月曜かっぱはしご加賀屋のあくる日火曜。
当然のごとく二日酔い激しいこの日。
しかし、定時+αで向かうは、南大塚にある木曽路という飲み屋。
他力本願は不満ながら、生ホッピーが大塚で唯一飲める店との情報をキャッチキャッチキャッチ!
(ちなみに、ある日記では、大塚四天王と呼ばれるほどの名店であるらしい)
早足で向かう。

店はビルの一階。
その見た目からは、何のこだわりも、アピールも感じられない。
こりゃ、たいしたことないか…
そんなことを思いつつ店内へ。
カウンター数席にテーブル12席。
奥の掘ごたつ席(4人×2)は、実にいい雰囲気。
18時過ぎの入店で、客は二組。
カウンター奥に陣取る。

メニューはもちろん生ホッピー(420円)
この値段は、高くもなく安くもなく、まぁ並と言えよう。
キンキン(不倫)に冷えたグラスが素敵。
飲めば、だいこくやを越え、かの名店、水道橋加賀屋に迫る泡のクリィーミー(マミ)さに感動。
これよ、これ。

さて、アテはどうすべかとメニューを見遣る。
もっとも、オススメは調査済み。
メニューにも強調されるように、煮込み(560円)である。
値段は高めである。
しかし、量は多いという。

遂に現れた煮込み。
器は確かに大きく、一人では食べ過ぎな程である。
見た目は、かっぱのそれとは異なり、所謂普通の煮込み色。
どす黒くなく、あっさりな印象である。
表面に浮かぶ脂を除いては。
一口…ほほぅ、確かにイケる。
モツ臭さは残るが、むしろ好ましい風味である。
味付けも濃すぎず薄過ぎず絶妙。
これなら納得…落ち着いていたのはそれまでであった。
二口目、思わず唸る。
おほ〜っ…
今頃になって、まさに胃の奥から、旨さが戻ってくるから不思議。
それは、表面に浮いた脂によるものだろう。
好き嫌いはあるだろうが、この脂は素晴らしい。
まるで、めちゃくちゃ旨いラーメン屋さんのスープである!
その淡泊な色合いとは裏腹に、煮込まれたモツはとろけ、消滅する。
それは、かのかっぱも凌駕するほど。
味付けは水道橋 加賀屋の煮込みに、さらにコクを増した感じ。
これは絶品である。
極上モツを食べつつ生ホッピーを流し込む。
至福と呼ぶに相応しい時間。
正直、驚いてしまった。
この衝撃、かっぱ、まるいと肩を並べると言ってもいい。
ただただ感動、である。

この一品で、完全に店を信用した私。
WBならぬBBを一瞥すれば、あるメニューに目が止まる。
カレーカツ(840円)
カツカレーなら知っているが、その逆は真なのか?
店員に聞く。
私:「カレーカツって、どんなのですか?」
店員:「(両手を頃合いの大きさに広げ)これくらいのロースカツにカレーをかけたものです。ライス別です」
そして、トドメの一撃。
店員:「美味しい、ですよぅ〜」
私:「く、下さい」

で、出て来たそれは、まさにカツカレーのカツカレー抜き。
つまり、ライスが無いだけである。
私がコイツを頼んだのには、それなりの理由がある。
店員が薦めたのももちろんだが、なにせここは大塚。
トンカツ激戦区で、ハズレなど出せようもあるまい。
注文してから数分後、しゅわしゅわと油の音が店内に響く渡る。
注文してから揚げる、丁寧な仕事に、まずは安心。
そして届けられたそれは、やはりかなりのボリューム。
どうやらこの店、複数人向けである。
スプーンでカツを切れば、サックリと一刀両断。
さすがである。
カツは文句なし。
それ以上に嬉しかったのは、カレーの味付け。
まさに家庭的と言える、甘めでもっちゃりしたカレー。
家庭的というと誰でも作れそうに思われがちだが、それは間違い。
このコクは凄い。
しかも、厭味じゃない。
間違いなく、合わせるスープが旨いのだろう。
とにかく美味しかった。
生ホッピーは予定を超えて三杯+料理二品でニッパチは、絶対的には安くはない。
しかし、旨さ、満腹感、酔い度を考えれば、満足だしリーズナブル。
ちょっと通いたくなるほどである。
ともに人の良さそうな店主、店員に、煮込みを絶賛。
またの来店を誓い、店を後にしたのでした。