桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

カテゴリ:症状別対処 > 呼吸器系疾患

食べると吐き気がする
胃がムカムカして食欲がなくなる。

寒気(かんき)は、足から侵入し
胃経というエネルギー通路上に上向し、
胃の働きを低下させます。

寒気が胃の中に溜まって悪影響を与えるというパターンです。

分かり易く言えば冷えが足から侵入して、胃にとどまっている状態です。


寒気は、
背中の脊椎の7番の下のツボ至陽(しよう)というツボと
胸の中心にある膻中というツボに侵入すると

ちょうど胸部と背中を結ぶラインに気の滞りで生じますので
肺の呼吸が浅くなりがちで、
冷えが上部にまで上昇すると
頭にまで寒気が覆うようになります。
そうなると
やる気が出なくなったり、うつ的な症状がでてきます。

そのようなときに
背中から風邪(ふうじゃ)が侵入し、肺を犯しますと
胸部一帯にエネルギーの滞留が生じ

このエネルギーの滞留と胃に滞留した寒気が衝突し、
胃のムカムカ感や吐き気がでることになります。

摂食障害といえども・・
寒気症候群ととらえると・・鍼灸治療は
シンプルにツボの配置になります。

冷えが原因でいろいろな症状があっても
原因がカラダに覆った寒気であれば・・
一回の治療でも抜群の効果があります。

西洋医学と異なる視点から診る東洋医学の素晴らしさを実感しています。

摂食障害でお悩みの方
東洋医学のエネルギー論にもとづく
鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか?

東洋医学では風邪を外邪の一つとして外邪侵攻と呼び、
肺と大腸の病証として古くから診療の工夫がなされ
臨床が積み重ねられてきました。

西洋医学でも風邪に対する分析が進み、
原因のウイルスは現在では9種類有る事が分かり、
このウイルスの撃退方法に関して、
対処療法が主流に成っております。

現在でも外邪に対する治療法は定まっておらず、
抗生物質の脱多様化が、
徐々に広まっている事は確かだと言えるでしょう。

では風邪の対処方法と
その時に効果的なツボについて、
説明致します。


風邪をひいて困る時の対処方法
風邪はウイルスによる粘膜感染なので、
他人から移ります。

予防としてはマスク程度では意味は無く、
不用意に人混みに行かない、
こまめなうがい手洗いの励行、
室温と湿度の注意
過労と不摂生の注意
インフルエンザワクチンの予防接種

抵抗力向上の為のツボ療法
などが上げられます。


風邪をひいて困る時に使うツボ

風池(ふうち)
脳の神経と精神、
外邪侵攻の改善に良いとされる万能のツボ『風池』
古くから外邪を消し去り、
頭痛、風邪の諸症状、目眩、高血圧、眼疾患、
うつ病、難聴等の症状に使用致します。

合谷(ごうこく)
拇指と示指の間、付け根に有り、
中医学では悪寒、発熱、頸肩痛、頭痛、歯痛、咽頭痛、喉頭痛、眼精疲労等に
使用致します。

足三里(あしのさんり)
膝頭の下から指4本分下がった外側にある。
風邪の外邪が肺入った時の症状に使うツボの一つで、
胃腸障害、急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、腸炎、等

これらのツボに温灸(せんねん灸)で
3~5壮施灸していただくと
比較的早期に回復をみます。


風邪による吐き気のある場合

風邪で
嘔吐感があってトイレから出られない症状でも、
早めに軽減したいものです。

普段から胃腸の弱い人に多いのが、
吐き気を伴う風邪です。

咳や熱といった風邪の症状に加えて、
こみ上げてくる嘔吐感がひどく、
人によってはトイレから出られない程です。

古くから嘔吐を伴う風邪の症状に使われてきたツボが、
たくさんあります。

「曲沢」
吐き気を止める特効穴として使われ、
「内関」「足三里」
総合的な風邪の諸症状にも優れた効果を発揮します。

曲沢(きょくたく)
腕の内側で、
肘を曲げると出てくる腱の小指側に取ります。

風邪による吐き気、
急性胃腸炎による嘔吐と下痢、
心臓動悸や狭心症、
腕の痛み全般や震えにも効果的です。

内関(ないかん)
手首の内側で、
手首のしわから指3本分肘側の中央に取ります。

神経系と循環器系を司る「心包経」の経絡上にあり、
自律神経を調節し血流を活発にし、
また頭痛や嘔吐の特効穴でもあります。

足三里(あしさんり)
膝頭の下から指4本分下がった脛骨の外側、
陽明胃経の経絡上に取ります。

内臓全般を調節し、
悪寒、嘔吐、解熱、胃炎、下痢等に効く万能のツボで、
万病予防と健康増進の長寿のツボとして有名です。
指圧をしていただいても
自宅でせんねん灸を3~5壮据えていただいても結構です。

是非参考になさってください。

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

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夜中でも明け方でもお構い無しに来る
しつこい咳と絡みつく様な痰‥‥

咳のし過ぎで痛くなった胸と喉を癒やしたいものです。

このような場合
先ずは「膻中」で滞った気血の流れを良くしましょう。

このツボは、
しつこい咳や胸の痛みを癒やしてくれます。

次に「尺沢」は扁桃腺から喉の痛み、
こじらせた時の気管支炎、
更に胸の痛みを癒やしてくれます。

そして「豊隆」は中医学の書物に去痰の特効穴として特筆されております。

膻中(だんちゅう)

不安な時や安堵した時、
人が無意識の時に手を当てる場所です。

中丹田と言う重要な気の通り道とされ、
咳、喘息、胸痛全般、狭心症、肋間神経痛、乳腺炎に使われます。







尺沢(しゃくたく)


扁桃腺炎、胸痛、呼吸困難、喉の腫れと痛み、気管支炎、
咳、喘息、肺の諸症状に使われます。








豊隆(ほうりゅう)

下腿の前面やや外側にあり、
膝頭の下端から指7本分下に移動した場所に取ります。

古くから去痰の特効穴であり、
胃腸炎、神経衰弱、頭痛、等に使われます。


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