2012年03月

第22回ビルメンフェア 横浜

                       <第22回ビルメンフェア 横浜△梁海>
テナントカンパニーテナントカンパニー
http://www.ipros.jp/company/detail/125958/
1870年創業で世界的に展開している業務用の床面洗浄機メーカー。駅構内の床の洗浄など広面積用の洗浄機を主に製造・販売している。

スマート螢好沺璽
http://www.smart-osaka.com/item/index.html
本社が大阪の洗浄剤メーカー。今回トイレの尿石除去剤に硝酸を使用した商品‘SMART アシッド’は注目商品です。

蔵王産業蔵王産業
http://www.zaohnet.co.jp/ichioshi/ichioshitoppage.html
業務用床面洗浄機、高圧スチーム、環境製品などを製造する洗浄機材メーカー。


ダイカ商事螢瀬ぅ商事
毎年このビルメンフェアでは床用ワックス剤を紹介しているメーカー。





ペンギンペンギンワックス
http://www.penguinwax.co.jp/product/prdt_cm.html
社名に‘ワックス’とあるだけあり、ワックスにはかなりの定評があります。このペンギンワックス社の‘ビッグステップ’というワックスの光沢は抜群です。
               
            <第22回ビルメンフェア 横浜い紡海>

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第22回 ビルメンフェア 横浜

                         <第22回 ビルメンフェア 横浜,梁海>
ディバーシーディバーシー
http://www.diversey.co.jp/product/building.html
旧ジョンソン蝓洗浄剤メーカーの代表格。一番の売りは床面用WAXゆえなのか去年に引き続き床面用機材のプレゼンをしていました。

アマノアマノ
http://www.amano.co.jp/products/clean_system.html
床用集塵機、洗浄機をメインに製造、販売しているメーカー。広面積における床面の洗浄機として主に製造、販売していて業務用商品が多いです。

ユーホーニイタカ螢罅璽曄璽縫ぅ織
http://www.yuhoniitaka.co.jp/
酸性、中性、アルカリ性の全てにおいて洗浄剤があるバス用洗浄剤のバスクリーナーに定評があります。



クリーンテック螢リーンテック
http://www.cleantec.co.jp/product/
ディバーシー蝓糞譽献腑鵐愁鵝砲隆慙会社。今回はトイレの消臭剤を紹介。納豆菌、乳酸菌などを使ったバイオ消臭剤をプレゼンしていた。

リンレイ螢螢鵐譽
http://www.rinrei.co.jp/pro_care/category/cleaner.html
床用洗浄剤、WAX剤をメインに製造、販売しているメーカー。高光沢のワックス剤‘グランドプレステージ’の光沢度は圧巻です。

                         <第22回ビルメンフェア 横浜に続く>

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第22回ビルメンフェア横浜

ビメンフェア

去る2月8日、シダーズは毎年この時期に行われている‘ビルメンフェア 横浜’に行ってきました。この催しは毎年2月に横浜で行われる清掃業者を対象に清掃時に使われる洗浄剤や清掃機材の展示会になります。この催しで各洗浄剤メーカーや機材メーカーが一押し商品や新商品を我々シダーズなどの清掃業者やビルメンテナンス業者に説明、営業をするものです。その‘第22回 ビルメンフェア 横浜’について今回は記したいと思います。ちなみに2月に行われたこのビルメンフェアを今月3月しかもこの中旬過ぎになってなぜ今さら記すかというと前回までの<特別企画 シダーズ短編小説>を記すのに時間がかかり過ぎてしまったからです。あしからず・・・・('A`|||)。

まずこの‘ビルメンフェア’に参加した企業を以下紹介します。

アムテック螢▲爛謄奪 
http://www.ameni-tec.co.jp/
トイレ用洗浄剤や医療機関などで使用する感染予防を意識した洗浄剤などを販売する洗浄剤メーカー。今回はトイレ用洗浄剤として‘中性のバイオ除菌消臭クリーナー’のプレゼンを展開した。

ケルヒャーケルヒャージャパン 
http://www.karcher.co.jp/jp/Home.htm
床面洗浄機、掃除機、業務及び家庭用スチーム機の製造・販売メーカー。今回も床面の洗浄機をメインにプレゼンを展開した。

和光商事和光商事
http://wako.shop-pro.jp/
ジョンソンディバーシーやリンレイの販売特約店。横浜と厚木に2店舗お店を構えていてシダーズも以前、厚木店の方はよく利用させてもらった。


コニシコニシ
http://www.bond.co.jp/bond/business/wax/index.php
床用WAX剤、ハクリ剤など製造、販売しているメーカー。あのボンドで有名なコニシ蝓このコニシのWAX剤、‘タイムカット’は名のごとく速乾性があり、光沢度も優れている。

