福祉社会コースの先生方は、実務や研究を通してさまざまなつながりを持っておられます。
執筆者は現在2回生、来年度からゼミ配属が始まります。これから先、その「つながり」の違いによって、それぞれのゼミ独自の色を持った学びができるのだと思っています。
1月末には、その独自性を垣間見る特別講義が行われました。

社会福祉事業の運営に関する講義。担当の先生は実務の経験のみならず、海外の貧困対策にも尽力されています。その「つながり」をもとに、タンザニアの女子中学校教員の方々が日本へ研修を目的に来ました。

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島根大学以外の学校も視察し、授業の進め方や生徒との関わり方を学んだようです。その中でも主流となってきた「アクティブラーニング」を、私たち福祉社会コースの学生協力のもと実践。先生方にとっての刺激・学びになったことでしょう。

この日以前には、タンザニアの教育事情に関する講義も受けました。
義務教育だから、大学卒業しないと就職不利になるから、と消極的動機で学習する日本。
高いハードルの中で掴んだ学習機会に必死に食らいつくタンザニア。
学習スタイルの違いは、こうした背景もあるのではないかと考えたりしました。

もちろん、タンザニアと日本とでは、経済状況や企業の経営方針など全く異なります。
それでも、学習機会が保障されている私たちは自ら意欲的に学ぼうと思えば、もっともっと学びを深められるのではないか。頑張らなきゃいけないな、と感じた一日でした。


毎年行っている取り組みではないため、来年度に同じような経験ができるかは分かりません。
ですが、このようなカリキュラム・教科書の内容を飛び越えた学習もあります。

国際シンポジウム「時代を編む伝承の力」(於 島根県大田市温泉津町)において、心理学コース3回生の梅沢悠さんが佐藤鮎美先生と共に参加発表された様子が、山陰中央新報で掲載されました!!

3回生では「風土心理研究(高見友理先生:臨床心理学領域)」「応用心理学研究Ⅰ(佐藤鮎美先生:実験心理学領域)」という授業があるのですが、2つの授業の合同プロジェクトでの成果を発表されたようです。

このプロジェクトでは,カウンセリングのスキルを生かして地域の高齢者から地域伝承を聞き,文字起こしをし,データをテキストマイニングという手法により実験心理学的に解析しました。

この成果が今すぐ何かの役に立つわけではないのですが,地域の伝承を科学的に捉え,地域との継続的な交流の中で知見を重ねることで,地域の魅力を再発見する一助になればいいなと思っています。」との事です。

このように人間科学部では学内での発表だけではなく、学外においても地域の方と関わりを持てるようなあらゆる活動ができる場所になっています!これからも学生自身が活躍する場面をたくさん紹介していきますのでお見逃しなく!!

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こんにちは!
心理学コースのミーアキャットです。


今回は、二年生前期の選択でとれる授業「心理学実験演習2」についてご紹介したいと思います!
ちなみに、心理学実験演習1は一年生の後期に取りますよ

この心理学実験演習2という授業では、自分たちで実験を考えて行い、論文を書き上げることが目標となっています。私は蘭先生の担当だったのですが、既存の錯視をもとに自分たちで新しい錯視を作り、実験するという内容でした。

心理学実験演習1では、先行研究をなぞるというものでしたが、2ではさらに発展して、自分たちで実験を考えて行います。新たに実験を作るというのはとても難易度の高いことではありますが、実験がうまくいったときや論文が完成したときの達成感は格別です!
もちろん、初めてのことなので失敗ややり直しはありましたが、そこから学べたこともたくさんありました。


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上の画像は最後に自分たちの行った研究内容についてプレゼンをしているところです。
論文にまとめて提出するだけでなく、自分たちの研究内容をスライドにまとめて発表します。

これはこれから社会に出ていくうえでとても重要なスキルです!

心理学コースでは、心理学の専門的な知識だけでなく、社会に出たときに役立つ勉強もたくさんします(もちろん他のコースでもできますよ)

これからも人間科学部についての情報を学生視点でアップロードしていくので、よろしくお願いします♪

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