2012年02月11日

マイナス10度の静寂

b8a33ec5.jpg粉雪に誘われて、お客様とオフピステを滑りました。

風も無かったため、針葉樹林の森の中は、静まり返り、私達の声だけが響き渡る感じでした。

終日マイナス10度以下の奥志賀の雪は、本当にドライで、サラサラ雪です。滑った後は数秒間、雪煙が消えないくらいです。

季節は確実に春に向かい、明るさが増している奥志賀ですが、引き続き極寒の日々が続いています。



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2012年02月05日

幻日

a56124ce.jpg午前中は巻層雲が太陽にかかり、暈がかかっていました。

写真では上手くとらえることが出来ませんでしたが、一部に“幻日”をみることも出来ました。

太陽に暈がかかった後は、大抵天気は下り坂ですが、典型的な変化どおり、午後には雲がかかってきました。



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2012年02月03日

季節暦の大晦日

f245b4ee.jpg節分です。
季節の暦は、今日が大晦日ということになります。

季節の分かれめのとおり、今日の志賀高原は、昨日までの荒天とはうって変わって、穏やかな一日となりました。

しばらく、太陽の日差しを受けていなかったのも手伝って、日差しが眩しく感じられました。

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2012年02月02日

小康状態

4ea9d7b1.jpg引き続き強い寒気が入っていて雪降りですが、今日は昼過ぎから少し小康状態になり、夕方には雲の切れ間から、青空や太陽もみられました。

どこもかしこも真っ白になっている山に、オレンジ色の夕日が映え、モノトーンの世界から一変して、目を奪われる瞬間でした。

今日は、気温もグッと下がり、終日氷点下10度以下の極寒でした。

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2012年01月29日

雪降り

f52a8d37.jpg時々小康状態にはなりますが、ほぼ4日間ほど、本格的な雪降りが続いています。

ここまで、例年よりはちょっと少ないかなと思っていた、奥志賀の積雪量も、これで一気に増えたように見えます。

スポーツハイム周辺の景色も、この時期らしいものになってきました。

気温も終日、マイナス10度以下と、厳しい冷え込みです。

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2012年01月26日

等圧線が曲がると

1e19a350.jpg冬型の気圧配置になっていて、日本海側は雪のところが多いようです。

“西高東低”の典型的な冬型ではありますが、天気図をよくみると、日本列島の中部域の等圧線が曲がっていることに気付きます。

こうした天気図の時、志賀高原辺りは風があまり強くなく、雲の切れ間から青空がのぞくことも度々あります。

今日も時々強く降っていた雪も、午後には穏やかになり、雲の切れ間から青空ものぞくようになりました。

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2012年01月24日

南の雪は

ccdd6c50.jpg冬に太平洋岸を低気圧が東進する“里雪”パターになったため、数日前までカラカラ天気が続いていた太平洋側にも降雪があったようです。

東京都心の積雪記録が、なんと平成18年と同じだそうです。
この年は「平成18年豪雪」の年でしたから、本当に寒く雪の多い年の記録でした。

こうした里雪パターン(この辺りでは“上雪”ともいいます)のときの志賀高原は、それなりに寒いのですが、あまり雪は降りません。

今日もそんな一日でした。

気温が低く、適度に粉雪で、晴れ間もある、スキーヤー・スノーボーダーにとってはこれ以上ない最高の一日でもあります。


早くも1月が下旬になっていますが、例年に比べると、奥志賀の積雪はちょっと少ないようです。
今年の冬は、この先どうなるのでしょうか。

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2012年01月22日

少なく

628e0796.jpg一月半ほど前の、雪の積もり初め頃は、枝々にタップリと実をつけていたナナカマドのですが、気が付いてみると、随分とすっきりとしてしまい、実は残り少なくなってきたようです。

