桑名柴田整骨院の日記

三重県桑名市にある柴田整骨院のホームページの補足としてご活用下さいませ

タグ:風邪

東洋医学では風邪を外邪の一つとして外邪侵攻と呼び、
肺と大腸の病証として古くから診療の工夫がなされ
臨床が積み重ねられてきました。

西洋医学でも風邪に対する分析が進み、
原因のウイルスは現在では9種類有る事が分かり、
このウイルスの撃退方法に関して、
対処療法が主流に成っております。

現在でも外邪に対する治療法は定まっておらず、
抗生物質の脱多様化が、
徐々に広まっている事は確かだと言えるでしょう。

では風邪の対処方法と
その時に効果的なツボについて、
説明致します。


風邪をひいて困る時の対処方法
風邪はウイルスによる粘膜感染なので、
他人から移ります。

予防としてはマスク程度では意味は無く、
不用意に人混みに行かない、
こまめなうがい手洗いの励行、
室温と湿度の注意
過労と不摂生の注意
インフルエンザワクチンの予防接種

抵抗力向上の為のツボ療法
などが上げられます。


風邪をひいて困る時に使うツボ

風池(ふうち)
脳の神経と精神、
外邪侵攻の改善に良いとされる万能のツボ『風池』
古くから外邪を消し去り、
頭痛、風邪の諸症状、目眩、高血圧、眼疾患、
うつ病、難聴等の症状に使用致します。

合谷(ごうこく)
拇指と示指の間、付け根に有り、
中医学では悪寒、発熱、頸肩痛、頭痛、歯痛、咽頭痛、喉頭痛、眼精疲労等に
使用致します。

足三里(あしのさんり)
膝頭の下から指4本分下がった外側にある。
風邪の外邪が肺入った時の症状に使うツボの一つで、
胃腸障害、急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、腸炎、等

これらのツボに温灸(せんねん灸)で
3~5壮施灸していただくと
比較的早期に回復をみます。


風邪による吐き気のある場合

風邪で
嘔吐感があってトイレから出られない症状でも、
早めに軽減したいものです。

普段から胃腸の弱い人に多いのが、
吐き気を伴う風邪です。

咳や熱といった風邪の症状に加えて、
こみ上げてくる嘔吐感がひどく、
人によってはトイレから出られない程です。

古くから嘔吐を伴う風邪の症状に使われてきたツボが、
たくさんあります。

「曲沢」
吐き気を止める特効穴として使われ、
「内関」「足三里」
総合的な風邪の諸症状にも優れた効果を発揮します。

曲沢(きょくたく)
腕の内側で、
肘を曲げると出てくる腱の小指側に取ります。

風邪による吐き気、
急性胃腸炎による嘔吐と下痢、
心臓動悸や狭心症、
腕の痛み全般や震えにも効果的です。

内関(ないかん)
手首の内側で、
手首のしわから指3本分肘側の中央に取ります。

神経系と循環器系を司る「心包経」の経絡上にあり、
自律神経を調節し血流を活発にし、
また頭痛や嘔吐の特効穴でもあります。

足三里(あしさんり)
膝頭の下から指4本分下がった脛骨の外側、
陽明胃経の経絡上に取ります。

内臓全般を調節し、
悪寒、嘔吐、解熱、胃炎、下痢等に効く万能のツボで、
万病予防と健康増進の長寿のツボとして有名です。
指圧をしていただいても
自宅でせんねん灸を3~5壮据えていただいても結構です。

是非参考になさってください。

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る

めまいになると
急に目が回るようになってクラクラして
振り向いたりするとフワフワしたり

天井が回ってみえたり、物が揺れ動いて見えることは
ございませんか。


エネルギー的にみますと
頭部にのぼった気が停滞し
本来の場所・丹田(おへその下)に下降しないときに
生ずると考えられます。

その原因は、
腎の働きが停滞している人におきやすいです。

それと
頭部・・後頭部ですが、
ここにエネルギーの凝縮・緊張といってもよいのですが
気の停滞が生じますと

頭部にあるエネルギーが下降しなくなり頭部の中で
逃げ場の失った邪気が(マイナスエネルギー)居座ります。

このような方にめまい、耳鳴り、偏頭痛が生じやすくなります。

ですので
めまい、耳鳴り、偏頭痛などの症状を解消するには、
後頭部の気の停滞をほどくことが大切で

この停滞をほどく働きをするツボをつかいますと
めまいが解消されることが多いです。
このツボは、
肩にあります。

肩髃(けんぐう)というツボの5㍉ほど下にあって
押すと痛むところです。

肩峰の直下にある圧痛のあるところのツボです。

このツボの反応があるということは・・
冷えの風邪が足から侵入して
腹部、肺、後頚部、後頭部といき、
最後に集まる場所と考えられますので、


病邪の侵入経路上にあるツボ処理とあわせて
行いますと
即効的な効能がはっきされます。


又、高齢の方で、自然治癒力の弱っている方は
腎兪、関元兪、志室、痞根 という

自然治癒力をつよめるツボに多めのお灸をしますと
めまいの改善が早いです。

めまいで悩まれている方にお勧めのツボのご紹介でした。


柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る

自然治癒力とは何か?

