2008年09月

2008年09月30日

荻上チキさんが、強烈な洗脳食育マンガを紹介しています。
 もう、内容は放っておくとして、こういうマンガを見ると、信用しちゃうアホも少量いるんだけど、大抵はこれが嘘だって分かるじゃん。
 ところが逆に、例のマクドナルドの映画を作ったスパーロックがつくったような「マクドナルドのポテトは腐らない実験」とかを見て「腐らないようなポテトを食べるのは危ない」とか言ってる人は、けっこういるんだよなぁ。
 その違いって、なんなんだろうね?

 それは多分、前者のマンガがいろいろなことを「言いきっている」のに対して、マックのポテトはあくまでも「こんなものを食べても大丈夫なのだろうか」と視聴者の側に自発的に疑心を抱かせていることが大きいんじゃないかと。
 他人から回答を強要されると、そこに反発したりするけど、疑問を抱くに至る過程をつくって、最終判断の時点で任せると、受け手はさも「自分で判断した」かのように思うのでしょう。

 他人から「これが現実だ!」と意見を押し付けられれば、それに対して反発するけれども、操作された状況証拠を羅列して「これは怪しいでしょう? どう思いますか?」と囁けば、自発的に疑いの心を持ち、自ら設定された結論にたどり着く。
 そうした「教育」から逃れるためには、与えられた状況証拠そのものに疑いの目を向けることが必要です。言い古された結論かもしれないけど、本当に重要です。

河出書房新社の『小林多喜二と蟹工船』に寄稿しています。

 

そろそろ日記の更新を3日に1度ぐらいに、戻したいと思います。



(15:56)