桑名柴田整骨院の日記

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タグ:腎虚

 
痙性斜頸(けいせいしゃけい)の原因と鍼灸治療

痙性斜頸(けいせいしゃけい)とは、
読んで字のことく・・首が傾く症状で
どちらかの首の筋肉が硬直して
反対側の筋肉が弛緩していることから
起こります。

筋肉としては
胸鎖乳突筋、僧帽筋、板状筋などが異常緊張している状態ですね。

自然に首が傾くといった症状を起こすタイプと
震えるが止まらないタイプがあります。

震えるが止まらないタイプの方は
東洋医学では、腎積と肝実の方がおおいです。

日々の仕事でお疲れなのに、休養も取らずに頑張って働き・・
気がつけばストレスが溜まっているのに
気がついてはいるものの
どのように発散していいのか分からず

又黙々と仕事を続けて心身ともにお疲れになっておられる方のことを
東洋医学では腎虚と言います。

腎のはたらきが弱まっているのに
肝がつよく働いていて(ストレスによる)エネルギーバランスを崩している。

首や肩が緊張しているこのような症状をとるツボは、

血海、滑肉門、関元兪、肝積のツボをつかいます。


東洋医学的に解説しますと
胆経というエネルギー通路が実しているようです。

観察していますと
どうも頭内に熱気が停滞して

下腹部に冷えがあります。

下腹部の冷えと頭内の熱気とはとても関連性が高く
さまざまな症状を起こさせますが
痙性斜頸(けいせいしゃけい)もこの一種と考えられます。


なぜ頭内に熱気が停滞するのか?
と考えますと・・

思考領域に問題があって
日常生活の考え方の習慣にパターンがあるようです。

思考の執着とでもいえるでしょうか?

いつも気遣いしている。
常に考えている状態・・
悩みを抱えているとか・・
女性の場合ですと・・・
甘えることができない人・・などです。

甘えることというのはとても大切で・・
気持ちをリラックスさせる特効薬の働きもしますね。

どのようにして
癒しのプロセスにはいるのかといいますと
鍼灸治療的には

ポイントとしては

首や肩が緊張しているこのような症状をとるツボは、

血海、滑肉門、関元兪、肝積、腎積のツボをつかいます。


下腹部の冷え取りと
頭内の熱気処理です。

冷え取りのツボ的では
中極を中心として左右の外側のツボを使用し

頭内の熱気処理では
手の三里をポイントとします。

そして
カウンセリングも重要な要素となりますので
患者さんとじっくりお話しすることも大切です。

このようにしますと
患者さんの気持ちもリラックスして
首の痙性も正常化して
癒しのプロセスが進みます。

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

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「腎」が弱っている「腎虚」とは

中医学では、「腎」とは生命力、活力の源です。

「腎」には、人の成長や発育を促進したり、
性行為、妊娠、出産などの生殖機能や、
若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる物質である
「精(せい)」が蓄えられています。

「腎」の「精」が十分にあれば、女性の月経・妊娠、出産、授乳は
正常に機能します。もし腎精が不足すれば、「腎虚(じんきょ)」という状態になり、
不妊や閉経などの原因となります。

「腎虚」は簡単に言えば「老化」のことです。
最近は男女問わず、若くても腎虚の方が多くみられます。


● 腎虚の舌 
 いろいろなパターンがあるが、全体的に色が良くなく、
裂け目や乾燥がみられ、若若しさがない。

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そして腎虚タイプには、冷えるタイプ、ほてるタイプ の方がいます。
それぞれ陰虚タイプ、陽虚タイプも合わせて参考にして下さい。

  冷えるタイプの方は⇒陽虚タイプの養生法


  ほてるタイプの方は⇒陰虚タイプの養生法



出やすい不調とトラブル
腎虚の女性

「腎虚」とは簡単に言うと「老化」のことで、
その症状は、頭・耳・下半身に現れやすいといいます。

  ・物忘れがおおい
  ・抜毛、白髪がふえた
  ・聴力低下、耳鳴り、めまい
  ・足腰がだるい、腰痛
  ・頻尿、または尿が出づらい

また、生殖機能のおとろえが見られます。
     ・不妊
     ・精力減退
     ・早産、流産しやすい
     ・先天的(初潮が遅い、無排卵性月経、無月経など)

