シダーズ、被災地へ行く!!

シダーズ、被災地へ行くА!

            <シダーズ、被災地へ行くΑ!からの続き>

069シダーズは今回のこの福島県いわき市豊間地区の見聞の目的である‘シダーズ、被災地へ行く!!’の地図の1〜4の道路の歩行見聞を終え、ここに来る時にお願いしたタクシーの運転手さんに電話をし、帰途につくため、一番始めに見聞した1の道路へ来てもらう事にしました。その1の道路にシダーズが向かう途中にこの豊間地区(3の道路沿いの住宅と思われます)に住んでいると思われる下校中の学生の人とすれ違いました。137普段こういった若い人を町で見かけても特に何も思わないのですがこの時はすれ違ったこの人に対して敬意の念を抱きました。散乱したがれきの真っ只中にある小道を海方向に向かって帰宅している。不安や悔しさがあるでしょう。でも海岸にかなり近い(と思われる)損壊した多く家屋の中の家で暮らしている。その事に対して敬意を感じ、歩きながら待ち合わせの1の道路へ143向かいました。すると途中で‘の印水産蝓任箸い水産会社の工場がありました。この工場もかなりの津波の影響を受けてました。建物自体はあるのですが内部には流せれたがれきが床一面を覆い尽くしてました。企業も津波で襲われています。他にも津波で襲われた企業はたくさんあるでしょう。この半壊した‘の印水産蝓任旅場を見ていると震災で損壊した中小企業などへの公的資金の投入、金融機関の融資など今後政府や金融機関などの動きに注視しないといけないと感じました。この工場を通り過ぎてタクシーの運転手さんと待ち合わせした県道15号(1の道路)にでます。運転手さんはすでに到着していてシダーズを待っていてくれたようです。タクシーに乗ります。以下、この運転手さんとシダーズの話を記します。

041シダーズ:すみません。お待たせしちゃって。

運転手さん:いえいえ。どうでした。こんなの見たことないでしょう。

シダーズ:いや~、歩いていて悲しくなりました。実は私いわきには以前会社の出張で10回くらい来てい037て‘東北にしては気候が暖かくて海岸線は特にいい所だなあ’って思ってたんですけどこれがこんな風になっちゃうなんて本当に恐ろしく感じます。

運転手さん:いや〜私もいわきはとても好きでね、今まで津波もないこんないい所に住んでいたんでバチがあたったのかなあって思ってるんですよ。
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シダーズ:いや、そういう風に言っちゃえばそうですけど・・・・。

運転手さん:今回福島県は津波と原発のダブルで問題がきちゃったでしょ。だから我々ドライバーも大変なんですよ。この辺のドライバーは原発のある大熊町とかまわりの双葉町あたりはしょっちゅう走ってるんで164すよ。それが原発のおかげで運転エリアが無くなっちゃたんでみんなバラバラになっちゃったんですよ。中には1ヶ月全然走ってない人もいるんですよ。

シダーズ:そうですか・・・・。本当に原発の健康被害もそうですけど今後の雇用の問題も大問題ですよね。
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運転手さん:それで今回の津波の被害で(農業や漁業などの)雇用を喪失した人に原発の少し南側にある火力発電所を再稼動させてそこで雇用を補っていたんだけどそれも1ヶ月くらい前に全部東電もしくは東電の系列会社の社員に替えちゃったんだよね。
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シダーズ:えっ、そうだったんですか。なんで替えちゃったんですかね。

運転手さん:いや〜やっぱりそういう人達(東電もしくは東電系列の会社の社員の人たち)の方が即戦力になるからでしょ。
シダーズ:やっぱりそういう風になっちゃうんですかね。
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運転手さん:(ここで政府の現政権について少し怒った感じで不満をしばらく漏らす)雇用もそうだし住む所が無い人もいるしね。

