来への不安、頑張りなど、様々な要素が描かれており、そこで励まし合い助け合っていく友情、そして恋愛が見事に描かれていましたので。

出てくるキャラが優しい人達ばかり、というのも温かさを生んでいるのでしょう。
嫌な人間は居らず、一生懸命で、他人の事を思いやるような人達ばかりでしたから。

ストーリーとしては、「幼い頃から天才少年と言われてきたピアニストの主人公は、あるトラウマからピアニストを止めてしまっている。しかしピアノからは離れられず、中途半端なモヤモヤした日々を送っていた。そんなある日、バイオリニストの少女と知り合った事で、再びピアニストとして頑張っていく決意をする」といった感じですね。

主人公は弱さをかなり見せますが、そこから頑張っていける強さも持っていて、そういう意味で愛着の持てる良いキャラでした。
彼のヒロインに寄せる想いが何とも温かくも切なく、それゆえにあの感動的なラストに繋がっていったのだと思います。

ヒロインとの関係が程良い距離で保たれ、それでいて内面でのお互いの強い繋がりを感じさせる。
それが終盤における感動の原因だったのでしょう。
二人の関係が凄く近いものになっていたら、ああした感動は生まれなかったように思えますから。
中学生らしい、近くも遠くも無い切ない恋心と、尊敬し合い、憧れを抱き合う、何とも素敵な関係でしたわ。

ヒロインも凄く私好みで、容姿はもちろんですが、とにかく明るく快活で元気一杯、主人公を振り回す辺りが実に魅力的でした。
彼女のそうした魅力が、主人公を暗闇から救いだし、逆に今度は主人公がヒロインを救っていく。
互いが互いを大切に、慈しんでいく、何とも心温かな関係でした。

恋愛が描かれると、どうしても我欲というのが感じられるようになってしまう訳ですが、この作品ではそれが無いんですよね。

相手を欲するゆえの我欲。
自分だけのものにしたいとする我欲。
そうしたものではなく、相手が立って歩いていける、そして自分も一緒に歩いていきたいとする想い。
何とも切ない感情が、二人の間にはあったように思えます。

近づきすぎていない関係であり、遠慮のある関係であるため、相手を強く求められない抑止が働いているのも大きかったのでしょう。
しかしその関係性ゆえに、ラストの二人の想いというのが感動を呼んだのだと思います。
我欲が無いため、関係性に透明さがあり、美しい恋愛として感じられるようになっていたというか。
ラストでの演奏シーンでの二人の想いの昇華に美しさが増したのも、恋愛感情のみではない、互いを思いやる心からくる愛情だったからではないでしょうか。

何とも実に素晴らしく、切ない二人の関係を描ききった作品なのか。
まさに感動的な作品でした。

見終わった後に、心地良い脱力感と、「終わってしまった」とする寂しくも嬉しくもある想い。
良作に出会った時の感慨が強く味わえましたわ。

こういう作品があるからアニメを観るのは止められないんですよね。
今後もこういった作品に出会えることを願いながら、アニメを観ていきたいと思います。

そうそう、何気に猫が出てきて、凄く可愛い描写だったのも私的にポイント高かったです。




shibachi1 at 11:47|PermalinkComments(0)

2017年12月25日

ベイビーステップ


ベイビーステップ Vol.1

huluにあったので観てみましたです。
テニスアニメですね。

この作品が珍しいのは、主人公のエーちゃんが、理論的なタイプだということ。
テニスについて全てノートに書いていき、そこから「どうやって上手くなるか」「どうやって勝つか」などを分析し、それに沿って練習や試合をしていくのですな。

普通の作品であれば、ライバルの一人として登場するタイプですか。
理論的で強いんだけど、主人公の感覚によるやり方に戸惑って負けていってしまうタイプというか。
それがこの作品だと主人公になっている訳ですわ。

性格的にはかなり几帳面で、授業のノートの取り方にしても、ピッチリ隙間無く、綺麗な状態になっていないと落ち着かないという感じで、あらゆる面においてきちんとしていないと駄目なタイプです。

そういう人間なので、練習はとにかく真面目。
というか、やり過ぎるくらいに拘って、徹底的にやっていきます。

普通の人間であれば飽きて嫌になってしまう基礎練習なんかも、とにかく繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、恐ろしいほどにやっていくので、短期間でかなりの成長を遂げていく結果になっていく訳です。

特に優れた身体能力を持ってはおらず、唯一動体視力が良いというだけなのですが、上記のようにとにかく練習を凄まじくするので、それによる進歩も凄まじい訳です。

天性の才能で伸びていく訳ではないため、観ている側としても、「自分も頑張ればエーちゃんみたいになれるんじゃないか」と思わせる点で、実に共感を呼びやすいと言えるでしょう。
まあ、あれだけ細かくノートをとっていくというのは、普通は出来ないので難しい訳ですけど。
それ以外はそう思えるという事ですわ。

試合中でもノートをとり、とにかく全てを記録し、そこから敵の分析や、自身の問題点などを明らかにし、それを試合中であっても克服しようとしていく、というのが凄まじい前向き思考ですね。

さらには試合の1ポイントごとの球の動きなどもかなり記憶していて、それをまとめているのだから凄いとしか言いようがありません。
とにかく分析分析また分析という事の繰り返しで、試合中だろうと自身を向上させていくのですわ。

強くなっていく速さにしても、徐々に無理の無いように描かれているので、少しずつだけど進歩しているのが感じられて観ていて楽しかったです。
自分よりレベルが上の相手に対しても、分析から理解した弱点を突いたりして、とにかく食い下がっていくので、そうした諦めない姿勢というのは凄いものだと思います。

自分の感情や、試合中のプレッシャーの処理にしても、とにかく分析して理論的に解決していくのが、これまでのスポーツものでは居なかった主人公なんじゃないかと。

とにかく異常なまでに几帳面なこと以外は、普通の人間でしかないのに、どんどん上手くなっていき、やがてレベルの高い人達にも勝っていく。
そうした努力の積み重ねと前向き思考の描写が、見ていて楽しさやワクワク感を味わわせる要因になっているのだと思います。

そんな感じで、なかなかに面白かったのですが、少々物足りなかったのが人間関係の描写ですか。
同じクラブの人間と、ワイワイ楽しくやるような内容にはなっていなかったので。
言わば同じ世界の友人が居ないというか。

仲良くなる人達は居るのですが、お互い心を許して切磋琢磨していくような、いわゆる「友情」的な内容はあまり無いのですわ。
テニスを通じての繋がり、という感じで、人間同士での繋がりのようなものはあまり描かれていないのです。

とか思っていたら、中盤以降、ヒロインのなっちゃんがかなり接近してきて、その部分を補完してくれたので良かったですけど。
とはいえ、これは恋愛としてなので、友情の内容としては物足りないままでしたが。

とにかくなっちゃんが可愛くてですね。
凄く私好みなのですよ。

容姿はもちろんですが、性格的にも明るくて前向きで、人見知りせずどんな人にもニコニコ接していく態度が、凄〜〜く可愛かったですわ。
ああいうお嬢さんが傍に居たら、そりゃテニスも頑張っちゃうよなぁ、と。

中盤までは結構影が薄いというか、ポイントポイントでエーちゃんを励ましたりする程度で、あまり出番が多くなかったのですけど、私としてはその少ない出番でなっちゃんの可愛さに萌え萌え出来たので、この作品を観続けられたと言えるのかも知れません。

私はどうも人間関係があまり描かれないと微妙になっちゃうので、そういう意味で中盤までは辛かったんですよね。
でもなっちゃんとのラブが進行し出したら、もう萌え萌えしまくって、よりこの作品を楽しく観ることが出来ましたわ。

久しぶりにヒットしたヒロインでしたからね。
いやもう、とにかく好みでしたので。
可愛くてたまりませんでしたわい。

話的にはまだ途中なので、早く三期を観たいところなのですが、どうにも作られないみたいなので残念です。
NHKのアニメだし、やっても良さそうなんですが、去年、今年とやっていないので、このまま作られないで終わっちゃうのかも知れません。
面白いので何とか続きをやって欲しいものでありますわ。

shibachi1 at 15:45|PermalinkComments(0)

2017年11月27日

ちはやふる


ちはやふる Vol.1

huluにあったので、2期まで一気に観てみました。

観る前の印象としては、「百人一首をやりつつ描かれる恋愛モノ」という感じだったのですが、実際観たら違ってました。

恋愛要素、ほとんど無し。
主人公に恋愛脳、存在せず(笑)

描かれているのは、競技カルタの試合の様子や、競技カルタでいかに強くなっていくか、という部分で、物語のほとんどはそれに占められていましたので。

主人公からして考えていることはカルタの事ばかりで、それ以外は二の次になっているという恐ろしいカルタ脳(笑)
凄く美人で、自分に惚れている美形の幼馴染みもいるというのに、とにかくカルタカルタカルタで物語は進んでいきます。

女性向けの漫画でここまで恋愛無視して、競技のことを中心に描く作品も珍しいのではないかと。
まさに女性向け漫画の皮をかぶった少年漫画でしたよ。

実際少年漫画でよくある、「自分たちでクラブを作り上げ、弱小状態から全国大会へ出場し、優勝を目指す」という典型的な内容になってましたから。

部員の面子にしても、幼馴染みの美形を除けば普通の顔立ちのキャラばかり。
モテるどころか、女子に馬鹿にされるタイプの男子二人に、地味な女子が一人。
まあ、その女子はおっぱい大きいので、そういう意味ではモテそうですが、基本的に「普通の人」という扱いになっていますしね。

試合の様子を事細かに描き、ピンチになったり、気合いが入って逆転したり、突如覚醒したかのような凄さを見せたりと、とにかく少年漫画の要素が詰まりまくった作品になっております。
それぞれの個性を生かした特技があり、それによって勝ち進んでいく、というのがホント少年漫画でしたわ。

「主人公だから絶対勝つ」という流れで描かれていないため、「どこまで勝つのか」「いつ負けるのか」というのが予想出来なくて、手に汗握るワクワク感があって楽しめました。
観ていて飽きなかったですね。
凄く続きが気になる作りになっていましたです。

こういう作品が女性向け雑誌で連載されてヒットした、というのも凄いことですね。
というか、競技中心で、恋愛要素をないがしろ(笑)にした内容を、よくも描かせてもらえたものだと感心してしまいますわ。
何とも侮れない作品でしたよ。

萌え要素としても、小学生編で萌え萌え出来たので楽しかったです。
小学生時代の主人公の可愛さがたまりませんでしたからね。
私の凄まじく好みの容姿でしたので。

何で高校生になったら大人びた顔立ちになって、髪を伸ばしてしまったのか。
童顔でショートカットのままであったら、凄まじく萌え萌え出来て素晴らしかったですのに。

二期のOPで少し出ている中学時代のセーラー服姿の何と可愛らしいことよ。
あの姿のまま高校生になってくれてたら、わらしはもう、わらしもう、蕩けたに違いないのであります。
そこだけが実に残念無念。

とか嘆きつつ、何かしらネタはないかとネットを検索してたら、突如こんな記事が目に入って驚きました。

スピンオフで、中学生編の連載が始まってるじゃないですか〜〜。

うおぉっ、これをアニメ化してくれたら凄まじく嬉しい。
アニメのキャラデザで観たいっす。
セーラー服姿の千早ちゃんが観たいでありますよ〜〜。
アニメ化してくれ、しておくれ〜〜。

shibachi1 at 14:23|PermalinkComments(0)

2017年10月20日

進撃の巨人


進撃の巨人 9

かなり話題になった作品ですね。
私は印象的に微妙感があったので観てませんでした。

というのも、延々と巨人と戦っていくだけの話なんじゃないかと思えていたので。
私としては、戦いが解決していく流れが欲しいので、原作はともかくアニメだとそこまでやらんだろうと思っていた訳ですわ。

実際観てみたら、ちゃんと解決への流れになっていたので良かったです。
ただ途中から、巨人との戦いというより、人間との戦いになっていく感じだったので、そこは期待外れになっちゃいましたが。

まあ、それはそれとして、世界の謎とか巨人の謎とかが出てきて、なかなか明かされない見せ方になっているのは好みだったので楽しかったです。

戦う際に空中を飛び回るのもカッコ良かったですしね。
ああいうのは実際に動く状態になってこそ生かされる部分だと思うので、アニメになって一番映えた要素なのではないかと。

キャラとしては、最初は主人公と幼馴染み二人のみにしか意識が向きませんでしたが、徐々に周囲の人間にも思い入れが出るようになってきて、彼らが個性的な要素を出してきたのが実に上手かったな、と。
様々な性格でありながら、それぞれが魅力的な良さを出していましたので。

というか、この作品って嫌な人間が出てきませんね。
最初の印象で嫌なやつかと思っていても、後で凄くいいやつだったりするので、キャラで嫌悪感を抱くということが無くて安心して観られましたわ。

ただ主人公のエレンが、短気で暴走していくタイプなのがちょっと辛かったですけど。
まあ、それゆえの皆を引っ張っていくパワーなのでしょうから仕方ない訳ですが。
でもあの性格ゆえに凄く心配なキャラになっているとも言える訳ですな。
どんな無茶をするか分からないですからねぇ。

主人公なのに強くないというのも面白い設定ですよね。
実力的には並以上だとは思うのですが、抜きんでている訳ではないというのが珍しいです。
実際通常の戦闘だと活躍しているシーンって無かったですしね。
まともに戦った事って全然無かったように思いますし。
そういう意味で、何か不憫な主人公ですわ(笑)

代わりに幼馴染みのミカサが馬鹿強い訳ですが、彼女ってヒロインなのに、何か萌え要素があまり感じられないですな。
あまりにエレンに執着しすぎていて、恋愛とは異なる感情の方が全面に出ているせいだと思いますけど。

そのせいで萌え要素が無い状態で話が進んでいたので、私的には寂しかったりして。
でも二期になってから、仲間のクリスタがやたらと可愛らしく描かれるようになったので萌えましたわ。
やはり話に関わってくるようになったせいですかね。
完全にヒロイン状態ですよ。
今後も話の中心になるのでしょうから、彼女の可愛さが萌え的な救いですわ。

そんな感じで、思っていた以上に楽しめたので良かったです。
ストーリー的にも戦闘的にも凄く出来の良い作りになってましたし。
続編もまたアニメ化されるみたいなので楽しみでありますわ。

shibachi1 at 16:11|PermalinkComments(0)

2017年10月16日

Fate/stay night [Heaven's Feel]


劇場版 Fate/stay
night Heaven's Feel
I. presage flower


観てきました〜〜。

これまでセイバー、凜のルートがアニメ化されていた訳ですが、いよいよ桜のルートがアニメ化です。

出来としてはかなり良かったのではないかと。
まだ途中ですが、桜を中心に描いた内容として上手く作られていたように思いますので。

桜はこれまでの作品で脇役として登場し、日常の象徴的存在だった訳ですが、自身がヒロインであるこのエピソードで、非日常へと突入していく事になります。
その序章として描かれた今作は、日常を大切に思う桜と、そこから外れていく士郎に対する彼女の想いというのが強く感じられました。

序盤は、二人の出会いから、それがいかに幸せな日常として定着していくかが表現されており、そうした様子を観ているがゆえに、士郎が何か危ないことをしている事や、怪我をしてくる事に対して、過剰に反応を示す桜の想いに強く共感出来るようになっていたように思えます。

桜自身、士郎と出会ったばかりの頃は、精神的に落ち込んでいる状態になっていたため、それが徐々に明るくなっていく姿が描かれている事から、彼女にとっていかに士郎が大切であるかが伝わってくるようになっていましたし。

そうした桜の「大切にしている日常」が崩壊していきかねない何かが起きていることに、彼女の不安や悲しみが上手く描かれていたように思えました。

話の流れとして、これまでの作品では細かく描かれていた聖杯戦争については、かなり簡略化された状態になっていました。
サーヴァントとはどういう存在なのか、何故戦うのか、といった基本的な要素の説明は省かれていましたので。

