2010年10月

2010年10月30日

夢・創造会議あいち!

私は以前から「党派・無党派を超え、世代を超えた県民会議のようなものが必要」との認識を持っており、10月18日の出馬表明記者会見でもその旨述べたところである。

今日のお昼に「夢・創造会議あいち」の立ち上げ記者会見を行った。

趣旨内容は、次のとおりである。

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「夢・創造会議あいち」の?ち上げについて 

平成22 ?10 月30 日

 このたび、幅広い職業や年代から11名の呼び掛け人が集い、「夢・創造会議あいち」を立ち上げることといたしました。
 近年の世界的な経済不況により、愛知県内の各地域では、先行き不透明な状況が続き、閉塞感が漂っています。
 私たちが暮らす愛知県を夢あふれる地域にしたい。若者や子ども、そして年輩の方々が明るい希望を持って暮らせる地域にしたい、という切なる声は強まるばかりです。

 私たちは、愛知県知事立候補予定者の重徳和彦氏が出馬表明会見で述べた「党派・無党派を超え、世代を超えた、県民の“声なき声”に耳を傾ける」姿勢に共感しています。「民を支える官」、「現場重視」の基本理念にも共感しています。
 これまで政治に届いていなかった県民の想いや願いに対して、重徳氏にしっかりと耳を傾けてもらいたいと考えています。
 今後、党派・無党派を超え、世代を超え、県内一円に幅広く呼び掛けて、車座集会などの気楽な集まりを開催してもらい、これまで政治や選挙に十分に参加できなかった一般の県民であっても、誰でも気軽に参加できる場づくりを進めていこうと考えています。

 政治に届いていない“声なき声”は、実は大きな声です。
 すべての県民が夢と希望を持って暮らせる、心まで豊かな愛知県を目指して、私たち一人ひとりが声を上げ、夢の実現に向けた改革を実行できる政治を求めたいと思います。

≪呼び掛け人・五十音順≫
 荒井麻央(大学院生)、内田光彦(元市消防長)、加藤時彦(弁護士)、加藤俊男(ガイドボランティア)、榊原輝重(税理士)、野々部尚昭(市議会議)、
林知明(NPO 理事)、林幸弘(大学院生)、真木宏哉(元副市長)、宮治聡子(主婦)、吉田慎一(会社員)

≪「夢・創造会議あいち」事務局連絡先≫
・e-mail:info@aichi-kaigi.net
・ホームページ:http://www.aichi-kaigi.net(順次、会の情報を更新していきます)

shigetoku2 at 14:48|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 行政・地方自治 

2010年10月25日

39歳で決意した意味

私は現在39歳。12月に40歳になる。

お会いする方々から良くかけられる言葉の一つは、「若いね〜」という言葉である。


若いから、発想力とエネルギーで、どんな困難な改革だってやり遂げられる。
若いから、フットワーク軽くどこへでも足を運び、現地現物の視点を持てる。
若いから、腰低く、虚心坦懐に人々の声に耳を傾けられる。

若さのメリットは、いろいろある。


しかし実は私は、自分をただ若いとばかりは思っていない。

そりゃあ、人は長く生きれば生きるほど、経験や知識は増えていく。
しかし、私が今60歳ぐらいで、「今までの豊富な経験を生かしてぜひ出馬を!」と要請されても、さほど心は動かなかったであろう。

それはなぜか?