シダーズ:しかしプレハブでもいいから政府は仮設住宅をすぐにつくれないんですかね。
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運転手さん:いやね、いわき市内にも空き部屋のある公団(公営集合住宅団地)がたくさんあるんですよ。そういう所に政府は住ませればいいんだけどそうしないんだよなあ。

シダーズ:本当に何なんですかね。

運転手さん:いやね。私の家は内陸の方だったんでそんなに被害は無かったんだけど家が床下浸水したんですよ。それで3月18日から18日間横浜の戸塚に非難してたんですよ。

シダーズ:そうだったんですか。

--------- この後少し走り、四ツ倉駅に着き、運転手さんと別れる。---------

この運転手さんと話した中にも今後の復興に向けての問題点として雇用と住居が浮かび上がってきました。この話の中で‘原発問題のおかげでドライバーはみんなバラバラに他の地域に行った’と運転手さんは言っていましたがシダーズは‘津波で会社や工場が被災してその後の経営はどうなるのか’とか‘住む家を無くした人はどうするのか’といった事は頭の中にあったのですが上記のような福島第一原発の被害よるタクシーの運転手さんたちの雇用の喪失といった事は認知していなく、今回実際に現地に行って自分で見聞することの大切さを感じました。また、住居の事も上記の運転手さんの話の中に‘いわき市内にも空き部屋のある公団はたくさんある’と言った事からも今後の政府、各自治体の対応を注視する必要がありそうです。更には最近今回の原発問題が発生してからは特にそうですが太陽光発電や風力、水力発電による環境エネルギーへの代替についてもよく叫ばれています。そういった環境エネルギーへ完全に移行していくのか、それとも同じ環境エネルギーとされてきた原子力発電の安全性を高めて使用していくのか更には仮に太陽光などの環境エネルギーに替えていくとしてもそれまでの電力消費量ピーク時における代替エネルギーとしての火力発電をどういう位置づけとして捉えていくのかなどなど今後も考えていかなければならない事はたくさんありそうです。

                           
                   あとがきにかえて

いうまでも無い事ですが今回の震災で一番苦しんでいるのは東日本の太平洋側沿岸部及びその影響を受けた内陸部の人たちです。ですが今回のこの‘シダーズ被災地へ行く 銑А任琶かった事は地元の人は辛さを抑え、辛い現実の中で強く生活されているという事でした。上記の運転手さんの言っていた‘こんないい所に長く住んでいたからバチが当たったんじゃないか’という言葉にシダーズはその強さを感じた次第です。



シダーズ、被災地へ行くΑ!


           <‘シダーズ、被災地へ行くァ!’の続き>

159シダーズは次に‘シダーズ、被災地へ行く!!’に貼り付けた地図の3の道路から4の道路へ行き、歩きました。一番海岸寄りの通り、というよりは海岸線に沿った道路です。実はここ福島県いわき市の海岸線は東北地方とは思えないほど気候が暖かく海岸線の景色もとても絶景で‘東北の湘南’と言われているのです。そんな海岸線に今回津波の脅威は容赦なく降りかかったのです。
1584の道路を歩きます。やはり他の道路同様に道脇に、というより道路上にがれきが散乱していました。この4の道路まではがれきの道わきへの撤去は行われてなく、津波で流されたがれきがそのまま路上に山積みに散乱していました。人が歩行できないくらいにです。シダーズは仕方なく道の海側の堤防に登り、歩きました。といってもこの堤防もかなり損壊していて歩けない所も多々ありました。ですが4の道路が歩けない以上とりあえ

BlogPaintず堤防の上を歩けるだけ歩いてみるしかありません。しばらく堤防の上を歩き続けるとやはり途中で決壊していたので堤防から降りて歩きました。その損壊した堤防を見てシダーズは愕然としました。その堤防自体はコンクリートでできている巨大な固まりで地面に長く、何百mも海岸線沿いに固定して続いて157いるわけです。そんな堤防が決壊して何mも流されている箇所が多々あるのです。こんな堤防でさえ損壊してしまう津波なのですから人の住む木造の家屋などは簡単に押し流されたのが想像できます。恐ろしい事です。先に歩きます。やはり全壊もしくは半壊の家屋が続きます。門木造の家屋は全壊というよりは家屋全体が流されているのが多々あります。中には石で出来た家屋の石門だけは残っていて木造の家屋は全て津波で押し流されていたものもありました。鉄筋コンクリートで造られた家屋も家屋自体は建っていてもガラスは全部割れていて中は津波が押し寄せ、大半の物は105流されているようでした。