限られた尺で作らなければならない以上、前作で描かれたそうした説明は排除したのでしょう。
そうでないと、セイバーが召喚される辺りまででかなり尺が取られちゃいますしね。
詳しく知りたい人は、前作の「Unlimited Blade Works」を観て下さい、という事なんでしょう。

とはいえ、説明以外の聖杯戦争の要素、つまり戦闘に関してはかなりカッコ良く描かれていました。
ランサーの戦闘は凄く見応えがありましたし。
あれだけでもかなり楽しめましたよ。

話の流れとしても、これまでの作品と違って、型にはまっていない作りなので、かなり私好みになってました。
何を目的に、どうなっていくのか予想出来ない流れになっていましたから。

ですので、これまでの作品と同じ感覚で観ていると、「え? 何でこうなるの?」「え? そうなっちゃうの?」といった驚きとワクワク感を得られると思います。

私も原作をやったのは十年以上前なので、かなり忘れていて、「こんな展開だったっけ?」と、かなり楽しめましたわ。
覚えてるのって、「一番エロスなシナリオだった」という点だけでしたし(笑)

そのエロスな部分についても、きちんと表現されていて、私的には大喜びでした。
他の人が居る状態で観ていたので、十分に堪能出来なかったのが残念ですが、そうした部分は今度DVDなどで観る際にとっておくことにします(笑)
今後の映画でも、ああしてエロスを描いてくれることに期待ですよ。

この作品は、桜がヒロインな訳ですが、桜の兄である慎二についても描写が細かかったように思えます。
慎二は士郎に対してかなり歪んだ友情を抱いている訳ですが、それが上手く描かれていましたので。

これまでの作品ですと、単に「嫌味で駄目なやつ」という印象しか残らなかったりしますが、この映画では、慎二の士郎に対する想いというのが感じられる作りになっていて、士郎がもう少し違った態度で接していれば、二人の関係は良好な状態だったのだろうな、と感じさせるものになってましたから。

観ていて「そりゃ駄目だろ士郎」と思えるシーンが何回かありましたからね。
士郎は一見、人の事を気遣う性格に思える訳ですが、実際は「自分にとってそれが気持ちいい」という意味での気遣いなので、相手がどう受け止めるかはあまり考えていないんですよね。

それを慎二は敏感に感じ取っていて、苛つきを覚えてしまうのでしょう。
「僕をちゃんと見ろ」という強い想いから、気を惹きたくて嫌がらせのような行為や、嫌味な言動を繰り返していってしまうのだと思います。
そこら辺がこの映画では強く感じられました。

あとセイバーや凜との関係もかなり省略されているので、二人に対して恋愛的な意識が起きない作りになっていたのも上手いな、と。
関係性が深くなっていく要素が描かれていないため、士郎が桜の事に固執していくのに無理の無い状態になっていますから。
今後も彼女達は脇役として二人の関係を盛り上げていくのでしょう。

そんな感じで観てきた訳ですが、十分に満足出来る作品になっていたと思います。
今後もこの調子で作ってくれれば嬉しいですね。
まあ、監督が桜愛に溢れている人みたいなので、そこら辺は心配ないと思いますけど(笑)

映画の内容と関係なく辛かったのが、尿意を覚えてしまった点。
普段からトイレが近い方なのですが、少々寒かった事から映画の終盤でかなり我慢が出来なくなってしまったのですよ。
頑張って最後まで席を立たないで済みましたが、やはり寒い時期の映画館での視聴は大変ですわ。

最近はちょこちょこ映画を観に行っているので、不安な要素なんですよね。
これからどんどん寒くなっていくので、映画を観に行く際には辛いです。
頑張って尿意と戦っていきますわ(笑)

shibachi1 at 14:45|PermalinkComments(2)

2017年10月11日

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。


あの日見た花の名前を
僕達はまだ知らない。
Blu-ray BOX


話題になった作品を観ていこう、という企画の第三弾です。

この作品は、何やら「泣ける」というのが売りなようで、どうにもそういう「泣ける」ってのをメインにしているのが苦手な私は微妙だったのですが、とにかく観てみました。

「泣けるのが苦手」ってのは、別にそういう展開が苦手なのではなく、それ以外の要素として面白い部分が無いように思えてしまうって事ですね。
「泣き」ってのは、あくまで物語の流れの一部分でしかないので、そこを売りにされるとどうも駄目な訳ですわ。
もっと色々な要素を含んだ話にしてよ、と思っちゃうので。

あとは私の泣きツボに合わない場合が多いってのもありますけど。

さて最後まで観た訳ですが、「泣き」については、全く大丈夫な状態で終わりました。
私の泣きツボにはピクリとも来ませんでしたので。
それよりも、「ああ、良かったね」という幸せな気持ちで見終わったというか

この作品は「泣き」ではなく「幸福感」って方を売りにする方が合ってますな。
私の中でではですが。

この作品において描かれているのは、人間関係の修復です。
序盤で酷くなっている幼馴染み達との関係が、話が進む内に徐々に回復していって、最終的には仲良くなっていく、という展開ですので。

そういう展開は好きなんですが、さほど入り込めなかった理由としては、やはり客観的な視点になっていたというのが大きいでしょう。
要はキャラに入り込んで観ていたのではなく、神視点として一歩引いて観ていたというか。
泣けないというのも、そうしてキャラに強く感情移入出来ていないがゆえに起きている現象なのだと思います。

この作品の評価としても、そこら辺がポイントになってますね。
何か出来はいいんだけど、イマイチ入れないというか。
言わば大人の立場で、子供達が色々やっているのを見守っていたというかね。

昔「ハリーポッター」の映画を観た際もそうだったのですが、あれも同じように、大人として子供を見守る視点で見ちゃいましたから。
そうなると面白さ的には落ちちゃうんですよ。
ゆえに、出来はいいのに「これいいなぁ」と思えるほどには至らなかったというか。

あと大きいのは、ヒロインであり、作品の根幹をなしている「めんま」の描写の仕方が、凄く空気的だったというのもあるかも知れません。
主人公以外とは会話出来ない状態になってましたしね。

めんまは体こそ成長していたものの、中身は幼女のままのような感じになっていて、かなりハッキリしない、分かりにくい言動を繰り返し、それでいて感情的には強く主張してくるようなところがあったため、どうにも入りにくいキャラになってましたから。

本来めんまの悲しみなどに感情移入していく部分もあるはずなのでしょうが、そういった事情からかなり軽く受け止めちゃってました。

主人公の「じんたん」にしても、何故引きこもりに至ったのかなど、彼個人を認識する説明が足りず、現状の彼に入り込む要素というのは薄かった気がします。
ゆえに、そこからの脱却に繋がるめんま関連の騒動に対する想いなどについてもあまり入れなかったというか。

そもそも「どうしてここまでするんだろう?」という感じで、じんたんの行動の原動力というのが最後まで見えてこなかった気がしますので。
いや、理屈では分かるんですけどね。
感情として伝わってこなかったというか。
そこら辺が「キャラに入り込めてない」という事になる訳ですけど。

他のキャラに関しても似たようなもので、現状からの変化という事に関して、あまり入り込めずに観てました。
全員が過去に引きずられている、というのは分かるのですが、そこまで引きずられてしまう感覚に感情移入出来なかったというか。

子供の頃の思い出に引きずられたまま生きていく、というのは私の感覚ではあり得ないんですよね。
そりゃ悲しい思い出としては残りますけど、それが現在の自分の生き方に影響を与えるほどにはなりませんので。
ゆえにキャラ達が、現状の己の中で子供の頃の思い出を、凄く重いモノとして扱っているというのに共感出来なかったのですな。

そうした諸々のことが昇華される最終話において、本来泣けるべき展開で泣きに至れなかったのも、まさに感情移入、共感というものが弱かったせいだと思います。
キャラ達の感情の発露に入り込めず、客観的に「ああ、悲しいんだな」と認識し、十数話を共にしてきた親近感から、彼らの想いが昇華されている事に喜びを覚えたというか。

例えるなら、「友人が悲しんでいる事を認識はしていても、その想いに入り込んで一緒には悲しんであげられない」という状態が、私のこの作品の「泣き」に対する感覚になるのだと思います。

これは出来の良い悪いの問題というより、相性の問題でしょうね。
私的にはどうにも入り込めない作りになっていたというか。
雰囲気的には好みの作品ではあるのですけど、何かこう一歩入れないってのが、残念な事でありますわ。

shibachi1 at 14:30|PermalinkComments(0)

2017年10月05日

けものフレンズ


けものフレンズBD付
オフィシャル
ガイドブック (1)


話題になった作品を観ていこう、という企画の第二弾です。

この作品は、私にとって好みじゃない系統だったので、ちょっと辛いかな、と思いつつ見始めたんですけどね。
案の定、1話の冒頭でもう駄目になりましたし(笑)

でもそこで観るのを止めては終わってしまうので、何とか観ていきましたよ最終話まで。
凄く人気のある作品なんだから、きっと面白くなるのだろうと思いつつ。

ところが最後まで観ても、特に面白さは感じなかったりして。
私の好みには合わなかったのですわ。

まあ、そこは好みの問題なのでどうでもいいんですが、困ったのは「何が大ヒットの要因になっているのか」というのが全然見えてこなかった点。
普段は好みに合わない作品であっても、魅力の要素というのが分析出来るんですけど、この作品に関しては出来なかったのです。

ほのぼの系の作品としては良い出来になっていると思うのですが、ここまで大ヒットするほどのものには思えなかったんですよね。
他のほのぼの系の作品と変わらない面白さにしか見えなかった訳ですわ。

なのに大ヒットしている。
これは何故なのか。

全く分からず、ツイッターでその事を呟いていたら、親しくしている鰯鰤さんに教えてもらいました。
皆が何故ハマったのかという事を。

要は「先の展開に対する考察」で盛り上がったという事らしいです。

この作品は、動物が人間化しており、その事に対する過去の出来事なんかが、時折ぼやかした感じで出てくるのですけど、それがどうにも不穏な雰囲気であるため、そこから妄想を広げて考察していったのが面白かったようです。

なるほど、そういうのはオタクって好きですからね。
凄く納得出来ましたわ。

でも私にとって、それはあまりに意外な事だったので、少々ショックを受けましたよ。
いや、この作品を観ていて、そうした考察しようという意識など全く起きなかったので。
不穏な雰囲気にしても、単に「過去にそういう事があったらしい」と理解するだけでスルーしてましたし。

この作品のメインはあくまでほのぼの。
人間化した動物たちの見せる、ちょっと間抜けな会話や活動を観て幸せな気分に浸る作品だと思っていましたので。
というかそうとしか取れなかったですし。
あの作風で、悲惨な展開に移行していくという発想自体起きなかったですから。

いやはや、何とも面白い要素でヒットすることもあるもんですね。
オタクならではの要素というか。
普通の人なら、単に「ほのぼのした作品」としてしか見ないでしょうから。

あれみたいなもんですか、「となりのトトロ」で、「メイは実は死んでいる」とか考察始めちゃうような。
あの作品を観ていてそんな妄想を広げるなんて普通ありませんからねぇ。
楽しくほのぼの観るだけでしょう。

私はまさしくそんな感じで観ていたので、普通のほのぼの系アニメとして楽しませていただきました。

shibachi1 at 14:04|PermalinkComments(0)

2017年10月03日

オーバーロード


オーバーロード 1

今更ながら観てみました。

というのも、せっかくhuluに加入しているのだから、話題になった作品を色々観てみようと思ったもので。

その企画の第一弾として、この作品を選んだ訳です。
1話すら観ていないので、どんな感じなのか興味がありましたしね。

実際観てみると、なるほどなかなか面白い。
淡々とした話の流れと、主人公が強いというのがよくあるネット小説の内容ですが、そこら辺が上手く表現されていたので。

特に面白いな、と思ったのが、ネットゲー世界の話だと思っていたら、そこから異世界へ転移してしまったらしいという点。
しかもゲームの配下NPCごと、というのが珍しいな、と。

異世界へ行くことで、配下NPCが生き生きとした存在へと変わり、主人公に強い忠誠心を抱いているのが面白かったですね。
主人公がゲームの延長のごとくキャラを演じ続けているというのも面白いです。

普段は偉そうに喋るのに、内心の声になると庶民な感じなのがいい味を出してますわ。
いかにも弱そうな兄ちゃんですからねぇ。

最初何でこんな強面キャラなのに日野ちゃまがキャスティングされたのかと思いましたが、このギャップがあるからなのですな。

話の展開としては、実に遅い。
そこら辺はネット小説ゆえなんでしょうが、13話やっても話がほとんど進んでませんからね。
何というか、現状把握と、世界に対する確認作業をやっていた、という感じでしかなかったですから。
まあ、そこら辺の見せ方が面白いので、観ていて飽きなかったですけど。

終盤になってようやく話の方向性が見えてきたので、まさにこれからって感じの作品ですな。
二期をやるみたいなので、そこら辺を期待したいと思います。

そうそう、キャラ的には、私好みのお嬢さんが居ないので残念でした。
おっぱいさんが居るのですが、暴走気味のヤンデレなんで、ちょっと好みと違うんですよねぇ。
まあ、それでも良かったですけど。
ここら辺も今後に期待したいと思いまする。

shibachi1 at 15:13|PermalinkComments(0)

2017年09月26日

ダイヤのA


ダイヤのA Vol.1

huluに1期、2期とあったので観てみました。

いや〜〜、高校野球モノって久しぶりだったので何か楽しかったです。
昔はよく観たからなぁ。

ただこの作品の場合、これまで私が観てきたスポーツモノと違っている部分があったため、目新しい感じがしました。

まず、主人公の所属している高校というのが、いわゆる強豪校であり、各地からスカウトされた選手が多数所属しているという点。

普通は弱小校とか、野球部自体が無かったりするような高校が舞台になりますからね。
これは他のスポーツを描いた作品でも同じで、「弱いと思われているのに勝つ」という爽快感や、勝っていくのに苦労する展開が描きやすいからだと思えます。

しかしこの作品の場合、甲子園に何度も出場しているような学校になっていて、部員の数も100人居るという状況になっているのですわ。

そのせいか序盤の描き方として、他校との問題よりも、野球部内でのレギュラー入りの争いなんかがメインに描かれている感じでした。
というか、通常ならある部員同士の交流や、友人が出来たり、などといった事が描かれず、かなり孤独な状況での話になってましたね。

仲間とのやり取りが好きな私としては、そこで少々物足りなさを感じたんですけど、次の要素のおかげで観ていくことが出来ました。

主人公の沢村なんですが、彼はさして才能がある訳ではない設定になっているのですよ。
通常だと、何かしら他人より秀でた才能を持っていたりする訳ですが、沢村の場合、基本的にありませんので。

唯一の武器は、野球の素人であった事から身につけた、自然に変化する球(ムービング)のみ。
これにしても、「打ちづらい」という程度のもので、圧倒的な力で相手をねじ伏せられるような威力のあるものではありません。
つまりアウトを取るためには、様々な工夫をして、才能の無さを補っていくしかないという、実に大変な状態になっている訳です。

しかも先ほども書きましたが、沢村は基本的に素人でしかなく、野球の細かい技術などは知らなかったりするので、そこでかなり苦労していく状態になっているのですな。

この作品の面白さとしては、そうした素人的な沢村が、徐々に力を付けていき、一人前のピッチャーへと成長していく姿にあると言えるでしょう。

そしてそんな沢村が成長する起爆剤になっているのが、ライバルの降谷の存在。

彼は同じチームのピッチャーなのですが、沢村と違って才能に恵まれており、「強烈な剛速球の持ち主」という、通常の作品であれば主人公をやるような設定になっています。
ただ降谷も制球力に難があるため、かなり不安定なピッチャーであるのが、ライバルとして争っていける要素になっている訳です。

