中国の呆れた若者たち・・・・その8
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不妊の妻が幼児を買おうとして5万元騙し取られ 怒った夫に離婚を迫られる
不妊が理由で、夫が変心するのが怖わい妻子が赤ん坊を買う事を思いつき、子供は買えずに金も騙し取られ、それを知った夫が離婚を決意した。近日、江蘇省のさる裁判所で離婚訴訟を審理し、法廷でこの馬鹿な周女史は後悔した。
辛豊鎮基馮村の周女史は夫の徐さんと結婚して10年が過ぎたが、結婚後二人の仲はずうと良かった。二人とも子供が欲しくてその気持ちは益々強くなり、特に徐さんの母親は望みが叶えられないことに頗る不満で、いつも周女史の顔色を覗っていた。焦った周女史は密かに病院で検査した結果、排卵異常で、受胎のチャンスが非常に少ない事を知った。
夫が知れば離婚を言われるのが怖くて、周女史は突然偽りの懐妊を思いつき、密かに人づてに子供を養えきれず人に遣りたい家庭を探し、買ってきて自分が生んだ事にしようとした。周女史は家に帰った後徐さんに妊娠したと嘘をつき、徐さんは非常に喜び、望みがかなったと周女史に対し更に何でもかなえるようになった。そして周女史は密かに自分の母親に子供の売り手を探さした。
少しして、ある人が周女史の母親に、隣村の華さんにツテがあると話した。周女史の母親は周女史と共に華さんに会い、双方協議し、周女史はまず手付金として三万元渡した。事が巧くいったら更に子供の母親の栄養費として五万元渡すことにした。八ヵ月後、華さんは可愛い男の子を抱いてきて周女史に見せ、周女史に満足かどうか聞いた。一目見て健康そうで大きくなれば男前の子供に、周女史は喜びの余り、華さんが残りの5万元要求したとき、周女史は深く考えずに手渡した。華さんは金を手に入れた後、雲隠れして再び戻ってこなかった。臨月のときになり、子供が生まれない周女史は夫に白状した。真相を知った徐さんは怒りのあまり言葉もでず、数日後に裁判所に離婚を要求した。
裁判官は訴訟を受理した後、双方と何度も和解調停したが、徐さんが言うには、自分のぬか喜びは大した閔代ではない、問題は妻がこんなに馬鹿だとは思わなかったし、法律に違反して子供を売買し、苦労して汗水流して稼いだ金を騙し取られるとは、実際こんな愚かな女と暮らしていけない。しかし、周女史は自分が間違っていた事を知っており、今後二度と夫を騙さないし、自分がこんな事をしでかしたのは夫を愛しているからであり、離婚には断じて同意できないという。
裁判官は審理ののち、周女史は徐さんを騙したが、二人は長年連れ添っており、双方夫婦の感情は悪くなく、被告の行為の本意は原告との生活を更に良くしようとしたためであり、夫婦双方の感情も決して徹底的に破裂していない。したがってこの裁判官は徐さんの訴状を取り下げた。
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裁判の結果については国が変わればありうることですので、云々しません。
ここ何週間か「幼児売買」の裁判ばかり目に付く。これで何件目かな?
そこで、今日は以前幼児売買の温床を取り上げた事がある。即ち、「養子供養老」の思想が農村に根強く残っている事が原因と書きました。 更に、考えてみると農村部の幼児売買にも一人っ子政策が深く関わっています。農村部では、最初の子供が女の子の場合二人目を産む権利があります。
しかし、一般に農村部では子供が生まれてもすぐに戸籍に入れることはしません。最近はどうか知りませんが、一人っ子政策が始まった頃は、子供が生まれても戸籍登録せず小学校に上がるときに登録するケースが多かった。これは生まれた子供が無事に育つかどうか判らないので二人目を生む。男の子・男の子の場合もあれば、女の子・男の子、女の子・女の子の場合もあります。最初が女の子で二番目も女の子、そして三番目を産んで男の子の場合、多くは二番目の女の子を他人に遣ります。
もう一つ面白い現象は、二番目の子供が元気な場合は二番目の子供を先に登録し、最初の子供を後から登録するケースです。このケースは結構多く、戸籍上はお兄ちゃんが弟になってしまいます。そして、小学校に上がるもの弟若しくは妹が先になります。戸籍上の年齢と実年齢が違う農村生まれが実に多い。