桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

2014年11月

この疾患は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるために起こり、女性に多く、鍼灸治療の対象疾患です。

病証としては、甲状腺が腫れる、目が飛び出す、
動悸が起きる、疲れやすい、食欲が旺盛なのに体重が減少する、汗が出やすい、興奮しやすいなどがあります。

これを東洋医学でとらえると、腎虚陰虚熱証、虚熱が旺盛な病気であります。

治療法としては、腎虚陰虚熱証の本治方をします。
選択穴としては、
復溜、尺沢、然谷、陰谷を使用。

腹部や背部の反応点に置鍼し
特に然谷を併用すると効果が高く、
下腹部では、関元を補うが良い方法です。

当疾患は継続的な職務上外因に起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密感減弱、人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらします。

一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した報酬が得られなかった結果として感じる徒労感或いは欲求不満、慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、社会的に機能しなくなる様な状態です。一種の外因性鬱病ともされます。

当疾患では、感情と身体の両面に症状があり、感情面では不安・イライラ・気分の落ち込み等が出てきます。自尊心が低下して、仕事への自信や職業的な誇りが失われる状態になります。身体面では上気道感染息切れ胃腸障害頭痛腰痛高血圧睡眠障害等の心身症的な症状が現れます。

当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
下関
頬車
地倉
合谷
気海
内関
百会
三陰交

頻度の高い疾患でもありますので、早期の手打ちをお勧めします。

食べると吐き気がする
胃がムカムカして食欲がなくなる。

寒気(かんき)は、足から侵入し
胃経というエネルギー通路上に上向し、
胃の働きを低下させます。

寒気が胃の中に溜まって悪影響を与えるというパターンです。

分かり易く言えば冷えが足から侵入して、胃にとどまっている状態です。


寒気は、
背中の脊椎の7番の下のツボ至陽(しよう)というツボと
胸の中心にある膻中というツボに侵入すると

ちょうど胸部と背中を結ぶラインに気の滞りで生じますので
肺の呼吸が浅くなりがちで、
冷えが上部にまで上昇すると
頭にまで寒気が覆うようになります。
そうなると
やる気が出なくなったり、うつ的な症状がでてきます。

そのようなときに
背中から風邪(ふうじゃ)が侵入し、肺を犯しますと
胸部一帯にエネルギーの滞留が生じ

このエネルギーの滞留と胃に滞留した寒気が衝突し、
胃のムカムカ感や吐き気がでることになります。

摂食障害といえども・・
寒気症候群ととらえると・・鍼灸治療は
シンプルにツボの配置になります。

冷えが原因でいろいろな症状があっても
原因がカラダに覆った寒気であれば・・
一回の治療でも抜群の効果があります。

西洋医学と異なる視点から診る東洋医学の素晴らしさを実感しています。

摂食障害でお悩みの方
東洋医学のエネルギー論にもとづく
鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか?

当疾患は過度の運動や負荷により膝関節に衝撃が加わって、屈伸や捻りなどの動作により、大腿骨外顆という骨の隆起に腸脛靭帯が擦られ、摩擦性の炎症が起きます。

腸脛靭帯は身体の中で一番長い靭帯で、骨盤の「腸骨稜」と膝外側の腓骨外側頭を結ぶ靭帯で、大腿部の外側に有ります。当靱帯は大腿筋膜張筋上に有り、上前腸骨棘に起始し、大腿の外側面を下方へと走行しながら脛骨粗面の外側のGerdy結節に停止し、股関節には屈曲, 外転, 内旋に作用し、膝関節では鋭角の膝屈曲で膝関節伸展運動に、鈍角の膝屈曲では膝関節屈曲運動に作用します。又、膝関節の屈曲角度と無関係に下腿の外旋にも作用します。

即ち、当靱帯の過度の緊張状態が継続されることにより、大腿筋膜張筋、或いは更に上方に位置する臀筋群、股関節、腸腰筋にも影響が及び、腰痛の引き金にもなります。

普段、歩行時の歩幅が小さい場合は(大腿骨骨頭骨折等を罹患している場合を除き)、必然的に股関節周囲の柔軟性が失われていることが想定できます。当靱帯の炎症も引き起こしやすくなることは明白です。

従って、当疾患の予防策として、大腿部内側に位置する内側広筋(大腿四頭筋の一部)の強化、並びに股関節外側部を主とした伸展運動を取り入れていくことが肝要です。

当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
血海(膝蓋骨底内端の上方2.0寸、内側広筋上)
梁丘(膝蓋骨底外端の上方2.0寸、外側広筋上)
外膝眼
委中
三里
陽陵泉
風市(大腿骨外側上顆より上方7.0寸、中指を下ろしてその先端に当たる腸脛靭帯の後方)
環跳(大転子の頂点と仙骨裂孔を結ぶ線上で大転子頂点から3分の1)
髀関(ひかん、大腿直筋と縫工筋と大腿筋膜張筋の近位部間)

当疾患の長期化は、延いては頸肩部の倦怠感にも繋がっていきますので、早期の治療が鍵となります。

当疾患は寒冷に対して血管が過剰反応を起こして収縮し、循環が悪くなり、手足の指が蒼白になるものですが、原因が不明です。 通常は蒼白、チアノーゼ、紅潮の3色に変化し、症状が左右対称に現れるのが特徴です。 

指や爪先の細動脈の収縮は、殆どが寒気に晒されることが切っ掛けとなって急速に起こり、数分から数時間続きます。指は普通、斑状に青白くなります。この現象は単指だけに診られる場合も複数に診られる場合も有ります。指が傷つくことはありませんが、痺れや、刺す様な痛みがある、チクチクする、火照り感の症状が診られます。発作が終わると、障害された部分は普通よりも赤くなったり青みを帯びたりします。手や足を温めると正常な皮膚の色と感覚が回復します。

しかし、特に強皮症の患者では、レイノー現象が再発して長引く様になり、手や足の指の皮膚が光沢を帯びて突っ張る様になります。指の先端に小潰瘍が生じる場合も有ります。

正常なら、気温などの環境の変化に応じて、四肢の動脈は拡張したり収縮したりします。当疾患の様な機能性末梢動脈疾患は、正常な動脈の拡張と収縮のメカニズムが過剰に働くことにより発症します。この病気にかかった動脈は、より激しく頻繁に収縮します。こうした収縮の変化は、血管の遺伝的欠陥、動脈の拡張と収縮をコントロールする交感神経系の障害、迷走神経系障害、怪我、服薬、が原因で引き起こされます。

当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです。
曲池(肘関節を屈曲して生じる横紋の外端)
人迎(甲状軟骨上縁と同じ高さ且つ胸鎖乳突筋の前縁)
懸鐘(腓骨前方、外果尖上方3.0寸、別名「絶骨」)
三陰交(脛骨内縁の後際、内果尖上方3.0寸、「逆子」の処置でも用いられる(→「至陰」と併せて))

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