2008年12月

2008年12月29日

多分、今回が年内最後の更新となります。意外と何か書くかもしれませんが。

 宣伝をいくつか。
 まず、明日のコミケ3日目、西な12bに「革命的非モテ同盟」が参加しているのですが、その新刊『KAMPANIA』に、「非モテは社会問題を目指せ」という文章を寄稿しています。
 企業ブースで目当ての品物を買った帰りにでも、お手にとってみてください。

 掲載情報。
 『週刊ダイヤモンド 新年合併特大号』に、インタビュー記事が掲載されています。表紙にも名前が出ていますね。
 『諸君 2009年2月号』の「七七人、わが座右の銘」という特集記事に、その一人として書いています。しかも、特集の先頭記事です。
 赤木という名前のために、自己紹介とかがいつも先頭にされてしまって、あんまり名前順にいい思い出がないのですが、今回こうした特集記事のトップで書けたのは、非常にありがたく思います。

一人暮らしを始めたので、最近は自炊に凝ってます。
 とはいえ、極力手抜きをしていますが。
 最近、特においしいのは、鍋ですね。
 鍋とか、土鍋に水と昆布をちょっと入れて、お湯を沸かして、かつお節入れてゆがいて絞って、そこに野菜とか肉をぶち込んで煮えるまで待つだけですから、本当にインスタントと替わりありません。
 つか、肉とか野菜とかドンドン冷凍しているので、冷凍庫が大きい冷蔵庫が欲しいですね。いつか広い部屋に住めることになったら、冷凍ストッカー欲しいなぁ。



(21:44)

2008年12月21日

ずいぶん前の話になりますが、9月にダンスを見てきました。
 大橋可也&ダンサーズのイベントでした。
 普段あんまりダンスというのは見ないのですが、今回は大橋さんに仕事をいただきまして、ぜひということで見に行きました。
 開場入って「あれ?」と思ったら、鈴木邦男さんがいらっしゃったので、一緒に拝見しました。

 ダンスというよりも、演劇に近いのでしょうね。
 ダンスというとそのテクニックやアクション、優美さなどを見るものと思いがちですが、大橋可也&ダンサーズのダンスは、肉体表現です。
 肉体だけではなく、音や映像も使って、私たちの中身をえぐり出そうとしてきます。
 私がダンスに限らず「作品」というものを見るときに重要だと思うのは、演者と観客の間にコミュニケーションが成立するか否かです。いくら表現そのものが素晴らしくても、あんまり自分の関係ない場所にあるものは、面白くないと考えてしまいます。
 そうした意味で、大橋可也&ダンサーズの作品は非常に面白い作品でした。

 で、私がなんの仕事をしたのかというと、大橋可也&ダンサーズが出している「帝国ペーパー」というビラがあるのですが、ここに文章を寄稿いたしました。
 この紙面には、鈴木邦男さん、大澤信亮さんなども書いています。
 そして新作「帝国、エアリアル」の公開が12月28日と言うことで、ちょうど日記が書けなくなっている頃にお話をいただいたため、告知がだいぶ遅れてしまいましたが、是非一度、大橋可也&ダンサーズの作品に触れて頂ければ幸いです。

イラクは凄いねー。
イラク:ブッシュ米大統領に靴投げた記者の釈放要求し、市民数千人がデモ
靴投げたイラク人記者に「うちの娘と結婚して」と申し出

 日本は、秋葉原の加藤に対して「六本木ヒルズでやれ」とか「経団連を殺せ」みたいなことをいう人がいたけど、じゃあ加藤がキヤノンの御手洗を殺したとして、加藤の釈放を求めてデモをしたり、「うちの娘と結婚させたい」なんていう人がいるかといえば、絶対にいません。
 テロなんかの行為が起きるためには、社会が自分のテロを理解し支援してくれるという確信が必要であって、それがないのに「テロを起こせ!行動しろ!!」なんて言ったって、話にならないわけです。
 まぁ、逆にそうした支援のドジョウがあるからこそ、中東諸国がいつまでたっても政治的混乱が納まらないということもあるのでしょうけど。