横浜油脂横浜油脂工業
http://www.yof-linda.co.jp/products/bm/floor/index.html
最近、フィルターつけ置き用容器、エアコン用コート剤など次々と新商品を製造・販売している。今後の商品開発が期待できるメーカー。
    
            (第22回 ビルメンフェア 横浜△紡海)

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特別企画 シダーズ短編小説(31)

              <特別企画 シダーズ短編小説(30)の続き>
そんな事で武はこの‘この国のけじめ’を読み始めた。しばらく読んでいると武は思い立った。何を思い立ったかと言うと今回のこの福島県いわき市の旅の事を小説にして残そう、と思った。それは武はこの‘この国のけじめ’を読んでいて280ページからなるこの本の200ページ目を過ぎたくらいの所にこの本の著者、藤原正彦
さんのお父さんについて触れている箇所があった。そのお父さんは作家だったらしいのだがそのお父さんに藤原正彦氏が若いとき、イギリスに3年ほど向こうの大学教授として行って日本に帰ってきた時に「正彦、せっかくイギリスに行って来たんだから向こうで得た事を忘れないうちに論文にしたらどうだ」と言われた。その理由は正彦氏のお父さんがその論文を題材にして小説を書きたかったから、と記してあった(このくだりの背景を詳しく知りたい方は‘この国のけじめ’の本にてご確認頂ければ幸いです)。武はこの一文を読んで‘作家が小説を書き始める時って意外と軽いノリなんだな’と、思った。だから武も難しく考えずこの旅行の事を小説にしてしまえばいい、と思ったのだ。

そんな事でPM3:00に出発したSPAリゾートハワイアンズの送迎バスが渋滞で遅れてPM7:30に東京駅に着く頃には、武は‘この国のけじめ’を読み終える事が出来た。そして1月5日から3月13日にわたり自身のブログに全30話として書き終えた。書き終えて自分でも「だいぶ時間オーバーしてしまったな」と思った。ただ、この震災で被害を受けた福島県いわき市の事を、低収入労働者であまり被災地への募金が出来ない武は替わりに小説にして首都圏の人に少しでも知らせる事が出来た事に満足していた今日この頃だった(⌒∇⌒)。

           <特別企画 シダーズ短編小説 終わり>

                                      あとがき

お久しぶりです。シダーズです。今回2012年になってから1月5日から3月13日において全30回にわたり<特別企画 シダーズ短編小説>と題して小説(といえるのか('A`|||))を書かせて頂きました。察した方もいらっしゃるとは思いますがこの小説の主人公、武は私、シダーズ自身でございます。また、ほとんどの部分においてノンフィクション(事実)でありますが、小説の進行上若干の創作があります。ノンフィクション部分95%:フィクション部分5%、といったところでしょうか。加えて小説の中で武が1泊目に泊まった旅館‘滋楽苑’は‘喜楽苑’といって実際に福島県いわき市の白鳥山温泉の旅館として実存している旅館でございます。今回なぜシダーズがこの旅行の事を記させて頂いたかと申しますとこの喜楽苑の旦那さんやシダーズが乗ったタクシーの運転手さん5人の方から聞いた現地の生の被災地の情報を聞いているうちに、‘これは非常に貴重な情報で知っておくべきだ’と思ったからです。東日本大震災が起り、日本の社会全体が震災以前とは雰囲気が変わったような気がするのはシダーズも含め多くの方が感じているところだと思います。ただ、そうだからといって落ち込んだり、不安に陥っていても仕方がなく、やはりこういう時にこそ逆に事実と向き合い、実際に起っている事を把握するしかない、と思い、福島県いわき市に行ってきました。拙い文章でお読み苦しかったかと思いますが多くの方に読んで頂き、感謝しているところでございます。最後に、このシダーズ短編小説に訪れた累計3185名の方及びシダーズの‘震災後10ヶ月のいわき市を知る旅’に情報提供頂いた白鳥山温泉の旦那さん、5名のタクシーの運転手さんに深謝させて頂きます。

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特別企画 シダーズ短編小説(30)