多くの生き物にとって、積雪期の厳しさは、寒さだけでなく、食料が大変採りにくくなることもあります。

ナナカマドの実は、彼ら(主に鳥達だと思うのですが)貴重な食料になっているはずです。

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2012年01月19日

つとめて

cd6dbbb8.jpg真冬の早朝の、ピンと張り詰めた気配は、清少納言だけでなく、多くの人が心うたれるときではないでしょうか。

ここ二日間ほど晴れたので、早朝日の出前の奥志賀はまさにそんな空気感でした。

刻々と白くなっていく東の空に、下弦の月よりはややスリムになった月が、氷のような冷たさに見えました。

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2012年01月17日

少しづつ

3b4ff971.jpg夕方西の空の雲が少なくなって、少し夕焼けが見られました。

日没頃晴れていると、気のせいか、一月ほど前よりは明るさを感じるようになってきました。

冬至からほぼ一月ほどが過ぎ、実際にも日没時間は20分ほど遅くなってきているはずです。

さらに、気持ちの面で

「早く春よ来い!」

と思っているので、余計にそう感じてしまうのでしょうか。

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2012年01月15日

雪童子

620eac1e.jpgここのところの降雪で、北信濃は山も里もスッポリと雪に覆われてきました。

建物も、白い雪に覆われてしまうと、曲線が多くなり、何となく童話の世界に出てくる建物のように見えてきます。

そんな建物を、ボーっと眺めていると、まさに童話の世界に引き込まれそうで、中からは、雪童子(ゆきわらし)が飛び出してきそうです。

それとも見た者を全て凍らせてしまう雪女?



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2012年01月12日

真冬の星空観察会

7ae87324.jpg奥志賀は夕方から晴れ渡り、雲ひとつない晴天となりました。

スクールのお客様に、

「真冬にこれだけ晴れ渡るのはあまりないので、よろしければ星空観察会をしましょうか」

とご案内したところ、ほぼ全てのお客様がご参加いただいたのでは?
と思うほど多くの方にお集まりいただき、しびれるような寒さの中、ひと時星空ロマンに浸りました。

ちょうど今は、マイナス2.5等星の明るさの木星も加えて、一等星が夏以上に沢山見られる、なかなかの豪華さです。

ご参加の皆様は、私の話を熱心に聞き入って下さり、私もやりがいがありました。

寒いなかお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。


氷点下10度以下に冷え込んだ奥志賀は、ライトに照らされた空気中にダイヤモンドダストが見られました。

それにしても、昨日から今朝にかけて、北海道ではマイナス25度くらいのところが沢山出たようですが、一体どんな寒さなのでしょうか。

一説によると、醤油やお酒が凍るらしいです。
(バナナで釘が打てる?)

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2012年01月09日

雪の森

e74d2715.jpg山全体がしっかりと雪の覆われました。

これだけ雪が積もると、スキーやスノーシューを使って、雪のないときにはとても入れないような森の中に入ることが出来るのも、この季節の醍醐味です。

スキー場に覆い尽くされていることが物語っていますが、決して自然度が飛びぬけて高いわけではない焼額山でも、おそらく全く手付かずと思えるような森が何箇所かあり、スキーなどをしていると、そんな空間に飛び出すこともあります。
一部には大木群も見られます。

