2015年03月20日

5Sが定着しない

経営者は、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を重視し、取り込んでいる事業書は多い。しかし、いつの間にか形骸化し、5Sそのものが目的となっている企業もある。5S活動を宣言するが、いつ間にかうやむやになり、また、始めるが・・・なかなか定着しない。

形骸化には2つの理由がある。
一つ目は、5S導入当時は、社長や工場長などが熱心に進めていたものが、担当者に引き継がれたり、情熱的に取組んでいた推進者が、配置換えになり、後任が興味を示さないと、あっという間に形骸化してしまう。情熱をいかに持ち続けるかということが必要である。

二つ目は、5Sの運用が押しつけで行われ、5Sを何のために行うかという目的が共有化されていないと、忙しいという理由でいつの間にか立ち切れになってしまう。頭では必要性は理解できるが、知識が認識になっていないことである。

企業内訓練の進め方
1)情熱的に5Sを維持するために、付加価値(利益)を合言葉にするとよい。
経営者から作業者までを含めた短時間対話法によるワークショップを行うことから始める。「5Sの目的は何か?」、「自分達は何を行うべきか?」、「自分は何ができるか?」・・・・

結果的に、「5Sは、付加価値を作りだす道具」と位置付けられると事が多い。そこで、付加価値とは何か、経営者から作業者まで、「企業の利益構造を共通の合言葉」と認識するためのワークショップを行う。
  
2)何のために5Sを行うか、一人ひとりの気付きを引き出す。
基本的に、人は他人から押し付けられたり、支配されるのは好まない。自分の案が何らかで採用されていると感じられると自立的に行動する。自分で考え(独創)し、話合い(響創)、各自の想い入れの相違を整理し(収束)、何が重要かシナリオ(合意)を作るワークショップが効果的である。

さらに、ワークショップで、「5Sマイチェックシート」を作り、互いに改善を意図したISO内部監査として、しくみ化すると定着し易い。企業内ISO内部監査員研修の中に取り入れている。




shigesan7 at 21:50│Comments(0)TrackBack(0) ブレイクスルー思考 | マネジメント

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