ここまで‘シダーズ、被災地へ行く!!’に貼り付けた地図の道路1〜道路4まで歩きましたが今回のこの津波は現代社会を生きる現代人にとって‘想定外の被害’などと一言で言うには被害を過小に捉えているように感じてしまうくらい甚大で恐ろしいものだと感じました。新聞やTVニュースでは‘日本政府はいろんな対策会議、対策本部を立ち上げて復旧作業に取り組んでいる’と報道している一方、‘菅政権は政局を考え、野党の責任追求をさせる隙をなるべく与えないよう今国会の会期延長をせず第2次補正予算の審議は夏以降に行う事を狙っている’などと報道されています。シダーズには与党や野党が本当は腹の底で何を考えているかなどは分かりませんが、この恐ろしい災害の最中にある日本で政局優先などという言葉がでてくること自体が本当に恐ろしく感じます。

            <シダーズ、被災地へ行くА!に続く>

シダーズ、被災地へ行くァ!

          <‘シダーズ、被災地へ行くぁ!’からの続き>

3の道路

075シダーズはその赤い車を後にして更に海側の道路、‘シダーズ、被災地へいく!!’に貼り付けた地図の3の道路へ向かいました。ここも道横にはがれきの山積みが続きます。しかしこの3の道路の途中で少し前向きな光景が見えました。いわゆるパワーショベルと俗に言われる機材でがれきの撤去作業が行われていたのです。シダーズはこのパワーショベルを見て‘このパワーショベルで復興に向けて始動開始しているな’といったほんのわずかに安堵の気持ちが湧き上がってくるのと同時に少し不安な気持ちも込み上げてきました。というのはこういった目049に見える具体的な復興作業の光景がこのパワーショベルの他に1回しか見てなかったからです。何度も記していますがこの福島県いわき市豊間地区全体にわたりがれきで一面が覆い尽くされているのです。なのにこの日見たこのパワーショベルのような機材は2台だけ。これでは住んでいる地域の人も不安になってくるのは心境を察するところです。連日新聞やTVニュースでも報道されているようにやはり復興作業が遅れていると言わざるを得ません。復興支援に必要な人員が集めたくても集まらないのか、現在の内閣の第2次補正予算の先延ばしに見られるように政府の怠慢なのか、シダーズには分かりませんがあきらかに復興支援のスピードが遅いと言わざるえない状況に(被災地の人はもっとそうだと思うのですが)シダーズも落胆してしまいました。

042更に足を進めて歩いてみました。とにかくがれきの山が道沿い続くのですがそのがれきの向こうには全壊もしくは半壊した家々が視界に入ってきます。この3の道路沿いの家は1や2の道路よりも海に近いので津波の影響がより甚大でしっかり建っている家など一軒もありませんでした。全家屋が全壊か半壊状態です。悲惨です。この言葉に043044








尽きます。とにかく悲惨としか言いようがありません。ですがこの半壊した家を見ているとただ悲惨という言葉ひとことで終わらせられるものではなく、この家に住んでいた人の悲しさや悔しさなどの感情の気持ちを感じざるを得ません。そんなシダーズの足元に何か広辞苑のような分厚い本があるのに気付きました。手にとって見てみます。それは広辞苑などではなく福島県立磐城高等学校の創立100周年を記念して編纂された本でした。その福島県立磐城高等学校の本から目線を上にもってくるとその半壊した家屋の内部が視界に入ってきました。
家売り1家売り2







