2016年07月02日

有効性内部監査員の養成

統合ISO(ISO9001+ISO14001)の内部監査員養成2日間コース研修を終えた。ISO9001及びISO14001の2015年大改訂では、「組織の事業活動(日常活動)とマネジメントシステムとの一体化」が強調された、これらを踏まえての研修を企画した。

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規格大改訂に対して、「改訂要求事項から日常業務を見直すか」、「日常業務から改定要求事項を見直すか」の2つの取組がある。経営に直結するISOを目指すならば、意識改革の必要がある。形骸化した過去のISOを捨て、規格改定の意図(目的)をくみ取り、経営システムとISOマネジメントシステムの一体化をすることである。

内部監査員もプロセスの有効性を評価する有効性監査にさらに力点を置くことである。規格との適合性ばかりにこだわるとプロセスが形骸化しやすい。内部監査の目的は、「よい会社をつくる」と再定義すると、有効性監査は、「改善のきっかけづくり」といえる。

そのためには、規格の解釈ばかりなく、マネジメントとは何か、PDCAを回すとは何か、組織のパフォーマンスと自分の関係を理解して、内部監査を通して、「よい会社とは何か」、共に考え、PDCAを回すことを実践してもらいたい。

今回の研修にもこれからリーダーになる人が多かった。ISOと日常業務の関係、日常業務と個人の関係、個人とISOの関係を研修時間の約半分をかけたWSとそれに基づく監査練習で感覚をつかんでもらった。




shigesan7 at 04:56│Comments(0)TrackBack(0) エコアクション21 | 統合マネジメント

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