10月29日(土)に、コミュニティ・ホールにおいて「地域連携から地域内統合へ」〜住み続けられる、住み続けたい地域に!まちづくりへの積極的参画〜 をテーマに「第20回 医療法人 天心堂 研究発表会」を開催しました。今年も院内開催で職員のみの発表となりました。
 今回は、医療と介護のセッションで各部署より13演題が発表され、最優秀発表には、「集団起立訓練は日常生活動作能力と精神面の双方に好影響を与える」(リハビリ部)が選ばれました。

【開会の挨拶】 理事長:志田 知之
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セッション1:医療                        
1-1「集団起立訓練は日常生活動作能力と精神面の双方に好影響を与える」
  (リハビリ部 立花 浩亮)


(発表内容)
2019年より実施している集団起立訓練において、2020年10月からの1年間に回復期リハビリテーション病棟に入院した125名を対象に、集団起立訓練参加群と不参加群に分け、身体機能面と認知面へ及ぼす影響について調査した。
 
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1-2 「積極的栄養量調整によるSMIとBMIへの影響調査」(発表者:栄養部 立花 明子) 

(発表内容)
2021年度より回復期リハビリテーション病棟への管理栄養士配置を1名に、2022年度より2名に増員し、病棟スタッフとの協働でNST回診の実施、集団起立訓練後のパワーゼリーの提供、栄養補助食品やパワーライス等での栄養付加などの取り組みを積極的に行ってきた。管理栄養士の病棟配置で早期に栄養量の調整を行うことにより、入退院時を比較しSMI(骨格筋指数)、BMI(体格指数)の改善について検証。 

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1-3 「多職種連携 による在宅生活支援について 〜困難事例に学ぶ〜
 (発表者:地域医療連携室 原田 明美)


(発表内容)
鹿島市の高齢者総数の14%が単身世帯が占めており、高齢者が抱える高い基礎疾患保有率、通院の困難さ、生活意欲の低下や金銭問題、孤独死(独居の場合)などがあげられる。 事例に基づいた入退院を繰り返す患者の在宅生活支援についての報告。

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1-4 「生活習慣予防健診受検者における喫煙と健康被害に関する調査 (発表者:外来 宮﨑 貴子) 

(発表内容)
年間約1,500件程度実施している生活習慣病予防健診の中で、喫煙歴、年齢・性別・BMI・メタボリックシンドローム判定等の基礎データ、生活習慣病の指導区分、胸部X線初見・胃部初見・便潜血・血液検査の指導区分についての統計処理を行い、喫煙が及ぼす健康被害について調査した。

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1-5 「当法人におけるLINEの活用について」 (発表者:コンシェルジュ室 田中 智子) 

(発表内容)
2020年8月に開設した法人のLINE公式アカウントの活用について、配信内容やともだち登録の推進方法、 LINEで知りたい情報についてのアンケート調査の結果や導入後の変化についてと今後の課題。

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1-6 「ICTを用いた当院発熱外来の取り組み」 (発表者:外来 小池 美枝)

(発表内容)
2020年3月より開始した発熱外来において、発熱患者との接触を低減させつつ、多忙な業務量を低減させる目的で、抗原検査・PCR 検査の電子リスト化、それと紐づいた検査キットの在庫管理、検査結果確認の仕組みなど、ICTを用いて行った業務改善について。 

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セッション2:介護
2-1 認知症利用者に対するデュアルタスクトレーニングの効果検証 
(発表者:さざんか 井上 しのぶ) 


(発表内容)
小規模デイサービスさざんかにおいて、「利用者の生活機能向上」にむけた取り組みとして、認知機能の維持・向上に効果があるとされる「デュアルタスクトレーニング」※  を取り入れ、認知機能、認知症周辺症状、家族の介護負担にどのように影響するのかを検証。 

※複数の動作を組み合わせることで運動機能と思考機能の両方路刺激するトレーニング。例として、「ウォーキングしながら3の倍数の時に手を叩く」「足踏みしながら歌を歌う」など。 


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2-2 自然災害対応についてケアマネジャーとしてできること
      〜避難情報の地域内統合に向けた取り組み〜 (発表者:居宅介護支援事業所 香月 未奈美)


(発表内容)
感染症や自然災害が発生した場合でも必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、全ての介護サービス事業者を対象に、事業継続に向けた計画等の策定、研修・訓練の実施が義務付けられている。それを踏まえ、鹿島市の避難所について調査し、今後必要な手順についての洗い出しを実施した。

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2-3 認知症の人と共に生きる 〜より良いGHを目指して〜 (発表者:さくら荘 馬場沙織)

(発表内容)
介護の経験が全くなく、認知症ケアに関する知識・技術が不十分なまま現場の認知症ケアに関わることもあり、入居者・職員双方のストレスとなっている。正しい認知症ケアの知識、技術を習得することでケアの質向上を図るため、認知症に対するアンケート調査、認知症の症状に関する研修会の実施、研修の前後での主観的理解度の数値、入居者のDBD(認知症行動障害尺度)を比較した。

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2-4 その人らしさを大切にした花水木での取り組み 〜大人の学校 時間割表を作ろう〜
 (発表者:花水木 角 真知子)


(発表内容)
以前と比較しADL(日常生活動作)や認知機能が低下した利用者が増えたことにより、集団レクリエーションの実施が困難になってきたり、個別活動においてもパターン化した活動を繰り返している傾向にあるため、一人一人の意欲的な活動につながるような個別時間割表サービスを始めた。活動開始前後の利用者の過ごし方を比較した。

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2-5 「当法人介護保険関連施設従事者を対象とした介護倫理に関する研究
 (発表者:きんもくせい 光吉 梨沙)


(発表内容)
介護保険従事者の資格の有無に関わらず、介護保険サービスの利用料は同額のものがある。一方でスキルや知識の差はサービスそのものの差として発生する可能性がある。改めて施設職員の介護倫理を見直す機会として行った介護倫理に関するアンケート調査の結果と今後の課題について。

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2-6 「これからの小規模多機能ホームくすの木のサービス提供のあり方 〜開設から15年を迎えて〜
 (発表者:くすの木 今田 昇太)


(発表内容)
2007年10月に開設、今年で15年を迎えた。開設から現時点までのサービス提供形態にどのような変化があったのか、(平均登録者数・平均介護度、通所・宿泊・訪問サービスの利用者数、平均利用継続日数、契約者数、契約の際の紹介元・紹介先)と地域・法人でどの様な役割を担っているかについて分析した。

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2-7 「人生の最終段階の支援 〜ケアマネジャーの想い〜」(発表者:居宅介護支援事業所 片渕 順子)

(発表内容)
ケアマネジャーとして、高齢者ができる限り住み慣れた地域・自宅で最期まで自分らしい暮らしを続けられるように支援していくためには、人生の最終段階における支援は避けて通れない。各ケアマネジャーにアンケート調査を実施、支援を行うにあたっての課題・問題点の分析と今後の支援方法について検討した。

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【質疑応答】
 各取り組みに対する質疑応答も活発に行われました。

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【総評】 副院長:大石 浩隆
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【最優秀発表】リハビリ部
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