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Fig53

Hot : les partenaires 100% silicone existent maintenant pour les femmes
Laura Cerrada
Les lovedolls ont d’abord pris une apparence féminine, avant de satisfaire un public féminin avec des hommes en silicone.
On ne présente plus les lovedolls, ces poupées sexuelles en silicone, articulées par un squelette ultra flexible… Leur prix ? De 5.000 à 8.900 €. Plus d’une centaine d’heures de travail manuel sont nécessaires pour leur donner une apparence des plus réalistes. Forme de la bouche, tour de poitrine, pilosité naturelle, couleurs des yeux, taille, longueur et couleur de cheveux, pommettes, fesses, grains de beauté, mains articulées ou non : tout est personnalisable. On peut même recréer des visages à partir de photographies, si la personne est prête à débourser une plus grosse somme d’argent encore. A ces prix, il faut ajouter les frais de livraison (+/- 300 €).
Pilosité, musculature, taille du pénis
Ces poupées sexuelles offrent un toucher similaire à celui d’une véritable femme : musculature, sensation du toucher sur la peau, langue râpeuse parfois… Certaines poupées, des plus technologiques, peuvent également reproduire certains sons. Pour aller plus loin encore, les fabricants indiquent que, sur certains modèles, et sur devis après concertation avec le client, des sécrétions vaginales peuvent être imitées.
On est bien loin de la poupée gonflable en plastique qui est désormais l’alliée de bon nombre d’enterrements de vie de garçon…
Mais, jusqu’il y a peu, les seules poupées proposées étaient des poupées gonflables au corps et à l’allure féminine. Il n’y avait pas (ou vraiment peu) de choix pour ces dames. C’est aujourd’hui de l’histoire ancienne. Les femmes peuvent également trouver du plaisir sexuel et sentimental auprès d’un homme en silicone. Et là, également, tout est minutieusement reproduit : la pilosité des bras, du torse, sous les aisselles, la musculature, la couleur des yeux, la forme du visage…
Les pénis sont également savamment étudiés : forme et taille peuvent être choisies par la femme désireuse de s’offrir ce jouet sexuel aux mensurations humaines.
Un risque de dérive pathologique ?
Si ces poupées permettent d’assouvir des désirs sexuels parfois difficiles à exprimer, elles peuvent combler un certain manque sentimental. Et c’est là que peut s’installer une certaine dérive pathologique. Des Japonais n’ont pas hésité à se marier à leur poupée en silicone, d’autres hommes à travers le monde collectionnent ces femmes inertes et les chouchoutent comme si elles étaient de vraies femmes en leur offrant des bijoux, des sous-vêtements, en les habillant, en les déplaçant dans la maison et en se promenant en leur compagnie…
フランス語
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サイエンスZERO「生物×機械 融合研究最前線」
生物の驚異的な能力を機械と融合させる研究が、続々誕生。昆虫の嗅覚をチップに装着した嗅覚センサー。シビレエイの発電器官を使った発電システムなど、最前線に迫る!
生物が進化の過程で獲得した優れた能力を、機械と融合させる研究が加速している。驚異的な嗅覚をもつ昆虫のにおい感知の受容体を、マイクロチップに装着。新たな嗅覚センサーが開発された。また、シビレエイの発電器官を使って、新しい発電のシステムを実現。さらに今年3月、ハエの幼虫の薄膜を使って、これまで困難だった「生きた細胞を観察」できる技術「ナノスーツ」も登場した。驚異の新技術に迫る!
【ゲスト】大阪大学大学院 教授…森島圭祐,【キャスター】南沢奈央,竹内薫,【語り】浅井僚馬

テレメンタリー 「東京の“限界集落”〜在宅療養の最前線〜」
東京・板橋区にある巨大団地群、高島平団地。理想の住まいとして当時3万人が移り住んだこの地で、建設から半世紀が経った今、異変が起きている。高齢化率は45%以上。それは、日本が2060年に迎えるとされる高齢化率40%を超える数字だ。 まさに東京の“限界集落”。そこで表面化しているのが孤独死の問題、そして、自宅で療養する高齢者をどう支えていくのかという課題だ。日本の未来の縮図とも言える高島平団地では、懸命な取り組みが行われていた。
佐分千恵 テレビ朝日

サンデーモーニング【稲田防衛相に辞任要求▽加計問題でも新疑惑▽プロ野球】
稲田防衛相に辞任要求…隠ぺいはあったのか▽加計問題でも新疑惑▽どう向き合う北朝鮮▽プロ野球▽快挙21歳▽最多勝…白鵬が偉業▽世界水泳で▽風をよむ
この一週間をフラッシュでお伝えする「早わかり一週間」▽世界と日本の出来事を掘り下げるカバーストーリー▽おなじみ・スポーツ御意見番「喝!&あっぱれ」▽関口宏の「一週間」ニュース▽時代と社会の断面を切り取るコーナー「風をよむ」 関口宏 岸井成格(他) 橋谷能理子 唐橋ユミ 伊藤友里 水野真裕美(TBSアナウンサー) 張本勲(他)■番組HP http://www.tbs.co.jp/sunday/ ■ツイッター @sundaym_tbs https://twitter.com/sundaym_tbs

明日へ つなげよう選「“奇跡”の子どもたちはいま〜津波を生きのびた中学生〜」
津波を生きのび“釜石の奇跡”を経験した子供達。今20歳前後となり、復興のために生きるべきか否かなど人生の岐路に。新たな一歩を踏み出す若者の物語。語り:広瀬アリス
震災で全壊した岩手県釜石東中学校。在校生は自分たちの判断で避難して津波を生きのび“釜石の奇跡”と言われた。あの日から7年が経ち、卒業生は20歳前後に成長し、震災体験と向き合いながら、どんな人生を選んでいくのか岐路に立っている。地元に戻って復興のために生きるべきか悩む男性。悲劇を繰り返したくないと被災体験を語る決意を固め、朗読会を開いた女性。釜石東中学校の卒業生たちのいまを見つめた。語り:広瀬アリス

