■不妊の方へ ~ 三陰交の勧め  

 三陰交は血の調整機能があります。

とくに血を補う効が高いと言われています。
血は成熟した卵胞や子宮内膜の充実を図るための栄養素だと中医学では考えます。

低温期~排卵まで:この三陰交太衝関元を加えます。太衝は肝にある血を充実させます。
関元は腎精を充実させます。

肝の血と腎精が充実していればBBT(基礎体温)は安定しやすくなります。この時期の冷えと睡眠の確保には十分配慮して下さい。

高温期:低温期のツボに足の三里を加えます。
足の三里は気の充実を図ります。

気には温煦作用といって体内を温める作用があり、これにより高温期を維持します。

月経期:この時期はしっかり血を排出しなければ、血が残存してしてしまい。お血という状態に変化します。

西洋医学なら内膜症や筋腫の人に多く見られます。

血海三陰交合谷を加え、月経血を十分排泄するよう心掛けてください。

せんねん灸を各三壮程してみて下さい。