胃痛
逆流性食道炎
この病気の多くは、食道下部括約筋の異常が原因です。
この病気は、オッディ括約筋の不調による「或る種の胃の痛み」と同じで、
原因として精神的ストレスが大きく関係しています。
意識して動かすことができない平滑筋である括約筋の不調は、
精神的ストレスに起因するからです。
さてこの逆流性食道炎の治療には、膈兪というツボが有効です。
「横隔膜を治療するツボ」というほどの意味で、肩胛骨の
下縁を結んだ線上にある第七胸椎の両横2~3cmの所にあります。
東洋医学では、横隔膜は陰と陽の境を意味しています。
そして陰陽の調和を失うことを、現代医学的に言えば、ストレスとい
うことになります。
足の三里は、このツボは胃の症状の特効穴でもあります。
大半の胃痛を軽減させる力を持っています。
ところがこの所、足の三里の刺鍼で軽減しない胃痛を訴える患者
さんが続いています。
こうした患者さんを腹診すると、共通して中脘(臍とミゾオチを結ん
だ線の真ん中)に圧痛が無く、中脘の右横2㎝ほどにある関門に
著明な圧痛がありました。
そしてこの右関門は、オッディ括約筋 の反応部位なのです。
オッディ括約筋 というのは、胆管と膵管が十二指腸に開口する所
にあって、胆汁と膵液の流入を調節する働きをしています。
従って右関門に圧痛のある胃の症状は、オッディ括約筋 の機能
不全の為、胆汁と膵液の調節が上手くいかなくなり、引き起こされ
たものといえます。
この場合の特効穴が、太白穴です。
右足の太白一穴に、刺鍼とお灸を三壮据
えれば、右関門の圧痛が消失します。
これでオッディ括約筋の機能不全による
胃の痛みと不快感は、取り去ることができます。
柴田鍼灸整骨院
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