桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

タグ:めまい

内因性ウツ病

とかくストレスが溜まりやすくなって来ている現代社会においては、
うつ病などの精神神経系の疾患に知らず知らずのうちに罹っているパターンが非常に多くなってきています。

そこで当院では、鍼灸治神十法を使っての治療を行っております。

鍼灸治神十法とは、

百会・神庭・四神聡・本神・神門を使って
臨床症状に基づいて配穴する、全部で十種の治療法有り、故に治神十法といいます。

①不眠健忘には三陰交
②めまいには太衝
③頭痛には行間     
④心悸息切れには内関
⑤心煩易怒には四関穴
⑥遺精陽痿、月経痛には関元
⑦自汗寝汗には太淵・太渓
⑧食欲不振には中脘・足三里
⑨泣き笑い正常でない人には人中・少商・隠伯
⑩うつ状態には関元に灸を加える。

 針灸治神十法には陰陽、気血、臓腑などの
機能を調節する。

百会は頭頂に位置し、諸陽の会、鎮静安神の
作用をもつ
神庭は神のいるところ、百会と一緒にすると
鎮静安神の効果を増強する
本神は胆経の頭部穴、健脳益智の作用をもつ
四神聰は鎮静安神、健脳益智に用いる経験穴。

以上四穴には脳血流を増加する作用がある。
また神門は手少陰心経の原穴、心は血脉を主り、
神志を主る、これをとれば養血安神できる。

四つの神の字をもつ穴に百会を加え、
全体で安神健脳記憶増強の効果を奏した、
ゆえに治神の主穴とする。

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

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パニック発作時のツボ

パニック障害患者は、
日常生活にストレスを溜め込みやすい環境で、
暮らしていることが多とされています。

発作は満員電車などの人が混雑している閉鎖的な狭い空間で、
突然強いストレスを覚え、
動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と、
空間認知(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われます。

症状や度合は、
患者によって様々ですが軽度と重度症状があると言われます。

しかし軽・重度患者ともに、
発作が表れる時に感じる心理的(空間認知など)印象としては、
同じような傾向が見られ、

漠然とした不安と空間の圧迫感や動悸、
呼吸困難等でパニックに陥り、

「倒れて死ぬのではないか?」などの恐怖感を覚える人が少なくありません。

先に挙げた自律神経症状以外にも手足のしびれや痙攣、
吐き気、胸部圧迫のような息苦しさ等がありますが、
それ自体が生命身体に危険を及ぼすものではありません。


パニック発作時、
特に症状が重い時のツボと対処の仕方を、
お教えしたいと思います。

合谷、手の三里、労宮、内関、神門、膻中、天柱、肩井

のツボは、
気持ちがおかしくなり、
「ヤバイ、おかしい、何となく変だ!」と、
パニック発作の前兆や起き始めの時には、
これらのツボを自分で出来る場所なので、
強く押したり刺激したりすると、
ある程度症状を抑える事が出来ます。

しかし完全に発作状態に見舞われた時は、
これらのツボだけでは抑える事が出来ない場合があります。

特に酷い動悸、息切れ、冷や汗、過呼吸(過換気)、めまい等、
この様にパニック発作の症状が重い時、
以下に挙げるツボを併用すると、
症状の回復に役にたちます。

孔最、中府、天突、紫宮、中、
天柱、肩井、肩外兪、膏盲、志室、金門



孔最(こうさい)

孔最は前腕内側で手首と肘関節の3分の2の場所で、
肘より少し親指側の筋肉上に取ります。

肺経に属して呼吸器疾患や大腸疾患に効果があります。




 


中府(ちゅうふ)
手の太陰肺経(肺経の募穴)

鎖骨下のくぼみから指を下へ親指一本分の幅動かした所で、
少し押しただけで痛みを感じる部分に取ります。





 


天突、紫宮、壇中、

天突、紫宮、だん中、は、
息苦しさ、過呼吸(過換気)症の症状が、
顕著の時のパニック発作に効果があります。

パニック発作で、
息が吸えないほどの過呼吸状態の時、
中府、孔最、天突、紫宮、だん中、のツボを、
強く押しながら揉み解すと、
発作時の息苦しさから解放され

かなり効果があり良い結果が得られております。


天突(てんとつ)

左右の鎖骨の中間のくぼみの胸骨の上端のあたりに位置に取ります。

天突は喘息の特効穴で呼吸器疾患に使われます。






 


紫宮(しきゅう)

胸骨正中線上、第二肋骨間隙と同じ水平線にあり、
中央に取ります。

喘息、気管支炎、胸膜炎、肺結核等の呼吸器疾患に効き、
心臓疾患にも使われます。







 

壇中(だんちゅう)

胸骨の正中にして左右第4肋間の中央、
両乳頭の中央に取る。

ノイローゼ、気管支カタル、乳腺炎、および心臓疾患に使われます。





 