                       <特別企画 シダーズ短編小説(29)の続き>
武はタクシーを降りてSPAハワイアンリゾート行きの送迎バスの停留所まで行き、5分程待って乗った。そして送迎バスがSPAリゾートハワイアンズに着いた。武はバスから降り、時計を見て時間を確認した。PM2:55だった。武は焦った。後5分しかない。武は本当はSPAリゾートハワイアンズのロビーで少し休んでから東京駅行きの送迎バスに乗るつもりだった。だがそんな時間はない。武はすぐに送迎バスに乗ろうとハワイアンズの前にあるバスロータリーに目をやった。すると案の定もう送迎バスはエンジンをかけて出発の準備万端だった。武は少し小走りにバスの止まっている所まで行って乗り、座る席を案内してくれる人の指定した席に座った。武はぎりぎりバスに間に合った安堵感を感じながらも昨日の四ツ倉駅で2回電車に乗り遅れた記憶が脳裏に浮かび(特別企画 シダーズ短編小説欧坊悩棔法◆屬海譴脳茲蠱戮譴燭號榲にアホだな」とも思い、違う意味での安堵感も感じていた。

国家の品格バスは東京駅を目指し、出発した。これで武の‘震災後10ヶ月の福島県いわき市を知る’旅行は終わった。武はその目的はしっかり達成されたのかどうか、少し考えてみた。この3日間の旅行で滋楽苑とSPAリゾートハワイアンズに泊まり、四ツ倉地区とその仮設住宅、小名浜の漁港に行き、タクシーの運転手さん5人、滋楽苑の旦那さんと女将さんからいろんな現在のいわき市の情況を聞く事が出来た。TVや新聞が報道しない現地の生の情報も聞く事ができた。なので「まずまずの目的達成ってとこかな」などと思った。そんな事を考えていると武はもう一つの目的の事を思い出した。それはあの2005年に出版され、ミリオンセラーとなった「国家の品格」という本を書いた藤原正彦氏がその「国家の品格」を出版した半年後に書かれた「この国のけじめ」という本をこの送迎バスのSPAリゾートハワイアンズ---東京駅の往復の間に読みきる事だった。なぜこれが目的なのか、というとそれは年末の12月にとあるお客様の所に年末大掃除でお伺いした時に端を発した。このお客様は偶然にも藤原さんといって藤原正彦氏と同じ苗字なのだがそのお客様の82歳になるお母様にあたる人と武は話がはずんで結構深い話をした。その話は日本の政治、社会、今時この国のけじめの世相や人生の話なども少しした。そういった深い話を武はこの82歳のお母様と話をしていく中で‘読書’の話になった。まあよくある話なのだがこの読書の話の結論は‘やっぱり本は読まなきゃダメよね’、という結論に至った。その結論に至った後にこのお母様が「私は今、‘国家の品格’と‘TPPが日本を壊す’(廣宮孝信著 青木文鷹監修 扶桑社刊)を読もうと思ってるの」と言われたのだ。それを聞いて武は少し驚いた。なぜ驚いたかというと理由は2つある。まず1つは実はこの2冊は武はすでに読んでいたのだが国家の品格は2005年に発売された本だ。つまりもう6年以上も前に出版された本という事になる。6年も経って今さら読みたい、と思うのはいくらミリオンセラーの本だからという事を踏まえても普通はない。なのにこのお母様は今(2011年12月中旬)になっていい本だから‘読みたい’、と言っている。これが武には素晴らしく思えた。そしてもう1つは‘TPPが日本を壊す’に関していえば、別にベストセラーというほど売れている本でもなく、あまりこの本の存在は知られていない。武も実はこの‘TPPが日本を壊す’は知っていてTPP本屋に買いに行ったわけではなく、ふらり本屋に入り、’何かいい本はないかなあ〜’くらいの気持ちで本屋の文庫本コーナーで目を泳がせていたらたまたま見つけた本だったのだ。なのにこのお母様は本が出版されている事を知っていてしかも読みたがっているのだ。これは何を意味するか、このお母様は普段から政治や経済や社会の事に関心を持っていて新聞やTVニュースくらいはしっかり毎日チェックしていて(実際にしている)その流れの中で‘TPPが日本を壊す’という本の存在、内容の情報を得ていたのだ、と武は考えた。だから素晴らしいという意味で少し驚いた。しかもこのお母様は年齢が82歳だ。もちろん読書に年齢など関係ない。関係はないが実際現代人は本を読まない。これは周知の事実だ。武は35歳だが友人や知り合いで‘読書人層’というカテゴリーに属する人間は一人もいない。その理由はもちろんいろいろあるが一番の理由は‘本なんか読んだって仕方がない’とみんな思ってるからだ。そんな現代にありながらこの82歳のお母様は有名でもない本を知っていてしかも読みたがっていたのだ。