明日へ1min.「みちのくモノがたり」▽サムライ魂を染め上げる〜南相馬 染職人〜
東北のキラリと光るモノ作りを伝える「みちのくモノがたり」。福島県相馬・双葉地方に千年以上続いてきた祭礼、「相馬野馬追」。かっちゅうに身を包んだ騎馬武者たちが旗指物を背負って疾走し、戦国絵巻さながらに名誉をかけて戦う。先祖伝来の旗紋を絹に染めた旗指物は、いわば侍たちのシンボルだ。地元でただ一人の染職人、西内清実は、老いてなお色鮮やかな旗指物を作り祭りを支える。今年も西内が染めた旗が野馬追を彩る!
NNNドキュメント パーの手がしたい〜"筋電義手"の子どもたち〜
生まれつき左腕の肘から先がない神(かみ)陽喜(はるき)くん(7)。幼稚園の頃、「みんなと同じようにパーの手がしたい」と泣きながら訴えた。そんな時に出会ったのが「筋電義手」。筋肉の微弱な電気を読み取り、自分の意志で指を動かすことができるロボットハンドだ。義手を「ぎーちゃん」と呼び、「大切な友達」と言う。義手とともに夢を掴もうとする陽喜くんの成長と、一人でも多くの子どもたちに筋電義手を届けるために奮闘する医師の姿を追う。 林マオ(読売テレビアナウンサー) 読売テレビ
ガリレオX お酒と人類 進化のハッピーアワーとビール・ワインの起源
人類はいつお酒に出会い、さらにその造り方を発見して、親しむようになったのか?
お酒づくりの証拠、具体的にはワインとビールの起源についての考古学研究が進み、世界最古のビール醸造所跡がエジプトで見つかった。また、お酒が社会に与えた歴史的役割が見直されている。遺跡に残された有機物の、植物考古学的な分析も注目されている。一方、アルコール分解能力はある時、遺伝子の突然変異によってヒトの祖先にもたらされ、生き延びるのに有利に働いたという推論もある。例えばヒトの祖先が樹の上から降りたことにも、定住と農耕を始めたことにも、社会を階層化したことにもお酒が関与している可能性が高いというのだ。長年、お酒を飲むのはヒトだけとされてきたが、ヤシ酒を飲む野生のチンパンジーも確認された。
お酒を飲むことの進化的な起源と、文明史的な意義を探る。  
世界最古のお酒づくり
人類が初めて出会ったお酒は自然に発酵してできることもある蜂蜜酒などが有力視されているが、検証のすべはない。では、人の手によって造られた一番古いお酒はなにか?
ビールよりもワインの方が歴史が古く、いまから8000年前に南コーカサスで誕生したことが、発掘されたブドウの種やワイン壺の存在から有力となっている。さらに、ブドウに多く含まれる酒石酸という有機物や、ワインの存在の証拠となる酒石酸塩の発見が考古学的な推論を補強していく。
植物考古学からみた古代のお酒
お酒の存在を裏付ける大きな証拠のひとつに「植物遺存体」がある。偶然、火で燃えるなどして炭化した為に、形が壊れずに発掘された言わば植物の化石だ。そしてそこに含まれるDNA分析なども含めて、今後の研究が期待されている学問分野が、植物考古学だ。加熱する工程のないワインに比べ、火を使う工程のあるビールのほうが、植物遺存体が残りやすいと言う。
世界最古のビール工房跡
エジプト南部のヒエラコンポリス遺跡は、古代エジプト文明の発祥の地とされる場所だ。ここで2003年に、世界最古のビール醸造施設跡が発見された。ビール工房だと推定される理由は、糖化させて麦汁を作り出すためと思われる加熱施設が見つかったことと、5つの大甕の内側の残滓から、大麦や古代小麦が見つかったためだ。
さらに電子顕微鏡観察により、酵母がでんぷん粒を食べた発酵の痕跡も認められた。しかし、5つの大甕で合計300リットルものビールをいったいなんのために作ったのか、謎も残る。
古代エジプトビールの再現
1981年から2003年にかけて、古代エジプトビールの忠実な再現プロジェクトが進められた。当時の壁画を詳しく解析し、試行錯誤の末にレシピを読み解き、使用する調理器具や土器、窯に至るまで徹底して模試、2種類の古代エジプトビールが造られた。そしてその味は・・・。
お酒を飲む野生のチンパンジー
長年、ヒト以外でお酒を飲む動物はいないとされてきた。ところが近年、その常識を覆す、お酒を飲む野生のチンパンジーの一群が西アフリカのギニアで見つかった。
13頭ものチンパンジーが、人間がヤシの樹液を集めて作っているヤシ酒を、自発的に、そして習慣的に盗み飲みにくるのだ。お酒を飲む野生チンパンジーの存在が示唆するのは、ヒトがお酒を飲むことの進化的な起源と、文明史的な意義だ。なんとヒトやチンパンジーは、1000万年前の遺伝子変異により突如、高いアルコール分解能力を身につけ、完熟して糖分とともにアルコールを含んだ果実などを、優位性をもって摂取することができるようになり、生存競争に打ち勝ってきたと言うのだ。
<主な取材先> 松沢 哲郎さん (京都大学 高等研究院) 馬場 匡浩さん (早稲田大学 高等研究所) 赤司 千恵さん (東京大学総合研究博物館) 小泉 龍人さん (東京大学東洋文化研究所) 黒川 さつきさん (キリン)