どこの企業とは直接は書かないけど、某居酒屋チェーンが500人を正社員として採用するそうですよ。
 それに対して世間の反応は多分「捨てる神あれば、拾う神あり」みたいな感じなんでしょうね。「素晴らしい企業だ!」なんて書いているブログもあったし。

 このチェーンは古くからインターネットを使っている人や弱者ビジネス問題を扱っている人にとっては「キング・オブ・ブラック」とでも呼ばれるようなブラック企業として知られています。
 サービス残業は当たり前、長時間労働で店長格でも時給換算すればバイトよりも時給が低い。今年の流行語対象のノミネートに「名ばかり店長」なんてのがありましたが、マクドナルドの名ばかり店長なんて、居酒屋チェーンの名ばかり店長に比べれば、まるで天国です。例の店長なんて、一番酷いときでも年収600万も、もらっていたそうですから。

 非正規労働の問題をいうときに、必ずと言っていいほど「探せば仕事はある」なんてお決まりのフレーズをいう人がいますが、こうしたブラック企業で長時間低賃金で働いて、仮に3年頑張ったとして、3年後に生活の安定へ道が開かれると思いますか?
 そんなことはまったくの夢物語です。
 こうしたブラック企業で3年間働いたとしても、住み処を失うことは避けられても、長時間労働で体をおかしくして、お金もスキルもたまらない。それで仕事をやめたとして、ではその先にまっているのはもちろん「仕事をしない怠け者」という罵倒ですよ。それはニートのヒキコモリが3年間家に閉じこもってたのとなにも変わりません。働いたってなにも得られないんですから。
 まさに「働いたら負け」です。

 居酒屋で働いた接客スキル? そんなもの誰も評価しませんよ。8年近くコンビニで働いて接客スキルを鍛えてきた私が言うのだから、間違いありません。そもそも工場から派遣切りされたのも、企業側が非正規労働者のスキルを認めないからです。
 企業側が認める気がないスキルを蓄えたって、なんの意味もありません。唯一「正社員」というスキルはつきますから、それをなんとかうまく利用する手だてを考えることが必要ですね。「居酒屋チェーン正社員を途中でやめた無責任者」と、ちゃんとした企業にみられないための面接シミュレーションをタップリ行って、それで行けそうだと思うならば、こうしたブラック企業への就職も悪くないでしょうが、最低限これが劇薬であることを理解する必要があります。間違っても終身雇用を期待してはいけません。
 しかし、やはり将来に対するビジョンということを真剣に考えれば、非正規労働者こそ仕事をえり好みして、自分の将来に繋がる仕事をしなければならないし、国もそうした仕事を提供しなければならないのです。
 ただの雇用に意味はありません。労働によって人が社会に組み込まれ、そのなかで生活を安定させていく。そういう雇用でなければ、仕事の意味がないのです。
 そもそも国がちゃんした福祉を提供し、衣食住を保証していれば、変な企業にあわてて駆け込む必要なんかないのです。

 非正規労働者の雇用に対して助成金を出すなんて話もありますが、ハイエナ企業が助成金目当てに大量採用して、違法な長時間勤務をさせて自主退職に追い込むという可能性もあります。
 特にこの時期に大量採用をぶち上げ、企業アピールを狙っている企業なんかに対して、しっかり労働基準監督署はどんどん立ち入って検査するべきなのです。働け労基。



(14:33)

2008年12月17日

なんか、派遣の雇止めとか、内定取り消しのニュースをやって、かわいそうだのなんだのやってますが、そもそも雇止めや内定取り消しのなにが悪いのでしょうか?
 たしかに雇止めをされた派遣労働者は、収入のあてを失って、住み処を失うかもしれません。社員寮から追い出されるということばかりが強調されますが、普通に家を借りていて家賃が払えない人も、追い出される危険があるわけです。特にゼロゼロ物件に住んでいるような人は年を越せない可能性があります。
 また、内定取り消しを受けた学生は、今年中に再び就職を決めないと新卒学生という特権を失う可能性があります。新卒学生という資格は1年限定なので、これを逃すと今後の人生が大きく狂う可能性が高いのです。

