2016年06月

2016年06月25日

久しぶりにブログを書いたら、東京都の細井さんからコメントをいただきました。

細井さんは大学1~2年時のクラスの友人です。
熱気球を飛ばしたりするサ-クル、飛行研究会に所属し、雄弁かつ行動派でもあり、大学時代は我が家まで遊びに来て青のりの加工作業を手伝ってもらったことが思い出されます。
学生時代の友人達は北海道から鹿児島まで全国各地からの出身者で、卒業後はあまり会う機会はなかったのですが、近年は遠隔地でもブログ、フェイスブック、ラインなどで交流する機会が増えてきました。
ありがたいことにブログを読んでもらっているということで、これからも時々は更新しなくてはいけませんね。


ところで細井さんからのコメントは、国産青のりが供給不足で売るものがないのなら海外に目を向けてはどうか、という趣旨でした。

海外の生産状況についてはあまり詳しくはないのですが、中国、韓国では青のりが生産されその多くが日本に輸入されています。
弊社でも商社を通じて買付する機会がなかったわけではありません。
青のりの代用品である低価格の「青さ」同様、お客様の要望で買付することもありますが、取扱数量は微々たるものです。
私どもの事業はまず、地元である愛媛西条で収穫された海苔を販売することからスタ-トしました。
次に四国海苔という社名の通り、お客様の要望にこたえる為に西条以上に評価の高い徳島県や高知県の青のりを買付し提供させていただきました。
これらの四国産青のりはお客様に高く評価いただいてきました。
豊富な四国産の青のりを各地のお得意様にご提供することで十分であり、海外産にまで手を出す必要がないと考えてきました。

しかし近年の減産傾向と不安定な生産状況では、とてもお客様の要望に応えられないことになってきました。
事実青のりを大量に使う大手の食品メ-カ-では、できれば国産を使いたいけれど、中国や韓国産を含めた海外産の仕入れをしないと1年間の必要数量に届かないことになってしまします。
国産青のり100%使用という表示は小さなマ―ケットでは通用しますが、大量販売の大手には通用しません。
おそらく今後も国産青のりの品不足は続き、共販価格の高騰も続くものと思います。

ならば弊社も海外産で調達をといっても、過去の仕入れ実績に基づいて調整される為に現状での仕入れは限りがあります。
また、弊社の存在意義を考えると正直あまり手を出したくない商材です。

国産青のりの不漁とともに沈むかもしれない船から脱出しないでこのまま櫓をこぎ続けるのか、新たなビジネスチャンスを求めて切り替えていくのか、これからの船長の判断が成否のカギをにぎることになります。



shikokunori at 10:00コメント(2)トラックバック(0)マネジメント青のり 

2016年06月19日

ブログを随分と長く休ませていただきましたが、久しぶりに投稿します。

6月は海苔の買付期が終了し、ちょっと一息できるかなという季節です。

海苔の原材料仕入は11月から始まって5月にはほぼ終了します。
6月から11月にかけては次年度の仕入期の前にどれだけ売っていけるか、
その販売実績によって、次年度の仕入計画に影響を与えるわけです。
そんなことで、これからの販売成績がより重要になります。

ところで、今期の海苔の仕入れは大変な年となりました。

国内の海苔生産も安定供給されてきた時代が長く続きました。
過剰生産で価格が下がることを避けるために生産調整をした時代から、需要と供給のバランスがちょうどよいくらいになり、やがてそのバランスが崩れ、仕入価格が上昇する時代になってきました。
海苔の価格はこの3年間で少しずつ上がり、生産地が限られる青のりに至っては不作の影響で相場が前年度の倍以上になるのが現実です。

原材料の確保ができないと次のステ-ジに立つことはできませんから、注文が入っても売る商品がないということになります。
限られた原材料はより高く買うことができる商社やメ-カ-に集約され、ついていけないところは競争から脱落することになります。

業界として切磋琢磨していく中で、共存共栄ができればいいのですが、強いところにより集約され寡占化が進んでいくことになるでしょう。

また、海苔の仕入決裁は共販での落札後5日以内に支払うというル-ルですが、販売の方は掛け売りが中心です。
買付後すぐに取引が成立することもありますが、多くは仕入れた海苔を1年間かけて少しずつ販売していきます。
商売にはリスクはつきものですが、競争激化の中ではハイリスクの割に見返りは少ない気がします。

海苔業界も振るいにかけられる中で、どこが脱落しどこが残っていけるか、この数年が分かれ目の気がします。

良い時もあれば悪い時もある、梅雨空のような沈んだ気分にもなることもありましたが、いつまでも休んでいることは許されません。
一息ついても時間は容赦なく進んでいくのですから。

いつも前を向いて進んでいくことが使命でもあります。



shikokunori at 17:50コメント(1)トラックバック(0)マネジメント 
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