バリバラ「ヘルパー不足解消大作戦」
障害者が地域で暮らすのに欠かせないヘルパー。しかし今、全国的にヘルパー不足が深刻だという。なぜなのか?学生にアンケート調査をした結果、「障害者の介助は難しい・きつい」というイメージから敬遠されていることが判明。そこで!ヘルパー不足解消の妙案を考えるべく、東大卒芸人、イケメン俳優、女子大生、会社員の4人が介助の現場に潜入。ヘルパーのリアルを知り、彼らが見つけ出したアイデアとは? 徳井健太,石井てる美,竹下健人, 山本シュウ, 玉木幸則, 大橋グレース,岡本真希, 神戸浩,ベビー・バギー
フルタチさん【日本の難読地名&日本大好き外国人の仕事!47都道府県大調査SP】
 MCの古舘伊知郎やゲストが、これまで気になって「ひっかかって」はいたけれど、そのままにしてしまった、世の中のあらゆる「ひっかかる」ことを、わかりやすく、おもしろく、エンターテインメントに紹介していくバラエティー番組。  今回は「47都道府県大調査SP」をお送りする。「読めたらスゴい!日本難読遺産」では47都道府県に存在する難読地名や、難読名字をクイズ形式でゲストチームに出題。難読地名として出題されるのは「人首」「四十物」「一尺八寸山」「無悪」など。また難読名字として出題されるのは「四十九院」「四十八願」「百目鬼」「一寸木」など。果たして、ゲスト出演者たちは正しく回答することができるのか?  「47都道府県に住む外国人の仕事大調査」では、日本に暮らす外国人の方々の仕事を調査。なかには、日本人以上に日本人らしい側面を持つ方々も登場。外国人の方々の意外な仕事を通じて、日本の良さや地方の良さを再認識できること請け合い。 古舘伊知郎  山崎夕貴(フジテレビアナウンサー) いとうせいこう  小澤陽子(フジテレビアナウンサー)  唐橋ユミ  カンニング竹山  金田一秀穂  前園真聖  吉田敬(ブラックマヨネーズ)  吉村崇(平成ノブシコブシ)  渡辺えり  IKKO  神田愛花  (五十音順) 中嶋優一  塩田千尋  西村陽次郎  東園基臣  松本祐紀  木村剛  フジテレビ
NHKスペシャル 列島誕生ジオ・ジャパン 第1集「奇跡の島はこうして生まれた」
私たちの日本列島はどんなドラマを経て生まれたのか? 絶景とタイムトラベルCG、絶品和食から、驚きの大地のスペクタクルを体感! 劇団ひとり、指原莉乃(HKT48)
絶景の国・日本。島国にして山国という奇跡の大地は、どんなドラマをへて今の姿となったのか? シリーズ第1集は、奇跡の島の誕生物語。もともと今の日本列島の位置には、陸地はなかった。そこから3000万年に及ぶ日本誕生という「想像を超えた大地のドラマ」が始まる。ここで起こった奇跡の4大事件とは? 絶景×タイムトラベルCG×絶品和食で、列島誕生の謎に挑む。劇団ひとり、指原莉乃(HKT48)、和久田麻由子アナ 神戸大学教授…巽好幸,劇団ひとり,指原莉乃


仕事し過ぎで感情がない感じ??マズイですね.
テレビでみたナノスーツがスゴイ♪

<東京五輪まで3年>「復興」色 矛盾だらけ
 2020年東京五輪の開幕まで、24日であと3年となる。東日本大震災からの「復興五輪」を掲げるが、具体的な復興支援はまだ見えない。昨年、研究者やアスリートら16人の論考集「反東京オリンピック宣言」を出版した神戸大大学院の小笠原博毅教授(社会学)に問題点を聞いた。(聞き手は東京支社・片山佐和子)
◎神戸大・小笠原博毅教授に聞く
 −「宣言」を出版した動機は。
 「五輪に同調的な言説があふれており、きちんと異議を申し立てたかった。東京電力福島第1原発事故は汚染水処理や廃炉作業など問題が山積しているのに、安倍晋三首相は招致のプレゼンテーションで『状況は統制されている』と切り捨てた。福島がPRに利用されたことに国民はもっと怒るべきだ」
 −被災地の姿と支援への感謝を世界に伝える狙いは評価できるのでは。
 「五輪はスポーツイベント。招致のため感謝を伝えることが無理やり関連付けられた。なぜ東京が、多くの犠牲があった被災地を代表できるのか。五輪が復興についての印象操作の道具にされている」
 「1964年の東京五輪は戦後復興の象徴と言われるが、実態は東京都心が整備されただけで地方との格差が拡大した。現在も五輪に向けて再開発やインフラ整備が進み、一極集中が加速している。復興を後押しすると言いながら資材価格や人件費の高騰を招き、復興事業に実害が出ている」
 −沿岸被災地を巡る聖火リレーや宮城、福島両県での一部競技実施は地元で歓迎の声がある。
 「河北新報社が今年2月に実施した被災42市町村長アンケートに注目したい。五輪は復興に役立つかとの問いに半数以上が『何とも言えない』と答えた。特に原発事故避難区域の首長は大半がネガティブな見方だった。多様な意見があるのに、何となく歓迎ムードがつくられていないか」
 「五輪に批判的だが、どうせやるならと捉え、循環型社会への転換など新しい価値の創造を呼び掛ける人々もいる。異なったビジネスモデルの提供でしかなく、自ら積極的に巨大イベントに貢献しているだけだ」
 −開催準備が進む中、反対を唱える理由は。
 「大手メディアは招致決定以降、反対の声をあまり報道しなくなった。意見の多様性は努力して守るべきだ。安倍首相は『共謀罪』法の必要性や憲法改正の時期を五輪と結び付けた。五輪憲章が禁じる政治利用だ。矛盾と問題だらけの五輪に私は反対と言い続ける」