雪をかぶったそんな大木の根元に立つと、自分とは桁違いに長い時間を生き抜いている、その生命のエネルギーを感じずにはいられません。

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2012年01月07日

寒の内

e2beff81.jpg寒の内のとおり、厳しい冷え込みが続いています。

長野県内でも、昨日今日とこの冬の最低気温を記録しているところが多数あるようです。

奥志賀も冷凍庫の中に入っているかのように、全てのものが凍り付いてしまっています。

小寒から春分までが“寒の内”で、一年中で最も寒い時期です。二十四節季でこの寒の内だけは、現在の暦と実際の季節が合っているように思います。

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2012年01月05日

厳冬奥志賀

fcd34fcc.jpgこの冬一番と思える厳しい風雪になりました。

昨日の午後から降り続く雪は、既に50センチ以上積もっていて、スポーツハイムもスッポリと雪に覆われた感じです。

気温も低く風のせいもあって、体感温度は相当の低さです。

視界も利かないため、本当にジッと閉じこもってしまいがちです。

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2012年01月03日

新年最初の天体ショーは

5583793b.jpgしぶんぎ座流星群が、明日の明け方の空で極大日をむかえます。

この時間の奥志賀は、月齢9のややふっくらした月が、薄い雲を通して確認できるくらいの夜空です。

気圧配置や、雨雲レーダーをみるとどうもこの後の好天は望めそうにないようです。

この寒さのなか、真夜中におきだす決断は鈍りがちです。

真冬の奥志賀の星空観察は神秘的ですが、とにかく寒さとの戦いです。


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2012年01月01日

穏やかな元日

cc29cc38.jpg昨晩からよく晴れ渡った奥志賀は、今日の日中も青空が広がる好天でした。

穏やかな一年の始まりとなりました。

これから2ヶ月ほどは、最も厳しい冬が続きますが、厳しさの中にある、自然の豊かな表情を発信していきたいと思っています。

今年一年も宜しくお願いします。

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2011年12月31日

幻想旅行 大地との語らい

67937a22.jpg今年一年も、このブログをご覧いただきまして誠にありがとうございました。

志賀高原の大自然の中、

時に感動で涙し、

時にその圧倒的自然の猛威の前で恐怖にふるえ、

小さな枯葉のように翻弄されながら、私は自然と接してきました。


そして、日々移りゆくその表情の前で、感動だけでなく、多くのことを学びました。


その大自然に、さらに様々な機会を与えて下さった多くの方々に感謝の念で一杯です。

本当にありがとうございました。



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2011年12月29日

極寒と乾燥

d3d51a98.jpg引き続き低温の一日です。

時々陽がさすと、体感的にはホッとしますが、気温は低いままです。

こんな氷点下が続いていると、空気の乾燥も進みます。
周囲一面が雪なので、あまりイメージ出来ませんが、低温下では乾燥も厳しさの一つです。

生物達は、この寒さと同時に乾燥とも戦わなければなりません。

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2011年12月27日

極寒

28625cc0.jpg全国的にこの冬一番の寒気に覆われ、日本列島全体が真冬の寒さに震え上がっているようです。

奥志賀も粉雪が降り続き、日中でも氷点下10度といったような気温が続いています。

まさに極寒の世界は、屋外にあるものはほぼ全てのものが凍り付いてしまいます。

奥志賀らしい寒さになってきました。

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2011年12月24日

天文少年の2011年

b8698683.jpgこの時代を生きる日本人にとって、忘れることの出来ない年になった2011年。

地球は今も生きていて、活発に活動していること。そしてその大いなる自然の力の前では、私達の命や力がいかに儚いものかを、改めて思い知らされたのではないでしょうか。

そんな地球を取り巻く宇宙の世界も、今年は様々な話題がありました。
つい先日の皆既月食に感動された方も多かったのではないでしょうか。

願わくば、あのような天体ショーに沢山の子供達が接することで、将来優秀な科学者や宇宙飛行士が育ってくれることを、途中で挫折してしまった“元天文少年”は思うのです。

宇宙の話題では、古川さんの宇宙滞在記録や、何といっても「はやぶさ帰還」など、JAXAを中心とした日本の宇宙開発技術の話題も、日本人に沢山の希望や勇気をくれたのではないでしょうか。

こうしたことって、一時も休むことのない地道な努力と、やっぱり“一番を目指す”こころざしが必要に思うのです。


そんなこんな、星空のロマンを感じながら、今年も“元天文少年”は星空を見上げていました。
来年は、5月21日の日食など、またドキドキする天体ショーが目白押しです!



※はやぶさの模型カッコ良くないですか?




