桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

2013年05月

腹の冷え対策のツボ

一般に冷え性というのは、
自律神経のバランスが狂ったり、
ホルモンバランスが崩れたりして、

病気ではないけれども冷えを感じる状態を
指します。

冷え性に対してツボ療法は、
血流を活発化する作用が有るので、
身体には最も効果的な方法なのです。


手の三里(てのさんり)
上肢の血流を良くするツボです。
肘関節の外側端から手首方向に指3本分に取ります。
古くから気血の流れを整えるツボとして有名で、
上肢神経痛、顔面神経麻痺、頭痛、眼精疲労、難聴等に、
使われます。


四満(しまん)

下腹部のツボです。
臍下へ指2本分下がり、
中心線より指1本分開いた両側の場所に取ります。
冷えによる差し込む痛み、急性腸炎、胃痙攣、大腸炎、生理痛、生理不順等に、
使われます。


太谿(たいけい)

足首の内踝後端の拍動部に取ります。
手足の冷えに良いとされ、
喘息、気管支炎、胸膜炎、胃痛、嘔吐、便秘等に
使われます。

内庭(ないてい)
足の甲の次指と中指の凹んだ部分に取ります。
頭から足先まで効くツボで、
顔面神経麻痺、歯痛、手足の冷え、神経衰弱、胃弱、
下痢等に使われます。



柴田鍼灸整骨院

〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

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顔面神経麻痺に効果的な鍼灸治療

顔の半分に歪みが見られ、

目が閉じられない、口笛が吹けない状態です。


顔面神経麻痺について少し説明致します。

顔面神経とは、
「顔の筋肉を動かす」「味覚」「唾液や涙の分泌」に関係する神経です。

顔面神経の伝達にトラブルが発生すると、
顔面神経麻痺が生じます。


「顔が歪む」「眼を閉じる事ができない」
「口を閉じる事が出来なくなり、うがいをすると水がこぼれる」
などの、

外見に現れる症状が多く発生する為、
精神的ダメージも大きい病気です。


顔面神経麻痺は、
中枢性と末梢性に大きく分ける事ができます。


末梢性の顔面神経麻痺の中で、
最も多くみられるのがベル麻痺です。


ハッキリとした原因が判っておりませんが、

「血液の循環が悪い為に顔面神経の通り道に浮腫ができてしまい、
その浮腫が顔面神経を圧迫して起こる」と考えられています。

また「顔に冷たい風に当たった」「精神的ストレス」「肉体的疲労」が、
原因とも言われています。

問診をさせていただきますと、
仕事、家庭面での精神的ストレスも原因となっておられる方も多くおみえです。

病院の検査により、
「原因不明(ベル麻痺)」と医師に診断された場合は、
病院の治療(ステロイドの点滴)と並行して
鍼灸治療をお薦め致します。


「ベル麻痺」は鍼灸による治療効果の高い病気である一方で、
顔面神経麻痺に対する特効薬はなく、

「投薬で暫く様子をみる」のが基本的治療になるからです。


自然に治ることも多くありますが、
「回復に時間がかかる」「後遺症がでてしまう」方も多い疾患です。


「神経機能の回復を早める」、
「顔面神経麻痺の後遺症を避ける」事を期待して、

一度鍼灸治療をお試し下さい。


鍼治療で、
本治法を行い


曲池、 手三里、 合谷

足三里、 豊隆、 衝陽、

中脘、 水分、 天枢(左右)、 気海、

膏盲、 隔兪、 肝兪、 脾兪、 腎兪、 志室、

百会、 天柱、 風池、 肩井、

これらのツボを使って身体バランスを取る為、
鍼治療を行います。


また標治法(部分的症状を治す方法)として、


陽白(ようはく)
眉毛の中央の1寸上

太陽(たいよう)
眉の端と目尻の中間から外へ指1本のくぼみ
頭痛、眼精疲労、風邪、不眠症、記憶力増進

四白(しはく)
目の下一寸
眼疾患、上歯痛、蓄膿症、三叉神経痛、顔面神経麻痺

人中(じんちゅう)
鼻の下のみぞ、上から3分の1のところ

地倉(ちそう)

口角のかたわら4分

太陽(たいよう)

眉毛の末端と目尻を結んだ中点から耳に向けて1寸いったところ。
他に頭痛や不眠、記憶増進にも効く。

迎香(げいこう)

小鼻の両横、手の陽明大腸経。
鼻疾患や花粉症にも効果的なツボ。

下関(げかん)
頬骨弓中央、口を開けた時、くぼみができる所、足の陽明胃経。
他に、口内炎や三叉神経痛、虫歯の痛みなどにも効く。

承漿(しょうしょう)
下唇の下、中央の凹み
言語不能、顔面の病、三叉神経痛

地倉(ちそう)

口角の端から5分いった所、足の陽明胃経。

翳風(えいふう)
実際は、耳たぶに隠れているところで、
頭蓋骨のすぐ横の大きなくぼみ。

天柱(てんちゅう)

後頭部、盆の窪から指2本分、外側にいった所。
他に肩こりや首の疲れ、不眠などにも効く。

風池(ふうち)
天柱からやや上で指1本分外にいった所。
頭部の血行を良くし、頭痛やめまいの予防にも役立つ。


顔面神経麻痺は、
発症から早ければ早いほど治りも早くなります。


また“冷え”は禁物です。
これは外からの冷えはもちろん冷たい飲食物などで、
身体の中から冷やすこともよくありません。


顔面神経麻痺でお困りの方、

1度騙されたと思って、

鍼灸治療を試してみて下さい !!



