2004年05月01日

テレビアンテナ .vs. CATV !?

テレビアンテナについて考える。
  • 屋根にテレビアンテナを設置すると、メンテナンスコストと手間が気になる。
  • CATVにすると、初期費用と月々の利用料が嵩む。
  • 地上デジタル放送の動向も気になるところ。
  • 将来的には、FTTHによるテレビ視聴が一般化しそう。
これから10年くらいは、テレビにとっても激動の時代となりそうだ。
●屋根にテレビアンテナを設置
 そもそも、屋根にテレビアンテナがあるのは格好悪い。何故か日本の家屋には、テレビアンテナが付き物。都市部ではケーブルテレビ網は普及しているが、基本料金が高い為に、欧米並みの普及率には至っていない。

強風による転倒や、ワイヤーの腐食なども心配。うちの近くは、高台で風が強いらしく、結構痛んだアンテナが多い。また、屋根材の傷みも進みやすいし、屋根材のメンテナンス(塗装のやり直しなど)もちょっとやり難いかも。

一応、こういうサイトで基礎勉強したり、こういうサイトで費用の相場を見てみたりしているのだが。。。

●地上デジタル放送への対応
 最近話題の地上デジタル放送はUHF帯を使う。要するに、地上デジタルに移行した後は、VHFのアンテナは不要となる。東京、大阪、名古屋では既にデジタル放送が始まっている総務省の言い分では、2011年7月に現在の地上アナログ放送が終了することになっている。それまでに、地上デジタル放送対応のアンテナとテレビを買いなさいということらしい。まあ、このスケジュールは非現実的だが、案外、巨額の税金が投入されて、機器を支給されるかもしれない。もっとも、それは2011年以降の話だ。現状の解説は、このあたりが詳しい

 今VHFのアンテナを建てても近い将来、使えなくなる可能性がある。将来のことを考えると、UHFのアンテナも建てておく方が賢明ということになる。但し、関東地区では、独立UHF局がいくつかあり、これらを受信するには、複数のUHFアンテナが必要になる。コストもそうだが、アンテナが増えれば屋根の上の加重や風圧の負荷が気になるところ。

 逆に、既に始まっているデジタル放送だけを受信することにして、VHFのアンテナを建てないという選択もありうる。しかし、関東地区では現在の所、デジタル放送の送信出力が低く抑えられており、2005〜2006年にならないとまともに受信できない地域が多い。(このあたりの事情は、こちらに詳しく解説されている。)また、デジタル対応の受信機はまだ高価だ。

 関東地区では、もう1つ懸案がある。東京タワーを移転するという話だ。現在の東京タワーは地上333メートル。携帯電話での放送受信などの為には、600メートル級の放送タワーが必要らしい。今のアナログ放送だと、携帯テレビの写りがかなり悪いのだが、デジタルになると、いつでも何処でも綺麗に見られる様になるらしい。東京タワーの近くに「新東京タワー」を建てる計画と、「さいたま新都心タワー」計画が有力。NHKと民放5局が「新タワー推進プロジェクト」を2003年末に発足させ、新タワーの検討も本格化しているみたい。もし、さいたま新都心タワーになると、既存の東京タワーに向けているUHFアンテナを方向修正する必要がある。この場合は、無償(国費)で調整作業が行われる見通しだが、はたしてどうなるだろうか? NHKはこの案に反対しているらしい。その他の場所に新タワーを建てる案も乱立しているみたい。

 今のところ、新タワーがどうなるかは、誰にも分からない。どこに向けてUHFのアンテナを建てておくべきかがはっきりしない現在は、とりあえず、東京タワーに向けて建てることになるんだろうな。

●CATV(ケーブルテレビ)について

 CATVは、元々、Community Antenna Televisionというだけあって、その地域でサービスしているケーブル会社は1つしかない。良く言えば、地域密着。悪く言えば、独占市場に向けた殿様商売。もっとも現状、日本の多くのCATV会社は赤字だ。競争が無いのに、儲からないのは、根本的に戦略が間違っている。CATV会社の経営体質と、国の政策の両方が問題視されている。

ともかく、私の地域のCATV会社も月々の利用料が高い。契約金と接続工事費も結構な金額となる。初期費用だけでも、自前アンテナと同等か割高なくらいだ。最近は新規加入では、STBを接続する必要のあるデジタルサービスしか受け付けていないとのこと。複数受信の為には、STBが複数必要となり、これまた追加費用となってしまう。どこまで行っても、顧客指向のかけらも感じられない。これでは、加入者が増えないのも無理はない。まったく、悪循環。(ちなみに、米国の様に、テレビ自体にCATVのSTB機能が内蔵されることは、未来永劫無いだろう。)

ところが、色々考えていくと、CATVも検討候補として残ってくる。上に書いた様に、地上デジタル放送の行方が不透明な上、BSデジタルも地上デジタルも対応受信機を持っていない私にとっては、それらがレンタルで借りられるサービスと考えれば、案外良いかも(?)

