桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

2013年12月


腹痛

冬の食あたり


数日前の朝のテレビで、食中毒は意外にも夏より冬に多く、
12月と1月にピークが来る、と言っていました。

 牡蠣を食べたという方が食あたりして一晩中吐き続け、
フラフラでやって来たのです。

  食あたりの特効穴である裏内庭の灸にかかりました。

裏内庭は足の第二指(足の人差し指)の裏側で、指の付け根から
7~8㍉離れた所にあります。

右も左も10壮近く据えて、漸く熱さを感じ始めました。結局熱さが
深部までしみ通ったのは15壮を数えたときでした。

 灸が著効を著すときは、このように最初のうち熱さを感じないことが
多いのです。案の定、灸が終わった段階で、食中毒の症状はほぼ
ゼロに迄なっていました。

 
強烈な腹痛

先日、「排便の前に強烈な腹痛がする」という患者さんがお見えに
なりました。病院でエコーなどの検査をうけたが、原因不明と言わ
れたのことでした。

 
お腹を調べてみると、左の大巨(ダイコ)に強い圧痛がありました。
大巨は臍の横3㌢の地点から、更に3㌢下に位置していて、左大
巨は便秘などのときに、よく圧痛反応を示す所です。

 
そこで左足の三里(サンリ)にお灸を7壮据えた所、左大巨の圧痛
は無くなりました。

翌日来院され「腹痛は全く起こらなくなった」とのことでした。

 

鍼灸の古典である『素問』や『霊枢』には、冷えの原因である寒の
邪気が腹中に侵入した場合の、症状や治療法が数多く述べられています。
三里のお灸もその一つです。

今回の症例では、それがピタリと決まったようです。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る

花粉症に効くツボ カユミ・鼻水・くしゃみを止めるツボ

やっぱり春先は
花粉症でお悩みの方多いですね。

どこからともなく
風に乗って飛んで来た花粉が、
目や鼻や口から身体に入り込み、

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙目の諸症状を引き起こし、

花粉も
杉花粉とは限らず、
何の花粉に対してアレルギー反応を示すのかは、

病院の血液検査で調べてくれますので、

まずは自分自身の体質を把握する事が重要で、
その原因アレルゲンとなる花粉を避ける生活を心がけるのが、
得策かつ確実な予防法なのです。

ツボ療法では、
まずは差し迫った状況の打開策として、

涙目と頭痛に対処する「承泣」、

鼻水鼻づまりに「迎香」、

全身の代謝促進で症状緩和を計る「湧泉」、

を選択致しました。


承泣 絵
 
   





承泣 (しょうきゅう)


顔正面を見た時の瞳孔の真下方向で、
眼窩の際がツボです。


中国では古くから眼病特効のツボとして活用されております。

主として結膜炎等の炎症性症状で使用されるが、
眼精疲労からの疼痛及び頭痛でも用いられております。

承泣の押し方

眼窩の際のツボを示指か中指の指先で、
頬骨の下端を上に押し上げるような感じで強めに押します。

目を閉じて息を吐きながら押していき、
2秒止めて息継ぎをして、
これを8回行います。

 
   迎香 (げいこう)


香りを迎入れる鼻の状態が良好な事を指すツボで、
小鼻の両脇に有ります。

鼻水、鼻づまり
副鼻腔炎、顔面神経麻痺、三叉神経痛、等
鼻に関わる炎症、痛みや痺れ全般に良いとされるツボです。

迎香の押し方

小鼻の両脇なので押しやすく、
指の第2関節(爪が長い場合)で押しても結構です。

息を吐きながらグリグリと5回押し回し、
息継ぎするのを6回行います。

鼻水を止める時は、
指先に力を込めてしばらくの間押し続けます。


008-5-3tsubo
 
   







湧泉 (ゆうせん)