大病や手術の後や、長期にわたって排卵誘発剤など
ホルモン治療を行っていた方にも、腎虚タイプが多いです。

おすすめの食事
腎虚のおすすめの食材


●「腎」を強くする食材は
黒いもの、ねばるものクルミ、黒ごま、黒豆、黒きくらげ、
ひじき、山芋、ナマコ、なめこ、オクラ、そら豆、木の実、古代米などです。

よく噛んで食材そのものの味を堪能して食べることが老化防止の秘訣です。
また、少量の酒は、血流をよくし痴呆を防ぐと言われます。

骨とすじが肌つやを生む
みずみずしくハリのある肌やつやつやの髪を保つためにも、
牛すじや鶏手羽先、ふかひれ、豚の耳、豚足などをことこと煮込んで
エキスを抽出したスープはコラーゲンたっぷりで美容には欠かせないものです。

また、オリーブ油やごま油などの植物油や、ココナッツミルク、
杏仁、ナッツ類にも肌を潤す作用があります。

● 冷えるタイプ、ほてるタイプ
、それぞれのおすすめ食材をとりいれて
腎虚タイプには、冷えるタイプ、ほてるタイプ の方がいますので、
ご自分に合った食材&養生法を参考にすると良いでしょう。


ツボ

 関元(かんげん)
おへそから指4本分下。

体を温める原動力を高め、代謝をよくするほか、
生殖機能を整える作用もあります。

強く押さずに、手の平や指全体でマッサージしたり、
冷えるタイプの人はカイロで温めるのも◎。
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   湧泉(ゆうせん)
足の指を曲げたとき、足の裏にできるくぼみにあるツボ。

生命エネルギーの源である「腎」の機能を強化します。
下半身のだるさを取り、体全体をエネルギッシュにする作用があります。
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両手親指をかさねて、気持ちいいと感じる程度の力で押します。
かかととアキレス腱をよくつまんでもみほぐし、最後に足首をぐるぐると回します。



生活アドバイス

● 婦人科のトラブルに注意
ホルモンバランスを整えるためには、まず不調の陰に婦人病や
生活習慣病などが隠れていないかどうか、チェックすることが大切です。
また、性生活の回数が多すぎるのも、「腎」の機能を低下させ、
ホルモンバランスをくずすもの。

「精」や「気血」を消耗し、老化を早めてしまいます。
特に、性欲が落ちたと感じている場合、無理は禁物です。
粗食になりすぎないように

食事は粗食になりすぎないように
若い頃と比べて食の好みが変わることもあり、
さっぱりしたものや簡単なものを選びがちですが、
粗食にしすぎないことがポイント。

「腎」を養う作用がある黒豆や黒ごまなど黒色の食材、
山いもやオクラなど粘りのあるものは積極的に食べて。
夕食に取り入れるのが効果的です。

みずみずしくハリのある肌やつやつやの髪を保つためにも、
骨やすじ、ナッツ類、植物油などもバランスよく食べましょう。


マッサージで下半身の血行をよくしながら、「腎」を補う
腎虚タイプの場合、翌日に疲れが残るほどの激しい運動は
かえって「腎」を消耗する可能性があります。
自分の体力に合わせたエクササイズを選ぶことが大切です。

「腎」の衰えは、下半身に現れます。
今までと同じように歩いているのに、足が妙に疲れると感じるようなら、
上のツボ(湧泉)とかかとを中心に、足裏マッサージを。

また、下半身全体の血行をよくして、脂肪を燃焼させやすくする
マッサージもおすすめです。

           マッサージ
    お風呂につかりながら、足の裏をそろえる形で座り、
    手の親指のつけ根をおへその下の「関元」にあてる。
              ↓

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    手のひらをおなかに密着させたまま、時計回りに
    ゆっくりと4〜5回マッサージする。
    おなかの脂肪を少し上に持ち上げるようにすると効果的。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
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