で、話をもとに戻すとこの話の流れの中で武はこのお母様に武がすでに読んでいた‘国家の品格’とこの国家の品格が出版された半年後に同じ藤原正彦氏が書いた‘この国のけじめ’という本を差し上げる事になった。ただ武の‘ケチ癖’がはたらいてあっさりあげてしまうのは何かもったいない気がした。なので武はこの2冊の本を「もう一度読み返そう、それからこのお母様にあげよう」と、思った。というのは武は結構本は読む方なのだがほとんどが1度読んだら後は本棚にしまって何年も寝かし続けるたちなのだ。これだと本の内容は簡単に記憶からなくなる。やはり完全に記憶に残して自分の知識にする為には受験勉強のように、とは言わないまでも何回か読み返す必要があるのだ。と、武は常々思っていた。なのでこの2冊の本をこのお母様にあげる前にもう一度読み返そう、と思った。そうすればある程度はこの2冊の本の内容が武の知識として身につく。普段は2度は同じ本を読まないのだからこの機会に読めれば自分にも得を得た事になる。こんな事を思いながら武のケチ癖からくる「あっさりあげたくない」という気持ちを克服したのだった。
                <特別企画 シダーズ短編小説(31)に続く>

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特別企画 シダーズ短編小説(29)

                     <特別企画 シダーズ短編小説(28)の続き>
----- ここで武は今回のこの旅の目的である‘震災後10ヶ月のいわきを知る’為の会話を切り出す -----

:しかしこの辺(小名浜地区)もだいぶ震災直後と比べて落ち着いてきましたね。
運転手Eさん:ええ、もう震災前と同じですよ。
:やっぱり震災の後はタクシーに乗るお客さん、減りましたか。
運転手Eさん:そうですね。やっぱり震災前と比べるとお客さん減りましたね。
:そうですか。あれ、私 震災直後に神奈川の方に避難された人もタクシーの運転手さんでいたって聞いたんですけど運転手さんはどうでしたか。
運転手Eさん:ああ、非難した人もいたみたいですね。まあそんなに私は気にしてませんでしたから仕事してましたよ。
:そうでしたか。いや私もね、ちょっとびっくりしちゃったんですけど実は元旦に白鳥山温泉の‘滋楽苑’という旅館に泊まったんですけどね。そこの旦那さんが言うには何でも今いわきは‘バブル’だって言うんですよ。結局原発事故の関係で東京電力の関係者とかマスコミ関係の人とかで原発の爆発以降ずっといわき湯本の温泉街の旅館とかホテルに泊まっていてどこも満室状態で、その人たちがいわきのいろんな所でお金を落とすので経済的には潤っているって言うんですよ。
運転手Eさん:ええ、そうですね。湯本の宿はすごいですね。それこそ今にも潰れそうだった旅館まで今回の原発の事故(のおかげで)で潤っちゃってるって話ですよ。
:そうですか。いや〜もちろんそれで湯本の温泉街が経済的によくなってるんですからいい事なんですけど、でも(複雑な気持ちになって)何ともいえないところですよね〜。
運転手Eさん:ええ。
温泉街の宿
:そういえばこのいわきにも被災された方の仮設住宅があるみたいですね。いや、私昨日四ツ倉の方へ行ったんですけどね、仮設住宅があったんですよ。
運転手Eさん:そうですね。まあ、この辺は安全で入居者も多いらしいですよ。
:ああ なるほど。でも仮設住宅で暮らしてる人も大変ですよね。まあ とりあえず普通に生活が出来る状態までには良くなってるみたいですけど、やっぱり不便ですよね。
運転手Eさん:でも仮設に住んでいる人達は一人あたり月20万円貰ってるって話ですから大丈夫なんですけどね。
:ああ、国からの支援金ですよね。
運転手Eさん:ええ。

----- 実は武はここで正直なところ20万円と聞いて 「えっ、そんなに貰ってるの!」と、内心びっくりしていた。つまり1世帯20万円ではなく、1人あたり20万円、というと4人家族だったら×4で80万円、という金額が頭に浮かび、そう思っていいか迷いながらも‘多い!’と思っていたからだ。もちろん小さな子供の場合は少なくなるのだろうがそれにしても1人あたり月に20万円支給されれば(これもそう思っていいのか迷いながらも)‘十分な支給額だ’と、内心思っていた。と同時に武の頭の中で震災の被災者に対する国からの支援についての武の認識が曖昧である事に気付かされた。何事も政治・経済に結びつけて考える癖のある武は当然被災者への国からの支援についても新聞やTVニュースなどをチェックして把握しているつもりだった。だが正直、避難区域の人たちにいくらの(国からの)支給とか計画的避難区域の人たちにはいくらの支給とかまた、被災者全員に一律100万円支給する事を政府が躊躇して支給を遅らせた、とかいろんな被災者への国からの支援の情報が頭の中で混乱していて正確には把握出来ていなかったのだ(実際に政府が発表する支援としての支給額は2転3転していた)。そういった国からの被災者への支援について武の認識が曖昧だったのは、‘政府が行政において被災者支援に感じる緊張感が少ないから正確に(武に)情報が伝わらないのだ、などと政府のせいにし、また逆に武自身が被災者の支援について緊迫感をもって考えていないから情報を正確に把握出来ていなかったのだ、などと押し問答を心の中でしながら運転手さんと話をしていた。-----