生命エネルギーが湧き出る泉を意味するツボです。

数あるツボの中でも万能のツボとして有名ですが、

自己治癒力の向上
と代謝促進効果に抜群で有ると共に、
異物に過剰反応して頭部に集まったのぼせの気を、
正常に引き戻すという働きも致します。

湧泉の押し方

足の裏前方
にある人の字型のすじの中心がツボです。

片膝の上に足を乗せて、
親指の腹で強めに圧迫します。

押す時はゆっくりと息を吐きながら力を加えていき、
2秒待って息継ぎしながら力を抜いていきます。

これを8回行います。


花粉症だけじゃなく各種のアレルギー症状のある方
 
花粉症やアレルギーは薬で抑えている人が多いようですが、
鍼灸治療は驚くほどよく効きます。
残念ながら100%とは言えませんが、それでも8~9割
の高い確率で治ってしまいます。

 
治療にはいくつかの方法がありますが、一番効くのが
臍の周りの鍼と灸です。

臍の中心から1㎝ほどの円周を、丁寧に指で押しながら探ってみると、
何ヶ所か硬い所が見つかります。

そこに鍼と灸をするのですが、この段階で、鼻が通り、眼の痒みも消え
始めてしまうことが多いのです。

 

薬の服用には、眠くなるなど、多少なりとも副作用を伴うことが多いも
のです。花粉症の方は、是非一度鍼灸治療を受けられることをお勧め
します。



柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335
休診日 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜7:00(午後)

ホームページへ戻る

耳に痛みが出て、耳鼻科に行った所、中耳炎と
診断されたとのこと。

中耳炎の原因としてはよくあるパターンで、強く鼻水をかんだとき、
鼻の奥にある耳管を通して細菌が中耳に入って感染するものです。

この患者さん、お医者さんの薬で、ある程度楽にはなった
けれど、どうもスッキリしないのとのことです。

 中耳炎には足の裏の土踏まずに然谷(ネンコク)という特効穴があります。
ここに20壮のお灸を据えていくと、
10壮を過ぎたあたりから楽になってきたとのこと。

 
更に第1趾裏付け根横紋の頭にある隠白(インパク)の変動穴
に5壮のお灸を据えて完了。痛みは勿論のこと、不快感も
ほとんど無くなったとのことでした。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る



歯の痛みに大変よく効くツボを紹介します。

商陽二間 手の人差し指の爪の付け根の端にある商陽(しょうよう)と、
第二関節を曲げたときに出来るシワの端にある二間(じかん)にお灸を5壮すえます。

これで歯の痛みはかなり取れてしまいます。


内庭 厲兌

更に万全を期すには、足の人差し指の爪の付け根にある厲兌(れいだ)と、
足の人差し指と中指の又の所にある内庭(ないてい)に、同じく5壮の灸をすえます。

こちらの2穴は、『足の陽明胃経』に属しています。

『手の陽明大腸経』と『足の陽明胃経』は、同じ陽明に属し、また胃と
大腸という同じ消化器系を担うもので、その同属性は、極めて高い
のです。

このようなわけで歯痛には、上記の手足4穴を使うことが望まれます。

 さてお灸による歯痛治療は、痛みは消せても、虫歯を治すことは
できません。ちゃんと歯医者に通う必要があります。

ただし歯周病の予防・管理には、大変有効です。
歯周病は、歯石を取ってもらった直後でも、例えば深酒をしたり、
過労状態になったりすると、腫れて痛むことがあります。

こんなときこそ、この治療法は大いに役立つと言えるでしょう。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る



階段を降りるときに膝が痛む、正座ができない、といった膝の痛みを

訴える方が、大変多くいます。


膝の痛みは、東洋医学的に診ると筋と骨の病といえます。

東洋医学では、筋は肝経、骨は腎経と担当が決まっています。


そこで先ず腎経の復留(内くるぶしから指二本分上でアキレス腱の際)

に鍼を刺し、軽い刺激を与え続けると、予めマークしておいた膝の

圧痛がほとんど消えてしまいます。


それでも消えない圧痛が残った場合に、肝経の太衝(足の甲で、親指

と人差し指の骨の間)を使います。

この二つのツボで膝の痛みはほぼ取れてしまいます。


しかしこの痛みの根本原因は筋力不足にあります。

膝を正常に支えるだけの筋力が足りないのです。

特に太ももの前面の大腿四頭筋と呼ばれる筋肉が重要です。

年だからとか、もう治らないとかいってあきらめず、日頃から

歩いたり、スクワットをすることで、この筋肉を鍛えておくことが

大切です。



柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る

このページのトップヘ