二人は互いを意識しながら成長していくため、そこが観ていて楽しい部分ですね。
そしてどちらも不安定というのが、登板する際に凄く不安な気持ちで観る事になるため、変な意味での魅力だったりします。
主人公やライバルが登板すると不安になるってのは、何とも言えない要素ですわ(笑)

不安定さ、というのがこの作品の珍しい点であり、それは技術だけでなく、精神面でも言える点になっています。
二人に限らず、出てくるキャラ全てが、年相応の精神力の弱さを持っていて、どんなに凄い才能の持ち主だったとしても、ちょっとした心の乱れから崩れていく様を描いていますので。

さらに面白いと思ったのが、こうした作品にはよく居る、反則を平然とするキャラが居ないという点。
他の作品だと、「勝てばいいんだろ」という理由で、相手に怪我をさせるようなプレイをするキャラが居たりしますが、この作品だと今のところ存在しませんから。
一見性格が悪そうで、そういう事をしてきそうな雰囲気があっても、プレイはまともだったりしますので。

性格が悪そうなので、チームメイトとの関係も悪いかと思いきや、凄く仲が良かったり、頼られていたりするんですよね。
要は本当に野球を愛している人間しか出ていないって事なんでしょう。

私は反則を平然とするようなキャラって苦手なので、そういう意味でも気分良く観られる作品になっていました。

強豪校という設定でありながら、極端に凄い存在というのが描かれておらず、リアルな高校球児を描いている雰囲気のある作品だと思います。

そういう点で気に入っている訳ですが、一つどうしても物足りない点がありまして・・・

それは、女の子の存在ですっ(そこかい)

沢村の幼馴染みやマネージャーという、可愛い女の子は登場してくるんですけど、いまいち描かれ方が適当なんですよ。
どちらの娘も沢村に好意を持っているのですが、そこからラブへ繋がるような展開を描かないのですわ。

他の作品であれば、ちょっとした心の交流や、沢村が落ち込んでいる際に励ましたりなど、ラブの生まれる展開を入れると思うんですけど、そういうのが一切無い訳です。

まあ、野球の部分が面白いのでいいのですが、私としては女の子とのラブも欲しいなぁ、と。

特に幼馴染みの若菜ちゃんは可愛いので、もっとラブ要素が増えてくれれば嬉しいです。
一応彼女、沢村へのラブをアピールしてましたし。
スルーされてましたが(笑)

三期も観たいと思いましたが、原作がまだ貯まっていないようなので、今後に期待したいと思います。
沢村が二年生になって、夏の大会の甲子園で活躍する姿を観たいものですわ。

shibachi1 at 11:28|PermalinkComments(0)

2017年07月22日

シュヴァリエ


シュヴァリエ Vol.1

huluにあったので観てみました。

実はこの作品、放送当時は途中で観るのを止めてしまったんですよね。
冲方丁さんが脚本をやると思っていたので期待していたのですが、実際はシリーズ構成で、最初と最後の話しか担当されなかったのでガッカリしたというのが大きかったのですわ。

まあ、話が面白ければそれでも観たんでしょうけど、どうにも淡々とした感じだったので耐えられなかったのですな。
なので今回は特に期待せず、何となく観ていこうと思っていたら、結構楽しめたので良かったです。

この作品は、デオン・ド・ボーモンという実在した人物を中心に、フランス革命より少し前の辺りを描いた内容になっています。
デオンというのは、女装をして外交やスパイをやっていたとされる人物で、このアニメでもそうした活躍が描かれている訳です。

アニメ的な部分としては、オカルト的な要素があり、死んだ姉のリアがデオンに取り憑いて、彼女の人格に乗っ取られるという状況が出てきます。
女装ネタは「リアの人格が出ている」という事で生かされる訳ですわ。

リアはデオンよりも文武共に優れた女性で、彼女の人格が出ている間は凄く頼りになり、ピンチの際に助けてくれます。
ただ強い憎しみを抱いているため、暴走気味に敵を殺してしまう場合があるので、デオンはそんな姉の状態に苦悩していく訳です。

リアの死に関わりがあると思われるのが、「詩人」と呼ばれる存在。
詩を朗読する事により、人を殺すことが出来る能力を持っていて、言わば魔術師や陰陽師みたいな感じですね。

詩人達が重視しているのが、「王家の詩」と呼ばれるもので、これが一体どういうものであるのか、というのが作品のテーマの一つになっています。

リアの死と王家の詩の謎を追い、ロシア、イギリスへと旅をし、それぞれの国家の変化に関わっていくことで徐々に謎に近づいていき、最後には衝撃の事実を知らされる。
その展開がなかなか面白かったです。

ただ、少々急すぎた感が否めないのが残念だったな、と。
前振りがあまり無い状態で、「実はこうだった」というのが終盤でドカドカ出てくるので、何か受け入れがたかったのですわ。

というか、キャラ達が凄く悲惨な状態になっていくのが強烈だったですね。
レギュラーキャラの多くをここまで悲惨に扱うってのも何か凄いですよ。

終盤は実にドンヨリした感じで展開していったので、重くて嫌悪感高まりまくりのラストでした。
こういうオチは好きな方なので良かったのですが、じっくり描いてなかったのが残念だったな、と。
悲惨萌え琴線に触れる要素はあるんですけど、どうにも見せ方が急すぎましたからねぇ。

とはいえ、歴史物としてはなかなか良い出来になっていたと思います。
終盤の展開以外は丁寧に作られていた感じですし。

そうそう、萌え的にはヒロインのアンナが健気で可愛くてですね。
彼女の存在が癒しでしたな。
アンナと王子のオーギュストの関係が、おねショタだったので萌え萌えでしたし。
私もアンナに甘えたいであります〜〜。

shibachi1 at 22:10|PermalinkComments(0)

2017年07月20日

劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女


劇場版 魔法科高校の劣等生
星を呼ぶ少女 チラシ A


お兄様の劇場版を見てきました〜〜。

って、公開から一ヶ月経っているので今更ですが、何かこれまで行く気になれなかったもので。
今日たまたまお客さんのとこへ行った帰りに寄れるなぁ、とか思って調べたら、安く見れる日だったので、こりゃいいやとばかりに行ったのですな。

開始10分前に入場したら、え〜〜、誰も居ませんよ(笑)

座席に誰一人として座ってない。
何度か見回しちゃいましたよ。
今日は私の貸し切りだ〜〜、な状態になっていて笑いましたです。
まあ、すぐに後から入ってきましたけどね。

さすがに公開から一ヶ月経っちゃうとそうなりますわな。
平日の昼間ですしね。

空席の方が多いとはいえ、それでもある程度は居たので、さすがですお兄様、と思いましたわ。

そういや、来場者特典貰えたんで驚きました。
大量にあるんですねぇ。

内容的には満足です。
お兄様の華麗な活躍に大喜びで楽しみました。
深雪と一緒に「素敵ですお兄様」「さすがですお兄様」な状態で萌え萌えしておりましたよ。

いや〜〜、あのダースベーダースーツが大笑いですわ。
あの格好で乗り込んでいくんで、凄まじく怪しい人ですよ。
周囲の人間がほとんど騒がず、反応を示さなかったのは、もしかして関わり合いを持ちたくなかったからじゃないかと思ってみたり(笑)

華麗に舞い、華麗に殺し、華麗に破壊していくお兄様の大活躍に、私はもうメロメロでしたわ。
最後のシーンもあまりに華麗なポーズを取るので、どうしようかと思いましたし。
深雪と一緒に頬を赤く染めてしまいましたです(馬鹿)

女性陣の描写、というか、おっぱいの描写もやたらと良く、いきなりの水着シーンに、入浴シーン、薄着のおっぱい強調服と、実におっぱい好きには堪能出来る状態になっていて、ああ、もうおっぱいおっぱいでした。
スクリーンに映される巨大なおっぱい。
実に素晴らしかったです。

特に深雪さんのおっぱいの描写が良くなっていて、テレビシリーズでは意識しなかった膨らみに、もう満足しまくりでしたわ。
いやはや、素晴らしかった。

戦闘シーンでは、メインのキャラほとんどに見せ場があって、特にエリカがカッコ良かったですね。
ピンチからの逆転が燃えましたわ。
やはり剣術は良いですのぉ。

ただお兄様の肉体的な意味での戦闘の見せ場が無かったのがちょっと残念だったかな、と。
強い敵と対峙しなかったので、あっさり魔法撃って終わってましたから。

何にせよ、お兄様の活躍、戦闘、おっぱいの描写が良かったので、私的には満足の内容でありました。

ただ「ありゃ?」と思ったのは、テレビシリーズでは描いていない内容を、当然のごとく出してきた点。
調整体に対する達也達の想いとか、リーナがすでに知り合いになっている点とかですね。
これってテレビシリーズしか見てない人には分からないじゃん、ってなってましたんで。

劇場版を見る前は、リーナは知り合いじゃない状態で出てきて、お互いよく分からない関係のまま終わるのかと思ってたんですけど、完全にリーナのエピソードが終わった後の時間軸になってましたからねぇ。
というか、リーナが日本から帰ってきた直後から始まってたんで、リーナのエピソードの直後の話なんですねこれ。

それでいいのかい? と思いましたけど、まあ、すぐにテレビシリーズの二期やってくれれば問題なしという事で。

やらないすかねぇ、追憶編から。
期待しちゃいますですよ。

shibachi1 at 17:36|PermalinkComments(0)

2017年07月16日

ノーゲーム・ノーライフ ゼロ


ノーゲーム・ノーライフ
 ゼロ 劇場パンフレット


劇場版を観てきました〜〜。

いや〜〜、面白かった。
とにかく面白かった。

元々原作で好きな話だったので、それがアニメ化されているってだけで楽しかったですからね。
とはいえ、駄目なアニメ化だとつまらなくなっちゃう訳ですが、凄く丁寧に作られていたので文句無しです。

文字で読んでいる際には想像するしかなかった部分が、綺麗な状態で映像化されているのが良かったのですな。
特に戦闘シーンでは、異種族の異能攻撃が凄まじすぎて、こんな輩が全力で殺し合いしまくっているんじゃ、人間はたまらんよなぁ、と。

この世界の人間って、近代兵器みたいなものはないから弱いんですよ。
そんな状態で、ブレストファイヤーやらゲッタービームやらを撃ち、瞬間移動してバリアーを張るような存在相手にどう戦えばいいのだ、と。

そりゃ殺されないよう逃げ回るくらいしか出来ることはないでしょう。
そして逃げていても、戦闘の余波で住んでいる場所ごと消し去られちゃうんだから、滅亡しますわホント。

主人公のリクは、そんな状況で細々と生きながらえている人間の一団の指導者をやっている少年。
しかしすでに精神的に死にかけてるんですよね。
皆を救わなければならない重圧と、そのために仲間に死を命じていかなければならない事が、凄まじい苦悩となっていますので。

しかも将来的に何の希望もない。
救われる可能性など欠片も無い。
そりゃ、何のために生きてるんだって感じにもなりますわな。

そうした死にかけ状態のリクが、ある日、機凱種の少女シュヴィと出会う訳です。

機凱種ってのは、要はアンドロイドみたいのですね。
見た目は人間みたいだけど、機械で出来ているという。

こう書くと、あまり人間と違わないような感じがしちゃいますが、全然違っていて、様々な兵器が装備されているロボットとしてイメージした方が合ってます。
鉄腕アトムにブレストファイヤーやゲッタービームが装備されているようなもんだと思えば近いかも(笑)
しかもアトムと違って人間と仲良くしようなんて考えて居らず、どうでもいい虫みたいに思っている訳ですわ。

そんなおっかない存在のはずのシュヴィがリクに近づいたのは、「心が知りたい」という理由から。
まあ、アンドロイドを描いた作品ではありがちですが、この作品でもそうなっている訳ですわ。
見た目が可愛いロリっ娘なので、そこはラノベ的ですね。
ただ中身はマジンガーでデンジャラスな訳ですが(笑)

そうしたシュヴィの言動に、リクは苛立ちまくり。
何せ一方的に自分たちを殺戮してきた相手ですからね。
そんな相手が「心が知りたい」とか言って近づいてきたら、そりゃ心中穏やかじゃ居られませんわな。

でもシュヴィの態度が純粋無垢な感じで、何とも可愛らしいため、徐々に心を開いていく訳ですわ。
しかも明るくまでなっていくという。

そこら辺の描写が泣けるんですよねぇ。
序盤の精神的に死んでいたリクの姿を知っているだけに、凄く嬉しくなるというか。
やはり人ってのは、誰かが傍に居ることによって救われるのだなぁ、と思いましたわ。

シュヴィの方も、徐々に心に目覚めていく流れになっていて、そちらもまたいいんですよね。
人間と接していくことにより、人間に近づいていくって事なのかも知れませんな。
人間にしたって、様々な経験によって人間性を培っていく訳ですから、そういう意味で機凱種も同じなのでしょう。

そうした二人の変化と、繋がりが深まっていく様子が観ていて心地良く、幸せな気持ちになりましたわ。

ストーリーとしては、終盤に入っていくと悲惨さが増していき、何とも酷い状態に。
しかしリクは負けずに戦っていくので、それが実に良いのですな。
自らの命をかけて成し遂げようとしていく姿が涙涙で、実に悲惨萌えとしてはたまらないラストになってました。

最後のオチも原作を読んでいて知っていたはずなのに、すっかり忘れていた部分があって、「あれ、 何で? って、ああ、そういやそうだった」と予想外の展開になったので、変な意味で楽しめました。
忘れてるってのは素敵な事ですな(笑)

声優さんの演技も凄く良くて、キャラの心情が強く伝わってくるものになっていて、たまりませんでしたわ。
特にリクの絶望が強烈でしてね。
こういうところは、ホント声優さんの演技ってのは凄いなぁ、と思いますよ。
いやはや、良かったです。

そんな感じでこの作品は、悲惨萌えに、少年少女のラブがてんこ盛りって事で、私の大好きな要素の詰まった内容になっております。
泣けるシーンもいくつもありましたしね。
実に良い出来でありましたわ。

テレビシリーズの出来が良かったので、同じ監督が作っているとなれば安心出来ると思ってましたが、その通りのものになっていたので嬉しかったです。

やはりアニメ化ってのはこういう風にやって欲しいものですね。
ああ、面白かった。

shibachi1 at 22:06|PermalinkComments(0)

2017年03月24日

劇場版 黒子のバスケ LAST GAME


【映画パンフレット】
劇場版 黒子のバスケ
LAST GAME 通常版


劇場版を見てきました。

平日に行けば空いてるからいいよね、とか思っていたら、子供がウジャウジャと。
すっかり忘れてた春休み。
何てこった混んでるわ。
まあ、それでも休日よりは空いてるからいいですけど。

開場1時間前に着いて、チケット買いに行ったら、もうほとんど残って無くて愕然。
取り敢えず希望してた真ん中辺の席がポツンと一つだけ空いていたから良かったですけど。
危うく席が無いところでしたわい。
早めに行って良かった。

内容的には大満足でした。
見たいと思っていた、キセキの世代プラス黒子火神の活躍が楽しめましたからね。
それだけで幸せです。

それぞれの見せ場があって、その度に萌え萌えしてましたよ。
私の中の女心が蕩けまくりだ。

ただ時間が短いので、7人の見せ場が短いのが残念でしたけど。
テレビシリーズだったら倍以上やってるでしょうからね。
そこら辺は仕方ないので諦めて、キセキの世代、火神黒子のチームプレイを楽しみましたわ。
ホント見たかった内容ですからねぇ。
それだけで楽しかったですわ。