 で、そういうことから「雇止めをするな」とか「内定取り消しに対して企業は責任をとれ」なんて言論が増長しているのですが、これって明らかに根本的な問題を見過ごしてますよね。
 そりゃ、企業が悪くないとは言わないけど、もっとも悪いのは、たかだか一時的に失業したり、新卒学生として採用されないと人生が狂ってしまうようなシステムそのものでしょ。
 雇止めをしようが、国がちゃんと家賃扶助を行い、場合によっては生活保護を与えればいい。内定を取り消そうが、何歳からでも正社員になれるような雇用体系であればいい。そういうことなのに、どうして目先の解雇ばかりを問題にするのか。
 企業が個人に対して責任なんか取る訳ないじゃないですか。国民に対して責任を取るべきなのは国ですよ。
 厚生労働省が社員寮から追い出された労働者に対して、雇用促進住宅なんてのを提供して、雇止めをしないように企業に働きかけるということですが、そもそも住宅の提供はあんたたちがやるべきことでしょ。社員寮付きの求人を紹介して、また解雇されたらどうするの? また家財道具一式持って、雇用促進住宅に引っ越してもらうの? だったら国が住宅を提供して、永住できる環境を整える方がローコストでしょ。

 結局、国が企業に福祉を頼りきってきたからこそ、企業が弱体化したときに基本的な福祉までもが弱体化してしまうのです。
 そして、福祉が必要なのは、まさに企業が弱体化し、経済が停滞したときなのですから、企業に福祉を任せることは、社会保障としての体をなしていないのです。
 そのようなボロボロに破れたセーフティーネットでも、これまでうまくやってこれたのは、私がこれまで何度もくり返しているように、経済状況が運良く良好だったからでしかありません。
 左派労働団体は意気込んで「VS経営者(笑)」をやっているようですが、本当に問題を解決したければ、戦うべき相手は企業ではなく国です。国に対して憲法25条の遵守を要求する以外に解決方法はありません。

 くれぐれも今回の問題を自分たちの組織強化につなげたがっている労働団体に利用されないように、気をつけてくださいね。連中は派遣切りしても「1%半ばのベア」が本音ですから。



(12:33)

2008年12月11日

紀伊国屋書店員が決めるベスト30「キノベス」の26位に、若者を見殺しにする国が選ばれましたー。ドンドンパフパフ。
 本当にありがとうございます。
 なかなか主張も通りませんが、今後とも目先の対立構造に騙されず、自分が正しいと思うことを書いていく所存です。
 年末にうれしいプレゼントになりました。

内定取り消し学生に100万円を提示 日本綜合地所
 いいなぁ、100万円。
 この間、XBOX360のシューティングフェスタに申し込みました。で、当選メールがきて喜んでいたのですが、後にそのメールが間違いメールだったと通知がありまして、お詫びとして700マイクロソフトポイントをもらえることになりました。
 もっとも、もし当選していても、原稿が忙しくいけなかったので、700ゲイツもらえた方が良かったです。

 で、100万円。
 100万円あったら、ネットカフェ難民の人生そのものが変わりますね。
 それが、たかが内定取り消しされた程度でもらえてうらやましいなぁ。新卒くんは。
 会社の誠意を感じない? 俺なんか700ゲイツ(約1,000円)で誠意を感じましたよ。

 確かに、新卒入社を逃すということは、今の就業システムにおいては、人生そのものを狂わせかねない問題なわけですよ。
 けれども、それは今の新卒採用でしかまともに正社員になれないシステムの欠陥であって、問題は会社の誠意とか、そういうことではありません。
 ハッキリ言えば、たかが新卒に100万とか、それ以上の価値があることがおかしいのです。
 どこの馬の骨ともつかない一般学生に100万やろうという話がでて、社会がそれに「かわいそうだ」とか同情する一方、100万円もあれば生きる事ができるかもしれない就職氷河期世代の非正規労働者に、本質的な意味での同情の声は上がらないわけですよ。

 あ、100万で思い出した。
 東浩紀は今年中に俺に100万を振り込んで、世界の決定事項を受け入れるように。



(02:51)