家の柱や置いてあった物が散乱しています。その散乱してしまった柱ではなく、まだ建っている柱に張り紙が貼り付けてありました。その張り紙には「これは私の建物です。解体を許諾します。」といった事が書いてありました。この家屋の持ち主の方が自分で書いたものと思われます。この家屋が全壊状態になるのか半壊状態になるのかシダーズには分かりませんが今後の政府の支援体制を注視し続ける必要があるでしょう。
063この家を出てさらに3の道路を歩きます。やはり全壊もしくは半壊状態の家屋が続きます。とにかく各家屋前の庭とかの土地にはがれきが山積みされています。シダーズの身長を超える高さの山積みされた部分もあります。その山積みにされたがれきの向こう側に
家屋内部が見えます。家屋が建って060はいるものの中はひどい状況です。遠近レンズを活用して写真を撮りました。右の写真は台所のキッチンシンクがひっくり返った状態です。シダーズも職業柄こういったキッチンやトイレ便器、ユニットバスなどの取り付けリフォームの現場に立ち会う事もあるので分かるのですがこういったリフォームで取り付けられたキッチンなどは簡単に取れることも地震で揺れて動くこともありません。なのにこのような状態になっているのです。今回の震災の甚大さを更に思い知らされました。

ここまでシダーズは‘シダーズ、被災地へ行く!!’に貼り付けた地図の道路1から道路3まで歩きました。やはり今後の復興支援及び復興計画は日本が国全体で全力で取り組む必要があるのは言を待ちません。今日のNHKで放映していた衆議院予算委員会でも問題定義されてましたがとにかく全力で最速に復興支援を行うのは当たり前のように認識して取り組んで頂く事を小者のシダーズとしても政府にお願いしたい旨をここに記して筆を置かせて頂きます。

            ‘シダーズ、被災地へ行くΑ!’へ続く

シダーズ、被災地へ行くぁ!

2の道路
セブンイレブンの方々に別れを告げシダーズは1の道路よ050り海側の2の道路を歩きました。この通りも物凄いがれきの量が道路わきに山積みになっていました。そんな何百Mも続く横にがれきの山積みが寄せられている道路を歩いていてやはり心が沈みそうになるのですがもうそんな事は言ってられません。これだけあたり一面にがれきが散乱しているのですから。とにかくこの豊間地区の現状を出来るだけ目に焼きつける事を考え足を進めました。



歩き続けていて他にも問題を発見しました。それは当然の事ではあるのですがこのがれきをこれからどう処分するのかという事です。右上の写真のような道路わきのがれきについてはおそらくがれきひとつひとつの持ち主の038所在を調べて本人に返すなどという事はしないでしょう。国の方でパワーショベルなどの機材で集め、ゴミ焼却場で焼却するかどこかの遊休地を選定して埋め立てるかするのでしょう。ただ家や車などの大きなものは本人の許可を出来る限り得てからの処分を行うようです。右の写真の車は2の道路の脇に津波に流された車です。かなり津波で原型を留めていないのですがボンネットの上に何か張り紙がしてあります。


その張り紙は車などを廃棄する産業廃棄物の業者の張り紙のようでした。読んでみると「使用済みの車(災害車)、無料で引き取り致します」と書いてありました。おそらくは国の方から業者さんに復興対策費として廃車にか039かる経費が払われているのでしょう。もしくはこのリサイクル業者さんがボランティアとして無償で行っているのか もしくは国の方からNPO法人に復興対策費として経費が払われそのNPO法人から業者さんに払われるのか どういうかたちなのかは分かりませんがとにかくこういった車の処分もこれから復興を目指していく中で行っていかなければならないようです。
           <シダーズ、被災地へ行くァ!に続く>

シダーズ、被災地へ行く!!