火神と青峰、黄瀬と青峰のコンビプレイが最高でしたね。
ライバルが協力し合うとやはり燃えますわ。
凄く強いって分かっているだけに、頼りになるのが痺れる訳ですよ。

特に黄瀬と青峰のコンビは、中学時代を彷彿とさせるので嬉しくなりましたしね。
そりゃ桃井さんも泣いちゃうよ。
私も泣いた。

っていうか、やっぱり青峰がいいですなぁ。
能力的には最強ですし。
この作品って青峰中心で動いている感じがしますしね。
キセキの世代の中で、黒子と一番関わっていて、黒子が抱いている想いも一番重いせいだと思いますけど。
あと桃井さんが絡むのもありますしな。

一方、真面目にやっているのにギャグになる緑間は最高すぎました。
ギャグ担当かと思えるほどに笑えましたからねぇ。

今回はラッキーアイテムがポイント高すぎでしたよ。
3Pシュートより、ラッキーアイテムが見せ場であるかのようでしたから。
っていうか、緑間にとってラッキーアイテムを描写するのは、ゾーンの目から電気飛ぶ描写と同じなのか?(笑)

見せ場的には、紫原が一番優遇されていたような気もしますね。
最初は目立ってなかったけど、活躍し出したら一番カッコ良かった感じがしましたし。
成長描写もあったしなぁ。

そういう意味では赤司も同じでしたね。
展開的に三度美味しかったので、赤司ファンはたまらんかったのではないかと。
まるで主人公みたいな見せ方されてましたしな。

紫原と赤司は、本編の延長的な成長描写があった感じでしたね。
この二人に関しては、番外編というより続き的なノリで描かれていたように思えます。

実際、話的にも真の最終回って感じになってましたしね。
「黒子のバスケ」が好きなら見ておかないと損ですわ。
まさかあんな展開になるとは思わなかったですから。
そりゃラストゲームだわと納得しましたよ。

何気に自分として意外というか、何で私はそんなところが気になってるんだ、となったのが、日向の叫びを聞いたらホッとした点。
何か日向の声を聞かないと、「黒子のバスケ」を見ている気がしないのかも知れません(笑)
それだけテレビシリーズで意識していた存在なんでしょうな。

誠凛チームの中心であるせいか、日向の存在が安心感を生んでいたんでしょう。
実際本編で日向がベンチに下がった際は不安だったしなぁ。
3Pシューターって事もあるので、余計に頼りに思う意識が強かったのでしょうね。
あとツッコミ役だから、居ないと物足りないのかも(笑)

萌え的には桃井さん。
相変わらず素敵でした。
お胸の描写が無かったので残念でしたが、その分ミニスカ太ももで楽しみました。
スカートのポケットからゴムを出すシーンは萌えましたよ。

萌えといえば、腐り的に最後のシーンは、火神と黒子がラブラブしていて萌えましたわ。
もう結婚しちゃえよという感じで。
この作品は、二人の出会いから始まった訳で、二人がラブラブになって終わるのも納得ですからねぇ。
最後に結婚式が描かれても不思議じゃないほどのラブラブぶりでござんした。

そういう意味じゃ、二人の関係としても完全終了でしたね。
「仲が終わった」という意味でなく、二人の関係が完成したという意味で。

って、やっぱり少女漫画みたいですなこの作品。
最後のシーンが、完全に少女漫画でよくあるラストでしたから。
少女漫画ならキスしてる雰囲気でしたからのぉ。
キスしちゃえよお前らって感じでしたわい。

そういう事も含めて、ホント綺麗に終わってました。
まさに真の最終回でしたよ。
うむ、見れて良かった良かった。

shibachi1 at 16:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年03月22日

黒子のバスケ(アニメ版)


黒子のバスケ
3rd SEASON 1


これまで特に興味無かった作品なのですが、huluにあったので、たまたま何だか観たくなって視聴しました。

調べてみたら、もう完結していたんですね。
ジャンプ作品って延々と続くイメージがあったので、そこでまず驚きました。
アニメ版も最後までやっていたので、こりゃいいやとばかりに毎日視聴しましたよ。

久しぶりにこうしたスポーツ物を観ましたけど、いや〜〜、面白かったです。
逆転に次ぐ逆転という展開がやはり凄く面白かったので。
絶対勝てないような状況からの逆転劇も爽快で、実に良かったですわ。

主人公の黒子は、こうした作品にしては珍しく、裏方に徹するタイプってのも面白かったですね。
見せ場はパスであり、ハッキリ言って地味なので。
やはりバスケとなると、シュートが花形な訳で、そこに見せ場が無いというのは目立たないですからねぇ。

普通なら脇役でしょう。
パスが凄くてチームの裏方として頑張っている、なんて設定は。
オッサン向けの漫画雑誌ならウケそうな主人公ですが、少年漫画の主人公としてよく許可が下りたなぁ、と。

まあ、その代わりに準主役として、エースになる火神を配置したんでしょうけど。
彼がほとんど主人公の役割を担ってましたからね。
最初はほどほどの能力で、そこから成長して最強になっていく展開はまさに主人公でしたから。
火神が居なかったら、地味すぎてすぐに連載終わったんじゃないですかねこの作品(笑)

ストーリー的に面白いと思ったのは、単に試合に勝っていく事が目的になっていないという点。
ライバルである「キセキの世代」の五人との仲直りというか、彼らにバスケの楽しさを取り戻してもらうのが目的って感じでしたから。
他の作品でも結果的にそうなるのはありますが、この作品の場合「試合を通じて救っていく」という方がメインになってましたので。

少年漫画って、普通は肉体的な争い部分を描いて、ついで的に心の救いも描く訳ですが、この作品の場合は逆になっている訳ですわ。
心の救いがメインで、肉体的な争いは方法として描かれているだけという。

無論、試合の見せ方も面白いので十分楽しめる訳ですが、作品における比重としては、キセキの世代に勝つことよりも、救うことの方が重くなっているように思えました。

キセキの世代の強さ表現に関しては、かなり凄く描かれていたので納得でしたね。
普通こうした作品で天才的な人間を描く場合、並の人間の延長上の強さ的に描くことが多い訳ですが、この作品の場合は、かなりぶっ飛んでいたのが凄かったな、と。
特に青峰の動きなんかは、勝てる人間が居ないだろうと思えるほどの描写になっていたので、彼が退屈していくのも納得でしたし。

ただ途中から、ゾーンとかいう謎能力が出てきたのには笑いましたが。
いや、最初は「凄い能力」の抽象的表現として言っているのかと思っていたのが、具体的にそうした能力があるような感じになっていきましたから。
要は超能力的というか、オカルト的な能力表現になったのが微妙というか、苦笑してしまう感じになった訳です。

あの目から電気出る表現はどうしたもんかなぁ、と。
「ゾーンにはさらに先がある」と来た日には、「スーパーサイヤ人2かよ」とツッコミましたからねぇ(笑)

ああいうのを出してしまうと、リアルさが無くなるので、ちょっと疑問なんですよね。
とはいえ、黒子の能力にしてもオカルト的表現だったので、この作品は元々そうした傾向だったとは言える訳ですが。

ただ赤司のエンペラーアイは、あまりに超能力的過ぎて参りましたが。
しかも容姿と声が、別作品の超能力者そのものだったので、エンペラーアイが出るたびに「超能力を使ってる」とツッコんでしまいましたわ(笑)

まあ、そうしたオカルト表現はあるとはいえ、試合の描写は面白かったので問題なかった訳ですけど。
時折苦笑してしまうくらいで。

終盤、黒子とキセキの世代との確執の様子が過去編として描かれる訳ですが、あの重みってのはかなりのものでした。
仲の良かった五人が、能力が高すぎるゆえにバスケに対する情熱を失っていく展開が秀逸で、性格的にも歪んでいくのが納得できる感じで良かったですから。

それを何とかしたいと願う黒子があまりに不憫で、彼自身も精神的に壊れていくのがたまりませんでしたね。
自分だけじゃなく幼馴染みも絡んで酷い目に遭わされていくのが、何とも悲惨萌えとしてはツボりましたよ。
萌え萌えでしたわい。

そうした人間関係の描写が秀逸というか、それを主として描いているというのが、少年漫画としては珍しいなぁ、と。
やはりジャンプ読者に女性が増えたせいなのかも知れませんね。
描き方が少女漫画的に思えましたので。

少女漫画と言えば恋愛な訳ですが、この作品において恋愛というのは、ほとんど皆無というくらいありませんでした。
そもそもヒロインからして中途半端でしたし。

桃井さんが一応その位置づけとして登場しましたが、彼女、本当に黒子が恋愛的に好きなのかと疑うほど黒子に会いに来ませんでしたしね。
メール連絡している様子すらない。

そもそも恋愛的に好きな男と同じ高校へ行かないって変でしょう。
その理由が「幼馴染みの青峰が心配だから、彼と同じ高校へ行った」って、そりゃああた、青峰の方に惚れてるじゃないですかどう考えても。
私の中のヒロイン常識、そして恋愛常識に衝撃を走らせた登場でしたよ。

取り敢えずまあ、桃井さんが黒子を恋愛的に好きってのは胡散臭いという感じになった訳ですが、それが決定的になったというか、もう完全にあんたが好きなの青峰だよ、と思ったのは、過去編を観た際ですね。

青峰が凄く酷い状態になっていて、確かにこれなら心配になるのも分かる、という部分までは良かったのですが、同時に黒子もかなり酷い状態になっていて、凄く心配になる感じでしたので。

その両者が居た場合、普通恋愛的に惚れている方を選ぶでしょう。
惚れている男を放っておいて、幼馴染みを選ぶってあり得ませんからね。

もし黒子が酷い状態だったのに気づいていないとしたら、それはそれで黒子のことを観ていなかった訳ですから、やはり惚れていないという事になるでしょうし。

一応態度的には黒子にラブラブといった積極アピールをしてきますが、あれって可愛い小動物にするのと同じようなレベルに思えますしね。
芸能人に奇声あげるのと同じレベルというか。
抱き付いたりするのも、そうした事に抵抗を持たない性格だとすれば、惚れて無くてもするでしょうからね。

そういう意味で、桃井さんはヒロインっぽい設定のくせに全然ヒロインしていないという、実に不思議な描かれ方をしていたな、と。

まあ、おっぱいが凄かったので、その点で萌えましたけど。
可愛いですしね。
何でヒロインじゃなかったのか凄く残念でしたよ。

黒子の高校のマネージャーとして出てれば問題なかったんでしょうにねぇ。
そうだったら大喜びでしたのに。

男女のラブは、そういう感じでほとんど皆無な訳ですけど、男男のラブは凄く描かれていた作品だったように思えました。
男同士の友情というより、何かホモ臭さを感じさせる雰囲気がありましたので。

そこら辺も何か「女性の描く男の友情」みたいな感じで、少女漫画的な感じがしましたわ。
どこか男女関係みたいな雰囲気を感じさせる友情描写というか。
最初観た際に、「うわっ、ホモ臭ぇ」と思ったくらいですからねぇ(笑)

てな感じで、色々マイナス点も書きましたが、全体的に見れば良質のスポーツ作品だったと思います。
特に綺麗に終わっていたというのが、実に良かったですし。
中途半端に長くせず、作品のテーマである「キセキの世代を救う」というのが解決して終了、というのが蛇足無く終わっていて素晴らしかったな、と。

キャラの魅力も凄く良くて、女性にウケるのも納得のカッコいい奴らばかりでしたしね。
特にキセキの世代が凄すぎて、こいつらがもう一度チーム組んだら凄いよな、とか思いましたわ。
というか、そういう話が観たいなぁ、と思った訳ですが、そしたらそうした内容の番外編があって、それが先週から劇場版として公開されているじゃないですか。

何かこりゃもう、観に行くしかないようなタイミングだったのでビックリしましたよ。
最初劇場版の情報をチラっと見た際に、「ウインターカップ」って文字が見えたので、総集編の劇場版だとばかり思ってましたからねぇ。
でもその後に新作があった訳ですわ。

番外編の内容ってのが、黒子と火神、そしてキセキの世代でチームを組んでアメリカと戦うという、何とも燃えるものになっていて、まさに私が観たかった内容そのままでしたので狂喜乱舞でした。

いやはや、ホント何とも凄いタイミングの良さですよね。
これまで全く興味が無くて、たまたま観てみようかな、と思って見始めて気に入って、見終わった頃に理想的な内容の劇場版が始まっている訳ですから。
己の運の良さというか、そういうものに何か驚いてしまった次第。

まあ、一年くらい前に公開してくれてたら、huluに劇場版があったかも知れないし、そうでなくてもレンタルして見られた訳だから、そっちの方が楽だったかも知れませんけど(笑)
映画館に観に行くのってお金かかりますしねぇ。

しばらく待ってからレンタルするという手もある訳ですが、やっぱり今のテンションだと観に行きたくなると思うので、多分行くと思います。
面白いといいですなぁ。

そういや素朴な疑問として、他のキャラは名前と髪の毛の色が一致しているのに、何故黒子は髪の毛が水色なのかなぁ、と。
あれでは水子ですよ(笑)

水子のバスケ。
怖っ。

shibachi1 at 14:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月13日

コハエース(アニメ版)


コハエースGO
帝都聖杯奇譚


FGOのアニメが終わったな、と思ったら、何か見慣れた絵が。

なるほど、これがオマケでやるとされたコハエースですか。
ほんの数秒でも経験値さんの漫画がテレビアニメで観られるなら喜ばしいなぁ、などと思っていたら、続く続く。
何この長いの。

最初はよくあるイラスト表示だけかと思っていたのに、こんなにアニメにされているとは思いもしませんでしたよ。
実に嬉しい誤算でした。

わたしゃ「久遠の絆」からの経験値さんのファンですからな。
普通の同人サークルだったのに、いつの間にやら人気が出て、商業誌で連載するようになって、ついにはテレビアニメ化ですからねぇ。
何とも凄いこってす。

ちゃんと動いて有名声優さんが声あててるんですよ。
碧ちゃんにくぎゅですよ。
そして我らが川澄さまですがな。

長年親しんできた経験値キャラが、動いて喋るなど、何と幸せな事なのか。
ビックリ仰天な喜びでしたわ。

いや〜〜、実に堪能させていただきました。
FGO本編より良かったです(笑)

これを機に、是非ともシリーズ化して欲しいですね。
Fateのアニメをやる際には、オマケで一緒にやって下さい。
凄く見たいです。

ちなみに、セイバーさんの「おかわりをお願いします」が凄くツボりましたわ。

shibachi1 at 12:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月11日

Fate/Grand Order ‐First Order‐


Fate/Grand Order
-First Order-


アニメ版の感想です。

序章を丸々アニメ化したという感じですね。
まあ、見所もあって切りもいいという事で、アニメ化しやすい部分だったと思います。

何より僕らのセイバーさんが出ていたので、それだけで嬉しいですよ。
アーチャーさんも出てましたしな。

ランサーじゃなくなったランサー兄貴(笑)も出ていたので、私的には「stay night」で好きなキャラ三人が勢揃いしたという感じでしたわ。

ちなみに現在、スマホで「stay night」のセイバールートが無料で出来るみたいなので、まだプレイしたことが無くて興味ある方はどうぞ。

んでアニメ版の感想ですが、取り敢えず主人公が好みじゃなかったな、と(笑)

ああいうタイプはどうも苦手なんですよねぇ。
まあ、奈須きのこさんの描く主人公って、いつも好みじゃないので相変わらずな訳ですけど。
他作品の主人公も、成長していくとカッコ良くなるので、この作品でもきっとそうなるとは思いますが。

というか、女の子に触れすぎですな。
握手求めたり抱き付いたり、普通だったらやれんでしょ攻撃をしてましたので。

まるで少女漫画のイケメンキャラみたいだと思いましたよ(笑)
最後の戦闘でマシュの側へ行った際は、まさにそんな感じでしたしね。

まあ、この作品って主人公は戦闘をしないので、見せ場を作るにはそういう見せ方になるのかも知れませんが。

戦闘としては、アーチャーさんとランサーじゃなくなったランサー兄貴(笑)のが良かったですね。
考えてみると、「stay night」で最初に戦闘していたのもこの二人な訳で、そういう意味では因縁の対決だったと言えるのかも。

