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今日やっと千葉の家にたどり着いた。


10日ばかり大阪神戸にいて、久しぶりに神戸で餃子を食べ歩きしてきた。

 

一軒目は、学生時代によく通った店で、三宮の高架下にある。餃子を二人前注文すると、相変わらず「コーテル リャンガ」と注文を通している。学生時代はこれが面白くてよく通ったものだ。この「コーテル」なるものが「锅贴」(guotie)のことだと知ったのはだいぶ後になってからだった。土曜日の昼だったが、店の客はすべてが60過ぎのおっさんとその連れのおばさんだ。やはり、ノスタルジーを感じてこの店に来るのだろう。

 

二件目は、JR六甲道の北口にある「宇宙軒」。神戸に行ったときたまに寄るのだが開いていたためしがない。夕方7時には殆んど売り切れで店を閉めている。といって、昼に開いているわけでもない。この店は夕方4時オープンで準備した餃子がなくなると店を閉める。カウンター席10席程度でメニューは焼餃子のみ。最近は、紫蘇餃子もありこの方が人気があるようだ。


「宇宙軒」も学生時代からの馴染みで、大連から引き揚げてきたご夫婦が戦後、六甲道の駅北で中華そばと餃子の店を開き、私の学生時代はご主人が店を切り盛りしていた。そのご主人が四十数年前に亡くなってからは奥さんと娘さん二人で餃子専門店として引き継いでいる。店も駅前再開発で二回移転し現在の場所に落ち着いたのは何年前のことだろう。たぶん二十年以上前だと思う。


今回は五時に行くと幸いにも店が開いており席も空いていた。相変わらずおばあちゃんが餃子を焼いており、娘さん(といっても60過ぎ)がいつもと同じで餃子を包んでいる。席に着くなり、おばありゃんが「ひさしぶり」と声をかけてくれる。「おばあちゃん、お元気で何より。何歳になった?」と聞くと、「何歳やと思う。」。少し考えて「85歳かな」といえば「87歳になった。」とのこと。
餃子二人前とビールを飲んで引き揚げた。この店は、一軒目と違い若い女性が比較的多く、土産の持ち帰へりが多い。
次に行くまで元気に餃子を焼いていることを祈って「次に来るまで元気でいて。」と言って店を後にした。