シダーズの最終目的地豊間地区に着きました。タクシーを降りたシダーズは視界に入ってきた光景に愕然としました。そこらじゅうに津波で流されたがれきが積み上がっていたのです。
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上の写真は県道15号線のわきにある空き地のがれきの写真です。おそらく横の県道15号線のがれきをこの空き地にどけたのでしょう。かなりの量です。この写真と同じ光景がこの豊間地区一面に広がっています。シダーズはこの光景を見た瞬間、一瞬体が固まりましたが振り切って前へ歩きました。以下この津波の被害が最も大きかったとされる豊間地区の地図を貼り付けます。
イメージ 2
上の写真の1から4の道路に向けて海岸へ近くなります。やはり海に近くなるにつれて被害が大きくなっているようでした。
1の道路
タクシーを降りて県道15号沿いをまっすぐ南方向へ歩きました。150通りの海側から見ると向こう側に山あります。状況からするとその山まで津波が押し寄せて来たのが分かります。その山のすぐ手前の住宅は所々しっかり建っているのですがガラス部分だけが割れている状態の家がたくさん見えました。そしてそれらの家々の前の空き地にがれきの山が道伝いにしばらく続いていました。県道15号線に積もったがれきをここに溜めておいているようです。

しばらく歩いているとセブンイレブンらしき建物がありました。セブンイレブンらしきというのはセブンイセブン独特
のレンガ壁の箱型の建物があるのですがそのガラスや看板などは全く無くなっていて本来のセブンイレブンの様相を呈してなかったのです。はたしてこれが本当にセブンイレブンなのか確かめるべくシダーズはすぐそばまで近寄りました。すると確かに中にセブンイレブンの店員さんらしき人たち数人とスーツを来た若干年配の方がいました(このスーツ151を着た人はおそらくセブンイレブン本社の人と思われます)。そしてその人たちの前に普段コンビニエンスストアで商品の配送時に使われるタッパのようなものが重ねて置いてあり、その上に少しだけ普段コンビニエンスストアで売られているような商品が置いてありました。シダーズはそんな見慣れない光景に触れ、何をされてるのか確かめるべくその人たちに話しかけてみました。するとそこで商品の販売をしているとの事でした。ですがもちろん通常の販売ではなく移動販売をしているとのことです。つまり津波でお店は無くなってしまったけれども配送トラックで少しの商品を持ってきて津波でガラスなどがなくなり半壊状態のこのお店でこの豊間の地区に住んでいる人たちの為に販売しているのです。この店舗だけではなく他の被災された地域にも回って商品を販売されているとの事でした。

シダーズは上に貼り付けた地図上の道路1を歩いてみて悲しい気持ちに陥り、愕然としてしまいましたがそんな中でこのセブンイレブンの方々の‘被災地における移動販売’をしている光景を見てこの人達が勇ましく思えました。この人たちの背後からは割れてガラスがなくなり冷たい海風が吹いてもともと店頭の入り口だった前面へ吹き流れているのです。そんな状況の中で本当に細々ながらも被災地の方の為に移動販売している姿は勇ましいだけではなく、セブンイレブンという会社において本来会社組織のあるべき姿‘社会貢献’すなわち‘社会に貢献することによって会社の存在意義を示す’の実践を見た気がしました。そんなシダーズは‘頑張らねば!’という気持ちにはなったのですが すみません、今日もこの‘シダーズ、被災地へ行く!!’ と‘シダーズ、被災地へ行く◆!’の記載を始めて4時間15分が過ぎました。頭が疲れてきたのでここで筆を置きたいと思います。
続きは明後日記します。
          <シダーズ、被災地へ行くぁ!に続く>

シダーズ、被災地へ行く◆!