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2011年12月22日

冬至の朝

4e4b75e3.jpg冬至です。

日の出の時刻が最も遅く、なかなか登らない太陽に

「冬の太陽って重たいのかな?」

と、物理的にはありえないことも真剣に考えてしまいます。


毎年のことですが、私は冬至の日が来るとなぜかホッとしてしまいます。

この日を境に、天体運動の暦は確実に太陽に近づき、明るい春に向かうのだと思うと、あの寒くて辛い本格的な冬がいよいよこれから始まろうとしていても、その先に明るい希望が持てるように思うのです。

ちょうど半年前の「夏至」の日に、本格的な夏がこれから始まろうとしているのに、冬への序章が始まってしまう一抹の寂しさとは反対の気持ちです。


まあ、そんな複雑なことはともかく、今晩は南瓜を食べて、柚子湯に入って、この冬の健康を祈りましょう。

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2011年12月21日

昨晩は?

b70ed1b9.jpgここ数日雪降りが続いていましたが、昨日の晩は時々星空が見えるほど、久しぶりに晴れました。

雪面の上には、いたるところに動物達の足跡が残っていました。

スキー場のリフトやゴンドラの下も、おびただしい足跡がありました。

場所によっては、

「昨日の晩、何があったのかな?」

と思わせるほど、縦横無尽にうさぎの走り回った跡が残っていました。

うさぎのあの跳躍力を想像し、どんな光景だったのかなと想像していると、ちょっと楽しくなります。

勿論、彼らにしてみれば、決してそんな悠長に遊んでいるわけではないのですが。

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2011年12月19日

長い夜

93daf73c.jpg一年中で最も夜の長い週です。

奥志賀は、ここのところ雪降りがt続き、厚い雪雲に覆われていることが多く、3時を過ぎるともう何となく暗くなり始めてしまいます。

それでも晩秋の森のように、まるで墨でもたらしたかのように一気に暗くならないのは、一面に積もった雪の白さのせいでしょう。


写真は、今秋お客様とアラスカを旅したときにフェアバンクスのホテルのフロントにあったホワイトボードです。

さすがほぼ北極圏の街と思わせるのが、日の出日の入りの時刻は勿論、一日に何分づつ昼間が短くなっているかを「Time Lost]という単語で表現していることです。

極北に住む人々の文化は、私達以上に太陽の動きを生活の一部としているのだと実感しました。

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2011年12月16日

山の彼方

bbc01d60.jpgようやく冬らしい気圧配置と、強い寒気がやってきたようです。
奥志賀も雪降りになりました。

二日間、小諸佐久平周辺にいたのですが、こうした気圧配置の時にみられる、本州中央部の典型的な気象を身をもって体験することができました。

いつも志賀高原からは、浅間山をほぼ真北から、その真っ白な姿を眺めていいますが、反対側は全く天気が違い、乾燥した晴れが続いていました。

夕方も、青空のなか出発し、高速道路を北に向かうにつれて、空が黒くなり、こうして志賀高原に来ると雪降りになっています。

僅か100キロほどの移動ですが、興味深い気象ミニトリップでした。



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2011年12月14日

雪に描かれたドラマ

66ddf276.jpgまだまだ積雪量は少ないですが、奥志賀はほぼ全てが真っ白な雪に覆われた状態です。

白い雪面には、いつものように無数の動物達の足跡が残っています。

奥志賀の野生動物たちは、まだかなりの部分で野生を残していますので、警戒心が強く、なかなか人前に姿を現すことはありません。

ただ毎夜繰り広げられる、彼らのドラマは、キッチリと白いキャンパスに残ります。

多くは、うさぎとそれを追う狐の足跡ですが、見慣れてくると、

「ついさっきの出来事だな」

「かなりの猛スピードで走ってるな」

「追われてるのかな?」

「獲物を見つけたのかな?」

等と、少し前の出来事を想像できて興味深いものです。

勿論、彼らにとってはこの厳しい冬を生きぬくために、一瞬一瞬が気の抜けない真剣勝負なのですが。

およそ100メートル以上にわたって、一直線に駆け抜けている写真の足跡。
この向こうに何があるのか、確かめに行ってみたくなりませんか?


