桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

タグ:精神的ストレス


胃痛

逆流性食道炎

この病気の多くは、食道下部括約筋の異常が原因です。
この病気は、オッディ括約筋の不調による「或る種の胃の痛み」と同じで、

原因として精神的ストレスが大きく関係しています。

意識して動かすことができない平滑筋である括約筋の不調は、
精神的ストレスに起因するからです。

さてこの逆流性食道炎の治療には、膈兪というツボが有効です。

「横隔膜を治療するツボ」というほどの意味で、肩胛骨の
下縁を結んだ線上にある第七胸椎の両横2~3cmの所にあります。

東洋医学では、横隔膜は陰と陽の境を意味しています。

そして陰陽の調和を失うことを、現代医学的に言えば、ストレスとい
うことになります。

足の三里は、このツボは胃の症状の特効穴でもあります。
大半の胃痛を軽減させる力を持っています。

ところがこの所、足の三里の刺鍼で軽減しない胃痛を訴える患者
さんが続いています。

 こうした患者さんを腹診すると、共通して中脘(臍とミゾオチを結ん
だ線の真ん中)に圧痛が無く、中脘右横2㎝ほどにある関門
著明な圧痛がありました。

 そしてこの右関門は、オッディ括約筋 の反応部位なのです。

オッディ括約筋 というのは、胆管と膵管が十二指腸に開口する所
にあって、胆汁と膵液の流入を調節する働きをしています。

従って右関門に圧痛のある胃の症状は、オッディ括約筋 の機能
不全の為、胆汁と膵液の調節が上手くいかなくなり、引き起こされ
たものといえます。

この場合の特効穴が、太白穴です。
右足の太白一穴に、刺鍼とお灸を三壮据
えれば、右関門の圧痛が消失します。

これでオッディ括約筋の機能不全による
胃の痛みと不快感は、取り去ることができます。

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

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喉のつまり感(梅核気)

喉のつまり感は、現代医学ではヒステリー球・咽喉神経症・咽喉頭異常感症、
東洋医学では梅核気と呼ばれます。
ノドに梅の種が詰まったような感じがして、
水を飲んでもセキをしても消えません。

喉のつまり感の原因
喉の詰まり感の多くは自律神経失調症によって起こります。
 自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、
このうち副交感神経の過緊張が主な原因です。
自律神経が乱れる原因はストレスが最も大きいですが、
これにも精神的ストレスや肉体的ストレスなど様々な種類があります。

精神的ストレス
 周囲からのプレッシャー・不安・恐怖・挫折・怒りなど
肉体的ストレス
 病気・ケガ・睡眠不足・栄養不足・不規則な生活・身体疲労など
物理的ストレス
 温熱・寒冷・高気圧・低気圧など
環境的ストレス
 騒音・公害・災害・照明・空気汚染・細菌・ウィルス感染など

喉のつまり感の治療
自律神経の状態は、脈の乱れや筋緊張のアンバランスなど
身体の反応として現れます。 鍼灸師はこうした情報を察知して、
薬などを使わずに身体の外から自律神経を整えます。

また、喉のつまり感は東洋医学では古くから知られている症状です。
古い書籍にも治療法の記載があり、それらを元にして治療法を組み立てています。
東洋医学的な鍼灸治療を行っている鍼灸院なら
こうした治療を受けることが出来るでしょう。

梅核気の治療法
喉には任脈、腎経、肝経の経絡と深い関係があります。
1.天突・壇中・気海という体正面の正中線上にあるツボに刺鍼します。
気の巡りの改善に非常に効果があります。

2.腎経と肝経は喉に集約します。腎経では太谿、神蔵、彧中(いくちゅう)
兪府、肝経では太衝
などを用います。
痰がよくからむ方は、豊隆穴で痰濁を取り去ります。

3.背骨の間の圧痛、違和感を診ます。
これは鍼やお灸でしかできない箇所になります。

4.後頚部、背部、肩甲骨内縁の硬結、圧痛を診ます。
これらの箇所は異常感として自覚症状を強く感じているはずです。
鍼またお灸によりしっかり取り除くことが大切です。