この後の第一章から本格的に話が始まる訳ですが、魅力的なキャラが沢山出るので、シリーズ化してくれると嬉しいですね。
人気があったらやるんですかな。

特にジャンヌさんが出るのは観たいです。
おっぱいおっきいのと、太ももが素敵でありますので(そこかい)

shibachi1 at 14:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年12月01日

クレイモア アニメ版&原作


CLAYMORE
Blu-ray BOX


久々にクレイモアの作品世界に入りたくなったので、視聴&読書です。
アニメ版の出来がリフル戦までは宜しいので、そこまで観て、続きは漫画で楽しんだという感じですか。

リフル戦以後は、オリジナル展開が混じるのと、戦闘描写が引き延ばし状態になるので辛いんですよね。
何より最終エピソードの微妙さを考えると、あまり観たくないのですわ。
ゆえにアニメ版はリフル戦までとしております。

ちなみにリフル役の水樹奈々さんの演技が可愛くて良かったり。
わたしゃ水樹さんのこういう声が昔から好きなんですよ。
リフルも可愛いので実に萌えさせていただきました。

というか、この作品って女性の声優さんが多い訳ですけど、皆さん魅力的な演技をされる方ばかりで、さらにキャラ自体も魅力的なので、実に幸せな気分になりましたわ。
やはり良い役と上手い役者さんが重なると、素晴らしいことになりますな。

特にたまらんのが、テレサ役の朴璐美さんですね。
主人公クレアの姉的存在ってのがポイントですか。
実に私らしい判断になってます(笑)

っていうか、他にもミリア役の井上喜久子さんとか、イレーネ役の高山みなみさんとか、ガラテア役の折笠愛さんとか、何かもう素敵すぎて困っちゃいますわ。
元々魅力的な方々ですが、この作品だと凄く映えているというか、キャラに合っているというか、ホント素晴らしかったです。

ああ、もちろんクレア役、我らがほーちゃん、桑島法子さまの演技も当然素晴らしかったですが。
ほーちゃんがやっているだけに、必要以上に萌え萌えさせていただきましたし。
最近はあまり聞けないロリボイスも聞けたのも、さらに素晴らしい点でしたね。

てな感じで、アニメ版は魅力的な声優さんたちの素晴らしい演技に、カッコ良く動く戦闘シーンなど、実に良い作りになっておりました。
観ていてワクワクする作品ってここのところ観ていなかったので、久々に楽しめましたよ。

そんで原作の漫画の方な訳ですが、こちらはアニメ版でオリジナルになってしまったラストがきちんと描かれている、それもかなり出来の良い形で終わっているので素晴らしかったです。

特に今回思ったのは、この作品ってクレアとラキ、二世代に渡ってお姉さんに対する熱い想いを抱き、それが原因となってラスボスを倒せた、という形になっていたのが面白かったなぁ、と。

お姉さんが大好きゆえに頑張り、その想いから困難を乗り越えていく。
姉萌えとしてはこういうのに痺れるんですよね。

まあ、想いが力になる展開ってのは他の作品でもよくある訳で、ラキなんかの場合はまさにそれな訳ですが、クレアの場合はちょっと違うんですよね。

何しろ本当に想いが形となり、その形がクレアの代わりにラスボスを倒してましたから。
ラスボスを主人公が倒さないという、凄く珍しい状態になっていた訳ですよ。
あれってあまりに予想外すぎた訳ですが、それでいて納得出来るようになっていたので凄いなぁ、と。

ラキにしても、ラスボスに力で敵わないところを、逆に力が無いゆえの理由で一太刀、それも決定的な攻撃を決めさせるという形にしていたのも凄かったですし。
しかもこれまで描いてきた関係性ゆえに成立する形で、というのがまた上手いのですな。

この作者さんは、ホントこういう部分の見せ方が上手くて、読んでいて凄く気持ちがいいです。
一見無理矢理的な、ご都合主義的な流れに見えても、実は不自然さの無い、前振りや理由付けがきちんと出来ている展開になっていますので。

クレアが形作る想いにしても、そういう意味で納得出来ましたし。
最初は「おいおい」と思いましたが、考えてみると別におかしくないんだ、と思えるようになってましたしね。
その上で、凄く感動出来る素晴らしい展開になっている訳で、そうした見せ方はホントお見事、としか言いようがないです。

いや〜〜、ここまで素晴らしい最終戦を描いている作品ってのも珍しいんじゃないかと思います。
やはり良作ですよこの作品は。

まだ読んだことの無い方には是非とも読んでいただきたいですね。
楽しめること受け合いですから。

shibachi1 at 21:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月18日

THE UNLIMITED 兵部京介


THE UNLIMITED
兵部京介 01


「絶対可憐チルドレン」のスピンオフアニメです。
「チルドレン」の漫画を読み終わったので、このアニメはどんな感じなのかと観てみました。

そしたらあれだ。
ギャグが無い(笑)

いや、その事は分かっていたのですが、いざギャグが無い状態なのを観ていると、何ともこそばゆいというか、変な可笑しさが込み上げてきたのですよ。
「原作ならここでギャグでしょ」とかツッコミを入れてしまい、普通に楽しめない状態に。
ああ、恐るべし原作の魔力。

というか、少佐が変なポーズとりながら、学ランの徽章をひっくり返すのは何なんだよ、と。
思わず笑ってしまいましたわ。
カッコいいシーンのはずなのに、ギャグに見えてしまうのは、やはり原作の毒と言えるのではないかと(笑)

あと腐った人が出てくるたびに、笑いが込み上げてきてしまって仕方なかったです。
いくらシリアスな顔をしていても、内面では腐った妄想が展開されているのかと思うと、それだけで可笑しくなったので。
これも原作の毒ですな(笑)

というかこのアニメって、腐った人が大喜びするようなEDやってましたしね。
実にホモ臭い。

まあ、色々と原作の毒(笑)に犯されながら視聴した訳ですが、そういう部分を抜きにすれば、普通に楽しめた作品ではありました。

とはいえ、やはりスピンオフゆえに、少々物語的には物足りなさがあった訳ですが。
受け身な感じで話が進んだのが大きいのかも知れません。
何か目的があって、それを成し遂げるという話ではありませんしね。
スピンオフゆえに、本編と不具合が出るような内容は出来ないから仕方ないんでしょうけど。

まあ、そこら辺は置いておいて、少佐のカッコいい姿を観たい人にはお薦めの作品ではあります。
私はその部分で楽しみましたので。

超能力好きとしては、超能力描写も最高でしたし。
こうした超能力作品が増えて欲しいところです。

そうそう、中学生のチルドレンが観られたのは嬉しかったですわ。
やはり小学生より中学生の方が萌えますよ。
中学生、高校生編の話をアニメでやって欲しいところです。

あと不二子さんの若い頃が観られたのも幸せでしたね。
ゆかな様の少女ボイスが素敵でしたので。
メロメロでございました。

shibachi1 at 15:12|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2016年07月26日

ルパン三世 PART IV


ルパン三世
PART IV Vol.1


ルパンの新しいテレビシリーズを観ました。
テレビで放送している時は興味が湧かなかったので、今頃視聴です。

観てみたらこれが面白い。
まさにルパンの魅力爆発といった感じで、爽快感が実に上手く表現されていましたので。

特にストーリーが面白かったのが良かったですね。
テレビスペシャルのだと、どうにも微妙なのがあったりする訳ですが、このテレビシリーズはそういった事が無かったので楽しめたのですよ。

特に準レギュラーキャラを作り、彼らを絡ませる話は面白かったですしね。
ルパン達レギュラー陣に負けず個性的であり、魅力的なキャラ達でしたから。

特にお気に入りはレベッカ。
我が儘でどうしようもないお嬢様、という設定なんだけど、どうにも惹き付けられる魅力を持っているというか、彼女が出ていると楽しくなりましたので。

明るくいつも笑顔でやりたい事に突っ走る、何とも子供っぽい感じが魅力的に見えたのかも知れません。
とにかくレベッカが出て活躍していると、それだけで楽しめたのですわ。

ルパンがレベッカに振り回されつつも、大人の男としてあしらったり、助けたりするような見せ方も、彼女を嫌な感じに見せない要素になっていたのでしょう。
もっと気むずかしい主人公だったら、レベッカに対して怒ってばかりいたでしょうから、悪印象になる可能性がありましたからね。

そんなレベッカにも話の中盤で転換期があり、今まで見えていなかった本質が出てきたりして、益々可愛く見えましたし。
何とも魅力的なお嬢さんでしたわ。

他にも単発のゲストキャラで、可愛いお嬢さん達が出てましてね、そういう点でも良かったです。

幽霊が出る噂のあるホテルでの話の幼女とか、五右衛門が昔関わった殺しの話での仲間のお嬢さんとか、可愛いく描かれてましたので。
やはり女の子が可愛いと、それだけで幸せな気分になれますからのぉ。

作品全体として、単発話では時折あまり面白くない話もありましたけど、そうであっても出来は良い感じでしたので、丁寧に作っているシリーズだと思いました。
今後もこのシリーズのスタッフでルパンを作っていって欲しいところです。

shibachi1 at 09:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年05月26日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続


やはり俺の青春ラブ
コメはまちがっている。
続 第7巻


二期という事で視聴です。

相変わらず恋愛、というか人間関係の進展をじっくり描いている作品ですね。
普通だとそうした変化に関しては、分かりやすくイベント的に見せる訳ですが、この作品の場合、ホント徐々に見せていますから。
まさに現実の人間関係と同じような状態になっている訳ですよ。

一期の序盤ではギスギスしていた三人の関係も、今やすっかり仲良くなっていて、比企谷が馬鹿にされると、雪ノ下と由比ヶ浜は腹を立てて擁護したりするという。
友人として意識している訳ですわ。

そこら辺の変化が、小さな言動の積み重ねによって描かれているため、人間関係を描写した作品として秀逸な出来になっていると思います。

そして二期では、その仲良くなった関係が崩れてしまい、また復活しつつあるところまでを描いていました。

その崩れ方というのも、微妙な心のわだかまりから上手く接する事が出来なくなり、一線を引いて接してしまう状態をズルズル引きずっていく、という感じになっているのがいいんですよね。
あからさまには見せてないのが良いのですよ。
実に人の心の機微を表現している感じがして素晴らしいのですな。

そうした心の機微を表すのに、抽象的な言葉のやり取りをしているのが特徴と言えるでしょう。
ズバリ「これだ」という言い方をせず、ボヤかして、でも何であるのか何となく感じさせるという。

一期で比企谷と雪ノ下は、遠慮無い言葉で事細かに人の内面を解説していた訳ですが、その態度から考えると、まさに真逆の状態になっている訳ですわ。

「この人間はこうだ」と批評していた二人が、今や自分達の関係をどうすればいいのか分からず苦悩していく。
以前の自分達がそこに居れば、苦笑しながら偉そうに解説しているでしょうが、自らの問題となるとそうは行かない訳です。

しょせん他人事だから簡単に批評できるが、自身の事は分からない、上手く出来ない訳です。
いかに二人が、それまで人と密接に関わらず生きてきたのかが分かる部分と言えるでしょう。

特に視聴者の視点になっている比企谷は、それが顕著に感じられます。
言葉を使うのが得意で、人の心を分析し、批評していく事を趣味のようにしていた彼が、自身と雪ノ下、由比ヶ浜の心が分からず苦悩していく。
その状況を安易に言葉では表す事が出来ないため、表現が抽象的なものになっている原因に思えます。

それは雪ノ下と由比ヶ浜も同じで、三人が共有しているものがおそらく同じなのだろうけど、ハッキリとは表現してこない。
そうしたまさに微妙な人の感情、想いというものを上手く表現している訳です。

そんな苦悩の状況のせいか、三人の本質というものが現れてきて、それぞれが表向きに見せている印象とは異なる部分が見えてくるんですよね。

比企谷に関しては、視聴者の視点である事もあって、そうした変化が分かりやすく見えていましたが、雪ノ下と由比ヶ浜は、三人の関係が崩れ始めてから見えてきたように思えました。

一期の序盤では、雪ノ下は「何でも自分で決めて、それを譲らない」という感じであり、由比ヶ浜は「自分で決められず、周囲に合わせて生きている」という感じでしたが、二期終盤では、それが全く逆である事が見えてきます。

雪ノ下は「自分で決めているようでいて、実はそれが誰かの決めた『こうあるべき』という事をなぞっていただけ」であり、由比ヶ浜は「大事な事に関しては、自分で決めて、自分がやりたい事を譲らない、誤魔化さない」という本質を持っていたという。

そうした「表面で見せている部分と、本質の部分が違っていた」というのが見えてくる訳ですわ。

しかしこれも、付き合いが深くなり、お互いを想い合うようになったからこそ見えてきて、また見せてくるようになった部分な訳で、そこが三人の人間関係が深まった証と言えるでしょう。

この作品は、そうした微妙な三人の関係がどうなっていくのかが魅力になっていて、ラブコメと呼ぶには、実に深い見せ方をしていると思います。

そういう意味で、タイトルの「俺の青春ラブコメは間違っている」という部分はまさにその通りだな、と。
普通のラブコメと違ってかなり重いですから。
実際恋愛要素に関しては、やはり分かりにくく表現されていますし。

あからさまに「惚れている」といった描写はせず、微妙な好意や嫉妬の言動を示すことで、比企谷に対する恋愛感情をほのめかしていますので。
あれでは友人としての想いなのか、恋愛感情からくるものなのかは分かりにくい訳です。

恋愛脳で人間関係を判断すれば、「あれは惚れている」と安易に言える訳ですが、人間関係というのはそう単純じゃありませんからね。
恋愛的に見えてもそうじゃない想いというのはある訳ですよ。

そうした分かりにくい、ハッキリしない人間の心の機微を上手く表現しているので、この作品は上手いなぁ、と思う訳ですわ。

恋愛部分について考えていて、ふと気づいたのが、「この作品の女性陣には似ているタイプが多い」ということ。

特徴としては、「明るくおしゃべりで社交的であり、男に躊躇無く接して甘え、肉体的接触も安易にしてきたりするが、何気にちょっとキツい部分もある」といった感じで、そこら辺が似ているな、と。

由比ヶ浜と一色はまさにそれですし、陽乃や折本もこのタイプと言えるでしょう。
そして皆、比企谷に好意を示してくるという点で共通しているのですな。

そしてその要素としては、小町ちゃんにも当てはまるんですよね。

小町ちゃんは、比企谷が幼い頃から仲良くし、自分を理解してくれているゆえに、凄く心を許している相手であり、安心し、幸せを感じることの出来る対象になっています。
比企谷が彼女と接している時だけ見せる、穏やかな、そして楽しそうな表情からもそれがよく分かりますしね。

普段はあんな風にしませんからな。
家で小町ちゃんと居る時にだけ見せる姿な訳ですよ。
それだけ比企谷にとり、小町ちゃんが特別な存在な訳でしょう。

ゆえに比企谷は、小町ちゃんタイプの女性には弱いというか、惹かれるようになるのではないかと思える訳です。
実際中学時代に好きになったと勘違いした折本も、このタイプに含まれている訳ですしね。

比企谷にとって好みタイプというのは、まさに小町ちゃんであり、またそうした女性が比企谷に好意を持つようになっている事からも、上手くいくタイプのように思えます。

小町ちゃんタイプの女性側の意識としても、人に甘えて何かしてもらうのを期待する傾向があるため、何だかんだ言いつつも面倒みてくれる比企谷に惹かれていっても不思議はないでしょう。

一色などは、それが顕著に表れていますしね。
表向きは葉山の事を好きだと言っていますが、内心ではかなり比企谷に惹かれていますから。
そしてその原因となっているのが、「比企谷には気楽に甘えられる」という部分であるように思えます。

