2016年06月19日

安定供給から減産の時代に移行する海苔産業

ブログを随分と長く休ませていただきましたが、久しぶりに投稿します。

6月は海苔の買付期が終了し、ちょっと一息できるかなという季節です。

海苔の原材料仕入は11月から始まって5月にはほぼ終了します。
6月から11月にかけては次年度の仕入期の前にどれだけ売っていけるか、
その販売実績によって、次年度の仕入計画に影響を与えるわけです。
そんなことで、これからの販売成績がより重要になります。

ところで、今期の海苔の仕入れは大変な年となりました。

国内の海苔生産も安定供給されてきた時代が長く続きました。
過剰生産で価格が下がることを避けるために生産調整をした時代から、需要と供給のバランスがちょうどよいくらいになり、やがてそのバランスが崩れ、仕入価格が上昇する時代になってきました。
海苔の価格はこの3年間で少しずつ上がり、生産地が限られる青のりに至っては不作の影響で相場が前年度の倍以上になるのが現実です。

原材料の確保ができないと次のステ-ジに立つことはできませんから、注文が入っても売る商品がないということになります。
限られた原材料はより高く買うことができる商社やメ-カ-に集約され、ついていけないところは競争から脱落することになります。

業界として切磋琢磨していく中で、共存共栄ができればいいのですが、強いところにより集約され寡占化が進んでいくことになるでしょう。

また、海苔の仕入決裁は共販での落札後5日以内に支払うというル-ルですが、販売の方は掛け売りが中心です。
買付後すぐに取引が成立することもありますが、多くは仕入れた海苔を1年間かけて少しずつ販売していきます。
商売にはリスクはつきものですが、競争激化の中ではハイリスクの割に見返りは少ない気がします。

海苔業界も振るいにかけられる中で、どこが脱落しどこが残っていけるか、この数年が分かれ目の気がします。

良い時もあれば悪い時もある、梅雨空のような沈んだ気分にもなることもありましたが、いつまでも休んでいることは許されません。
一息ついても時間は容赦なく進んでいくのですから。

いつも前を向いて進んでいくことが使命でもあります。



shikokunori at 17:50コメント(1)トラックバック(0)マネジメント  

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コメント一覧

1. Posted by 細井 憲夫   2016年06月22日 12:51
更新がなかったので
もうやめたのかと思っていました。

売りたくても在庫がないとは、非常に残念なことですね。
ところで、青のりの海外での生産状況はどうなのでしょうか。中国、韓国あたりは、行っているとは思うのですが、
日本市場の中ではなかなかブランドイメージが悪いようですので、オーストラリアやニュージランドあたりで生産はされていないのでしょうか?
なんか、普通にいっぱいあってもだれも見向きもされていないような気がします。そんなところにビジネスチャンスがあるような気がします。将来的なことを思い、海外での情報を収集されていってはいかがですか。

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