<海開き>砂浜再生7年ぶり水しぶき
 東日本大震災の津波で砂浜が流され、閉鎖していた岩手県山田町の浦の浜海水浴場が22日、7年ぶりに海開きをした。砂浜を再生した海水浴場が開設されるのは県内で初めて。
 砂浜は津波で3分の2が流失。県は復旧工事で約2万7000トンの砂を運び入れ、シャワーやトイレを備えた管理棟を再建した。工費は約3億円で、復興交付金を利用した。
 佐藤信逸町長らが同日、テープカットで再開を祝い、家族連れらが砂浜で波の感触を楽しんだ。家族4人で訪れた宮古市の宮川竜惺(りゅうせい)ちゃん(4)は「プールより冷たくて気持ちいい」と笑顔だった。
 23日にはシーカヤックなどが楽しめる再開記念イベントがある。
 県内では同日、大船渡市三陸町越喜来の浪板海水浴場も7年ぶりに再開した。


<あなたに伝えたい>毎朝読経仏の道で再会願う
◎共に自宅で津波にのまれた母、妻、孫/中里勉さん(宮城県石巻市)はつよさん、こう子さん、煌冴ちゃんへ
 中里はつよさん=当時(83)=、こう子さん=同(59)=、煌冴(こうが)ちゃん=同(4)= はつよさんは長男勉さん(67)、こう子さん夫妻と石巻市大街道南で暮らしていた。勉さんが近くに住む孫の煌冴ちゃんを託児所から連れて帰宅後、津波が押し寄せて勉さんだけ生き残った。
 勉さん 女房は花が好きで、東日本大震災のあの日も地震で倒れた玄関の鉢を直したり、こぼれた土を掃いたりしていました。
 津波が自宅に押し寄せてくると、女房は孫を背負って2階に向かって走り、「お母さんをお願いします」と私に声を掛けました。
 私は逃げる間もなく、右半身が不自由なおふくろを抱えたまま1階の天井まで水に押し上げられました。天井裏のわずかなスペースに自分とおふくろの顔を出しましたが、体は水に漬かったまま。おふくろが「冷たくてもうだめだ」と言うので「頑張れ」と励ましたのですが、腕の中で力尽きてしまいました。
 水が少し引いてから2階に上がりましたが、女房と孫はいません。3日後、自宅の1階で2人は見つかりました。煌冴は働く車が好きな子でした。私が砂を生産する会社を定年退職する前、パワーショベルに乗せてやると喜んでいた姿が今も目に浮かびます。
 私は昔から、お不動さんを信仰しています。震災後は神も仏もないと思いましたが、生かされた私にできることは家族や震災犠牲者の冥福を祈ることだと思い、2012年から会津や京都、淡路島などで寺巡りをしました。
 今は自宅に設けた私だけの本堂で毎朝、お経を唱えています。仏の道は大変だといいますが、今日も無事に歩んでください。私もいつか死にます。その時は、孫に「じいじ待っていたよ」と言ってもらえるのでしょうか。


<リボーンアート開幕>響きあう芸術・歌・味
 アートと音楽、食を通し、東日本大震災の被災地再生を願う総合祭「リボーンアート・フェスティバル2017」が開幕した22日、舞台となる石巻市中心部や牡鹿半島は大勢の来場者でにぎわった。51日間にわたる初の大型イベント。来場者は復興途上の海沿いの景色や芸術作品を見ながら、震災から6年4カ月余りの歳月に思いをはせた。
 会場は石巻市中心部とその周辺、牡鹿半島中部、牡鹿半島先端・鮎川の4エリア。中部エリアの拠点施設「牡鹿ビレッジ」では、浜の女性らが郷土料理を提供する食堂「はまさいさい」と全国の有名シェフが腕を振るうレストランがオープンし、来場者が鹿肉を使った料理など石巻の食文化を堪能した。
 同市桃浦の荻浜小(休校中)ではオープニングイベントを実施。大鍋でパエリアを作るパフォーマンスが披露され、パスタ生地にホヤや鹿肉などを挟むラビオリづくりに挑戦するワークショップも開かれた。
 校庭では実行委員長で音楽プロデューサーの小林武史さん(新庄市出身)のピアノに合わせ、歌手のSalyu(サリュ)さんが「浜辺の歌」を歌い、山と海に囲まれた会場に透き通った歌声が響き渡った。
 荻浜小卒業生で石巻市蛇田の主婦萩谷静香さん(32)は「地元に、こんなに人が集まってくれてびっくりした。演奏は小学校の雰囲気に合っていて良かった」と満喫していた。
 22日午前は石巻市役所でオープニングセレモニーがあり、小林さんは「震災で多くのものを失った場所に吸い寄せられ、何かを模索してきた。来て良かったと思ってもらえる総合祭にしたい」と語った。


<リボーンアート開幕>芸術と海と人が紡ぐ希望
 宮城県石巻市の牡鹿半島を主な舞台とするアートと音楽、食の総合祭「リボーンアート・フェスティバル2017」が22日、東日本大震災からの再生を願って開幕した。9月10日まで。
 国内外のアーティスト39組が制作した作品が、石巻市街地の伝統的な建築物や牡鹿半島の自然の中に展示された。金華山と海が見渡せるおしか御番所公園では、文化勲章受章者の前衛芸術家草間弥生氏のカラフルな水玉模様の作品が公開された。
 夫と訪れた千葉市中央区の会社員村上由香里さん(49)は「青い海を背景に見ると、色が映えて良かった」と楽しんでいた。
 石巻市荻浜では地元食材をふんだんに使った料理を提供する食堂とレストランがオープンした。期間中は各地で音楽を交えた多彩なイベントが開かれる。
 総合祭は実行委員会と一般社団法人APバンク(東京)の主催で、宮城県や河北新報社などが共催する。