これらのツボに出来ればせんねん灸を3~5壮据えてみて下さい。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
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顎関節症は、往々にして
耳の痛み、耳閉感、難聴、めまい、
眼精疲労といった眼や耳の症状、頭痛や首、
肩のこり等の症状を伴っています。

これらの症状から原因を推察しますと
冷えと風邪の厥逆との合併症と考えられます。

風邪が風門から侵入し脾兪にまで侵入下降しますと
東洋医学でいいます厥逆いう病理反応が出やすくなります。

厥逆(けつぎゃく)というのは、
唾液など水分の代謝が逆行することで
口内炎などの主原因となりうる生理現象ですが、

顎関節症なども、厥逆の一種と考えられます。

いままでの治療では
冷えと風邪との合併症という考え方で治療してきましたが、


厥陰兪というツボ
厥逆を治すツボでもありますので
顎関節症もこの三つのポイント冷えと風邪と厥逆
で改善が得られました。


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めまいになると
急に目が回るようになってクラクラして
振り向いたりするとフワフワしたり

天井が回ってみえたり、物が揺れ動いて見えることは
ございませんか。


エネルギー的にみますと
頭部にのぼった気が停滞し
本来の場所・丹田(おへその下)に下降しないときに
生ずると考えられます。

その原因は、
腎の働きが停滞している人におきやすいです。

それと
頭部・・後頭部ですが、
ここにエネルギーの凝縮・緊張といってもよいのですが
気の停滞が生じますと

頭部にあるエネルギーが下降しなくなり頭部の中で
逃げ場の失った邪気が(マイナスエネルギー)居座ります。

このような方にめまい、耳鳴り、偏頭痛が生じやすくなります。

ですので
めまい、耳鳴り、偏頭痛などの症状を解消するには、
後頭部の気の停滞をほどくことが大切で

この停滞をほどく働きをするツボをつかいますと
めまいが解消されることが多いです。
このツボは、
肩にあります。

肩髃(けんぐう)というツボの5㍉ほど下にあって
押すと痛むところです。

肩峰の直下にある圧痛のあるところのツボです。

このツボの反応があるということは・・
冷えの風邪が足から侵入して
腹部、肺、後頚部、後頭部といき、
最後に集まる場所と考えられますので、


病邪の侵入経路上にあるツボ処理とあわせて
行いますと
即効的な効能がはっきされます。


又、高齢の方で、自然治癒力の弱っている方は
腎兪、関元兪、志室、痞根 という

自然治癒力をつよめるツボに多めのお灸をしますと
めまいの改善が早いです。

めまいで悩まれている方にお勧めのツボのご紹介でした。


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原因不明の不快な症状で困っている方、
いませんか?

寝つきが悪くなったり、 眠りが浅くなった。
動悸がする、顔がほてったり、のぼせたり、
暑くないのに汗をかく。
呼吸が浅くなったり、ノドにつまり感があって
食が通りにくい ・・・・

ちょっとしたことでイライラしたり、
時々わけもなく不安を感じてしまう。

これらの症状は、
精神不安から引き起こされた症状で、
交感神経と副交感神経の失調が、
原因と考えられます。

病院で検査しても異常は無く、
たいてい自律神経失調症と告げられます。

この症状に陥った方は、
大変つらいものです。

このような方を診ますと
たいてい冷えがベースになっていられる方が
多くみうけられます。

体に冷え(冷え症)がある方は、
自然治癒力が低下しておられます。

自律神経失調症というより
冷えの侵入症候群といったほうが
わかりやすいでしょうか。
治療方針も定まってきます。

大巨、期門といったお腹、胸部のツボを
ポイントとして・・
首と後頭骨の間に停滞して逃げ場を失った
邪気の処理をして・・
気の巡りを改善しますと・・・
落ち着いてきます。

治療のポイントとしては、
まず冷えを追い出す処置をします。
その後に

頭痛の場合
百会(ひゃくえ)
頭のちょうどてっぺんの真ん中にあるつぼ
天柱(てんちゅう)
後頭部の窪みの脇にあるつぼ。
風地(ふうち)
わき後頭部にあり、天柱の指1本分外側のつぼ。

胃もたれ、むかつき、吐き気がある場合
胃兪(いゆ)
第十二胸椎の突起間の高さで左右外方3センチのところにあるつぼ。

耳鳴り、肩凝りの場合
風地(ふうち)
後頭部にあり、天柱の指1本分外側のつぼ。
肩井(けんせい)
肩の中央にあるつぼ。
肩外兪(けんがいゆ)
肩甲骨の端にあるつぼ。

のぼせ、イライラの場合
合谷(ごうこく)
親指と人差し指を横に合わせてしわのできる先端にあるつぼ。
手の三里
ひじの曲がり目の所より親指に向かって二横指下にあるつぼ。

