当疾患は上眼瞼が下垂して眼球を塞ぎ、視野の狭窄する状態を指します。上眼瞼の挙上する作用を持つ眼瞼挙筋の麻痺によるケースから、上眼瞼の皮膚が下垂して起きるケースまで様々ですが、視界が制限され、無意識に眉毛を挙上して瞼を開こうとすることで、頭痛(主として偏頭痛)の原因ともなります(顎関節挙上により側頭筋の緊張を併発する為)。
当疾患の症状は多様であり、時には重篤な全身疾患の部分症状として生じることも有る為、その疾患を特定することが肝要となってきます。更に、当疾患にも先天性と後天性とが有り、前者は眼瞼挙筋の局部の筋原性に起因します。正常の眼瞼挙筋の筋線維に比較して、筋腹に線維組織や脂肪織が多く、その為に筋収縮・弛緩が減弱乃至は消失しています。神経或いは神経筋接合部の機能異常等で眼瞼挙筋の支配神経が阻害されると生じる場合も有りますが稀です。完全な視野障害を生じることは殆ど無いですが、数日から数週間の視野障害を伴う場合は弱視や乱視、眼性斜頚も併発しやすいとされます。
後天性で代表的な疾患はホルネルシンドローム(Horner syndrome)ですが、この場合は神経原性に起因します(顔面神経麻痺による)。
当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
三里
風池
翳明
太陽
晴明
翳風
合谷
当疾患の症状は多様であり、時には重篤な全身疾患の部分症状として生じることも有る為、その疾患を特定することが肝要となってきます。更に、当疾患にも先天性と後天性とが有り、前者は眼瞼挙筋の局部の筋原性に起因します。正常の眼瞼挙筋の筋線維に比較して、筋腹に線維組織や脂肪織が多く、その為に筋収縮・弛緩が減弱乃至は消失しています。神経或いは神経筋接合部の機能異常等で眼瞼挙筋の支配神経が阻害されると生じる場合も有りますが稀です。完全な視野障害を生じることは殆ど無いですが、数日から数週間の視野障害を伴う場合は弱視や乱視、眼性斜頚も併発しやすいとされます。
後天性で代表的な疾患はホルネルシンドローム(Horner syndrome)ですが、この場合は神経原性に起因します(顔面神経麻痺による)。
当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
三里
風池
翳明
太陽
晴明
翳風
合谷