デスク日誌 福島への責任
 どうしても薄っぺらに感じてしまう。東京電力の新経営陣が口にする「福島への責任」という言葉だ。6月に就任した川村隆会長と小早川智明社長らが、事あるごとに語っている。
 現実はどうか。福島第1原発でたまり続ける「トリチウム水」の処分方法を巡り、川村会長は「(海洋放出の)判断はもうしている」と発言した。
 結果は地元反応の通り。風評被害と闘う漁業の現場などから猛反発を受けた。東電は「社として判断はしていない」と釈明したが、川村会長の地元感情への理解不足がはっきりした。
 小早川社長も地元をさっぱり分かっていない。全町避難が続く双葉町の仮役場を訪問時、町の避難指示が「一部解除された」と大間違いの発言をした。双葉町は第1原発の立地自治体だ。足元の現状すら把握できていない経営陣の発言をどう信じろというのか。
 2人は東電の経営改革加速を目指す政府の意向を受けて就いたともいわれる。福島復興が二の次にならないか心配だ。そういえば川村会長は就任後の記者会見で「稼ぐ事業体に生まれ変われれば、福島への責任を果たせる」と語っていた。(福島総局長 安野賢吾)


<宮城産ホヤ>消費拡大に県が注力
 宮城県が、東京電力福島第1原発事故の影響で韓国の輸入規制が続くホヤの販路、消費の拡大に力を入れている。同国に代わる輸出先として米国での市場開拓に着手。キャンペーンなどを通してさまざまな食べ方や調理法も提案し、県を代表する水産物をアピールする。
 新たな海外市場として県が期待するのは、韓国系住民が暮らすロサンゼルスなどのコリアンタウン。現地のスーパーで9月、消費者向けに試食などのプロモーションを展開。11月には食品見本市に出展し、事業者らへのPRを計画する。
 冷凍したパック詰めのホヤ約20トンを近く現地に向けて輸出する。業務は東京の輸出商社に委託した。県は漁協や水産加工業者などと連携しながら、需要の掘り起こしや輸出の足掛かりを築きたい考えだ。
 県内の飲食店82店舗は31日まで、県産ホヤを使った料理を提供するキャンペーンを実施し、地元消費を促している。刺し身などの定番に加え、各店が工夫を凝らしたアヒージョ、テリーヌ、パスタなど幅広いメニューが並ぶ。
 ホヤのアレンジ料理の作り方は大手レシピサイトなどでも公開している。「ホヤのかき揚げだし茶漬け」は、東京のホテルのシェフが県の依頼を受け、考案した。生食だけでなく、火を通した食べ方を提案し、消費量を増やす試みだ。
 県によると、東日本大震災前は7000トン超が韓国に輸出されていた。昨年は1万3000トンが水揚げされ、韓国禁輸の影響を受けて7600トンが処分された。国内での流通量は増加傾向にあるという。
 県食産業振興課の担当者は「さまざまな食べ方や調理法を知ってもらい、ホヤの消費拡大を図りたい」と話している。


<盛岡バスセンター>跡地 住民団体へ無償貸与
 老朽化のため昨年9月に営業を終え、解体された盛岡市中ノ橋通の路線バスターミナル「盛岡バスセンター」について、盛岡市は新施設が着工するまでの約2年間、跡地の一部を地元の住民団体に無償貸与する。市民広場として使われ、22日は市民らが看板や柵を取り付けた。電気や水道を整備し、9月の本格活用を見込む。
 跡地約2755平方メートルのうち、未舗装の約1060平方メートルを貸与。地域活用ゾーン「SIDE−B(サイド・ビー)」と名付け、地元商店街組合など7団体でつくる「盛岡バスセンターおよび周辺地区活性化協議会」が管理する。
 市民による音楽や芸術作品の発表、ビアフェスなど飲食イベントでの利用を想定。約30の協賛企業名を記したサインボードを設け、協賛金を管理費に充てる。
 跡地は市が5億800万円で取得した。民間と連携してバスターミナル機能を持つ複合施設を再整備する。市は本年度中の整備方針策定を目指す。
 協議会で地域活用ゾーンの運営を担当する佐々木大さん(42)は「地区のにぎわいを維持する場としていろいろな企画を展開したい」と話した。