下痢、腹痛の場合
大腸兪(だいちようゆ)
ズボンのベルトがかかる骨の高さで、
腰の中央より少し離れた所にあるつぼ。
小腸兪
大腸兪より少し下にあるつぼ。

足の冷え、ほてりの場合
足の三里
ひざの下、むこうずねの外側にあるつぼ。
三陰交
うちくるぶしの3横指上にあるつぼ。




統合失調症 

統合失調症の方によく見られる妄想や幻覚
耳鳴り、めまい…それは頭のエネルギーが
加熱した結果起こります。

頭にエネルギーが溜まるのは、
身体の冷えから生じた熱が上昇して頭にバリアが張られていて抜け道がなくなっている状態です。

また、冷えから生じた熱や、
身体に溜まったエネルギーの排出口が詰まっているのも原因のひとつです。

その排出口のひとつに
壇中というツボがあります。

自分自身を愛せず、
受け入れられない人は、この壇中が詰まっています。


壇中が詰まると、
本来ハートから外に放たれるエネルギーが頭へ上り、
頭が熱でオーバーヒートしてしまいます。

その結果、妄想や幻覚といった症状が生じます。

自分の素直な感情だったり、
自己愛に満ちた気持ちであったり…その部分に葛藤があると
ハートも詰まりエネルギーも行き場を失ってしまうのです。

壇中穴へのアプローチで、
ハートからエネルギーを開放できるようになると、
頭に上昇する熱は抑えられます。

このような症状でお悩みの方がいれば是非ご相談下さい。

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※以下は病態から見た当症です。

1)発症のメカニズム
医学的には機能的な病気で機能失調と認識されており「検査をしても、
その症状を裏付ける所見が見出されず、或いは器質的病変が無いのに
様々な不定愁訴を訴える状態」と定義されています。

自律神経の均衡が崩れていくに従って、様々な臓器に影響が及ぶ事が
多い為、単一の症状のみならず、又、自律神経は全ての器官を制御して
いる事から、自律神経の働きが乱れて起こる当該症状は全身から精神、
循環器、呼吸器、消化器、皮膚、運動器系に至るまで、あらゆる部位に
複数の症状が現れたり症状が転々としたりする場合も有ります。
 


2)部位別症例

A)循環器系
強い外的刺激を受けると交感神経が緊張し、頻脈が起きたり高血圧傾向と
なったりします。若しくは副交感神経が交感神経
に上手く切替わらなく
なると、姿勢の変化や活動に血管の収縮反応がついて
いけず、眩暈や立ち
眩みを起こします。循環器系において自律神経の均衡が
崩れると、起立性
調節障害や心臓神経症、片偏頭痛(※詳しくは「頭痛」の
頁にて紹介)を
引き起こす場合が有ります。


B)精神・神経系
不安の強い状態や、気持ちが沈んで何事にも意味が見出せない様な抑鬱状態
も、多くは様々なストレスの積み重ねによって起こります。この様な症状は、
ストレスに対して情緒や睡眠中枢、自律神経中枢が過剰に反応し、一時的に
混乱に陥る為に起こると考えられます。

C) 内分泌系
自律神経失調症に罹る割合は男性より女性の方が圧倒的に多いと言われます。
要因として、女性ホルモン(エストロジェン)の分泌と関係していると考え
られ
ます。ホルモンの分泌を調節している中枢は、「視床下部」に有ります。
そこには自律神経の働きを制御している中枢が有り、互いに密接な繋がりを
持っています。ホルモン分泌のバランスが乱れると、その影響が自律神経の
中枢にまで及ぼし自律神経にも乱れが生じます。

D)免疫系 
ストレスは情緒や睡眠の中枢を介し、視床下部の内分泌と自律神経の中枢に
影響を与え、免疫系の働きを左右させます。精神的なストレスが大きくなく
ても、自律神経の均衡が崩れると、一般的には免疫系の働きが落ちますが、
逆の場合もあります。

E)呼吸器系
呼吸器は自律神経系、運動(体性)神経系の両方が関わりあい、無意識にも
意識的にも呼吸を行うことができます。しかしながら、睡眠中を始め、大半
の時間、呼吸をしていること等意識してい
ませんが、自律神経の働きにより、
血中の炭酸ガス濃度の増減により、呼吸が活発になったりため息をついたり
して、血中の酸素と炭酸ガスの濃度は常に一定範囲に保たれています。
ところが、当該症状に伴って引き起こされうる病には、過換気症候群、不眠
症が挙げられます。
 
F)消化器系
情緒変化は自律神経を介して消化器に影響します。緊張や不安等のストレス
に晒されると、自律神経のバランスが乱れ、腸神経系や生理活性物質の均衡
も乱れてくる事により、胃腸の粘膜の防御反応が低下したり腸の蠕動運動が
乱れたりし、神経性胃炎や緊張制便秘等の要因となります。

G)運動器系 
精神的ストレスが原因で、交感神経が過度に緊張することにより筋が収縮・
緊張し、同時に血管も収縮する為、硬結や痛みを引き起こしていきます。

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