桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

2014年02月


頭痛に苦しんでいる方は結構多いものです。
自分で応急処置に使えるツボをいくつか紹介しましょう。

 先ず側頭部が痛む場合は丘墟(きゅうきょ)がよく効きます。

このツボの取り方は足の甲の第4指(薬指)と
第5指(小指)の骨の間を、つま先から外くるぶしに向かって押し上げていき、
止まった所を目安にします。

そして指の止まった所と、その左右を押し
てみて、一番痛みの強い場所がツボです。

そこを指圧するとかなりの程度、側頭部の痛みを取ることができます。

丘墟と並んでよく効くツボに臨泣(りんきゅう)があります。

このツボの取り方は、足の甲の第4指と
第5指の骨がくっつく所です。

 
丘墟と臨泣は、『足の少陽胆経』という同じ経脈に属していて、
身体の側面の症状によく効きます。


続いて後頭部が痛む場合には、崑崙(こんろん)がよく効きます。

このツボの取り方は、外くるぶしとアキレス腱の間で、
やはり上下を探って最も痛い場所に取ります。

崑崙は『足の太陽膀胱経』という経脈に属していて、身体の背面の

症状によく効きます。

従って後頭部だけではなく、腰の中心部の痛みや、太ももや膝から

下の、後ろ側の痛みにもよく効きます。

 

ところで『胆経』も『膀胱経』も、その支配領域は、それぞれ側頭部や

後頭部に留まらず、額にまで及んでいます。

ですから頭頂部や前頭部の痛みにも丘墟臨泣崑崙は有効です。

中心よりだったら崑崙、横によったら丘墟か臨泣です。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

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当院での膝関節水腫の治療法としては

膝前内側(脾経)に水腫が有る場合、

多くの場合章門(脾の墓穴)や脾愈などに圧痛反応が出ます。

この場合 反対側の脾経の 大都 に鍼を接触させると、
章門の圧痛が消失すると同時にたまった水も減少してきます。

更に反対側の 曲池 も陰陽のバランスを取るのに有効なツボです。

伏臥位で膝を屈曲させて、痛みの再現する角度を確認し、
陰谷に圧痛が有れば反対側の 腎愈 に鍼をすると陰谷の圧痛が取れます。

又、膝屈曲時に大腿前側に張りを感じる場合、前側の外側に出れば 胃経
内側なら 脾経 愈穴に鍼をすれば即、張りは消失します。

再発を防ぐため一定期間圧迫包帯を巻いておきます。



柴田鍼灸整骨院
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膝の痛みは、東洋医学的に診ると筋と骨の病といえます。

東洋医学では、筋は肝経、骨は腎経と担当が決まっています。

そこで先ず腎経の復留(内くるぶしから指二本分上でアキレス腱の際)

に鍼を刺し、軽い刺激を与え続けると、予めマークしておいた膝の

圧痛がほとんど消えてしまいます。

それでも消えない圧痛が残った場合に、肝経の太衝(足の甲で、親指

と人差し指の骨の間)を使います。

この二つのツボで膝の痛みはほぼ取れてしまいます。

しかしこの痛みの根本原因は筋力不足にあります。

膝を正常に支えるだけの筋力が足りないのです。

特に太ももの前面の大腿四頭筋と呼ばれる筋肉が重要です。

年だからとか、もう治らないとかいってあきらめず、日頃から

歩いたり、スクワットをすることで、この筋肉を鍛えておくことが

大切です。



柴田鍼灸整骨院
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今朝いきなり

腰痛とは違い、左の鼠径部と太ももの内側が痛む
との訴えでした。

 
この症状は時々見られるもので、腸骨鼠径神経と
陰部大腿神経が関係しています。

これらの神経は、腰椎第1~2番に起こり、前者は鼠径部と陰部
に、後者は陰部と大腿内側に分布しています。

多くの場合、内臓下垂でこれらの神経が圧迫を受けた場合に
この患者さんのような症状が出ます。

従って治療は神経痛ではなく、内臓下垂が対象となります。

 そこで先ず内臓下垂の特効穴である患側の左気戸(キコ)
探ってみるとグリグリとした硬結が出来ていて、
押すと強い痛みがあります。

気戸は胃経のツボで、鎖骨の下縁で、乳線上にありますが、
その周辺も探って硬結を求めた方がより効果的です。

ここに置鍼しただけで7割方痛みが取れました。
更に補助穴として、同じく患側の大腿前面にある胃経の伏兎
(フクト)
と、外側にある胆経の風市(フウシ)に置鍼。

これで訴えの痛みは完全に消去しました。


内臓下垂は、背景に過労などによる免疫機能の低下があるので、

上記置鍼と同時に、扁桃機能改善を目的に、照海(ショウカイ)

天牖(テンヨウ)、曲池(キョクチ)にも置鍼しました。

 

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