駅前ロータリーそんな話を運転手Eさんとしていると車のウィンドウ越しにいわき湯本の駅が見えてきた。車が駅のロータリーに入り、周回してちょうど駅の正面前に運転手さんが車を止めた。

運転手Eさん:お客さん、着きました。(送迎バスの)時間大丈夫ですかね。
:ええ、大丈夫ですよ。ちょうどいいくらいです。
運転手Eさん:じゃあ、また(いわきに)来て下さい。
:ええ、機会がありましたらまた来ます。

このような会話を交わし、武は車から降りた。
           <特別企画 シダーズ短編小説(30)に続く>

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特別企画 シダーズ短編小説(28)

                 <特別企画 シダーズ短編小説(27)の続き>
武はそんな事が書いてある‘映画 フラガール’の説明文を読んでSPAリゾートハワイアンズでもこの市場でも結局フラダンスのショーは見る事が出来なかったが、SPAリゾートハワイアンズができるまでの軌跡を知る事が出来てそんな事はどうでもよくなっていた。そんな‘映画 フラガール’の説明文を読んでいたらいつの間にかだいぶ時間が過ぎていた事に気付いた。時刻はPM1:00。そろそろ昼食を食べてSPAリゾートハワイアンズに戻らないと東京駅行きの送迎バスに乗り遅れる。なので武はこの市場で昼食をとる事にした。と、いうのは実はこの小名浜の市場は市場であり漁港でもありながら‘小名浜美食ホテル’なるものがあり、そこには食事がとれる‘Food Court’なるものがあり、ざっと6〜7店舗の飲食店があるのだった。武はこのFood Court内の中華料理店で食事をとる事にした。ちなみにこの‘小名浜美食ホテル’なるものは飲食店の他にものれん街(お土産コーナー)やまるた駄菓子店(駄菓子&ファンシー雑貨)、ぎゃらりー雅遊(和雑貨)、hanako(アジアン&ハワイアン雑貨)などのお店も入っていて、他にもカフェやギャラリーのスペースなどもあるちょっとしたショッピングモールになっている。これが小名浜漁港にあるのだ。つまりこの小名浜漁港には市場、子供の遊戯場、フラダンスショーの特設会場(期間限定)、アクアマリンふくしま(水族館)、そしてこの小名浜美食ホテルもある事になる。そんな小名浜漁港を散策して武は「漁港というよりは漁港を含めたちょっとしたアミューズメントパークだな」などと思ったりした。
美食
武は小名浜美食ホテルで昼食を終えると、その足でタクシー乗り場に向かった。と、言ってもタクシーは1台も止まってなく、周りを見回しても来る様子は感じられなかった。なのでタクシー乗り場に設置してある案内板に書いてあったタクシー会社に電話をしてタクシーを呼び、乗った。

:すみません。いわき湯本駅まで行ってもらえますか。
タクシー運転手Eさん(以下運転手Eさんと略称):いわき湯本の駅ですね。かしこまりました。
(ここでタクシーは走り出す)
タクシー運転手Eさん:お客さん、来る時もタクシーで来られたんですか。
:ええ、いわき湯本の駅から来たんですよ。
運転手Eさん:旅行で来たんですか。
:ええ、神奈川からSPAリゾートハワイアンズに泊まりに来たんですよ。なんですけど今日出るハワイアンズからの東京駅行きの送迎バスが3時の出発なんですよ。それでホテルをチェックアウトしてから時間がだいぶ余っていたもんでちょっと小名浜の漁港にでも行ってみようかと思って来てみたんですよ。
運転手Eさん:そうですか。そんな送迎バスをハワイアンズが出してるんですか。
:ええ、そうなんですよ。それに送迎バスの(乗車)料金も宿泊費に含まれてるんですよ。
運転手Eさん:そうですか。
:それでいわき湯本の駅からハワイアンズまで行くバスもあってそのバスに乗るためにいわき湯本の駅まで行くんですよ。
運転手Eさん:そうですか。ハワイアンズがそんなバス出してるんですか。
:ええ、しかもそのバスが路線バスみたいな感じで途中でバス停もないのに止まって待っている人を乗せるんですよ(特別企画 シダーズ短編小説韻坊悩棔法おそらく(乗る人が)よくハワイアンズに行く人たちで、そのバスの運転手さんもその(乗る)人たちを把握してるみたいでその人たちがいた所に止めて(バスに)乗せてるんですよ。
運転手Eさん:へ〜、ハワイアンズもそういう風にしてるんだなあ。最近(運転手さんが)ハワイアンズにぜんぜん行ってないなあ。そういえばうちのおふくろは年3回とか4回とか行ってるかな。じゃあうちのおふくろもそのバスに乗って行ってるんだな。
:そうなんですか。
運転手Eさん:ええ、うちのおふくろはよくハワイアンズに行きますね。
:そうですか。あれ、運転手さんはこの辺が地元ですか。
運転手Eさん:ええ、私はいわきの内郷に今住んでるんですよ。
:そうですか、内郷ですか。
運転手Eさん:ええ、内郷知ってますか。
:ええ、知ってますよ。私前職の時に会社の出張でよくいわきには来ましたから。
運転手Eさん:そうですか。
          <特別企画 シダーズ短編小説(29)に続く>