いわき駅のホームで‘福島民報’を約1時間ほど読んでいると電車が来ました。その電車に乗り15分程で目的地の四ツ倉駅に着きます。この四ツ倉駅はいわきの海岸線から約400Mの所に位置していて津波が襲来しているところです。シダーズはこの四ツ倉駅のホームを出る瞬間、‘まだ津波で押し寄せられたがれきが散乱しているのかも知れない’という気持ちで改札をでました。ですががれきなどは全くなく静かに落ち着いているようでし163た。天気予報をチェックして来ていたので雨が降っているのを覚悟してきたのですがやはり降っていました。降っていなければ四ツ倉の海岸線から出発し、南へ時間の許す限り歩いて状況を自分の目で見て確かめようと思っていたのですが降っていたので計画を変更しタクシーに乗りました。それでタクシーの運転手さんに話を聞き、まずは四ツ倉地区で津波の被害が一番大きかった所へ案内してもらうことにしました。何せ土地勘が全くないうえ、雨も降っていたので非効率に歩いても仕方がないと思ったからです。それでこの四ツ倉駅の前に待機していたタクシーに乗り、話を聞きました。以下タクシーの運転手さんとシダーズの話を記します。

シダーズ:運転手さん、すみません。この辺りで津波の影響が一番甚大だった所へ行ってもらえますか。
運転手さん:そうですね〜、じゃあ豊間がいいかなあ。
シダーズ:そこは被害が大きかったのですか?
運転手さん:うん、ひどいよ。
シダーズ:じゃあそこまでお願いします。
運転手さん:分かりました。ただ海岸線に出る道や他の多くの道路ががれきの処理が終わってないので通行禁止になっていておまわりさんが立っている道がたくさんあるので遠回りして行きますけどいいですか。
シダーズ:えっ、そんなに通行禁止の道があるのですか。
運転手さん:ええ、海岸に出る道はまだほとんど通行止めされているんですよ。
シダーズ:(サイフの中身を確認しながら)そこへ行くにいくらくらいになりますか。
運転手さん:う〜ん、4、5千円くらいかなあ。
031シダーズ:(恐る恐る)じ、じゃあお願いします。
運転手さん:分かりました。
運転手さん:(国道6号線を走りながら)いや〜、今回の震災でこの6号線もつい2週間前まではがれきの山でぜんぜん走れなかったんですよ。
シダーズ:そうだったんですか。
運転手さん:ええ、それでこの6号線が走れないとこの辺の人はどうにもならないので国もまずはこの6号線からがれきの撤去を始めたんですよ。
シダーズ:そうですか。
運転手さん:ええ、まあ建物が流されるとかそういった事は無かったんですけどね。だけどひどかった。ほら、あそこに病院があるでしょう。あの病院、もう閉鎖するって言われてるんですよ。
シダーズ:えっ、建物はしっかり建っているように見えますけど屋内の(診療時に使用する)機材とかがもう使えないという事なんですか。
運転手さん:そうなんです。あの病院のすぐ脇に川があるんですけどその川からの津波で(被害が)すごかったらしいんですよ。
シダーズ:そうですか。
運転手さん:ええ、あとあそこのハイツももう閉鎖するらしいんですよ。
シダーズ:ハイツというと県営か何かの集合住宅の事ですか。
運転手さん:いえ、そうではなくて温泉風呂とかサウナとかがあってよくこの辺のお年寄りがくつろげるところだったんですよ。
シダーズ:そこも閉鎖ですか。
運転手さん:そうなんです。
---------この時点で海方向へ出る道を3通路横切る---------
シダーズ:しかし本当に通行止めになっている道、多いですね。
運転手さん:ええ、いや〜我々も遠回りになるんで通りたいのはやまやまなんですけど何せ(通行止めになっている)道にちょっと入ると流されたがれきが山積みになっていてどうにもならないんですよ。国も幹線道路のがれきを撤去するのがやっとみたいで小さい道路は手つかずなんですよ。
033シダーズ:何かニュースでもよく言われてますけど本当に(復旧作業に)人手が足りないみたいですね。
運転手さん:そうみたいですね。
この後15分くらいの間にタクシーは15線に入り、目的地の豊間地区に着きます。シダーズは豊間地区を中心に時間の許す限り歩いたらまた、このドライバーさんを呼ぶことを約束してタクシーを降ります。
ここまでが最終目的地の四ツ倉の豊間地区に行くまでのシダーズとタクシーの運転手さんとの会話です。
この会話から言えることは
・道路や住宅だけではなく病院や国の福祉施設なども被害を受け、今後閉鎖となる
・まだ大半の道路ががれきの山となっていて通行できない
ということが分かりました。震災後、2ヶ月も経っている5月12日においてもまだ完全復旧には程遠いことが分かりました。
            <シダーズ、被災地へ行く!!に続く>

シダーズ、被災地へ行く !

