まず
「陰陽」から見ていこう
なぜ、陰が先で、「陽陰」でないのか?
はさておき
光と闇、善と悪の二元論のルーツは、古くゾロアスター教に求められる
例えば、古事記において、イザナミが禊をした際、
左目を洗った時、太陽神天照大神が、
右目を洗った時、夜の神:月の神―月読が生まれたと記されている
最後に鼻を洗った時、スサノオが生まれ、海を治めよというイザナギの命令に対し
「母のいる、黄泉がいい」
と言ったことになっているが、
とりあえず、
太陽と月に注目しよう
明るい、の明は、日+月
太陽と月
光と闇
善と悪
これ、おかしいと感じた方はいませんか
僕がかつて南の島、ロタ島で撮った写真を見て頂こう
いかが
午後の遅い時間、椰子の葉に抱かれるように
月が写り込んでいる
天照大神と月読
昼と夜の神が同時に存在している
つまり、圧倒的な太陽の光の中では
月は、単に目に見えていないだけで
ちゃんと存在しているのだ
ならば、簡単に
「陽」と「陰」を分けるのは、無意味、と
写真家としての僕は、言い切る
また、
光と闇については
太陽は
太陽系における
熱と光を放つ天体にすぎず
それは、漆黒=闇の宇宙の中の存在である
善と悪はどうか
国対国の戦争でなくとも、部族間の争い
いや、一対一の意見対立でさえも
それぞれの立場から見れば
善と悪は逆転する
人間においても
全くの善人、全くの悪人はいない
しかも、
同一の人間の心も、絶えず、善と悪の間で揺れ動く
善悪など、単に総体的なもの
立場によって簡単に変わるものだと言うことが分かる
次に、陰陽五行の五行を考察する
五行とは、
木、火、土、金、水 (もくかどごんすい)
であり、それぞれ、双生、双克の関係であり
漢方の基本となったのだが
安部晴明の桔梗紋「☆」の一筆書きが有名だ
しかし、このマーク、別に安部晴明が始めたわけでなく
古く中東あたりでも存在した
米国防省ペンタゴンは、まさに五角形をしている
函館には五稜郭がある
で
5という数字は
日本では(とりわけ裏神道の迦波羅―カッバーラ)においては
とても、重要視されている
例えば、口の中に縦に二本、横に二本線を入れると
囲となる(三井は、もと、三囲と書いた)
これによってできた、9個のますに、1〜9までの数字を当てはめて
縦、横、斜めの合計が必ず15になるように、色々試してみる
やってみてね
すると、幾つかパターンができるが、そこに
必ず 7・5・3
と並ぶ
これ、裏神道における「魔法陣」である
七五三
は、これに基づくのだが、
この魔法陣の中心に、5 が来ることから
「五円玉は、黄色であり、真中に穴があるのは、魔法陣の中心が5であるゆえ」
とかつて、裏神道関係者が伝えた
ま、いいけどね
僕が子供のころの5円玉には、穴など空いていなかった
本来の陰陽五行の五行の中心は
土
である
そして、その周りを、
残りの四つ
木、火、金、水
が取りまく
これ、陰陽道を志す者なら、知っているかもしれないが、
占い師や漢方医などはほとんど知らないだろう
偶数・奇数
これは、小学校で教える
偶数は 2,4,6,8・・
奇数は 1,3,5,7,9・・
違う!!
受精卵の細胞分裂に見るごとく
1、2,4,8・・と倍数で増えて行くのが正しい
それゆえ、出雲においては、八雲立つ、八重垣、八岐大蛇・・
「八」を極大の数字として、「これ以上はない、凄く大きな」と表現する
1.2.4.8のつぎは、16となるからだ
だから、ペンタグラムー五角形の概念は、そもそも、おかしい
しかし、日本における
陰陽の学びでは
奇数を陽=太陽=男
偶数を陰=月=女
とする
しかし、天照大神は女性である
ところが、裏神道においては
天照大神=イエスキリストだとする
??どして?
「それについては、迦波羅(カッバーラ)の奥義をもちいねば解き明かせぬ」
だそうで
迦波羅の奥義に、一を足すべしなるものがあり、その場合、・・
もう、いいや
長くなったので、この続きは、次章にて公開する
スサノオ超考古学19 特別編その参
「比較宗教学から導かれる、スサノオは宇宙の創造神!!」
にて
びっくりしますよ