「ビートルズが解散して以来の衝撃だ」(ジョン・レノンが「Your song」について)
 「僕の後に続くのはエルトンと(ギルバート)オサリバンだね」(ポール・マッカートニー)

  ジョンとポール(の両者)から絶賛されていたのは、エルトンだけでしょうね。その言葉とおり、70年代をエルトンは突っ走っていきます。

 ここ最近、生まれつきの涙もろさに磨きがかかり、ちょっとしたことで感動して涙を流してしまいます。


 今日、感動して涙したのはエルトンとレノンの関係です。高校の時に 「Whatever Gets You Through The Night 邦題:真夜中を突っ走れ)」を聞いて、この曲が全米No.1になったことに「人気絶頂のエルトンとのデゥエットだからNo.1を取れたんだろうな」って思いました。今でもそう思っています。

 この曲の有名なエピソードに、ヒットするわけないと思っていたレノンは「この曲が全米1位になったら、僕のコンサートに出て一緒に歌ってくれるかい?」というエルトンに、(全米1位なんてとれるわけがないと思っていたので)「もちろんだ」と。

 で、全米1位をとってしまう。レノンも約束を果たすべくMSGのエルトンのコンサートに出演します(レノンの生涯最後のライブと言われています)。

 このとき、レノンは妻のヨーコと別居して酒浸りで暗澹たる日々を過ごしていました。で、エルトンが気をきかせてヨーコをこのライブに呼んだんですね。「レノンが来るから僕(エルトン)のライブに来なよ」と。

 レノンはヨーコが来ることなんて全く知らない。 で、ヨーコが楽屋に来たらしのです。当日。レノンに対して「頑張って」と。

 
もうこのエピソードだけで泣けてくるし、動画見てるとたとえ別居をしていても、心からお互いを愛し合う姿がわかるんですよ。動画みて号泣しました。

 あと、エルトンの気遣いにも泣けてくるんですよね。自分のコンサートを機に、二人を仲直りさせてやろうっていう。

二人が言葉もなく見詰め合っているとエルトンは言いました。
「あれ?この二人はまた恋に落ちてるぞ?!」

 エルトンはいろいろ醜聞が多いですが、基本的に人への愛情が強すぎる人なんだと思っています。だから、少しでもその愛情が裏切られたって感じると憎しみに転じて、悪態をつく。でもPrince Trustのコンサートとか見ても、他のアーチストと共演しているときは完全に裏方に回って、ピアノを弾いている姿をみても「ホントは控えめで、気を遣う人なんだろうな」って思います。(同じことは、クラプトンにも言えます)。是非、下記にアクセスしレノンとヨーコの姿、そして、その二人を再開させたエルトンの気遣いを見て欲しいと思います。ジョン・レノンにまつわるエピソードって泣かせるものが多いんですよね。


 


cf.ちなみにレノンはこの曲に関して次のように言っているそうです。
「あれはおふざけの曲。それなのにビートルズを止めてから1位になったのはあの曲だけなんだ。歌詞は気に入ってたけど演奏はそれほどよくもなかったし。例えば“Imagine”何て言うよりもコマーシャルだったんだろうな。でも本来なら「Imagine」が1位で、この曲は39位くらいで充分なのにわからないものだね。
この曲ができた経緯は、僕がレコーディングしたくて、ハーモニーを誰かに歌ってもらう必要があったんだ。そのときたまたまエルトンがL.Aにいたんだ。それであの曲ともう何曲か歌い、ピアノも弾いてくれた。」