2008年12月08日

最近、全く日記を更新できなくなってしまい、申し訳ございません。
 原因はハッキリしてて、一部の仕事が全く進んでいないときに、日記を書いていていいのかというのが1つ。
 もう一つが、日記を書くということを、気軽にできなくなってしまったということです。

 私も、昔のように無名な人物ではないので、社会的責任が発生します。
 だからこそ、日記の内容を、商業誌に出す内容のように、ちゃんと整えなければならないと考えてしまうために、日記が書けなくなっていました。
 まぁ、今後は開き直って、日記の内容は、自分の考え方のたたき台として、適当に書き連ねる事にします。

 もう一つ、日記の趣旨を少し変えていこうと思っています。これについては少々お待ちを。できるだけ、手間の少ない形でやっていきたいと考えてますので。

 それと、ご報告としては、10月の中旬に東京都内に引っ越しました。
 これまで以上に積極的に活動していこうと考えてます。
 インタビューなども、栃木までおこしいただかなくても、都内でいつでもお受けできますので、ご連絡お待ちしております。

社会的な問題をある程度まとめて

・連合のクソっタレについて

 「連合、8年ぶりベア要求=物価上昇受け「1%台半ば」−09年春闘

 ほぅ。
 世界的な不況で、非正規労働者のクビがガンガン切られているまっただ中に、連合の皆さんはのんきにベア要求ですか。
 そうやって、非正規労働者との格差を広げ、貧困を深刻化させようとしているわけだ。
 4月のメーデー中央大会に合わせて行われた「非正規労働メーデー」で、「主犯は経営者、従犯は労働組合」なんていってたけど、もはや労働組合が主犯、経営者は従犯(笑)
 「トヨタの奥田」「キヤノンの御手洗」という、日本に大量の非正規労働者を産みだし、技術の育成をせず、国際競争力を地に落とし、日本凋落への道を確定づけた「大悪」の名前に、「連合の高木」も加えるべきです。

 物価があがって日本経済全体がインフレベースになっているのならば、これまで苦労を非正規労働者におしつけ、楽をしてきた正社員は、いまこそ給料の目減りに我慢をし、非正規労働者に利益をゆずり、国民全体で裕福になる道を探るべきなのです。
 にもかかわらず、「(正社員の)生活レベルの維持」などという目先の利益に固執し、将来を見据えた行動ができない連中が、政治的な力を持っていることに、私は危機感を覚えています。
 非正規社員はもちろん、心ある人は今すぐに連合を批判し、その政治力を削いでいかなければなりません。


・田母神論文について

 単純に思ったことは、「こんなバカに日本の防衛は任せておけない」という事ですね。
 しかも、APAグループの懸賞論文に応募した自衛官はタモガミ以外にもたくさんいたという話です。
 すると、問題は自衛隊幹部を育成する「防衛大学校」にあるのではないでしょうか?
 と、考えて検索したら、やっぱりこんなレベルの教育をしているのですね。

過去の戦争 「自衛を基本」「日清から大東亜まで」 防衛大教科書で侵略正当化 本紙が入手(しんぶん赤旗)

 だって。
 そういう教育のなれの果てがタモガミみたいなバカを幕僚長に据える、自衛隊の存在なわけです。

 私は9条信者ではありません。日本の自衛が否定されるべきではありませんし、日本も軍隊をしっかりと持つべきです。
 しかし、その自衛隊がバカでは意味がありません。バカがタンクでやってくるのでは、まったく防衛になりません。
 防衛庁を防衛省に変えたって、9条を改正(苦笑)したって、まともに自衛隊を運用できないのでは、意味がないのです。
 国を守る自衛隊は、ちゃんと物事を考えられる頭のいい人たちが率いるべきです。防衛バカ田大学に育てられた「自称エリート」ではお話になりません。
 軍備とか、そんなことはどうでもいいですから、すべての基本となる「人」にちゃんと金をつかって、高性能な人材に入れ替えてください。そして現行の防衛大学校も潰して、ちゃんとした学校にしてください。
 それこそが、日本の自衛隊が内外に信頼され、社会的な地位を得るための、唯一の道です。



(07:34)