この、体の背部への配慮は、東洋医学の良いところでもあります。

3~5回で自覚症状の改善が見られます。

また、経験的にこの梅核気は性格というか
ストレスを抱え込みやすい方に多い傾向があります。

したがって、一時的に良くなっていても
不安事・心配事が起こると
再発する傾向がありますので、
ストレスの対処や定期的なメンテナンスをお勧めします。



柴田鍼灸整骨院
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顔面神経麻痺に効果的な鍼灸治療

顔の半分に歪みが見られ、

目が閉じられない、口笛が吹けない状態です。


顔面神経麻痺について少し説明致します。

顔面神経とは、
「顔の筋肉を動かす」「味覚」「唾液や涙の分泌」に関係する神経です。

顔面神経の伝達にトラブルが発生すると、
顔面神経麻痺が生じます。


「顔が歪む」「眼を閉じる事ができない」
「口を閉じる事が出来なくなり、うがいをすると水がこぼれる」
などの、

外見に現れる症状が多く発生する為、
精神的ダメージも大きい病気です。


顔面神経麻痺は、
中枢性と末梢性に大きく分ける事ができます。


末梢性の顔面神経麻痺の中で、
最も多くみられるのがベル麻痺です。


ハッキリとした原因が判っておりませんが、

「血液の循環が悪い為に顔面神経の通り道に浮腫ができてしまい、
その浮腫が顔面神経を圧迫して起こる」と考えられています。

また「顔に冷たい風に当たった」「精神的ストレス」「肉体的疲労」が、
原因とも言われています。

問診をさせていただきますと、
仕事、家庭面での精神的ストレスも原因となっておられる方も多くおみえです。

病院の検査により、
「原因不明(ベル麻痺)」と医師に診断された場合は、
病院の治療(ステロイドの点滴)と並行して
鍼灸治療をお薦め致します。


「ベル麻痺」は鍼灸による治療効果の高い病気である一方で、
顔面神経麻痺に対する特効薬はなく、

「投薬で暫く様子をみる」のが基本的治療になるからです。


自然に治ることも多くありますが、
「回復に時間がかかる」「後遺症がでてしまう」方も多い疾患です。


「神経機能の回復を早める」、
「顔面神経麻痺の後遺症を避ける」事を期待して、

一度鍼灸治療をお試し下さい。


鍼治療で、
本治法を行い


曲池、 手三里、 合谷

足三里、 豊隆、 衝陽、

中脘、 水分、 天枢(左右)、 気海、

膏盲、 隔兪、 肝兪、 脾兪、 腎兪、 志室、

百会、 天柱、 風池、 肩井、

これらのツボを使って身体バランスを取る為、
鍼治療を行います。


また標治法(部分的症状を治す方法)として、


陽白(ようはく)
眉毛の中央の1寸上

太陽(たいよう)
眉の端と目尻の中間から外へ指1本のくぼみ
頭痛、眼精疲労、風邪、不眠症、記憶力増進

四白(しはく)
目の下一寸
眼疾患、上歯痛、蓄膿症、三叉神経痛、顔面神経麻痺

人中(じんちゅう)
鼻の下のみぞ、上から3分の1のところ

地倉(ちそう)

口角のかたわら4分

太陽(たいよう)

眉毛の末端と目尻を結んだ中点から耳に向けて1寸いったところ。
他に頭痛や不眠、記憶増進にも効く。

迎香(げいこう)

小鼻の両横、手の陽明大腸経。
鼻疾患や花粉症にも効果的なツボ。

下関(げかん)
頬骨弓中央、口を開けた時、くぼみができる所、足の陽明胃経。
他に、口内炎や三叉神経痛、虫歯の痛みなどにも効く。

承漿(しょうしょう)
下唇の下、中央の凹み
言語不能、顔面の病、三叉神経痛

地倉(ちそう)

口角の端から5分いった所、足の陽明胃経。

翳風(えいふう)
実際は、耳たぶに隠れているところで、
頭蓋骨のすぐ横の大きなくぼみ。

天柱(てんちゅう)

後頭部、盆の窪から指2本分、外側にいった所。
他に肩こりや首の疲れ、不眠などにも効く。

風池(ふうち)
天柱からやや上で指1本分外にいった所。
頭部の血行を良くし、頭痛やめまいの予防にも役立つ。


顔面神経麻痺は、
発症から早ければ早いほど治りも早くなります。


また“冷え”は禁物です。
これは外からの冷えはもちろん冷たい飲食物などで、
身体の中から冷やすこともよくありません。


顔面神経麻痺でお困りの方、

1度騙されたと思って、

鍼灸治療を試してみて下さい !!



柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

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