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特別企画 シダーズ短編小説(27)

                     <特別企画 シダーズ短編小説(26)の続き>
武はこの‘映画 フラガール’について書いてある事を読んで厳しい地方経済の現実を改めて感じた。それはこの‘映画 フラガール’の説明文の1段目にある

舞台となるのは、昭和40年の福島県いわき市の炭鉱町。今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいるなか、町の危機を救うため、人々は「常夏の楽園」をつくろうと立ち上がる…。

の下線部分において特に感じた。何事も政治・経済に結び付けて考える癖のある武はこの下線部分の‘石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいるなか’、というくだりにエネルギー資源の変遷によるいわきの産業の衰退を感じ、少し悲しい気持ちになった。つまり、この‘映画 フラガール’の前に書いてあるいわき市の炭鉱の歴史の部分に、江戸時代末期から石炭が掘り出された、と書いてあるがいわき市は江戸時炭鉱代末期から昭和40年くらいまで100年以上にわたり、石炭の炭鉱が産業の基幹だったのだ。言い換えると石炭の採掘によっていわきの経済は成り立っていた、という事になる(それは北海道夕張市が炭鉱業に替わる産業として夕張メロンの生産に力を入れて市の財政悪化を防ごうとしたが2007年に財政破綻して国の財政再建団体に指定された事を考えても理解できる)。しかしそれが昭和40年くらいになると石炭に替わるエネルギーとして石油が世界的に普及し始めた。日本はその流れの中で中東地域を中心に石油を輸入して産業や生活において主要なエネルギーとして石油を使用するようになった。つまり、昭和40年頃には石炭は必要なくなったという事になる。だからオイルショックも起った。そんな流れの中で、

‘町の危機を救うため、人々は「常夏の楽園」をつくろうと立ち上がる…。’

ポスターというくだりに見られるようにいわき市はSPAリゾートハワイアンセンター(当時の名称は常磐ハワイアンセンター)をつくった。このくだりの‘町の危機を救うため’というのは言うまでもなくいわき経済の危機を救う、という事だ。そのためにSPAリゾートハワイアンズをつくった、という事は炭鉱の閉業による町の財政悪化の阻止と炭鉱を営んでいた人の代替の雇用をつくる、という事だ、と武は思った。つまり武が泊まったSPAリゾートハワイアンズはいわきの人のある程度の割合において雇用を創出しているのである。

そんなSPAリゾートハワイアンズに昨年4月11日(3月11日ではない)の大地震が襲い、多大な資金を投資して建てていた新しいハワイアンズ敷地内のホテルも破損して工事を中断して多数の社員を解雇せざるを得なくなった。そして東京都内の3つの銀行から100億の融資を何とか取り付け、工事を再開して今に至っている。

武はこんな事を思っているいとこの福島県いわき市という町は過去の歴史において2回の大困難に直面してきた事に気づいた。つまり、昨年の震災と昭和40年代の相次ぐ鉱山の閉山の2つだ。鉱山が閉山して上のくだりにもあるようにまさに、町の危機を救うためにSPAリゾートハワイアンズをつくり、そのSPAリゾートハワイアンズを含め、町全体が昨年、津波と震災襲われ、今復興を目指している、という事になる。
           <特別企画 シダーズ短編小説(28)に続く>

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特別企画 シダーズ短編小説(26)