葉山に対しては、迷惑をかける事に遠慮の意識を持ってしまうけれど、比企谷に対しては、迷惑をかけても気にしないので遠慮無く頼れるため、その事から安心感の混ざった好意を抱いていっているように思えるのですな。
何より自分の頼みを受け入れてくれる優しさと、実際頼りになる事から、好意が強くなっていっても自然ですしね。

しかも何度も助けてもらっているので、下手をしたら雪ノ下と由比ヶ浜よりもそうした想いはかなり強いんじゃないかと思えるくらいです。

雪ノ下と由比ヶ浜は、比企谷に助けてもらう出来事はあまり無かったですから、そういう部分では弱いと言えるでしょう。
一緒に問題に関わり、解決してく方が多かったですので。

一色の気持ちの変化にしても、本当に徐々に、時間をかけてゆっくりと描かれていたので、実にリアルな感じがして良かったんですよね。
少しずつ惚れていっている、という流れになっていましたから。
何かイベントをやって、それを理由に「惚れました。後は惚れた意識で接してきます」みたいな安易な展開にしていないのが良いのですよ。

それと対照的なのが葉山のモテる理由で、彼はまさにその安易な理由で惚れられているように思えます。
葉山にはハーレムモノの主人公によくある魅力がありますから。
誰にでも優しくし、その結果が即恋愛感情へと繋がり、モテモテになっていくという。

しかしそれは、葉山の表面的な魅力に惹かれているだけで、本質的な部分は見ていないとも言える訳です。

比企谷の場合は、表面的な魅力は最悪なので、皆最初は嫌悪するけれども、付き合う内に本質が見えてくるため、そこに惹かれていくように思えます。
まさに人間比企谷に惚れている、という感じな訳ですわ。
それが重みのある想いとして、比企谷との関係性を良くする原因になっているのでしょう。

そして葉山はその事が分かるゆえに、比企谷に嫉妬しているように思えるのですな。
葉山は誰にでも愛想良く、波風を立たせない付き合い方をしている訳ですが、比企谷に対しては、かなり本音をぶつけ、キツい態度で接していますので。
それだけ葉山にとり、比企谷は気になる存在であり、嫉妬を抱いてしまう対象になっているのでしょう。

葉山は、誰からも好かれはするけれど、それは結局自身の作り上げた、好意を持たれるための虚像でしかなく、本当の意味で自分を好きになっている人間はいない、と考えている感じがします。
ゆえにその事を気にし、悩んでいるというか。

一方比企谷は、逆に嫌われる虚像を作り上げていて、それにより誤解され嫌悪される事も多いけれど、彼の本質を理解した人間には強い好意を持たれていっている。
まさに葉山とは真逆の生き方をし、少人数とはいえ、本当の意味で愛されている訳です。

自分も凄く嫌な部分を抱えていて、それを誤魔化して生きているのに、比企谷はそれを誤魔化さず、むしろ強調して生きている。
その事に葉山は、強い賛辞とそれゆえの強い嫉妬を抱いているように思えます。

自分も同じように生きてみたいが、とても出来ない。
だが比企谷はそれを普通に行い、結果として少人数とはいえ、自身の本質を理解した人間に愛されていく。
それゆえの嫉妬が、葉山が比企谷に対してキツく当たる原因になっているように思える訳です。

特に幼い頃から知っていて、葉山が恋心を抱いていると思える雪ノ下が、比企谷に恋愛的意識を持っている事で、余計にそうした想いが強まっている感じもしますしね。

最初、そうした恋愛的な嫉妬のみが、比企谷にキツくあたる原因として思い浮かんだのですが、葉山のこれまでの言動を考えていくと、それ以上の人間として本質的な部分における嫉妬が強くあるように思えたのですな。

実際考えてみたら、出てくるわ出てくるわ、彼の歪んだ想いというのが推測されましたし。
比企谷に負けないくらい歪んでそうな、そして比企谷と違って、それを重くドロドロしたものとして抱えている感じがして、怖さを覚えたというか。

無論、勝手な推測でしかないので、全然違っている可能性もありますけど。

しかしこの作品は、まさにそうした個人個人の持つ、様々な人間としての本質を推測させる部分があるので面白いんですよね。
ゆえに結果として深みを感じさせるものになっているというか。

特に女性だけに重点を置かず、葉山からの比企谷に対する想いを描くことで、より深みが出る結果になっているように思えます。
それにより人間描写がより良くなり、分析していく事が可能なほどに深く描かれる結果となっているのではないかと。

安易に見えてこないゆえに、推測し、その事を確認するように見ていく。
それがこの作品の魅力となり、面白さとなっているように思えました。
何とも楽しい作品でありますよ。

そんな感じで二期の感想を書いてみた訳ですが、考え始めると色々と思いつく事があって面白かったです。
二期の最終回は「これからどうなるの?」というところで終わっていたので、早く三期をやって欲しいところですわ。

でも聞いた話によると、原作最新刊までがアニメ化されたみたいなので、こりゃ先は長いかな、と。
期待して待つことに致します。

shibachi1 at 09:32|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2016年03月03日

ヘルシング(OVA版)


HELLSING I-V
Blu-ray BOX


え〜〜、何この中田譲治萌えな作品(笑)

ジョージの渋い声に萌え萌えしまくりじゃないですか。
それだけで楽しいですよ。
それが一番の楽しさですよ。
たまらんですよ。

登場人物が全員ぶっ飛んでいるので、変な意味で爽快感がありましたね。
何されようが好き放題やる内容になっているので、苛つきが起きないというか。
普通だと困ることでも、「それがどうした」って感じで無視するので、観ていて何か楽しかったです。

さすがOVAだけあってグロ描写も多いですけど、あまり人間として認識しないで観ているのでどうでもいい感じでした。
そこら辺は他の作品でも同じで、脇役がいくら死んでも気にならないのと一緒でしょう。
グロだろうが無視です。

メインのキャラは何されても死にそうな感じがしませんしね。
実際主人公のアーカードは何されても死にませんし。
そういう雰囲気が何か凄かったです。

全体的に歪んだ楽しさがありましたな。
鬱〜〜な雰囲気があるんだけど、爽快感もあるという。
そういう意味で変な作品です。

登場人物は通常の社会では悪人でしかないようなのばかりですが、突き抜けているのでカッコ良さがある訳ですよ。
全員笑顔が悪そうなのも内面を表していて素敵ですし(笑)

そんな中、唯一の常識人的なのがセラスですが、彼女は萌え要素も担っていて、可愛くて良かったです。
初登場でおっぱい揉まれてましたしな。

それにしても、ここまで殺しに特化した作品ってのも珍しいですね。
描いているのは殺しばかり。
普通のシーンがほとんど無いという。

そうか、それが異常さを感じさせるんですな。
日常が殺しになってるので、嫌〜〜な感じがあるんだけど、爽快な殺し方なので楽しさが生まれているというか。

何にせよ、ジョージの声を聞いているだけで幸せになれましたわ。
アニメ化した良さはジョージの声ですな。
それに尽きます。

でも途中で全くアーカードが出てこなくなるので、ジョージの出番が無くなって寂しかったですね。
萌えが足りなくなるのですよ萌えが。
この作品はジョージの声が萌えなんだから、出番を削ってはいけません。
って、原作がそうなってるんだから仕方ないんでしょうけど(笑)

その代わりにセラスが活躍していたので、萌え的には大丈夫でしたけどね。
というか、アーカード不在の間、いい話をやったり、熱血話やったりして、何か普通の作品みたいになっていたので驚きましたわ。

そういうのを鼻でせせら笑う雰囲気がありましたからねぇ。
普通にベタなネタのオンパレードで、それがまたいい感じで描かれていたので驚いた次第。

そうか、アーカードが出てないから普通に人間の話になってるんですな。
この作品ってアーカードのせいで酷い話になってるんですよ。
まさに化け物が出ていると、人間のいい話など吹っ飛ぶ訳ですわ。
何か納得した。

まあ、私的にはセラスの大活躍が見られたので良かったですけどね。
やはり唯一の可愛らしいキャラだけあって、観ていて楽しかったです。

主人公みたいな活躍もしてましたしね。
恋愛要素もあったし。
何よりパワーアップの仕方がスーパーサイヤ人してて爽快でしたわ。

可愛くて強いなんて、もう最高じゃないですか。
惚れますですよ。

ちなみに片腕斬られて、目玉斬られて、血をダラダラ垂らしながら担がれて運ばれるシーンでも、私の目は絶対領域に集中し、ハァハァしていたのでありました。
何て酷い。

それにしても、ここまで救いの無い感じで殺しを描いていくってのも凄いですな。
悪党をやっつけるって話じゃなく、まさに殺し合いの話って感じでしたから。
そこが凄いですねこの作品は。

そしてアーカードの扱いはまさに化け物。
化け物を化け物として強烈に描いた作品ですわ。
普通の作品だと、設定上は化け物でも中身は人間みたいのだったりしますが、この作品は、化け物を化け物らしく、実に化け物として描いていた感じでした。

何しろず〜〜っとお休み状態で出番の無かったアーカードが、ついに満を持して登場ってなったら、思い切り悪役状態でしたから。
凄まじい殺戮の波ですよ。
実際波で殺しまくってましたし。

それに対抗するは、宿敵アンデルセン。
本来凄く強いはずなのに、弱いようにしか見えない状態になっているというのが凄かった。
あれだけ強くて怖かったアンデルセンが、弱く見えるほどに、アーカードの化け物能力爆発状態なのですわ。

ホントあんなのに勝てる訳ありませんがな。
まさに「俺強ぇ」な主人公すぎです。
他作品の「俺強ぇ」な主人公が霞んで見えるほどに、圧倒的な「俺強ぇ」でした。
実際尊大だから、「俺強ぇ」ってのが似合いすぎです(笑)

ここまで主人公を化け物として描き、恐ろしい存在として描いた作品は無いんじゃないですかね。
何しろ自分が守ると決めている対象以外は皆殺しだもんなぁ。
酷すぎるわ。

主人公の方が強くて恐ろしくて、人間の敵にしか見えず、それに一人立ち向かうアンデルセンがヒーローとして見えてくる不思議。
まあ、実際吸血鬼と人類なんだから、普通はアンデルセンの方がヒーローになるんですがね。

終盤はもう何が何だか分からないくらい怒濤の展開でした。
戦ってばかりなんだけど、その戦いが異常過ぎでしたので。
でも見せ方が凄くいいので、凄く引き込まれる素晴らしさ。
いや〜〜、凄く出来がいいですわこのOVA。

ただ人間関係の描写が薄かったので、私的には物足りなかったんですけどね。
少佐側のキャラ設定とか、ウォルターとアーカードの関わりとか、もっと描いて欲しかったですので。

尺の関係で削られちゃったんですかねぇ。
原作読めって事なのかしらん。

ウィキペディアで確認してみると、原作でもあまり触れてないみたいですな。
というか、外伝があったんですね。
ウォルターとの関わりはそれで読めって事ですか。

外伝だとアーカードは少女の姿で登場するらしく、終盤で出てきたのはそれだったのだと納得。
あれは何だったのかと気になってたんですよ。
ウォルターとラブな話でもあったら萌えるなぁ、とか想像したりしてね。
まあ、違うみたいですけど。

「美少女吸血鬼と少年のラブ物語」ってなってたら凄く私のツボなんですが。
しかもアーカードみたいな性格の美少女だったら最高ですからな。
そういうの観たいです。

実際、今時の作りだったら、アーカードは美少女になってるでしょうね。
ウケが良さそうですから。

まあ、ジョージの声が萌えだから、男の方がいいですけど。
って、少女の姿でも声はジョージだったら問題ないのか。
いやいや、声は可愛い方がいいですよ。

ああ、ジョージに可愛い声を出してもらえば解決しますね。
なるほど、って、そうじゃないわ(笑)

そんな感じで、実に楽しめた作品でした。
見事なまでに殺し、破壊し、みんな好き放題やってるのが最高でしたから。
悪そうな笑顔もチャーミングでしたしね(笑)

何とも疲れましたけど、凄く面白かったです。
人間関係の描写がもう少しあれば完璧だったのですが、それを抜いても十分に良い出来の作品になっていたと思います。

いや〜〜、ええもん観ましたわ。
こういう作品があるからアニメは楽しいんですよねぇ。

shibachi1 at 17:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年03月01日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。


やはり俺の青春ラブコメ
はまちがっている。


悠木碧ちゃんのやっている小町ちゃんが可愛いので観てみました。

いや、主人公の設定も何か良さそうだったので観る気になったんですけどね。
やはり主人公が好みじゃないと楽しくないですから。

取り合えず1期を観た感想なんですけど、何というか微妙な作品ですな。
つまらなくはないのですが、凄く面白いと思わせる要素も無いというか。

主人公の八幡は予想通り好みではあったのですが、ヒーローしていない主人公なんですよ。
普通の作品って、何かしら主人公が活躍して話が進む訳ですけど、八幡の場合そういう部分が弱いので。

元々設定自体、友人が居ない、つまり人に好かれない、特に女子に好かれない、というものな訳ですけど、普通の作品だとそれは設定だけで、話が進んでいくうちに違ってきますからね。
でもこの作品の場合、話が進んでも1話の頃とほとんど変わらないという。

色々キャラは増えるんですが、関わりが深まらないんですよ。
深まりそうな雰囲気になっても、次の話では距離があまり近くなっていないというか、八幡自体が距離を置いて接しているというか。
そこら辺は人間不信ゆえなのでしょうが、実にキャラ設定を裏切らない主人公って感じです。

関係性的には、ヒロインの二人、雪ノ下と由比ヶ浜との事がメインであり、基本は彼女達との事だけで終わってます。
脇役はあくまで脇役としてしか扱われない感じなのですな。

ヒロイン達とは一応親しくなっていく訳ですけど、友人としての関係は進んでも、恋愛要素的には進みません。
友人関係のままで留まります。

まあ、由比ヶ浜からは好意を持たれている雰囲気は感じられるのですが、八幡の方が人間不信というか、女性不信であるため、容易なことでは「自分が好かれている」とは判断しないんですよね。
そのせいで、恋愛を匂わせる描写には至らないのですわ。
何しろ「好かれているんじゃないか?」と思っても、それを否定しまくりますから。

そこら辺は他の作品だとよくある「凄まじい鈍感ゆえに好意に気づかない」というのとは違っていて、「気づいていても否定しまくる」という感じですね。
過去に「俺、好かれてるんじゃね?」と思い込んだ事から失敗した経験があるため、容易には由比ヶ浜からの好意を恋愛的なものとしては解釈しない訳ですわ。

というか、恋愛として解釈したら壊れてしまうかも知れない由比ヶ浜との今の関係を大事にしている、とも取れるでしょう。
「友人関係としては上手くいっている」という自覚があるために、余計それが無くなるのを恐れているのかも知れません。

恋愛関係に限らず、人間関係としても深まっていかないのは、やはり過去の経験からくる人間不信が大きいのでしょうね。
常に気持ち悪がられ、仲間外れにされてきた経験があるとすれば、踏み込んだ瞬間に裏切られる恐怖はかなりのものになっているでしょうから。

その反動から、わざと嫌われるような事もしてしまうんでしょうしね。
八幡は、状況を打開するために、わざと悪役な事をしていきますから。
他人のためにした行為にも関わらず、やり方がゲスなため、周囲から誤解され、報われないで終わる、という事が多いのですな。

八幡の事を理解している人間からは評価されますけど、それ以上に周囲からの酷い評価の方が強調されて表現されるので、観ていて辛くなる描写になってるんですよね。
そこがこの作品の辛さと言えるでしょう。
爽快感が起きない原因ですね。