再考ふるさと納税/返礼品騒動欠陥放置のツケ
 ふるさと納税の寄付総額が過去最高を更新する一方、これまで多くの寄付を集めてきた自治体で、人気の返礼品が続々と姿を消しつつある。
 返礼品競争への批判が強まる中、総務省は今年4月、調達額を寄付額の3割以下に抑えることなどを求める通知を出したのに加え、5月には価格や換金性、資産性が高いと判断した返礼品について一部市町村に直接、見直しを再要請したからだ。
 県と県内市町村で2016年度、東北最多の計225億3300万円を集めた山形県では、16市町が総務省の再要請を受け、大半の自治体が指摘された返礼品を別な品物に変更すべく準備中だ。
 米沢市は7月末にパソコンの取り扱いをやめるほか、天童市も8月末に高級将棋駒「盛上(もりあげ)駒」などを返礼品から除外する。米沢市が集めた寄付額は市町村としては全国7位の35億3100万円、天童市は9位の33億5800万円。
 両市をはじめ「稼ぎ頭」だった返礼品を変更する自治体は今後、これまで通り多額の寄付を集めるのは難しくなるとみられている。
 総務省の通知や再要請には当初、不信や反発を示す自治体もあった。山形県の吉村美栄子知事は5月下旬、「(贈り物には)半返しという言葉もある」と述べ、返礼品調達額の割合が3割を超えても問題はないとの考えを示した。
 この発言には県内の市町村の支持が広がり、一時は「私たちとしても『半返し』が社会通念だと考えている」(酒田市)として国の方針を公然と批判する自治体も表れた。
 これに対し、総務省は19市町に返礼品の見直しを迫る電話を頻繁にかけ、期限を区切って検討状況を確認。各自治体側は不本意ながら変更に向けた検討に取り組まざるを得なくなった。
 しかし、地方交付税制度を所管する役所が、権限を背景に自治体を押さえつけなければ収拾できないような混乱を招いた原因は一体何なのか。
 ふるさと納税は、第1次安倍晋三政権で総務相だった菅義偉官房長官が提案し、2008年4月にスタートした。15年度からは「地方創生」を後押しするとして、寄付の上限額を約2倍に引き上げたほか、5自治体まで確定申告不要とするなど、手続きも簡素化したことで急拡大した。
 制度創設時から過剰な返礼品を規制すべきだとの議論はあった。自治体同士が税収を奪い合う構図になるのが避けられない以上、自治体が競って返礼品に工夫を凝らすのは必然と言えた。
 多額の寄付が可能な高所得者ほど、節税の恩恵が大きいといった欠陥を放置してきたことも、この制度を官製「お取り寄せ通販」に堕落させた一因であろう。
 今回の返礼品騒動で問われるべきは、自治体の節度以前に、こうした対策を怠ってきた政府の責任である。


御嶽山で遺族ら慰霊登山、長野 噴火犠牲者しのぶ
 2014年9月の噴火で58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山(長野、岐阜両県)で、遺族らが23日、長野県王滝村側から慰霊登山をし、犠牲者をしのんだ。
 被災者家族会「山びこの会」が呼び掛け、2回目の慰霊登山。昨年は同県木曽町側から登った。今年も夏山シーズンを迎え、登山道は深緑に包まれている。
 愛知県刈谷市の野村正則さん(53)は、おいの亮太さん=噴火当時(19)=が行方不明になったまま。「悲しい気持ちがよみがえってくるが、おいの近くに行きたいという思いで来た。早く見つけたいので、警戒レベルが下がってほしい」と話した。


御嶽山 慰霊登山 雨の中、噴火犠牲者の遺族ら
 63人の死者・行方不明者が出た2014年9月の長野・岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)噴火の犠牲者遺族らでつくる「山びこの会」は23日、長野県側から入山規制エリア手前の9合目まで、小雨が降る中、慰霊登山をした。遺族と行方不明者の家族、生還者計19人が参加し、生還者は遺族らに当時の様子を伝えながら登った。
 長男英樹さん(当時37歳)を亡くした堀口純一さん(70)=岡山県=は生還者に荷物を持ってもらうなどして登った。堀口さんは「皆さんに励まされながら何とか登りきることができた。9合目で(英樹さんに)『ここまでは来たよ』と声をかけた」と語った。
 野村正則さん(53)=愛知県刈谷市=は、行方が分かっていないおいの亮太さん(当時19歳)と噴火当時、山頂付近にいてはぐれた。気象庁は噴火警戒レベルの引き下げ検討を始めており、正則さんは「今はまだ近づけないが必ず(山頂に)行く」と話した。【安元久美子】


福島原発の処理水 「放出断行」は許されぬ
 東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水。近い将来に解決しなければならない問題だが容易ではなく、出口が見えない状態だ。
 そんな中、就任間もない川村隆東電会長の発言が波紋を広げた。報道各社のインタビューに対して「(東電としての)判断はもうしている」と海に放出する方針を明言したからだ。
 地元漁業者から強い反発が起こった。当然だろう。
 福島県沖では原発事故後に操業自粛を余儀なくされ、苦闘しながら再生の道を歩んでいる。
 処理水の放出は風評被害を招くと予想され、福島だけでなく宮城や本県に波及することが考えられる。国内消費に加え輸出への悪影響も出よう。これまでの努力を水泡に帰すようなことがあってはならず、極めて慎重な対応が求められている。
 吉野正芳復興相も「福島県の漁業者に新たな不安をつくらないでほしい。これ以上追い詰めないでほしい」と述べた。重い発言だ。
 全国漁業協同組合連合会の厳重抗議に川村氏は「真意が伝わらなかった。会社としても個人としても海洋放出を判断した事実はない」と釈明したが、東電に対する不信感を強める結果となった。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長も非難。従来から希釈しての放出を促している田中氏だが「私を口実にして、当事者として(判断から)逃げるのはおかしい」と指摘した。東電には主体性をもった誠実な説明が求められる。
 施設に地下水が流れ込み増え続ける高濃度汚染水は浄化処理されているが、放射性物質の一つであるトリチウム(三重水素)だけは取り除くことができずに残る。
 政府は昨年、「深い地層に注入」「水蒸気放出」など他の方法を含めて費用と所要期間を試算。「海洋放出が最も短期間に、低コストで処分できる」とした経緯がある。また、トリチウムは原発の通常運転でも発生、基準値を下回れば放出が認められる。
 このため、海洋放出が有力な選択肢となっていることは否めない。
 しかしこの問題に関する政府小委員会で、漁業経済を専門とする浜田武士北海学園大教授は懸念を表明。福島県産の魚介類への根強い風評を踏まえ「買い控えが拡大しかねない」と指摘した。
 やはり、放出は現段階では現実的ではないのではないか。なお他の方法での解決の道を探るべきだ。
 福島県産品は農産物を含めて風評被害が続いており、まずは国を挙げてその払拭(ふっしょく)や対策に努めてほしい。そうでなければ処理水についての将来展望は開けまい。