シダーズは5月12日、東日本大震災と原発問題で苦しんでいる福島県いわき市に行ってきました。目的は実際に103自分の目と体で被災地を感じる為にです。ただそれだけです。ここ福島県のいわき市というと宮城県の石巻市や岩手県陸前高田市のまちと比べるとテレビや新聞であまり報道もされず被害状況が分かりにくいのですが同じ東北地方の海沿いの町なので宮城県や岩手県の被災地と同じくらい被害が甚大なのです。右の写真はその津波で海際に流されたみかんとキティちゃんです。決してシダーズが置いたのではありません。

シダーズは午前9:00に東京駅から福島県いわき駅行きの高速バス、いわき号に乗り、現地へ向かいました。午前10:30頃、高速道路の常磐道途中の茨城県の友部サービスエリアで10分の休憩がありましたのでシダーズは018茨城の名産品(かも知れない)、納豆ホットドッグを買いに売店へ向かいました。その時です。シダーズの目の前を東京電力蠅虜邏藩兩服を着た人たちが3人ほど過ぎ去りました。シダーズは時期が時期なだけに‘はては今回の被災関連の仕事で来ているのでは・・・・茨城には日立製作所をはじめカルビーやアサヒビール更には半導体大手のルネサスエレクロニクス蠅旅場もあるし・・・・いや、実は福島の第一原発へ向かう途中なのでは・・・・などなど思いを巡らしながら目線をその東京電力の人たちに向けていると3人の方全ての右腕につけてありました。放射能の染量計が。シダーズはこのサービスエリアで遅めの朝食、納豆ホットドッグをかじりながら何か緊張感が体の中に起こった気がしました。

10分の休憩後、バスへ乗りいわきに向かいました。いわき駅へついたのは午後1:00ちょっと前でした。実はシダーズは7〜8年ほど前の頃、この福島のいわき市へは以前働いていた清掃会社に在籍していた頃、10回ほど出張できていた事もあり、若干の親近感を感じていました。なのでこのバスへ乗る時は‘いわき駅は大丈夫な027のか、いくら少し内陸部に位置するからといっても海に面したいわき市内にあるいわき駅、実は津波の影響を受けているのでは・・・・’という一抹の不安を感じていました。ですがいざバスから降りてみるとシダーズが出張で来た7,8年前とはだいぶ風景が変わっていて駅前のバスロータリーの上に大きな通行路や待ち合わせに使うようなちょっとした広場があり、その向こう側には駅へつながる通路越しに大きなショッピングモールのような建物があり、かなり真新しく様変わりしていました。そしてこのいわき駅につながる大通りにバスが入っったあたりからシダーズは窓越しに注意深く目に入る景色を見回しましたが、この大通りの商店街と歩道の接点部分に亀裂を発見した以外には特に大きな被害はなく、その真新しくなったいわきの町並みを眺めながら‘とりあえず最悪の状況は避けられたな’と思い、ちょっとだけホッとした気分になりました。