私は、気のながれ、エネルギーの流れ、
そのものの中にあるというのが、実感であり、
私の見解でもあります。

西洋医学でも東洋医学でも、病を治すプロセスは、
この根本の自然治癒力の影響であることは確かで、
この自然治癒力を最大限に応用しているのは、
東洋医学の方がすぐれていると私は思います。

「病は気から」という言葉がありますが、
その意味は、気の流れが滞るために
病が発生するのだということですが、

反対に健康を回復させるためには、
気を正しく、めぐらせれば、
本来の状態にもどり、病は癒されるということであります。

気の流れを良くする
めぐりをよくする医療道具として、
鍼灸はとてもすぐれた医療道具です。

あらためてこの素晴らしい効能、効力を
見つめなおす時期が来ているように実感しております。

虚証と実証の違い

東洋医学では病気の捉え方が独特です。
それが、虚証と実証です。

虚証とは、体の免疫力が弱くなり、
弱い病原菌(病邪)に
体が負けてしまう事を指します。

この状態は、自分の体の疲れや、睡眠不足などで起こりやすく
自分の体調を回復してあげれば、良い訳です。

もう一つは実証です。

この状態は、自分の体は元気なのに、病原菌の方が
強力で病邪にかかってしまうという事をさします。

こうなると、体の回復能力を高めてあげなければいけない!
という判断ができます。

この様に虚証・実証という「自分の体が原因か?」
それとも
「自分の体が原因ではなく、なにか違うものが体に作用する」
という事を判断する為の方法だと言えます

西洋医学に例えるならば、
虚証の場合は栄養剤と栄養のある食べ物で静養する。

実証ならば、抗生物質を飲んで病原菌そのものを叩く!
という感じになります。


外因とは?

東洋医学の考え方の一つに外因という考え方があります。
 外因は体に外から病邪がくると言う考え方で、
まさに実証そのものです。

 この外因を細分化すると7個に分類ができます。

 「風・火・暑・湿・燥・寒」です。

 これらは季節や環境に大きく関係していて
六邪とも呼ばれています。

 症状を見てみるとよく似ているケースが多いですが、
症状と言うよりもその原因が何なのか?
という事を表した方法と言えます。

 東洋医学的に見ると現代の人達の悩みが、いかに環境や
季節に関係しているかがわかると思います。


 春の風邪(風邪)

春風邪で例えると「風邪」です。

 風邪と書いて(フウジャ)と読み
東洋医学で一番知られている言葉の一つです。

 風の漢字がついている由来は、この邪気は
フワフワ浮いて入るという性質があると
考えられている由縁です。

 その為上半身に症状が出ると考えられています。

 めまいや頭痛、鼻詰まりなどです。

 現代的に考えると「花粉症」などもあてはまります。

 春になると気候はだんだん暖かくなり、着る物や布団など薄手になります。
 そんな時に罹りやすい病気と考えられています。


梅雨に起こる邪気「湿邪」

梅雨などに起こる邪気を「湿邪」と言います。

 ジメジメした環境が体のバランスを崩すと考えられています。

 湿気が多い為に体の気血の詰まりが起こると考えられています。

 内臓などの機能低下が見られますので、
便秘などの症状になりやすいとされています。

 現代的な症状だとむくみなどが挙げられます。

 むくみはリンパ液の流れが悪くなると出てしまう事から
「湿」の時期や冬時期に多いとされています。


夏の風邪とされている暑邪と火邪

夏に起きる病気の種類は二つあります。

暑邪と火邪です。

この考えはよく似ていて、
夏に引く風邪は燃える様に暑い
と言う意味からこのような名前がつ いています。

高熱が出て汗をかく症状が出ると考えられています。

火邪に限っては精神的な事も絡んできていて、
夜眠れない不眠症などが当てはまります。

考えて見ると夏に寝ると「寝苦しい」という事は今では当たり前ですが、
体調が整っている人はクーラーなどは入れずに寝る事ができます。

いかに現代が便利にな り、
体本来の気の流れが崩れているかがわかると思います。


秋の風燥邪

秋の邪種は燥邪です。

乾燥が原因で起きるとされていて、
特徴は肺に症状が出やすいです。

咳などがそれに当たります。

水分が乾いてなくなる事から、
肌の乾燥などもその一つとされています

柴田鍼灸整骨院
〒511−0042 桑名市柳原181
TEL 0594-21-5335

休診日 木曜午後・土曜午後
       日 曜 ・ 祝 日

診療時間
AM8:30〜12:00(午前)
PM3:00〜 7:00(午後)

ホームページへ戻る

このページのトップヘ