         <特別企画 シダーズ短編小説(25)の続き>
そんな風に改めて福島の人の震災後の苦労を感じながらも武は足を進め、市場のもう一つの建物の方へ行き、何となく歩いた。そしてその建物をひと通り観察しながら歩き終わる頃に何かその前方にもう一つ建物があるのに気付いた。それは決して市場のような雰囲気ではなかった。その建物が何の建物なのか、武は気になり、とりあえず行ってみた。するとやたらと子供が大勢でいた。そこにはよくスーパーなどにある子供連れの主婦の方が子供を遊ばせておく遊戯場やベンチに座って休むようなスペースなどがあり、そこでたくさんの子供が駆けづりまわったり、遊戯場にあるトランポリンなどで遊んでいたりしていた。どうやらスーパーにある遊戯場を大きくしたようなもので市場にも子供連れでも来やすいようにする為にある施設なのか、と武は思った。そんなたくさんの子供が遊んでいる中をそのまま足を進めると何やら何かイベントでも行うような特設会場らしきスペースを発見した。その特設会場には簡易イスが多数並べてあり、大勢のお客さんが座って何か始まるのを待っているようだった。そんな特設会場が武も気になり、何が行われるのか確かめる為にまじまじと見てみた。するとその特設会場特設の舞台裏から何だか派手な露出度の高い格好で若い女性が出てきた。その女性を見た瞬間、武は「フラダンスだ!」とすぐに思った。その舞台裏から出てきた女性はいかにもフラダンスショーで踊るような格好をしていたのである。それで本当にこの特設会場でフラダンスが行われるのか確かめる為、辺りをさらに注意深く見回しているとその特設会場の前方にある舞台の横に‘〇〇劇団フラダンスショー’と書いてあった立て札があるのに気付いた。武はとっさに昨日風邪で寝込んでSPAリゾートハワイアンズで行われていたフラダンスショーを見る事が出来なかった事を思い出した。なので武は「今度こそフラダンスショーを見る事が出来るチャンスだ!」、と思い少し楽しくなってきた。それで何時から始まるのか時間を確認しようと思い、特設会場の中に入ってみた。すると先程目にした‘〇〇劇団フラダンスショー’と書いてあった立て札の横に開演スケジュールなるものが記されていた。そこには‘PM2:00〜開演’、と書いてあった。武はその時間を確認した後、少し落胆した。それは、フラダンスショーがPM2:00からの開演だと武はその時間にはPM3:00発のSPAリゾートハワイアンズから出る東京駅行きの送迎バスに乗るためにこの小名浜の市場を出ていなければならない時間だったからだ。つまりフラダンスショーが見れないのである。なので武は、見れないフラダンスショーが行われる特設会場にそのままいても仕方が無い、と思い会場から出ようとした。と、その時、その特設会場の端の方に‘いわきフラダンスの歴史’と書かれていた大きいホワイトボードのようなものがあるのに気付いた。武はその‘いわきフラダンスの歴史’が気になり、近づいて見てみた。

そこには江戸時代末期にこのいわき市で石炭の炭鉱が始まった、といった事から始まり、100年以上に及ぶいわき市の炭鉱町としての歴史について記され、その後にフラダンスの歴史について記されていた。その‘いわきフラダンスの歴史’の中に「映画 フラガールについて」という項目があった。そう、2006年9月23日に全国一斉ロードショーされ、日本アカデミー賞において最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞、話題賞の5冠を獲得したあのフラガールの映画について書いてあったのだ。武はその「映画 フラガールについて」に書いてあった事を読んだのだが読み進めるにつれ、この福島県いわき市の今の苦労は震災の一言では言い表せないくらい大きなものである、という事に気付かざるを得なかった。そこに書いてあった事というのは、
                ------ 引用開始 -----

フラダンス1舞台となるのは、昭和40年の福島県いわき市の炭鉱町。今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいるなか、町の危機を救うため、人々は「常夏の楽園」をつくろうと立ち上がる…。

フラダンス2
炭鉱の娘たちに、誰も見たことがないフラダンスを仕込むためにハワイアンセンターの吉本部長(岸部一徳)は東京から平山まどか先生(松雪泰子)を招く。

元花形ダンサーの彼女は、最初は田舎町ふらだんす3ふらだんす4を軽蔑し、まったくのど素人に嫌々ながら教えていたが、紀美子(蒼井優)をはじめ炭鉱娘達(しずちゃん、池津祥子、徳永えり他)のひたむきな熱意にいつしか忘れかけていた情熱を再燃させる。

ふらだんす05ひとりひとりの厳しい現実を抱えながらも、炭鉱娘たちは友情を支えに強く美しくフラダンスの真髄を体の中に染み込ませてゆく。そして—。

実話をもとに、常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話を、ハワイアンミュージックと本場を超えるフラダンスで感動の映画化!               
                 ----- 引用終わり -----
と、書いてあったのだった。
           <特別企画 シダーズ短編小説(27)に続く>

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特別企画 シダーズ短編小説(25)