最近の流行りで、「世間の評価は酷いけど、実は凄いヤツ。それが徐々に知られていって、やがては人気者になっていく」という展開がありますが、この作品では全くそういう事がありません。
今後の話で変わっていくのかも知れませんが、取り敢えず1期の内容ではそういう事はありませんでした。

周囲の評価は最初の頃から変わらず、それどころか凄く落ちて終わったという。
見事に評価が落ちまくったところでの最終回でしたから。
「この調子なら、少しはクラスでの評価も上がるんじゃない?」と思わせる雰囲気があったところで、一気に落としてきたので、変な意味で凄いなぁ、と思いましたよ。

何とも「こいつはそんな大したヤツじゃないんだ。世間の評価を良くする訳ないだろ」と作者が訴えているかのようですわ。

ここまで主人公の世間評価を高めないようにする作品も珍しいです。
というか、落としまくる作品も珍しいですね。
何とも凄いですよ。

コミュ障だとか、人間不信だとか、嫌われ者だとか、そういう主人公設定の作品は数あれど、大抵設定だけで、話が進むと全然そうじゃなくなってるのが多いのに、この作品はそこら辺を貫いてますからね。

人間関係がヒロイン二人以外と深まらないのも、まさに人付き合いが出来ない性格を変えていない証でしょう。
イベントで関わりが出来た時は応対しても、日常生活では付き合いが薄いまま。
見事なまでに孤独です。

ヒロイン二人との事にしても、由比ヶ浜の方はまだしも、雪ノ下となると部室に居るから付き合いがあるだけで、他の場所で接している描写はほとんどないですし。
まさに場があるからこその関係であり、本当の意味で友人になっているとは言えないでしょう。

恋愛要素となるとさらに薄いですしね。
タイトルに「ラブコメ」と入っているくせに、ラブコメ要素が凄く薄いという。
何というか、ラブコメではなく、人間関係が薄い主人公の日常を描いた作品ですよこれ。

まあ、「ラブコメはまちがっている」と否定しているので、タイトル通りの内容ではある訳ですけど。
「こんなのはラブコメじゃない」と作者は言っている訳でしょう。

ハーレムにもならないですしな。
とにかく人間関係が深まらないので、他の女性キャラが関わってこないですから。
それではハーレムになりようが無いです。

サービスシーンが全然無いのも珍しいところ。
一応水着回や「着替えを見てしまった」というのがありましたが、大して強調はされていませんでしたから。

要は性的な描写というのが無いのですな。
今時の作品にしてはホント珍しいです。

そもそも主人公とヒロインとの間にも、性的な雰囲気というのはほとんどないですしね。
主人公の女性不信に感情移入させるがごとく、ヒロイン達を性的な目で見ず、性的な印象を避けているように感じられます。
それゆえにサービスシーンもほとんど無いのでしょう。

昨今のハーレム万歳、ラブコメ万歳全盛のラノベ業界において、ここまでハーレム要素やラブコメ要素を否定した作品が出ているというのも面白いです。

そうした要素が薄いせいか、逆に学園モノの印象が強いんですよね。
ハーレム状態にならない事で、ヒロインを含めた女性キャラとは、友人関係以上の親しさには進まず、その結果学校生活の楽しさを描く方が主になってますから。

男キャラが目立っているのも大きいでしょう。
こうした作品にしては珍しく、主人公に関わってくる男キャラが多く、話にも凄く絡んできますので。

その状況において、男女込みの会話のテンポの良さと、ノリの良さが面白さを出している感じですわ。

特に八幡と雪ノ下は理屈っぽいキャラなので、そこから起きる理屈のやり合いってのも面白いですし。
私は理屈っぽいキャラが好きなので、この二人が会話していると凄く面白いんですよね。

そういう意味で、観ていて笑えて楽しい作品ではあるのですが、イマイチ押しが足りないというのも正直なところ。
話が普通なものが多く、主人公が評価されない爽快感の無さ、そして何よりヒロインが私好みじゃないというのも大きいでしょう。

人間としては好みなんですけど、女の子としての好みはさほどでも無いんですよね。
由比ヶ浜は結構好きな方なんですが、凄く好きになるほどには至ってないのですな。
そこでちょっと評価が低くなっている感じですか。
作品としては良い感じなんですけど、好みの部分で惹かれる要素が弱くなっている訳です。

そんな感じで1期を見え終えた訳ですが、二期がすでに作られているので、これからそちらを観て、どうなっているかを確認したいと思います。
より面白くなっているといいんですけどねぇ。
さてどうなっていますやら。

shibachi1 at 14:01|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2016年02月11日

KITE LIBERATOR


KITE LIBERATOR

「A KITE」の続編、というか、同じ世界の別作品ですね。

女子高校生が殺し屋をやっている、といった部分は一緒ですが、それ以外は違うので。
雰囲気的にもかなり明るめですし、何よりSFホラー要素が出てきちゃっているのが微妙すぎでした。

というか、SFホラー要素は必要だったのかと、非常に疑問な状態になっています。

だって宇宙空間での出来事と地上との出来事の繋がりに特に必然性が無く、何か関係ないものを一緒にして描いた、というレベルでしかなかったので。

「A KITE」の続編なんだから、普通に「女子高校生の殺し屋」のネタだけでやった方が、ファンも喜んだでしょうし、話的にも纏まったと思うんですよね。

SFホラー要素にしても、「人が怪物になってしまう」というだけの話なので、宇宙ステーションではなく地上の研究所にしても十分出来たと思いますし。
それを何故宇宙ステーションにしたのか凄く謎です。

そちらをメインにするなら、女子高校生殺し屋の設定は逆に要りませんしね。
まあ、それをやったら「KITE」とタイトルに付ける意味が無くなるので、やはりSFホラー要素の方が要りませんわな。
この部分はホント何で入れたのか謎過ぎですわ。

取り合えず話的に終わっていないので、まるで前編後編のOVAが前編だけで終了した感じになっているのがいただけません。
普通に研究所設定にして、「黒幕を倒してお終い」みたいにすればスッキリ終われたと思うんですけどねぇ。

繰り返しますが、何でSFホラー要素入れちゃったのか。
拘っちゃうほどに残念ですよ。
いや、それ以外の出来は良かったので。

映像は前作に比べて技術の進歩でかなり綺麗になってますし、アクションシーンも相変わらずお見事。
何より主人公の百南花ちゃんが可愛い。
この可愛さは前作には無かった良さですよ。

殺し屋の時はキリリとした凄腕ですが、普段はボケボケのドジっ娘なのが萌えるのですな。
って、凄腕状態になれるんだから、普段のは演技じゃないかと思えちゃう訳ですが、そこは素で切り替わっていると解釈して楽しむことにしました。

だって演技じゃ悲しいもん。
天然の可愛さって解釈した方が萌えますもん。
ゆえにあれは自己暗示みたいな事をして、殺し屋をやる時は自分を変えているのだと思っております。
ホント可愛いので。

喋りもポヤ〜〜っとした京都弁で、声を井上麻里奈さんがやられているのですが、この人の高めのボケボイスが何とも魅力的なのですな。
いやはや、たまりませんでしたわ。

そんな感じで、アクションシーンと百南花ちゃんの可愛さが見所の作品と言えるでしょう。
その部分だけで楽しむのであれば、十分に満足できる出来になっていると思います。

ストーリーは無視して、「可愛くもカッコいい百南花ちゃんの、殺し屋業の一部を描いた作品」と考えて観るのが吉ですね。
私はそれで満足しました。

だって百南花ちゃんのアクションと可愛さが凄く良かったんですもん。
こういうのはホント良いでありますよ。

shibachi1 at 21:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年02月10日

A KITE


Kite

梅津泰臣さんのオリジナル作品です。

内容的には、殺し屋をしている少女の仕事の様子、つまり人殺しオンパレードになっています。
その際のアクションがこの作品の見所ですね。
かなり惹き付けられる動きをしてますので。

そんでかなりグロいです。
殺しのシーンや、死体の描写がグログロなんですよ。
私でも見ていてちょっとキツい部分があったので、苦手な人は駄目でしょうな。

18禁指定されているのも、エロではなくそっちの意味での方が強いように思えましたし。
もちろんベッドシーンもありますが、メインって感じじゃありませんから。
普通の映画のベッドシーンの、ちょいエロよりなくらいの扱いでしかなかったですので。

要はエログロな作品って事ですな。
まさに18禁アニメと言えるでしょう。

話としては、少女が殺しをしていくってだけでなく、途中から同じ境遇の少年が出てきて、彼との恋愛的な絡みもあったりします。
そこら辺が私好みでしたね。

オッサン達に体をエロエロされる一方、プラトニックな初々しいラブ模様も描かれている訳ですよ。
そのギャップが良かったですな。

まあ、時間が短いので深みは出てないんですけど。
それでも十分楽しめる感じにはなっていたと思います。

というか、見ていて「ファントム」を思い出しましたわ。
かなり重なる部分がありましたので。
特にテレビアニメ版は、この作品を意識して作られたんじゃないかと思えるほどでしたね。

雰囲気としても、ドヨ〜〜ンとした、嫌〜〜な部分ってのが同じですし。
殺し屋業がいかに酷いものか、ってのが感じられる作りってのも同じでしたしね。

主人公達が少年少女ってのも同じ訳ですが、そうした要素を絡ませて暴力的な話を作ると、何とも酷い内容になっていくのだなと改めて思いましたわ。
やはり子供が殺しをする話ってのは、見ていて辛いものがありますから。

設定として「少女が保護者である男に抱かれている」というのがあるんですが、「性的な意味でも支配されている」というのが伝わってきて、そこら辺でも酷さを強めてましたね。

何しろ中学生くらいから抱かれているみたいでしたから。
それも半ば強引に。
というか、暴力的な男に逆らえるはずも無いので、抵抗している描写は無くても、強姦と言って良いでしょう。

やはり「少女が性的に支配されている」ってのは、女性であるがゆえの酷さと、子供であるがゆえの酷さの両方が絡んでいるので、対象が男や成人女性である場合よりも強く感じられました。

その事から、精神的にも肉体的にも支配されている少女の姿に、憤りを覚える内容になっていたと思います。

しかしその一方で、ゾクゾクするような興奮も覚えていたりするんですよね。
私も男ですから、少女を支配する事への快感を覚えたというか。
男の本能として、性的に女性を支配するというのは、気持ちの良さを感じさせる部分でもありますしね。
そもそもセックスって、男が女を支配している状況だったりしますし。

そうした性的要素に加え、暴力要素のある作品において、主人公が少女になっているというのが面白いところ。

少年も出てくる訳ですから、そちらを主人公にして、少女を助ける展開にしても良いはずなのですよ。
しかし敢えて少女の方を主人公にし、その事で酷さをより強く感じさせる事を狙ったのかも知れません。
何しろ酷い状況からの自力での逆転劇、というのは爽快感が増しますので。

まあ、単に梅津さんが少女主人公が好きってだけかもしれませんけど(笑)

この作品は外国でも人気があるようですが、確かにそれが納得出来る感じでした。
何というか、観ていて重苦しくなるというか、救いの無い部分が、いわゆる「クール」ってのに当てはまるように思えましたので。

面白さとしては微妙でしたけど、心に響く意味では良く出来ている作品だと思います。
嫌な感じで響きますが(笑)

でも私はそういうのが好きなので、楽しませていただきましたわ。
エッチシーンも主人公が可愛いので興奮しましたしね。

少年とのラブ模様をもっと見せてくれると、さらに良かったのですが、まあ、尺が短いので仕方ないのでしょう。

shibachi1 at 16:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年11月03日

C


「C」第1巻

「ガッチャマンクラウズ」が面白かったので、同じ中村健治作品ということで久々に観てみました。

そしたら何か面白い。

いや、以前も面白くはあったのですが、その時は終盤が微妙な感じだったのですよ。
それが今回観てみたら、普通に面白かったという。

何ですかねこの違いは。
やっぱり続けて観たから違っていたのかも知れませんな。

この作品は、「金融街という異世界で、未来を担保にして手に入れた金を基に、金を消費し合う戦闘を行う」という何とも奇抜な設定になっています。

戦う人間の未来を担保にしているので、勝負に負けるとその人の未来が消えるのですよ。
つまり現実世界で上手くいっている事が無かったことにされたり、大切な人が消えたり、などという現象が起き、下手をすると絶望して自殺をしてしまう、という結果もあったりする訳ですわ。

しかも自分の意思で止めることが出来ないという恐ろしさ。
強制的に勝負をさせられ、負けたら自分が酷い目に、勝ったら相手が酷い目に遭うという、精神的にも実に酷い設定です。

平凡な大学生である公麿は、その戦いに参加する事になり、様々な人達との出会いと戦いを経て、人間的に成長していきます。

最初はホント駄目駄目な感じで登場するんですけど、最終回ではかなり成長しているのがいいんですよね。
そして周囲の人間との関わりも、成長に沿って変化していくのが面白いのですわ。

戦闘モノとなると、ゲスな人間が関わってくる事が多いですが、この作品の場合そういう事はなく、公麿と関わる人間は、それぞれ魅力のある人間として描かれているのが楽しいところ。

彼らとの関わりが、公麿を成長させ、常に迷っていた彼自身の想いを確定させていく展開になっているのです。
そこら辺が実に見事に描かれていたと思います。

公麿を導いていく大人として、三國というキャラが居るのですが、彼はもう一人の主人公と言うべき存在で、終盤になって分かってくる彼の過去から現在に至る悲壮な想いというのが、凄く重要なポイントになっています。

三國は一見、良いことをしているし、その行為に賛同も出来てしまうのだけれど、彼の行ったことによって悲劇が起きてくるのですわ。
ただ彼が行わなければもっと酷い状況になっていたとも思えるため、実に難しい判断を迫られる展開になっているのですな。

他の作品であれば、単純に「悪」として認識が出来る立場のキャラなのですが、この作品では簡単には否定できない状態になっているんですよね。
ゆえにそれを乗り越える公麿の結論というのが興味深くなっていて、最終回の盛り上がりになっている訳です。

その者の未来を形にした存在であるアセット(パートナー)が、公麿も三國も共に少女の姿であり、お互いを大切に想っている関係である事が、彼らの根幹が似ている事を表しているように思えます。

他の人間のアセットは化け物であったり機械のようであったりで、さらに持ち主達はアセットを物としてしか扱っていないですからね。
そういう意味で、二人はかなり特殊な感じになっている訳ですわ。

まあ、あれだけ可愛い女の子の姿をされていたら、好意を持って大切にするようになっても不思議はないですけど。

公麿と三國のどちらも、同じように己の周囲の人間を大切に想っていながら、それを守る方法が違ってしまっている。
それはやはり「未来への信頼」から来るものなのでしょう。

これまで酷い経験をせずに生きてきた公麿は、未来へも普通に希望を持っており、一方すでに酷い経験をした過去のある三國は、現在さえ良ければそれでいいとしている。

未来を犠牲にしてでも現在を求める三國と、未来が無ければ現在も意味が無くなるとする公麿の、どちらも正しいように思える選択がどうなるのか。
そこが終盤における盛り上がりになっているのですな。

結果は、主人公の公麿が正しいとも良いとも単純に思えないものであり、実際彼の選択によって変化した世界は、果たして本当に良かったのか、という想いを持たせるものになっています。

無論ハッピーエンド的な雰囲気は出ているんですけど、何となく微妙感も感じさせるように作っているのが面白いところ。

そこにしょせん個人の力では動かし切れない、「世界」というものの大きさを感じさせる部分があるように思えました。
この作品は終わるけれど、この不安定な感じのする世界はずっと続いていくのだ、という印象を与えられたというか。

果たして公麿が構築した新しい世界はどうなっていくのか。
そんな想いを抱くラストになっていた訳です。

てな感じで、色々と考えさせる作品でしたね。
キャラ一人一人の思惑や、そこから見えてくる人間性、そしてぶつかり合う考えの違い。
それらが見事に描かれていて、深みを感じさせるものになっていましたので。