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動悸・息切れのツボ

第三趾裏足趾付け根横紋中央に小灸三壮を施灸すると、
動悸や息切れという症候を緩解させることができます。

※    詳しい場所は足の第2または第3趾
(圧痛を調べて顕著な圧痛があるほうを選べばよい)
の裏の付け根の横紋の中央である。

「手の中指に心包経があるように、第三趾にもやはり心臓に関係するものがある。
だから足裏に、いきぎれ、動悸調節のツボがあるということがいえる」、

「また、息切れ、動悸という症状は毎日継続施灸一週間で消失することを、
はっきりと感じとれる」という文献があります。


足趾のツボ
 患者Yさんが来院したとき、「最近動悸がして少し息切れがする」とのことだった。
詳しい場所は足の第2または第3趾(圧痛を調べて顕著な圧痛があるほうを選べばよい)の裏の付け根の横紋の中央である。Yさんの場合は、第3趾のほうに顕著な反応(圧痛)があったので、ここに鍉鍼(刺さない針、接触鍼)を当て、 三十秒ほど旋撚を加えた。
治療を終えたあと、先生すごく楽になりましたと言われ
次回の予約をされて帰えられました。

今回は、施灸ではなく鍉鍼でのアプローチであり、しかも、ほとんど瞬間的に劇的な変化が起きたのには驚いた。
このあと、各5壮ずつ施灸を加え、再び足趾の圧痛を確認してみたところ、全く消失していた。



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口内炎のツボ療法

胃腸の調子を悪くしたり、
風邪をひいたり、
ビタミンB不足が原因で、

口内炎で悩む人も意外と多いものです。
こんな口内炎の症状を早く治す為のツボ療法

兌端(だたん)
口内炎のためのツボです。
上唇の中央で鼻の下にある筋の先端がツボです。







合谷(ごうこく)
手の甲を上にして、
親指と人差し指の付け根の間で、
骨と骨が合わさるところのくぼみに取ります。

合谷は口内炎はもとより、
あらゆる痛みや炎症を抑える万能のツボとも呼ばれ、
肩の上部から首、頭部全体の痛み、
歯痛、喉の痛み、目の疲れ、酔い止め、
めまい等にも用いられます。







口瘡点(こうそうてん)

口瘡点は、手のひら側の中指の付け根の横じわの中央にあります。
口瘡点を押したり揉んだりしても口内炎には効果があるのですが、
温灸を据えられると効果があります。







これらのツボにせんねん灸を3~5壮据えてみて下さい。



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ド・ケルバン腱鞘炎の症状と治療法

 

症 状
母指には幾つかの腱(けん)というヒモがついていますが、
そのうちの二本が手首の母指側にある腱鞘の中をいっしょに通ります。

腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、
炎症が起こると痛みや腫れがでてきます。


原 因
妊娠時、産後や更年期の女性に起こることが多く、
スポーツマンや指をよく使う仕事の人にも多い。

病 態
母指の使いすぎによる刺激のため、
腱鞘が肥厚したり腱の表面が傷んだりし、
そのために一層刺激が強くなるといった悪循環が生じます。 


西洋医学的治療
保存的療法:最初に行う治療で、
次のような方法が主なものです

(1)局所の安静で刺激を少なくしましょう。
時には副木を当てて固定することもあります。

(2)腱鞘内に局麻剤入りステロイド注射をして、
炎症、痛み、腫れを押さえます。

手術療法:上記の療法で治らないときなどに行います。

手術時間は10~15分程度です。


鍼灸による治療方法
疼痛部位が、大腸経、肺経、と限局されており、
その2極の経絡上の圧痛点に、
半米粒大の施灸(5~10壮)が、
望ましいと思います。


また谿、太淵の打ち抜きの灸(各半米粒大で10壮ずつ)が
効果的だと思います。




        




痛みが強い場合、

孔最、温留のゲキ穴への施灸も、

孔最
太淵穴と尺沢穴を結ぶ線上で手根横紋の上7寸





     


温留

陽谿穴と曲池穴を結んだ線上で陽谿穴の上5寸







それでも痛みの取れない手の腱鞘炎は
およそ関係ないと思われる足にある三陰交(サンインコウ)から始めます。

ここを鍼で丁寧に響かせると、手の痛みが大分緩和されます。

続いて患部に近い列缺(レッケツ)に刺鍼すると、
腱鞘炎の痛みはほぼ解消するのです。

ところが上記二穴では痛みの全てが取れない方は強烈な肩こりがあるはずです。

圧痛の強いところを探してください。

骨格の歪みが原因の肩こりでは、
腰骨の一番高い所にある生辺(ショウヘン)というツボがあります。
ここが治療穴になることが多いのです。
そこで生辺に刺鍼すると、肩こりと腱鞘炎の症状はほぼ解消することができます。



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