ポビーとディンガン

監督: ピーター・カッタネオ
出演: クリスチャン・ベイヤース, サファイア・ボイス, ヴィンス・コロシモ, ジャックリーン・マッケンジー, ピーター・コーラン
内容:ベン・ライスのベストセラー小説を、『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督が映画化!オパール採掘が盛んな田舎町に住む少年アシュモル。ある日、妹のケリーアンの空想の二人の友達、ポビーとディンガンが居なくなり、心配した彼女は病気になってしまう。アシュモルは妹のために、“誰にも見えない二人の友達”を探す事に。
オーストラリアの田舎町
全国からたくさんのヒトがオパールを求めてやってくる町
ウィリアムソン一家も都会暮らしを捨て、ここオパール鉱山に夢を追い駆け一年前に引っ越してきた。
父のレックス(ヴィンス・コロシモ)はオパールを見つけ一攫千金を夢見る。
母のアニー(ジャクリーン・マッケンジー)はスーパーで働きそんな夫を支える
(どこかで見たと思ったらキス★キス★バン★バン

に出てたヒトでした!!)肌が白くて聡明な美しいヒトで、とても優しい母親役。
アシュモル(クリスチャン・ペイヤース)は父親を尊敬し、自らの夢をオパールだと言う。父親の採掘場に行っては独りで砂山をソリで滑ったり石の中からオパールのクズを収集する。

妹ケリーアン(サファイア・ボイス)は友達がいなかったが、いつも空想の友達(イマジナリーフレンド)のポビーとディガンと遊んでいた。彼女のその様子は町の住民達の失笑の的。
父はそんなケリーアンに『想像の友達と話すな』言うが聴く耳を持たないケリーアン。

仕方なく父は理解したフリをしてポビーとディガンを採掘場に連れて行き置き去りにしてきてしまう。
半狂乱になり探しに行くと言ってきかないケリーアンにせがまれ夜の鉱山に捜しに出かけるが見つからず
兄のアシュモルは『いるもんか』と呆れ顔。
おまけに採掘仲間に採掘泥棒と疑いをかけられレックスは鉱山からも締め出しをくらい裁判にまでかけられてしまうコトに。
それからは母アニーはスーパーの仕事も首になりアシュモルもいやがらせを受け
ケリーアンはお気に入りだった遊び場の壊れたトレーラーハウスを燃やされてしまう
そのままシッョクで具合が悪くなり、とうとう病院に入るコトになってしまうケリーアン。
そんな妹を心配して普段はクールな兄アシュモルもポビーとディガンの尋ね人のチラシを作り街に貼りに行くという
ケリーアンも2人の似顔絵を描くコトに

しかし町中に貼られたチラシに父レックスはアシュモルに『お前だけはまともだと思っていたのに』と嘆く…
レックスの裁判でもケリーアンの空想の友達を捜していたと言う話を笑い飛ばす住民達だが証言者の話の中でケリーアンの日常にとってポビーとディガンは現実だったと証明され、その想像力の豊かな少女が住民の心無い態度に心を痛め実際にポビーとディガンがいなくなってから体調がわるくなり今は病院にいるコトをみんなが知る…

事実ケリーアンを演じたサファイア・ボイス自身にも『バンバン』と言う空想の友達が三歳の頃からいるらく、バンバンはチョコやコーラ、お花がスキだそうだ。
撮影中は彼女がポビーとディガンと一緒だからやきもちを焼いてしまっていたらしい
しかもバンバンはエッフェル塔から落ちて首も折っているらしい(何故そんなコトに!!)

このイマジナリーフレンドを持つ子供は世界各国にいるらしく
アニメでもそれがテーマに扱われているモノ(フォスターズ・ホーム)もある
私には居なかったらしい…。
しかしオーストラリアの暖かクリスマスって全然ぽくなくて不思議でした。

小さなオンナノコの想像力が生んだ友達は
一体何なのか???
そんなコトはこの作品ではどうでもイイコトで
ただ彼女にしか見えないモノだろうと彼女の世界そのモノにかわりがなく
本当はそれを誰も否定できないってコト
そしてその想いは兄弟愛、家族愛を繫げやがて町中に広がっていく

夢を追いかけ現実が見れないでいる父親かもしれないし
想像の友達としか遊べないコともとれるのかもしれない
でも不思議とこのお話には悲壮感を感じない。
それは目に見えなくても確かに存在したポビーとディガンのおかげなのだろうか?

信じないヒト、見えないヒトには失笑なのかもしれないが
何かを強く想い信じるコトで叶うコトで確信が現実となるコトを知っている
見えないモノを信じていと言えるコトこそが強さなのかもしれないし
心揺らぐコトがなくまっすぐなその想いは信じるというコトも含め
相手を思いやったり、認めたり、大切にするコトを教えてくれる。

彼らを見るには想像力が必要で
彼らの声を聞くには心に耳が必要で
子供の想像力と創造力の強さと素晴らしさ
何かを信じるコトの大切さを感じた。

スゴクやさしい映画でした。
『いるわけない』と言いながら妹のためにビラを作り、
町のヒトの心まで動かしたケリーアンとアシュモルの兄妹愛
オーストラリアの空と大地が果てしなく広がる光景を想像の象徴として
決して現実に交わらなくとも、そう見えるコトを真実とするなら
やはり彼女の友達はこの世界に生きていたのだと思う。
そして真の宝物として
町のヒト達の中にも誰かを思いやるという輝けるモノがあったコトでこの物語は救われる。

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