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2011年12月11日

ミステリアス

47a1a36f.jpg冬の寒さを除けば、これ以上の条件はなかなかそろわないだろうというほど、好条件の「皆既月食」でした。

奥志賀は、ほぼ快晴のなか、はじめから終わりまでをキッチリ観察することが出来ました。
全国的にも晴れたところが多く、土曜日ともあって多くの方が、この天文ショーをご覧になったのではないでしょうか。

私も久しぶりに、この天空からの贈り物を満喫し、また「天文少年」の無邪気な感動がよみがえった一晩でした。

特に印象深かったシーンは、月食の始まる前は、満月の明るさに隠れて、周囲の星々がほとんど確認できなかったのですが、月食が進むに伴って、星の数がどんどんと増え始め、月食のピーク時は、新月の時とあまり変らない全天の星々に変化していったことです。

すぐ左下に、全天一に輝くシリウスを中心とした冬の大三角、オリオンの三ツ星、そして皆既月食の時にしか見られない、赤褐色の月。
実に神秘的な光景でした。

奥志賀の寒さに耐えながら、神秘の天文ショーをみながら色々なことを考えました。

私達は、科学的に月食のメカニズムを理解しているので、ミステリアスともロマンチックとも感じてしまいますが、こうしたことを全く知らなかったら、やはり多くの古代人たちのように、日食同様何か天変地異がおきるのではと、戦々恐々としていたことと思います。

洋の東西の神話を紐解くまでも無く、必ずまたあがってくると信じて疑わない太陽や月が、昇らなくなってしまうこと、当たり前のことが、当たり前で無くなる瞬間の恐怖といったものは、ふと私達の日常にも何かの教訓をもたらしているかのようです。



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2011年12月10日

真冬の天文ショー

bf746338.jpg今晩は皆既月食です。

志賀高原の冬は晴天率が低いので、「今晩も多分無理だろうな」とたかをくくっていましたが、ほぼ晴天の空に満月が上がってきました。

「皆既」の状態を最初から最後まで全部見ることが出来るのは、11年ぶりくらいのはずですし、次回この条件が整うのは、6年後の2018年までありません。

皆既月食という天文現象は、日食に比べるとかなり頻繁に起こっているものですが、大抵は、月が欠けた状態で登ってきたり、沈んでしまうことが多く、最初から最後までを見届けられるののは貴重です。

しかも今晩は月の高さが高く、観測には申し分ない状態です。

全国的に晴れているところが多いようですし、なんと今日は土曜の夜。
沢山の人が、この“真冬の天文ショー”を楽しんでいることでしょう。

さあ、だいぶ月食が進んでいるようです。

私も、完全防寒で外に出ることにします。

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2011年12月07日

日の出前

3b4bc6ab.jpg冬至まで二週間ほどになり、一年中で最も夜の長い時期です。

明け方も、ちょっと早く目覚めると

「あれ、まだ夜中?」

と思ってしまうほど真っ暗です。


今週はやや気温も高めで、あの痛いほどの冷たさは無い奥志賀ですが、それでも夜明け前の寒さは身にしみて、行動が鈍りがちです。

清少納言が、「雪の降りたるはいふべきにもあらず」という「冬はつとめて」ですが、暖房器具などほとんど無かった当時の人たちは、きっと我々現代人よりも寒さに強かったのではないかと思うのです。


んっ?でも、夏もエアコン無かったんですよね。

やっぱり現代人は、全てにおいてひ弱なのでしょうか。

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2011年12月04日

木花

ca3be013.jpg摂氏0度以下の湿った空気や霧が物質に触れると、白色や半透明の氷となって付着し霧氷となります。

霧氷はその出来方によって「樹霜」「樹氷」「粗氷」「雨氷」などがあります。

こうした自然現象に、一つ一つ異なった表現を持つ日本の文化は、本当に素晴らしく思うと同時に、誇らしくも思えてきます。

いつも人の営みを自然の一部ととらえ、自然と共存しながら生き抜くために、驚くほど繊細な観察眼を持っていた我々の祖先には、あらためて敬意を現さずにはいられません。

霧氷の詩的な表現として「木花」というものもありますが、出来方や光の当たり具合によっては、本当に白い花が咲いているように見え、春の桜が満開になっているかのようです。