                  <特別企画 シダーズ短編小説(24)の続き>
        ---- ここで少し空気が重くなり若干の間があく ----
:しかし原発周辺の町も含めそんな状況だと小名浜漁港の市場も今は営業してないんですかね。
運転手Dさん:いや、市場はやっているみたいですよ。
:そうなんですか。
運転手Dさん:ええ、小名浜ではあまり水揚げされなくても他の漁港で水揚げされた魚が売られてるんですよ。
武:なるほど。

運転手Dさんとこんな話をしていると走るタクシーの前方に小名浜の漁港が見えてきた。タクシーはその漁港にアクア面した水族館や市場のある敷地に入り、タクシーロータリーの所まで行き、止まった。武は軽く礼を言い、乗車料金を払い、車を降りた。すると武の目線前方に小名浜漁港が見えた。その右手前辺りに水族館‘アクアマリンふくしま’があり、その‘アクアマリン福島‘の左の方のかなり離れた所に市場があった。武はその敷地内のどこへ行くか迷った。だがまず最初にあまり興味がない水族館は候補から消去法で却下した。残る小名浜漁港と市場は両方見てみたかった。なのでまず海の方へ行き、その後市場を見る事に決めた。

工事中海の近くまで行き、とりあえず左から右に視線を流してみた。正直、何も無い、といった感じだった。やはり震災時の津波で決壊されていかにも新しいアスファルトの地面に漁港の辺りが変わっていた。一部まだ工事中の所もあった。そんな小名浜漁港を見て少し悲しい気持ちになりながらその左側にある市場に足を進めた。

市場の入り口が近づくにつれ、「やっぱり震災の影響で閑散としているのか」などという事が頭の中を駆け巡ってきた。実際に入り口から中に入ってみた。ところが武の心配とは裏腹に結構活気があった。ただ、それはお客さんで活気が出ていたというよりは魚や貝、数の子などを売っている仲買いの人たちの「はい、本マグロいかがですか〜」とか「お兄さんどう、新巻サケ市場やすいよ〜」などの売りさばきの元気のある声で活気があった、といった方が正解だろう。もちろんお客さんもそこそこはいる。ただそんなお客さんで賑わっているというよりは仲買いの人の元気で活気に満ち溢れていたのだった。そんな市場の人達の様子を見て武は市場の人の‘復興への熱意’みたいなものを憶測で感じていた。もちろん、海の男同様に市場で魚介類を売りさばく人というのは基本的に元気ではある。だが、震災ですっかり冷え切ってしまった小名浜漁港の市場でそれほどお客さんがいないにも関わらず、幾度と無く売りさばきの大きい声が聞こえてくる。そんな仲買人の人たちの元気のある売りさばきの声に武は‘復興への熱意’を感じずにはいられなかった。

そんな市場の‘復興への熱意’を感じながら武は奥の方へ足を進めた。市場なので生ものの魚介類が中心に売っているのだが所々屋台の出店みたいな造りになっている売り場があった。どうやら何かそこで焼いて売っている。何を売っているのか興味が沸き、近づいて確認してみる。すると何種類もの串焼きが焼いてあった。帆立、イカ、赤貝、ミル貝、海老、その他諸々の魚介を店の人が焼いて売っていた。そんな焼かれている魚介類を見ていると醤油混じりのいかにもおいしそうなにおいが武の鼻をくすぐり、食べたくなってきた。なので値段を確認したら焼かれている魚介類の横に‘1串¥300’、と書かれたダンボールで作られた値札があった。いかにもおいしそうに見え、尚且つ具が大きかったからなのか、武は‘安い’、と感じ迷わずホタテと赤貝とミル貝の串焼きを買い、その場で食べた。うまかった。「今朝採れた魚介類を市場で焼いて食べるとこんなにもおいしいのか」などと思いながら休む間もなく3本の串焼きを完食した。

3本の串焼きを食べ、満足感に心が覆われながら武はさらに足を進めた。実はこの市場の建物は2つあり、一つ目の武が3本の串焼きを食べた建物から向こう側のもう一つの建物に移動しようした。するとちょうどその建寄せ書き2物の出口あたりになにやら寄せ書きみたいなものが見えた。武は「もしやまた、‘震災からの復興を目指す奮闘メッセージの寄せ書き’ではないか」、と武は思い、近づいてみた。するとやはりそうだった。このいわきに来てこれで6回目の、‘震災からの復興を目指す奮闘メッセージの寄せ書き’だ。そんな寄せ書きを見ていると武は改めて東京近郊で暮らしていると勘違いしてしまいそうになるが、福島ではまだ震災は続いているんだな」、と感じずにはいられなかった。
                        <特別企画 シダーズ短編小説(26)に続く>
   
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