内容的には地味な感じではありますが、下手な作品よりも秀逸な出来になっていると思います。

深みのある人間描写を求めている人にはお薦めの作品だと思いますわ。
うむ、良い作品でありますよ。

shibachi1 at 14:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年11月02日

境界線上のホライゾン


境界線上のホライゾンII
VII


一期と二期をまとめて観ました。

いや〜〜、面白かったですね。
登場人物が凄まじく多いのに、それぞれのキャラの個性を見事に表現してましたから。

シリアスにギャグ、泣きに笑いに感動と、物語の面白要素を実に上手く詰め込んでいて、それらをテンポ良い会話で見せ、飽きさせない作りにしているのが素晴らしかったです。

戦闘シーンの描写もスピード感のある表現になっていて、ハラハラワクワクしながら観られるのも面白さのポイントですか。

戦闘能力の無いキャラにも見せ場があって、「口論による対決」という形になっていて、そちらでは頭のいいキャラが弁舌で活躍しているのですな。
そこが暴力でしか戦闘を見せない作品とは違った味があっていいんですよね。

この作品世界では、「歴史を再現する」という事に凄く重きが置かれていて、どんな人間であってもその事に縛られて生きています。
ゆえに議論においては、それを踏まえた上で己の意見を主張し正当化していく、という事が大事になっている訳ですわ。

どんなに理不尽な行動に見えても、それは「歴史の再現のために必要なこと」と言う事で正当性が持てたりする訳ですよ。
要は屁理屈だろうが、辻褄合わせが上手い人間こそが最強って感じで、いかにそれを主張出来るかが議論の勝敗を分けている訳です。

私は言葉でやり合うのって好きなので、そこら辺が実に楽しかったんですよね。
議論で対決する作品ってあまり無いですから。

様々な能力に秀でたキャラ達が、己の持つ能力を駆使して対決していく。
それが観ていて楽しく、単純に暴力だけで戦闘を描く作品とは異なる魅力があるように思えました。

特に面白いのは、主人公のトーリが、能力的には全く普通なこと。
秀でた能力は何も無く、ただその人間性によって皆を惹き付け鼓舞していきますので。

そこがまさに「リーダー能力」とも言えるものになっていて、何とも珍しい作品だなぁ、と。
普通は何かしら秀でた能力を持つがゆえにリーダーになってますからね。

でもトーリの場合は本当に何も無い。
それでも「ここぞ」というところで、「さすがリーダー」と思わせる活躍をするのですよ。

普段はどうしようもなく、いざって時もどうしようもない(笑)感じではあるのだけれど、何故か周囲の人達に好かれ、皆は彼の言う通りに頑張ってしまう。
そこら辺の見せ方ってのが実に上手い訳ですわ。

そうした信頼関係の強さから生まれる感動があり、見ていて「仲間っていいよね」と思わせる雰囲気があるのですな。

個々のキャラにしても、それぞれが主人公やヒロインをやれるのではないかと思えるほど魅力的になっていて、彼らが活躍していく様は観ていて実に爽快でした。

普通の作品だと主人公の活躍が中心に描かれる訳ですが、この作品の場合は複数の主人公級の魅力を持つキャラ達が活躍していく訳で、そこが面白さの要因の一つになっているように思えます。

個人的に気に入っている点としては、話の根幹にあるのが「ラブ」だという点。
色々小難しい政治や歴史の問題が出てきて、その事で話が進んでいく訳ですが、結局最後に心を動かすのはラブになっていますので。

「大好きなあの子を救いたい」

キャラ達はそうした想いで頑張っていき、後からこじつけをして大義名分を得ることで国の全てが動いていく。
周囲の人間も、その想いを叶えてあげようと頑張る訳です。
先ほど挙げた信頼の強さというのもそこで生きてくる訳ですな。

二期などは、敵も味方もラブラブで、その想いを盛り上げるために戦争があったと思えるほどに、ラブで全てが片付いていましたしね(笑)

男も女も魅力的なキャラ達ばかりなため、その両者のラブともなれば、観ている方としても幸せな気分になれるのですな。
そこがラブ好きの私としては楽しかった訳ですわ。

そして忘れちゃいけない、私の感想で最も重要視される(笑)萌えについて。

この作品における一番の萌えキャラ。
それはやはり何と言ってもこの方、オリオトライ先生です。

物語のメインは生徒達であるため、教師の先生は脇役なんですけど、それでも私にとっては、登場した瞬間萌えまくりでした。

顔も髪型も体型も性格もみんな好みでしたからね。
いつも笑っているような表情や、乱暴でがさつな性格、凄く強い点、そして何より生徒想いな部分などで、すっかり萌え萌えしてしまった訳です。

もう先生が出てくるだけで幸せになれるってくらい萌えていたんですよねぇ。
でも悲しいかな、出番が少なかったりして。
一期では結構あったものの、二期ではほとんど無し。
そこが実に寂しかったですわ。

まあ、他にも萌えキャラが居たので大丈夫でしたけど。
敵側のキャラとして出てきた襦覆ん)さん。
彼女に萌えてましたので。

襪気鵑癲△笋呂蟯蕕眸鰻燭眤侶燭眄格もみんな好みでした。
先生と違って無口無表情系なところがまたツボで、特に愛する旦那のために頑張る辺りが可愛かったです。

何気に旦那の声を杉田智和さんがやられていて、「ぎんさん」と呼びかけるたびに苦笑してたりして(笑)

さらに二期ではもう一人、違った要素として萌え琴線を刺激してきたお嬢さんがおりました。
二期のメインヒロインとも言うべき、メアリです。

何しろ金髪おっぱい美少女声ほっちゃん(笑)ですからな。
私にとって萌えというより、エロス琴線を刺激する要素の塊のお嬢さんでした。

性格的には、大人しめでありながら芯は強いというタイプで、他にもお姫様要素や、儚げな雰囲気を持っているという辺りでツボった訳です。
まさに理想的な金髪美少女という感じでしたから。

似たタイプとして、「ゼロの使い魔」のアンリエッタ女王陛下が居る訳ですけど、彼女に通じる「儚げで淑やかな雰囲気があるくせに、エロスを感じさせる少女」というのが強烈にグッと来た訳です。

しかもメアリとラブになる点蔵がスケベであるため、体を舐めるように観察するシーンとかもあったりしたので、それも後押ししましたね(笑)
一緒に風呂とかも入っちゃったりしましたからのぉ。

って、そうした楽しい要素だけじゃなく、悲劇的な展開だったのも良かったんですけどね。
そう、つまり悲惨だった訳です。

悲惨萌えたる私の、悲惨萌え琴線に触れてくる要素があった訳ですわ。
「儚さ」ってのはそこから来ているのですよ。

悲惨な雰囲気の中で感じさせる可愛さとエロス。
その要素がメアリというキャラはたまらなかった訳です。

話の展開的にも、悲惨な状況におかれたメアリを、点蔵がラブパワーで救っていく、というものになっていて、それが凄く良かったですしね。
救われる事を拒否するメアリに、断固として救っていくという意思を示す点蔵に、凄く萌え萌えしておりましたわ。

それに皆が協力し、国を挙げてのラブ成就を目指すという、何とも国の方針が誰かのラブで決まってるぞおい、になっていたのが楽しかった次第。

まあ、国を動かしているのが18歳以下の少年少女ですからね。
そうなるのも当然って感じもしますけど。

でも敵の大人もラブラブやってたからなぁ。
ホントラブな話である訳ですわ。

一期にしても、トーリとホライゾンのやりとりが同じ感じで、まさに「好きな女の子のために命をかけて頑張る少年」ってのが見事に描かれている作品と言えるでしょう。

トーリの場合は、本当に命がかかってましたしね。
あの覚悟ってのはホント凄いもんでしたわ。
あそこまで女の子のためにやれる主人公ってのも珍しいでしょう。
まあ、うっかりミスから解決に向かったのは笑えましたけど(笑)

そんな感じで、実に楽しかったこの作品。

唯一の難点としては、設定が難しすぎて理解するのに苦労するってところですか。
ハッキリ言ってよく分からない所が多々ありますので。

それでも面白さを感じさせるってのがまた凄いんですけどね。
分からなくても楽しめる、ってのは感覚的に面白さが伝わってきているからでしょうし。
そうした事ってのはなかなか出来ることじゃありませんよ。

ゆえに観る際は、あまり設定に固執せず、流れや雰囲気で事情を把握して、その中で頑張るキャラ達を応援する感じで視聴すると宜しいのではないかと。

珍しい作りであり、面白い内容になっている作品ですので、まだ未見の方にはお薦めなのでありますわ。

shibachi1 at 16:47|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

管理人 シバッチ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
アニメ各話感想
感想話数少アニメ

【あ行のアニメ】
アウトブレイク・カンパニー
アカメが斬る!
アクエリオンEVOL
アクティヴレイド
あそびにいくヨ!
ACCA13区監察課
荒川アンダー ザ ブリッジ
RD 潜脳調査室
アルドノア・ゼロ
イクシオンサーガDT
いちばんうしろの大魔王
いつか天魔の黒ウサギ
イノセント・ヴィーナス
IS<インフィニット・ストラトス>
ウィッチブレイド
うしおととら(1) (2) (3)
うたわれるもの 偽りの仮面(1) (2)
宇宙戦艦ヤマト2199
AIR
エウレカセブン
エウレカセブンAO
エレメンタルジェレイド
狼と香辛料
狼と香辛料
オカルティック・ナイン
織田信奈の野望
おとぎ銃士赤ずきん
俺物語!!(1) (2)

【か行のアニメ】
輝きのタクト
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
革命機ヴァルヴレイヴ
かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜
ガッチャマン クラウズ
ガッチャマン クラウズ インサイト
CANAAN
Kanon
神様ドォルズ
神のみぞ知るセカイ
神のみぞ知るセカイ
神のみぞ知るセカイ OVA
神のみぞ知るセカイ 女神篇
仮面のメイドガイ
喰霊−零−
ガン×ソード
ガンダムSEED DESTINY
ガンダム Gのレコンギスタ
ガンダムOO
ガンダム 鉄血のオルフェンズ(1) (2) (3)

ガンダムUC
かんなぎ
寄生獣 セイの格率
キディ・ガーランド
キミキス pure rouge
キャプテン・アース
GANGSTA.
境界線上のホライゾン
境界線上のホライゾンII
京四郎と永遠の空
銀色のオリンシス
グイン・サーガ
クオリディア・コード
くまみこ
クレイモア
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
クロムクロ(1) (2)
K
K MISSING KINGS
K RETURN OF KINGS
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
血界戦線(1) (2)
月刊少女野崎くん
源氏物語千年紀 Genji
攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG
甲鉄城のカバネリ
鋼鉄神ジーグ
極黒のブリュンヒルデ
極上生徒会
GOSICK−ゴシック−
コードギアス 反逆のルルーシュ
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
CODE:BREAKER
琴浦さん

【さ行のアニメ】
彩雲国物語
PSYCHO-PASS
PSYCHO-PASS 2
SAMURAI7
サムライガールズ
サムライブライド
サムライフラメンコ
さんかれあ
3月のライオン(1) (2)
残響のテロル

しおんの王
屍鬼
シグルイ
シドニアの騎士
灼眼のシャナ
灼眼のシャナII
シャングリ・ラ
獣王星
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
シュヴァリエ
STEINS;GATE
純潔のマリア
ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(1) (2)
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(1) (2) (3)

新世界より
真マジンガー 衝撃!Z編
侵略!?イカ娘
神霊狩/GHOST HOUND
翠星のガルガンティア
スカルマン
スクールデイズ
スクールランブル
スクールランブル二学期
涼宮ハルヒの憂鬱
涼宮ハルヒの消失
ストライク・ザ・ブラッド
Super Seisyun Brothers -超青春姉弟s-
スーパーロボット大戦OG
スピードグラファー
世紀末オカルト学院
聖剣の刀鍛冶
聖痕のクェイサー
聖痕のクェイサー
ゼーガペイン
絶園のテンペスト
ゼノサーガ
ゼロから始める魔法の書
ゼロの使い魔
ゼロの使い魔〜双月の騎士〜
ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜
ゼロの使い魔F
閃光のナイトレイド
戦場のヴァルキュリア
蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
蒼穹のファフナー EXODUS(1) (2)
奏光のストレイン
創聖のアクエリオン
そらのおとしもの
そらのおとしものf
ソルティレイ
それでも世界は美しい
それでも町は廻っている

【た行のアニメ】
タイドライン・ブルー
タブー・タトゥー
ダンガンロンパ
ダンクーガ ノヴァ
男子高校生の日常
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド
つぐもも
ディメンションW
テガミバチ
鉄腕バーディー DECODE
鉄腕バーディー DECODE:02
鉄腕バーディー DECODE OVA
DEVIL SURVIVOR 2
Devil May Cry
デモンベイン
デュラララ!!
デュラララ!!×2 承
デュラララ!!×2 転
デュラララ!!×2 結
地球へ…
天鏡のアルデラミン
東京ESP
DOG DAYS
DOG DAYS′
DOG DAYS″
トータル・イクリプス
ドラゴンクライシス!
トリニティ・ブラッド
ドリフターズ
ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜
ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜

【な行のアニメ】
NIGHT HEAD GENESIS
夏目友人帳 参
謎の彼女X
七つの大罪
七つの大罪 聖戦の予兆
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン
ぬらりひょんの孫
ノエイン もうひとりの君へ
ノーゲーム・ノーライフ
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
ノブナガ・ザ・フール
ノラガミ

【は行のアニメ】
ハイスクールD×D
ハイスクールD×D NEW
ハイスクールDxD BorN
這いよれ!ニャル子さん
這いよれ!ニャル子さんW
薄桜鬼
幕末機関説 いろはにほへと
はじめの一歩 New Challenger
はじめの一歩 Rising
バッカーノ!
バディ・コンプレックス
花咲ける青少年
ハヤテのごとく!
バンブーブレード
パンプキン・シザーズ
東のエデン
東のエデン 劇場版
東のエデン 劇場版
ビッグオーダー
ひぐらしのなく頃に解
棺姫のチャイカ
pupa
ヒロイック・エイジ
貧乏神が!
Phantom−PHANTOM THE ANIMATION−
Phantom〜Requiem for the Phantom〜
Fate/stay night
Fate/stay night Unlimited Blade Works
Fate/Zero
Fate/Grand Order
Fate/Apocrypha
武装少女マキャヴェリズム
武装錬金
プピポー!
ブラスレイター
BLOOD+
フリージング
プリンセスラバー!
BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜
ProjectBLUE 地球SOS
フルメタル・パニック! The Second Raid
BLAZBLUE ALTER MEMORY
ブレイクブレイド
PERSONA−trinity soul−
persona4 the ANIMATION
Persona4 the Golden ANIMATION
僕だけがいない街
WHITE ALBUM

【ま行のアニメ】
まおゆう魔王勇者
マクロスΔ(1) (2)
マクロスFRONTIER
まじもじるるも
魔弾の王と戦姫
まどか☆マギカ
魔法科高校の劣等生
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
輪るピングドラム
無彩限のファントム・ワールド
魍魎の匣
問題児たちが異世界から来るそうですよ?

【や行のアニメ】
幼女戦記
夜ノヤッターマン
ヨルムンガンド

【ら行のアニメ】
REIDEEN
落第騎士の英雄譚
ラストエグザイル−銀翼のファム−
乱歩奇譚 Game of Laplace
Re:CREATORS(1) (2)
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
輪廻のラグランジェ
輪廻のラグランジェ season2
リーンの翼
レンタルマギカ
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
ローゼンメイデン トロイメント

【わ行のアニメ】
我が家のお稲荷さま
検索
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
HP時代の日記を検索
同盟&トラコミュ
cover

cover

cover

cover

cover

cover

cover

にほんブログ村 アニメブログへ