[「伊方原発」却下] 住民の懸念は消えない
 原発の再稼働を進める国や電力会社の姿勢を、またも追認する裁判所の判断である。
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた県内住民らの仮処分申請を、松山地裁は却下した。
 決定理由の中で松山地裁は、東京電力福島第1原発事故の後に策定された新規制基準の規定や、四国電力が設定した基準地震動について「不合理な点はない」と認定した。
 住民側の「司法は福島を忘れたのか」との憤りは理解できる。
 福島第1原発は事故から6年過ぎた今も、原子炉内の状況把握さえままならない。事故の全容把握もできていない段階で策定された新規制基準を根拠に安全と言われても、納得できないのは当然だ。
 仮処分で稼働中の原発を止めた前例は、関西電力高浜3、4号機に対する昨年3月の大津地裁決定がある。ところが、今年3月に大阪高裁での抗告審で逆転した。その後、広島地裁が伊方3号機、佐賀地裁が九州電力玄海原発3、4号機の再稼働を容認した。
 いずれも新基準を「最新の科学的、技術的知見に基づいて策定され、不合理とはいえない」と認める立場を取った決定だ。松山地裁もこれを踏襲したといえよう。
 政府は新基準を「世界一厳しい」と強調する。しかし、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、新基準に適合した原発についても「絶対安全とは言わない」と繰り返し説明している。
 しかも、「想定外」を災害多発国の日本はたびたび経験している。東日本大震災では実際に原発が制御不能に陥ったし、昨年の熊本地震では震度7の連続発生で科学の限界を思い知ったばかりだ。
 根強い住民の不安や懸念には明確な根拠がある。この事実を国や電力会社は直視するべきだ。
 今回の審理では、避難計画の合理性も焦点だった。伊方原発は国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」の近くにある。細長い佐田岬半島の付け根に位置し、過酷事故の際、住民の避難は難しい。
 地裁は避難計画について現時点では問題ないとしつつ、「今後適切に修正が行われなければ著しく合理性を欠く事態もあり得る」と指摘した。自治体は原子力防災訓練などで浮上した問題の着実な解消に努めなければならない。
 伊方原発の差し止め仮処分申請は、大分地裁と山口地裁岩国支部でも審理が続いている。事故による被害は、県や市の境界とは関係なく広がる。国や電力会社は、立地自治体以外の住民の声にもしっかりと耳を傾ける責務がある。


仙台市長選 国政が直撃 敗れた与党陣営、恨み節
 国政の与野党対決の構図となった仙台市長選。自民、公明両党の県組織や日本のこころが支持する冠婚葬祭会社社長の菅原裕典氏(57)は、民進、共産、社民各党の県組織と自由党が共闘する元民進党衆院議員の郡和子氏(60)に敗れた。学校法人「加計学園」問題や自民党議員の相次ぐ暴言・失言問題などの影響がもろに出たと言え、菅原氏の陣営からは「タイミングが悪すぎた」との恨み節も漏れた。
 「『国政と市長選は関係ない』と説明しても分かってくれない人もいた」。菅原氏の落選が決まった後、自民県連幹部はぼやいた。
 政権与党とのパイプは大きな武器となるはずだった。菅原氏は「自公の国会議員の力を借りて、国に要望を伝えられるのは私だけ」と繰り返しアピールしたものの、肝心の自民が前面に出る場面はほとんどなかった。大物国会議員が駆けつけることはほとんどなく、陣営幹部は「街頭での演説は遠慮してもらった」と打ち明けた。
 20日夜にあった菅原氏の個人演説会。応援に駆けつけた自民党の山本一太参院議員は「与党国会議員としておわびしたい。自民1強でおごりがあった」と頭を下げた。
 一方、郡氏側は民進党の岡田克也元代表ら各党幹部クラスが相次いで仙台入りした。加計学園問題などで安倍政権批判を繰り返し、元自民党県連幹部の村井嘉浩知事と近い菅原氏に対して「お友達政治は許さない」と繰り返した。【川口裕之、本橋敦子】
自民支持層2割、郡氏に…出口調査
 毎日新聞社は23日、仙台市長選で、投票した有権者に出口調査を実施した。安倍内閣の支持率が低下し、地方選挙への影響が注目される中、民進、共産両党などが野党共闘で支援する元衆院議員、郡和子氏(60)に自民支持層の2割弱が投票した。学校法人森友学園や加計(かけ)学園、稲田朋美防衛相の資質などの問題が、誰に投票するかに「影響した」という声も複数聞かれた。
 郡氏は民進支持層の8割強を固め、支持政党なしと答えた無党派層を半数近く取り込んだ。自民、公明両党県組織が支持する冠婚葬祭会社社長、菅原裕典氏(57)は自民支持層の7割を固めたが、無党派層からの支持は2割強にとどまり浸透できなかった。
 自民支持層のある有権者は、安倍内閣の諸問題への対応に疑問は抱きながらも「消極的に自民候補を支持した」と複雑な心境を明かした。加計学園問題などで投票先を決めた有権者は、理由について「安倍内閣を支持できないから」と答えた。
 一方、無党派層の2割が元衆院議員の林宙紀氏(39)に投票した。
 主な政党支持率は、自民24%▽民進13%▽公明4%▽共産4%−−など。無党派層は52%だった。