いま、日本全体が、景気低迷や目標喪失感から、将来の夢や希望を描きにくい社会になっている。
日本経済をけん引してきた愛知県でさえ、トヨタショック以来、元気を失っている。

私と同じ世代には、小さな子を持つ親がたくさんいる。
子どもたちが夢を持てる明るい将来をつくっていく責任がある。

20〜30年先、子どもたちが大人になる頃まで見通し、今やらなければならない改革や政策を断行しなければ、お先真っ暗である。

この閉塞感を突破し、明るい未来を切り開くため、変革をおそれず責任持って実行できるのは、まさに“若い”世代なのである。


この世代は、これまで政治への影響力が非常に限られていた。
投票率も低く、政治や社会への意識も低いとみられていた。

しかし、今回の出馬にあたり、政党に必ずしも属さない、若い方々の声を聴いてまわったところ、「声なき声」は、実は大きな声であることに気がついた。

若い世代も、地域への想いを持ち、後世への責任感を持ち、行動を起こしたいと願っているのである。

そして、この世代が動き始めることは、年輩の方々にとっても明るく安心な地域社会をもたらすことは間違いない。


「若いね〜」という声は、変化への期待感と受け止めさせていただくと同時に、責任を持って将来を切り開いてくれ、という叱咤だと受け止めたい。

今立たなければ、いつ立つのか!

これが、今の気持ちである。

shigetoku2 at 17:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 行政・地方自治 

2010年10月21日

出馬表明!

これまでの人生で最も大きな転機が訪れた。

来年2月の愛知県知事選への出馬である。

10月18日(月)の午後、出馬表明の記者会見を行った。
会見でも述べたが、私の出馬理由は次のとおりである。

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これまで、民主党、みんなの党が、知事選の候補者を擁立する様子を東京で眺めていた。

愛知県という地域のリーダーを選ぶ選挙なのに、地域の切なる声を受け止めようとする候補者がいない。
どこか遠い、手の届かないところで、物事が決まっていく。

多くの県民はそう感じているに違いない。

国政政党の代理戦争、中央政治の下請けでは、地方は自立しない。発展しない。


これまで日本で最も豊かな地域だったふるさと愛知。
だが、トヨタショック以来、将来に明るい夢と希望を確信している人がどれほどいるか。

私は愛知県豊田市で生まれ、トヨタ自動車で働く父親の姿を見て育った。

今年12月に40歳になる私は、子育て世代でもあり、20年、30年後を見通したビジョンを持ち、若者や子どもたちが夢を持てる明るい社会をつくっていく責任がある。

目先の選挙に勝つために、政党がつくった神輿に飛び乗るなんていう態度は許せない。

特定政党の代弁ではなく、地域の代表として、党派にとらわれず、広く県民の声を受け止め、本気で愛知県の将来を切り開いていく力のある候補者が絶対に必要だ。


10月16日(土)、自民党愛知県連から出馬要請をいただいた。
歴史と伝統ある自民党が、いま「若さと変革」を求めている。
自民党自身も今までの古い自民党から生まれ変わらなければならない、という決意と覚悟を感じた。


ただ、私自身の政治スタンスは、党派を超えた地域の代表である。

これまでも折に触れ、県内各地の皆さんの声を聴いてきたが、17日(日)、名古屋で「県民の声を聴く会」を緊急開催し、党派を超え、世代を超えた100人以上の方々に集まっていただき、あらためて生の声を聴かせていただいた。

これまで政治に届いていなかった“声なき声”。
それは、決して小さな声ではない。
一人ひとりが地域社会を思う気持ちは強い。

これまで政治に関心が持てなかった人たち、政治なんて無関係だと思っていた人たちが、こぞって参加できるような政治をやれたら、愛知県が持つ底力を発揮でき、再び夢あふれる元気な愛知県になるはずである。

私は背中を押され、知事選への出馬を決意した。


県民が夢を語り、候補者が耳を傾ける。
若い人も、年輩の方も、県民総参加のワクワクするような選挙をやりたい。

マニフェストも、政党との間で決めきったものを有権者に示すのでなく、広く県民の声を聴きながら肉付けしていく「進化するマニフェスト」をつくりたい。

こうした活動の母体として、近日中に、私自身のリーダーシップのもと、あらゆる県民が参加できる“県民会議”組織をつくることを考えている。

「県民参加の政治」をとおして、真に豊かで活気あふれる愛知県を目指すのである。

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shigetoku2 at 02:09|PermalinkComments(18)TrackBack(0) 行政・地方自治 