そしてとりあえずシダーズは‘腹がへっては戦が出来ぬ’ではありませんがそれくらいの気持ちで駅ビルに入っている定食屋で空腹を満たしました。1時40分に食事を済ませ、シダーズは最終目的地であるいわき駅から北上して2つ目の駅、四つ倉駅に行くため改札口に向かいました。なぜ最終目的地がその四ツ倉なのかというとそこから北へは原発から30キロ圏内のため電車では行けないのです。なので行ける限界地点の四ツ倉が最終目的地なのです。そんなことで改札口で発着時間を表示する電光掲示板を見上げると次発 いわき発四つ倉行 13:42の文字を見つけ急いでキップを買い、自動改札口に向かったのですがなにか違和感を感じました。その時はすでに13:41〜13:42の時間になっていたのですが電車に乗る人がひとりもなく、電車も着ていないのです。シダーズは小走りの足を止め、自動改札口横の受付口にいる駅員さんに聞いてみました。するとその駅員さんは「えっ、違います。13:42ではありません。14:42です」と答えてくれました。つかさずシダーズは「えっ、ということは今から1時間も待つんですか、この路線はそんなに本数が少ないんですか」と聞くと、駅員さんは「普段はもっと本数はあるのですけど何せ原発問題が発生してからはこの少ない本数で運行しているんです。」 と・・・・やはり震災の影響は現地では所々にでていました。

1時間も待つとなるとシダーズも何かする事を探さなければなりません。なのでとりあえずKIOSK(キオスク)で福島県で一番メジャーな新聞(たぶん)である‘福島民報’を買い、1時間読みふけることにしました。その1時間で‘この新聞を何ページ読破出来るか!’などと若干くだらないことを考えながら読み続けているとシダーズは少し悲しい気持ちに陥りました。それはその新聞のほとんど、というか99%が震災と原発関連の記事と福島県内の市町村の地域密着情報などで埋め尽くされているのです。具体的にいうと首都圏の新聞であれば下に記す1面〜8面の記事に総合、政治、経済、社会、国際記事が載るところ、この5月12日付け福島民報は震災と原発問題関連記事以外で載せたのは‘トヨタ自動車、来月にも全生産量の7割回復’の1記事だけでした。以下この5月12日付け福島民報の概要を記します。

1ページ目:天皇陛下ご来県、原発被災者ら激励 の記事など
2ページ目:福島医科大が加盟している放射線影響研究機関が周辺住民15万人に30年以上の
       健康診断を検討 の記事など
3ページ目:東京電力が政府から提示されているリストラ強化策を含む6条件を許諾 の記事など
4ページ目:政府、民主党は被災地支援、原発問題を解決するため、閣僚を増やす法案の国会提
       出を野党に伝える の記事など
5ページ目:福島県は原発問題などで非難を強いられてる住民にも家賃補助の対象に範囲を拡大
       することを検討  の記事など
6ページ目:上場企業の株価表示
7ページ目:いわき湯本の高校生、授業出来る教室提供してくれたいわき明星大学に感謝しながら授業       開始の記事など(ここに‘トヨタ自動車来月にも全生産量の7割回復’の記事がはいる)
8ページ目:東日本大地震震災相談受付一覧の記事が紙面の90%を占める(うち半分以上が福島県        内の公共機関が相談窓口)
9ページ目以降:福島県内の市町村の地域密着的な情報、スポーツ、テレビ・ラジオ番組表 などの記       事

以上が概略です。シダーズも毎日、新聞は読んでますが震災直後はともかく震災後2ヶ月たった今では読売、朝日、毎日、日経、産経新聞などにおいて震災前の時に各新聞の記事割合が近づいていると認識しています。ですが福島県においてはこの震災後2ヶ月経ったこの5月12日においても1ページ目から10ページ目くらいまでにおいてほとんどを震災と原発問題の記事で埋め尽くされているのです。

まだ、津波などによる被災状況の事は書いてませんが実際に津波の影響を受けた最終目的地 四ツ倉へ行く前のこのいわき駅までのブログだけでも被災地の方の大変な深刻さが見てとれます。このまま四ツ倉地区の被災状況のことを書き続けたいのですがすみません。このブログを書き始めてそろそろ4時間になります。シダーズの頭がフラフラしてきたので今日はここで筆をおさめさせてさせて頂きます。続きは明後日に書きます。
             <シダーズ、被災地へ行く◆!に続く>
  
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