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2011年12月02日

墨絵

764952c8.jpg雪と霧氷が木の枝を真っ白にしたせいで、森全体がモノトーンの世界になりました。

沢山の雪が降り積もったときとは違って、枝の一本一本や斜面の起伏が残ったまま、モノの表面だけが白く縁取られたようになるため、真冬よりは陰影が濃く、まるで墨絵のようです。

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2011年12月01日

師走の始まりは

aedc9602.jpg暖かい初冬ですが、12月の始まりは少し気温が下がり、この季節らしく雪が舞う朝になりました。

その雪も沢山積もるほどのもではないので、真っ白の世界にはなりません。



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2011年11月29日

11月も

67b80ac7.jpg11月も終わろうとしているのに、なかなか気温の低い日が続きません。

今日も穏やかな一日の奥志賀でした。

一時は真っ白に雪化粧した周囲の風景から、白い部分がほとんどなくなり、晩秋の光景に逆戻りした感じです。


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2011年11月25日

冷えました

fe6c91e0.jpgようやくこの時期の奥志賀らしい、身を切るような寒さになってきました。

昨日から、空はスッポリと雪雲に覆われて、切れ目無く雪が舞い降りてきます。

気温がさがったので、シーズンはじめに多い、湿り気を含んだ雪ではなく、乾燥したサラサラ雪になりました。

雪は、地上のものだけでなく、山全体の音までも、包み込んでしまうのでしょうか。こうした日は、本当に静かです。






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2011年11月23日

雪をかぶっても

088c271c.jpgバラ科の落葉小高木「ズミ」が雪景色のなか、真っ赤な実をつけているので、良く目立ちます。

春の花の時期以外は、あまり特徴も無く地味な存在なので、落葉してしまうまでは気付きにくい樹木ですが、この時期になって、周りに色彩が乏しくなると、一際その赤い実が良く目立ちます。

「コナシ」や「コリンゴ」などという名前があるくらい、熟すとその実は甘酸っぱく、人間にも美味しく感じることが出来ます。



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2011年11月21日

水の三態

9dc1a15b.jpg自然と深く関われば関わるほど、「地球は水の惑星」ということを実感します。

水は、0度で融けて液体となり、100度で気化してしまいます。

絶対0度から、ほぼ無限ともいえるほどの広がりを持つ、宇宙全体の温度のなかでは、この100度の間の領域は、分厚い辞書の1ページにも満たない幅でしょう。

私達の体も含めて、その液体の状態がほぼ全ての生命維持活動の根幹となっているのは、まさに神秘の出来事に思えます。


奥志賀に天空から落ちてくる“水”も、昨日は“液体”でしたが、一夜明けた今朝は“固体”の状態です。

この微妙な温度の違いが、見える世界を一変させてしまいました。



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2011年11月20日

時ならぬ

4641c3c8.jpg昨日と今日、一気に気温があがったせいで、それまでに積もっていた雪が一度に融け、その上、本降りの雨になったのも手伝って、この時期には珍しく沢の水量が増しました。

山全体が静かなせいもあって、沢の水音が異常に耳に入ってきます。

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2011年11月17日

白いベールが

a6ca7b34.jpg数日前は、落ち葉が敷き詰められていた斜面が、真っ白に様変わりしました。

ほんの一瞬とも言える短時間に、これだけ劇的に変化してしまう、その冬最初の積雪は、毎年ハッとさせられる瞬間でもあります。

雪は真っ白なところが、様々な想像力を膨らませてくれると同時に、心を穏やかにさせてもくれます。

これから、長く暗い季節が始まろうとしているのに、何となく心がウキウキしてしまうのは、自分がスノースポーツ愛好者というせいだけでなく、きっと雪の白さのせいもあるのではないかと思うのです。

そしてさらに、もし雪が赤だったり、青だったり、黄色だったり、はたまた黒かったりしたら、きっと雪国の文化は今とは大分違っていただろう、などとも想像しています。


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2011年11月14日

春の香り?

