川島 中落ちとまぐろ定食
最近どうも刺身が食べたくなる。「魚がしおき」さんは最近超人気店になってしまい混雑しているし、思いついたのが横浜中央卸売市場内の飲食店街である。以前「もみじや」さんで旨いいくら丼を食べた事があるが、今日は違う所で食べてみようと向かってみた。
横浜中央卸売市場本場の水産部に向かう。関係者以外立ち入り禁止と書いてあるが、実は普通に入れる。
早速飲食街に入ってみる。奥のもみじやさんを見てみると、お昼前だというのにお客さんの長蛇の列である。やはりマスコミに採り上げられた影響なのだろうか。
そこで、空いているお店を物色していると、コーヒー定食川島という看板が目に入った。
店頭にはメニュー看板が置かれており、刺身定食やしょうが焼き定食もある。それでもcafeと書いてある。
メニュー短冊を見ると、喫茶店メニューから海鮮まで何でもある。恐らく以前は喫茶店として営業していたのが、定食類も始めたお店のようだ。店内を覗うと数名のお客さんが食事をしている。時間も無いので入店してみた。
入店してみると、カウンター席は市場関係のお客さんが食事をしていたのでテーブル席に着いた。お姉さんが“お茶とお水どちらがいいですか”と。中落ちと考えていたのでお茶をお願いした。そして「中落ちとまぐろ定食」760円を注文した。
市場の飲食街は川沿いにあるので、まどから川を望むことができる。
2〜3分だろうか、すぐに料理が出された。トレーには、メインのまぐろ、まぐろのカマの煮付け、アサリのみそ汁、香の物、梅干しにご飯である。
中落ちは随分とボリュームがある。醤油皿に醤油を垂らしワサビを溶く。ちょんと付けていただいてみる。
中落ちなので当然水気は無いが、臭みもなく新鮮であることが解る。随分と一生懸命中骨から削ったのだろう、たまに骨が混じっているのがご愛嬌でもある。
まぐろの切り身は4切れ程乗っていた。彩りの良い赤身のまぐろは柔らかくて、醤油を付けることで甘味さえ感じる。
まぐろのカマの部分の煮付けは甘く味付けされている。口の中の醤油味がこの煮付けで中和される。
中落ちは量が多いので、ご飯に乗せて中落ち丼風にしていただいても良い。
大葉にまぐろとツマをくるんでみるとサッパリといただける。
味噌汁はあさりが7〜8個は入っていただろうか。身がふっくらとしており、市場ならではの物だ。
香の物はキュウリと蕪の浅漬けだが、こちらは乾燥しており残念なことになっていた。
香の物の小皿を取ってみると、小鉢に梅干しが1つ入っていた。別に小鉢でなくてもよいと思うが。
しかし、760円でマグロの量が多くご飯が少なく感じてしまう。有名店以外でも安くて美味しい料理を出すのが市場食堂の魅力だろう。
【自分の勝手な評価】:各項目を0点から5点とし、総合20点満点で評価
中落ちとまぐろ定食 760円
料理:★★★★☆ 4
店舗:★★★☆☆ 3
接客:★★★☆☆ 3
サービス:★★★☆☆ 3
総合:13点
【データ】
住所:横浜市神奈川区山内町1-1
横浜中央卸売市場本場 水産物部 飲食街132 地図
営業:05:00〜14:00
定休日:水曜日、日曜日(市場カレンダーに準拠)
料金:後払い
その他:紙おしぼり
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長蛇の列の「もみじや」さんも良いですけれど、
意外とお客の少ないお店も良いものです。
いや、少ないお店の方が値段やサービスも良いかもしれません。
客層は、一般人ではなく市場関係者ばかりでした。