 こういうときの、投資効果を考えるときには、中長期の費用総額で考える必要がある。当面、CATV契約したとして、使いつづける期間はどの程度だろうか?長くて10年。短ければ5年くらいだろう。その先は、下に書く、FTTHが主流となると私は予想している。

月に約4000円。年間約5万円。初期費用が約5万円。
5年で、約30万円。10年で、約55万円となる。
既に、地上デジタル放送の再送信も始まっている。チューナーの心配は無いが、今のところ、HDD付きのSTBは用意されていない。

チューナー代を5〜10万円と考えれば、純粋な費用は、そこそこの金額となる。台風や大風のたびに、アンテナは大丈夫だろうか?と心配する必要は無い。ちょっとアンテナの具合が悪くなったときに、業者を呼ぶのはもったいないので。。。ということで、自分で屋根に登って、滑って大怪我というリスクも無い。東京タワーが移転しようが、関係無い。そういう安心料と思えば。。。

何とか、正当化しようと思うが、もうひとつ決定的な要素が欲しいところ。映画も見ないし、スポーツもそれほど熱心に見る程では無い。音楽番組が少し気になる程度。字幕の映画は子供の教育には良いかな、とか。。。

CATVはもう少し考えることにしよう。

ちなみに、私がADSLを導入したときは、3年で30万円くらいの費用だと考えて、決断した。それだけの価値が十分あると考えたのだ。始まってみると、YahooBBの参入で、半額くらいになってしまった。CATVには、そういう意外性は無いだろうな。

●FTTHによるトリプルプレイ

本命は、FTTH!! (Go Go!! 光ファイバー!! ってやつです)
最近は、NTTも「Bフレッツ」として大々的に宣伝している。私としては、100MbpsのFTTHなんて興味ないから、早く1Gbpsのサービスが始まらないかなぁと思っている。一部では始まっているらしいが、まだ一般的ではない。NTTのRENAプロジェクトも気になるところ。

単に通信速度が上がるというだけではなく、最近は、FTTHを使って、テレビ放送を行うサービスがぼちぼち始まっている。関東では「オプティキャスト」が先行している。関西では、「eo T.V.」というのが始まっているらしい。どちらも、地上デジタルやBSデジタルの再送信を含む多チャンネルサービスとなっており、CATVと同等の本格的な放送サービスとなっている。今のところ、システムコストが高い為、大規模集合住宅(つまりマンション)が対象となっていて、サービスエリアもかなり限定されている。実験的な感じが強い。しかし数年以内には、一戸建て向けの一般サービスが始まると期待している。

当然、IP電話もセットになっていて、Internet, IP電話, 多チャンネルテレビの3つのサービスが1つの契約で受けられることから、「トリプルプレイ」と呼ばれている。まだ、この言葉は一般的ではないけど

そんなのは、CATVで既に実現されてるじゃん。何でFTTHまで使わなきゃいけないの?という疑問も出てくるが、FTTHによるトリプルプレイの優位性は、地域を限定しないグローバルなサービスというところ。つまり、自分の地域に複数のトリプルプレイのサービスプロバイダーが参入して、競争原理が働き、サービスの向上が期待できるということ。値段も品質もかなり期待できそう。

そう考えてみると、CATVの寿命はそれほど長く無い。頑張れ!CATV!


で、うちはどうするか? それが問題だ。

とりあえず、室内アンテナで様子見か? というアイデアもある。

どうなることやら。。。 こうご期待!?

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事務所移転 に先駆けまずはクリアしないといけない問題がある。オンラインショップには欠かすことのできないインターネット接続だ。 ADSLも含め安価で品質のよいサービスもあり、数年前に比べると選択肢が格段に広がっている。速さなどの性能も気になるところではあるが、
インターネット接続&IP電話、そしてテレビ - HIROの家造り。 at 2005年01月26日 12:54

この記事へのコメント

すごく参考になりましたので、
トラックバックを張ろうと思ったのですが、
なぜか上手く出来なかったので、
こちらにコメントします。
http://blog.livedoor.jp/before92/archives/498107.html

どうもありがとうございました。
1. Posted by kuni at 2004年05月02日 19:02
kuniさん

感謝されると、お恥ずかしい様な内容ですが。。。
見直してみて、少しだけ修正しました。(内容自体は変わってないです)
大きな間違いは、CATVの略がCommunity Antenna Televisionだったことですね。今まで、Community Area Televisionだと信じきっていたのですが。正解が分かっても、Community Area Televisionの方が、意味としてはしっくりくる感じがするのは、負け惜しみでしょうか。

また、続編も書いていますので、そのうちupします。お楽しみに。。。
って、何時になるか分かりませんので、気長に。。。 ^^;;;
2. Posted by shigepp at 2004年05月04日 00:19
コメントをいつか書こうと思いつつ、遅くなりました。
我が家はアンテナ立てるのをやめました。
立てるつもりで電気屋さんにも屋根に配線を出してもらっていたのですが、
幸いなことにちょっと昔にその地域で電波障害があり、付近に無料のケーブルがあったのです。立てるのはやめて、ケーブルにつないでもらってTVは問題なく視聴中です。

社宅のときは、強風の後よく何かしらのチャンネルが映りが悪くなり、会社連絡係の人に直してもらうようにお願いしたものでした。

自分の所のアンテナが曲がったら、誰が直すの?そのたびお金払うの?と、色々考えた末にケーブルあるなら、それにとりあえず頼ろう!ということになったのでした。
shigeppさんの書いていらっしゃるデジタルのこともあるので、そのときに必要だったら立てよう!となったのです。

#その後、ここの地域担当の○○○ケーブルが売り込みに来ましたが、
#「遅いよ〜(笑)」光ファイバーもすでに引き込んでいたのでした(^o^)v

shigeppさんはどう決断されたのでしょうか‥。
3. Posted by エリママ at 2004年05月13日 23:29
エリママさん。こんばんわ。

無料のケーブル、良いですねぇ。羨ましい。
うちの回りも電波障害とか起きないかなぁ。

うちの顛末は。。。来週発表予定です。お楽しみに。 ^^)
と言うか、どうなるか、まだ良く分からないのです。
4. Posted by shigepp at 2004年05月14日 00:37
shigeppさん、こんにちは。

参考にさせていただきました。新年度までに移転予定です。
引越しのことなどもさらに参考にさせていただきます。

今後ともよろしくお願いします。
5. Posted by HIRO at 2005年01月26日 13:03
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