5137dc84.jpgいつもならば、もうとっくに済ませておかなければならない作業ですが、気温が高く雪が降らないのをいいことに、今頃になってしまったのですが、根雪になる前に、スポーツハイムの庭の落ち葉や枯れ枝を片付けていたときのことです。

厚く重なった落ち葉を手で抱えて拾い上げたあとに出てきたフキの茎の根元に、なんと既に来春のフキノトウがありました。

大きさ2センチほどでしたが、まさに春雪融け後に顔を出すあのフキノトウです。

先端を指先でちょっと擦ってから匂いをかいで見ると、正真正銘あの“春の香り”です!

雪融けと同時に花を咲かせるフキは、前年のうちにこうして土の下でその準備をしているのです。

冷静に考えれば、当然のことなのですが、こちらはようやく冬の入り口にたどり着いたばかりと思っていて、

「さあ、この冬はどうやって乗り切ろうか」

なんてことに思いをめぐらせているというのに、半年先の準備が既に終わっている自然界の強かさと逞しさを、痛切に感じさせられた瞬間でもありました。



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2011年11月12日

小春日和

133ae8c0.jpg冬の入り口を忘れそうになるくらい、穏やかで暖かくなった奥志賀です。

空も綺麗な青空になり、巻雲が空の高さを一層際立たせてくれます。

澄み切った空気と、静寂に包まれていると、気持ちも穏やかになってきます。




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2011年11月10日

外出中です

すみません、奥志賀を離れていますので、更新が出来ていません。

週末には更新をします。ご了承下さい。


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2011年11月08日

立冬

4c8ee32d.jpg「立冬」です。

春から夏へむかうときは、日に日に明るくなり、エネルギーが満ち溢れていくのに対して、秋から冬への季節の進みは、太陽がどんどんと沈んでしまい、暗くなっていくと同時に、多くの命が終焉に近付いて(実際にはそうではないですが)いくせいか、過ぎ去ろうとする季節に
「まだ、行かないで!」
と未練をもってしまいます。

そのため、秋の深まりとともに、冬が目前に迫ってきていても、
「まだまだ秋だよ」
と、なかなか冬の到来を現実に受け止められないことが多いのです。

そんな私ですが、もうさすがに冬の扉がしっかりと開かれてしまった現実を受け容れざるを得なくなりました。

あの長く厳しい冬が始まろうとしています。

自然は最も厳しいときにこそ、本来持っている最高の表情を、ごくごく限られたものだけに見せてくれるのも事実です。
寒さからではなく、感動で一瞬息が止まりそうになる、あの冬の光景がまたやってきます。


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2011年11月06日

野生の視線

275feadb.jpgほぼ全ての葉が落葉した森は、この季節色も音も失い静寂に包まれる時期でもあります。

様々な息吹に包まれる緑の時期は、それらの無限とも思われる生命のエネルギーにかき消されてしまっていて、見失いがちな感覚が次々とよみがえってくるのも、この時期ならではのことです。

森が落葉前とは桁違いに見通せるようになるので、視力の良くない私でも、場所によっては100メートル以上も向こうの森の中でも見通せるようになり、いつもは気付かなかったものを、次から次と発見するのもこの季節です。

