当疾患は頸椎の椎間板と椎骨の変性により生じ、頸神経根の圧迫症状を呈する状態で、比較的高齢者に好発します。
通常、頸椎症では急激に進行することはなく、頸部の症状に始まり、徐々に上肢や下肢の症状へと進行していきます。又、頸部の運動時に後頸部から肩、上肢へ放散痛が生じます。下肢症状は、歩行障害、便秘、排尿障害等といった具合です。

当疾患の治療で用いられる経穴は以下の通りです:
風池
風府
大椎
天宗
風門
曲池
人迎
水突

慢性化に伴い全身の神経節へ影響が波及していきますので、早期治療が肝要です。