コミケが明けて翌日の夕暮れ時。ジーザス・クライスト!!ノー・ピクチャー!!(イラスト本)作者からの解説。takoさん編

2016年08月14日

同人誌の書店委託について。ならびに、今後のサークル活動について。

 さすがに作者本人が買いに来た効果はそれなりに反響が
大きかった様子で。冬コミの時には無かったんですが、書店委託は
しないのですか?などの問い合わせを頂いております。ツイッターで
検索をしてみると、チラホラと極黒大辞典に関するツイートも掛かる
のですが、残念ながら、財政的な理由で、委託は厳しいです。

 基本的に、利益を度外視しているサークル活動なので、
今回も赤字。しかも、今回はイロイロとトラブルが重なって、
前回よりも赤字額が大きく膨らんでしまっています。加えて、
サークルも解散と決定してしまったので、もし仮に委託販売を
するにしても、利益の配分で揉めることになってしまうのは
明白です。

 とはいえ、読んでみたい人が居るのに、その対応は
余りに不誠実ではないか、という声もあるでしょう。よって、
以下の対応を取らせていただきます。



 同人誌の新刊2種を2冊ずつ、国会図書館に寄贈します。
前回から、寄贈しようという話は出ていたのですが、僕の
体調不良や、在庫の不足から叶わなかったことなので、
今回はそれを実行に移します。

 2冊ずつ、寄贈することで、一応、関西と関東の両方の
国会図書館に、同人誌が蔵書として登録されます。ですので、
興味がある方は、寄贈手続き終了後に、最寄りの国会図書館へ
行っていただいて、そこで閲覧申請をしていただければ幸いです。

 とらのあななど、同人誌の委託販売が一般化している
ことを考えると、何故に委託販売をしないのだ、という意見が
出るのは最もです。ですが、残念ながら、今回、ウチのサークルが
解散に追い込まれたのは、原因を突き詰めていくと金銭トラブルでした。

 それを考えると、どうしても、僕には委託に踏み切ることはでき
ません。さらに、僕の貯金の方も、お恥ずかしながら、そろそろ限界
に近くなっております。まぁ、それは僕が一日一食くらいにガマンして
映画も何も観ずに数ヶ月ずっと身を潜めていれば、取り返せる金額
ではありますが、仮に資金を集めたとして、委託しても、一度解散が
決定した後に、委託の話を持って行くと、再度、問題が再燃する
可能性が高いです。個人的な事情ではございますが、なにとぞ、
ご理解くださいませ。

 もともと、同人活動での頒布は、あくまでサークル内部の交流の
一環であると僕は考えています。そこに過度な金銭の感覚や、
商業の概念を持ち込むと、絶対に本質がゆがんでしまいます。
今回のことでそれは身にしみて思ったことです。身内の内部の
恥になるので、その辺、深くは語りませんが、全ては僕の監督
責任が招いた結果であり、任命責任、人材配置のミスとしか
言い様がないことであります。全ての責任は、僕にあります。

 素晴らしい素材を提供してくれた、そうこさん、ミケイラさん、
takoさんには、とても悲しい思いをさせてしまう結果になって
しまったし、責任を感じて去っていったメンバーも多数居ます。
この場を借りて、もう一度謝罪します。本当に申し訳ありません
でした。

 結果だけ見れば、大成功に見えるサークル活動でしたが、
終盤にかけて、辛いこと、苦いことも多かったです。ですが、
それらの失敗を受け止めて、次に活かす意味でも、前向きに
なるための、ひとまずのピリオド。冷却期間が必要だと判断しました。

 皆様の期待を裏切ってしまい申し訳ない面も多々あります、ですが、
僕なりのケジメの付け方はこれ以外に思いつかなかったのです。

 繰り返しになりますが、夕暮れネクサス出版部は、夏コミを
もって活動停止、冬コミ以降の活動は完全に白紙です。ただ、
僕個人としては、このまま引き下がるつもりはないので、何らかの
形で創作活動を続けていきたいと思うし、同人活動にも関わりたい
という意欲はあります。ですが、僕が代表でサークルを主催する
ことは、しばらく無いでしょう。いろいろと納得出来ない点も多々
ございますでしょうが、なにとぞ、ご理解くださいませ。

 この辺のことは、月曜・火曜とサークルの元メンバーの皆様と
話して、今後の方針を決めたいと思います。詳しいことが決まり次第、
ブログで改めて報告させていただきます。

shibainuryou at 21:20│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ☆夕暮れネクサス出版部(同人活動・サークル解散につき、一旦終了) | 普通の日記

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この記事へのコメント

1. Posted by ヒロシ   2016年08月14日 23:52
何はともあれ…まずは、お疲れ様でした。
「利益の配分」で揉める可能性大とは何とも味気ない話ですが、
それだけ同人誌に対する要望・期待が大きかったということは誇って良いのではないでしょうか。
僕もまさか同人誌制作に片足(というか指一本くらいかな)ちょいと関わらせていただくことになるとは思ってもみませんでしたから、いい機会を有難うございました。
まさかあれが岡本先生の手や国会図書館に入るなんて想像すらしませんでしたからね(笑)
犬良さんもかなり切実な意味で大変そうですが(汗)、この経験、値千金だと思いますからどうぞ上手く次に繋げていってくださいね。
夕暮れネクサス出版部ではなくとも、犬良さんの小説、どういう形かは分かりませんがあてにせず期待してます(笑)
2. Posted by 或 犬良@管理犬   2016年08月15日 13:10
>ヒロシさん

正確に言うと、利益の配分に関しては『一名を除いて』みんな
まとまっているのですが、その一名が『絶対に非を認めない上に
コチラに折り合う気が全く無い』ので、サークルとして活動を続けると
様々な問題が発生する、といったところです。一応、ヒロシさんも関係者
なので、詳しく詳細を知りたければメールください。ただ、話を聞いても
不愉快なだけなので、正直言って、聞かない方が良いです。

>この経験
苦しい思い出もありましたが、それ以上に得難い経験が出来たのは
間違いないです。だから、後悔はしていません。ただ、何故に最後の
最期で揉めてしまったのか、と釈然としないものがあるのはまぁw

>小説

ボチボチ書いていきたいけど、ナカナカ私用が多くて。本格始動は
9月ですかねぇ。しばらくは節約モードに徹しながら、いろいろと模索の
日々を送る予定です。

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