私が見通せるくらいですから、私の何倍もの自然の感覚を備えている野生の生き物達も、私の姿や気配を見つけやすくなっているに違いありません。

そのせいか、この時期森の中を歩くと、何となくいつもより沢山の生き物達に見られているような独特な視線を感じてしまいます。

歩くほどにそんな視線をドンドン感じるようになり、周囲の静けさも手伝って、森の神々の存在までもが、いつも以上に現実味を帯びてきます。

すれ違う人もなく、周囲数キロにわたり人間は自分だけのせいか、そんなスピリチュアルな雰囲気に浸ってしまう時期でもあります。

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2011年11月02日

ジュピターと冬の星座たち

f2aaa383.jpgよく晴れた奥志賀は、日没後間もなく満点の星空になります。

この秋は、マイナス3等まで明るさを増して、どこから見ても一際輝く木星が抜群の存在感です。
これくらい明るいと“光害”がひどい都市部でも、しっかりと見つけることが出来ます。
私も、先日東京でちゃんと見つけることが出来ました。

その存在感に目を奪われていると、9時過ぎには東の空に、これまた圧倒的存在感の勇者オリオンがもうあがってきているではありませんか。


気が付くと、もう夜空は、その主役をすっかり冬の星座たちに譲り渡していたようです。

そんな夜空を見上げている私の頬を、突き刺すようなあの冬の空気も一緒にやってきました。



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2011年10月31日

初冬の佇まい

ff9f9630.jpg標高の高いところでは、木々の葉がすっかり落葉し、山は完全にモノトーンの世界に移り変りました。

そんななかで高層湿原は、茶色の絨毯を敷き詰めたかのようです。

周囲の紅葉が鮮やかだった頃は、全面茶色のその姿は、いくら“草もみじ”等と形容してみたところで、なんとも寂しく見えたのものですが、周囲に色が乏しくなると、こんな色でも目をひく存在になります。

見る側の立ち位置が変ると、こんなものなのだなと、まるで人生そのもののように思える、10月晦日、初冬の入り口です。

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2011年10月28日

氷点下

10d49268.jpg連日の好天で、夜半から明け方までは放射冷却が進み、氷点下まで気温が下がる奥志賀です。

明け方頃、高い山は真っ白で、足元の水溜りには氷がはっているのをみると、季節が晩秋から初冬へと移り変っていることを実感します。

昨日同様、よく晴れて日中は穏やかな天候になり、やっぱりもうちょっとの間は秋かなとも思ってしまうのですが。

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2011年10月27日

霜日和

19f2df72.jpgよく晴れて、全国的にもこの秋の最低気温になったところが多かったようです。
奥志賀も冷えこんで、一面が真っ白になるほど霜に覆われました。

霜が降りるほど良く晴れた日は、日中は日差しがタップリと降りそそぎ、穏やかに気温があがります。
「霜日和」という言葉がありますが、今日のような日をさすようです。同じような言葉で「霜晴れ」という言葉もあります。

一日中快晴だった今日は、夕方も綺麗な夕焼けでした。


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2011年10月26日

笠雲

ee587fd2.jpgそれほど天気が悪くなくても、岩菅山などの山頂付近は、雲に覆われてなかなか顔をみせてくれない日が多くなってきました。

気温も下がってきているので、こんなときはあの山頂はどうなっているのだろうと気持ちになります。





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2011年10月24日

霜降の朝

54e0a636.jpg「霜降」です。

ここ一週間ほどの奥志賀は気温も高めで、霜が降りるほどの低温にはなっていません。

それでも、秋らしく昼と夜との気温差が大きく霧が発生することも多くなりました。

今朝は、標高1300メートル辺りまでは霧に覆われ、その上は晴れ渡って雲海になっていました。

ところどころに見える山の頂部分が、本当に海に浮かぶ島のように見えました。

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2011年10月23日

晩秋の水辺

6d8043f9.jpg紅葉も後半になってきて、木々の落葉が進んでいます。

渓谷沿いの木々の落葉は、そのまま川の中に入って流されていくものも沢山あります。

静かに流れるそんな役目を終えた葉たちをみていると、

「また来年の春まで、森の活動は休止なんだな」

と実感する瞬間でもあります。

休止といっても、多くの植物が一時的に成長を停止するだけのことで、生命は逞しく、しかもしたたかに生き続けています。

写真の水辺の下には、何と十匹以上の岩魚が泳いでいました。
(写真ではちょっとわかりませんが)

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