当疾患は睡眠時に好発し、無理な姿勢及び不適切な運動を行うことでも痛みを生じます。
症状は軽度から重度まで様々であり、一度寝違えると数日痛みが続く為、仕事にならない引き金にもなります。通常は頸部に痛みが生じたり違和感を覚えた場合には、眼が覚めたり無意識のうちに頸部の姿勢を変えますが、疲労や睡眠不足或いは泥酔状態で眠ってしまうと、これらの反応がなくなり、不自然な姿勢で寝続けることがあります。結果として、肩背部の筋や靭帯等に急性炎症が起きるものと考えられます。

当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
風池
風府
大椎
肩髃
天宗
風門
後谿
曲池
上廉
水突
人迎
天窓

頸椎ヘルニアとの鑑別は、X線検査での骨異常ですが、急性炎症による短期間のQOL低下が避けられない為、早期治療が肝要です。