2010年10月04日

太陽エネルギー100%自給の電動自転車

田園都市線・桜新町駅前の駐輪場では、電動アシスト自転車のレンタルを行っている。

太陽光発電した電気をリチウムイオン電池に蓄電し、電動アシスト自転車を充電するという、完全な天然エネルギー循環モデルだ。
レンタサイクル看板現在のリチウムイオン電池の技術水準では、容量は十分だし、放電ロスもかなり少ないようだが、メーカーの方によると、寒暖の耐久性をさらに追求する必要があるという。

また、価格もまだ高価であり、このあたりは今後の量産によって採算性も変動していくのではないだろうか。

ソーラーパネルちなみに私が見学したときには、ソーラーパネルからの送電は止まっていた。
リチウムイオン電池の蓄電量が十分なときは、送電がストップされる仕組みになっているそうだ。

理想的には、その容量オーバー分を売電できると完璧なのだが。
リチウムイオン電池ケース
この太陽光発電併設のレンタサイクルは、区内にもう2か所、桜上水(京王線)と経堂(小田急線)と、南北に直列するような位置に設置されている。
これは、世田谷区内の鉄道網は主に東西に走っており、南北の交通利便性が弱いという点を補おうという政策意図があるようだ。
この政策目的がどの程度達成されているかは不明だが、見学している間にも、会社の営業マンらしき人や、初老のご夫婦など、自転車を利用しに来る人が何人かいて、けっこう好評のようだ。

自転車バッテリー私も電動自転車を初めて乗ってみたが、ちょっと漕ぐとグッと進み、ちょっとびっくりするぐらいだ。
慣れれば平気だろうが、漕ぎ出しに少し気をつけないといけない。
が、とにかく快適。
上り坂ではすごい威力を発揮しそうだ。

自転車表示一回の充電で25キロ走る。
手元で電池残量が分かるので、安心して乗れそうだ。

世田谷区ではまだ顕在化していないかもしれないが、今後は、とくに公共交通機関が発達していないような、クルマなしで生活できない地域では、高齢ドライバーの問題が深刻化するだろう。
地域社会で、高齢者が快適かつ活発に活動するのにふさわしい乗り物として、電動アシスト自転車に注目してみたい。

CO2パネルまた、太陽光ですべて賄われているこのシステムで注目したいのは、地球環境への貢献である。

化石燃料を使った通常の電力を使った場合と比べ、CO2の削減効果がある。
また、クルマを使った場合と比べれば、相当な削減効果が出るはずだ。

ただ、いつも思うのだが、CO2の削減効果が何kgと言っても、専門家やかなり意識の高い人でなければ、その数字にどの程度の意義があり、どの程度の数値を目指すべきなのか、よく分からないことが多い。
環境貢献の効果をもっとうまく示す方法はないものか・・・。


またこのシステムは、通常の電力から切り離された、完全に独立した電源なので、災害などで停電した時への備えとしても有効なはずだ。

ライフラインの中でも、ガスや水道に比べ、電力は比較的回復が早いが、それでも例えば携帯電話やパソコンの充電のようなニーズは相当高いのではないかと思われる。
これに応える仕組みを作っておくと、いざというときに重宝されるのではないかと思う。


実はこのシステムの存在は、青森ITSクラブの仲間から情報を得たのだが、近年、青森県では電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の普及に取り組んでおり、奥入瀬渓流や白神山地でのパーク&EVライドなどの構想が進んでいる。

こうした試みに、太陽光発電の仕組みが加われば、さらに完成度の高いシステムになるのではないだろうか・・・?

地域活性化のヒントは、そこらじゅうに転がっている。
都心の先取性と地方の現場のダイナミズムをうまく掛け合わせていきたい。

shigetoku2 at 08:10|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 地域活性化・地域の話題