横浜市長選の争点「カジノ誘致」は加計問題と同じ、アベ友への利益誘導だ! 仙台市長選に続き安倍自民党にNOを
 菅義偉官房長官(神奈川二区)が安倍晋三首相と一緒に推進するカジノ誘致が、横浜市長選(7月16日告示・30日投開票)を直撃、菅直系の林文子市長(71)3選の逆風になりつつある。横浜は、「日本維新の会」の本拠地・大阪と並ぶ有力なカジノ候補地だが、都議選で自民党の歴史的惨敗の一因となった加計問題と同様、「安倍首相の“お仲間”への利益誘導」と見なされて横浜市民の猛反発を受ける可能性があるためだ。
7月16日13時、桜木町駅前で「カジノよりも中学校給食を」と訴える前・横浜市議の伊藤ひろたか候補が第一声をあげた。街宣車には市民団体と野党国会議員の垂れ幕がずらりと並び、候補者や応援弁士が「カジノ反対」と叫ぶたびに歓声と拍手が沸き起こる。市民参加型の野党共闘が実現した昨年夏の参院選と同じような光景と高揚感が再び出現するなか、二人の国会議員がカジノ誘致と加計問題を重ね合わせた。
 民進党の真山勇一参院議員(神奈川選挙区)が「なぜ違法のカジノが(横浜に)できるのか。それは『国家戦略特区にして違法なことでも違法でなくしてやってしまおう』と政府は考え、一体となってやっているのが横浜市」と切り出すと、江田憲司代表代行(神奈川8区)も次のように一刀両断したのだ。
「カジノは賭博、バクチです。依存症患者が続出、治安も風紀も乱れ、子どもの教育上も極めて悪い。なぜ、こんなカジノを林市長と自民党は誘致しようとするのでしょうか。それは、森友、加計問題で見られるように、ギャンブル場を誘致すれば、(候補地の)この山下埠頭に大きなお金が落ちる。その利権を漁ろうとしている政治家にレッドカードを突きつけるのが、この横浜市長選ではありませんか!」
 実際、横浜へのカジノ誘致関連予算は約1000億円にも及ぶ。その内訳は、山下埠頭の倉庫移転補償費などの候補地基盤整備に約500億円、交通アクセス向上のための「海底トンネル」(新港埠頭から山下埠頭の1.5キロ)に約300億円、そしてLRT(次世代型路面電車システム)などの「新交通システム」に約200億円である。カジノを含むIR誘致には広大な用地確保と良好な交通アクセスが不可欠で、巨額のインフラ整備費が必要になる。カジノ利権も加計問題と同じ!安倍官邸のお友だちへの利益誘導
 三輪智恵美市議(共産党)が「カジノ誘致のためにここまでやるか」と疑問視するのはこのためだ。その一方で、工事が増えるゼネコンや利益誘導型の政治家にとっては、権益拡大のチャンスになる。地元選出の菅官房長官や直系の林市長や建設業界を含む地元経済界がカジノ推進をするのもよく分かる。「地元への巨額な税金投入を期待している」のは間違いないだろう。
 市長選告示日から約1週間前の7月8日、江田氏は地元の集会でカジノ誘致と加計問題の共通点について、より詳しく説明していた。
「(去年12月の)カジノ法案の強行採決でも、安倍官邸と大阪維新が連携、公明党を置き去りにした。『岩盤(規制)にドリルで穴を開ける』と言って加計に落ちるように開けたが、カジノでは横浜と大阪だけの穴を開けようとしている」
 江田氏が紹介したのが、仁坂吉伸・和歌山県知事が「地方にカジノ誘致はできなくなる」という抗議の記者会見を開いたこと。「政府が『カジノを誘致するには大規模な国際会議場を併設しなければならない』という基準の設置を検討」という新聞報道を受けての知事会見だった。
「これこそが『間口を狭めて大阪と横浜に(カジノ利権を)落とそう』とする魂胆であることは明らかだ。そういう基準を検討していることは、大規模な国際会議場を併設してもペイする大都市、大阪か横浜に落とそうとするもので、加計と同様、特定地域への絞り込みが平気で行われている」(江田氏)
 カジノ法案強行採決でアベ自民党と維新は二人三脚を組んだが、「その論功行賞として菅官房長官の地元である『横浜』と維新の本拠地の『大阪』を二大有力候補地にするシナリオ(密約)ができているのではないか」という見方である。
新潟県知事選、小樽市長選につづく奇跡の逆転勝利なるか
 カジノ推進で菅官房長官と足並みを揃えてきた林市長は、去年11月の東京五輪のバレーボール会場見直しでもアベ自民党に“同調”した。横浜の既存施設活用を目指した小池百合子都知事の提案に対して、当初は前向きの発言をしながら、途中でハードルを上げてハシゴを外した。「アスリート・ファースト」を錦の御旗にバレー会場新設を主張した森喜朗・元首相を後押し、見直し派の小池知事を見離したともいえる。「林市長は、小池知事嫌いの菅官房長官と工事減少を免れた建設業界が高笑いする対応をした」と勘繰られても仕方がないだろう。
野党が徹底抗戦する中でカジノ法案が強行採決された昨年の臨時国会でも、林市長はアベ自民党と息のあったところを見せた。法案審議が山場を迎えた去年12月8日、IR推進議連主催の緊急集会に林市長代理の副市長が出席。「IR整備は観光立国実現に大変重要」「地域経済活性化や財政基盤強化や雇用創出などでメリットの大きい」と絶賛した。
 大阪や北海道などとともに誘致自治体として法案成立を後押しし、カジノ法案成立直後には林市長が「観光立国への大きな一歩」と歓迎したほどだ。
 今回の横浜市長選で3選を目指す林市長は現職の強みに加えて、自公と連合神奈川が推薦をしていることから盤石のようにも見えるが、カジノを争点とした地方選挙では普通では考えれない番狂わせが起きている。
 それは2015年4月の小樽市長選のことだ。この時も、自民・公明・民主(当時)・連合小樽・小樽商工会議所が支援するカジノ推進派で当時現職だった中松義治氏が圧倒的に有利と見られたが、「カジノはいらない」と訴えた森井秀明・元市議が奇跡的な勝利を勝ち取ったのだ。原発再稼働に反対した米山隆一知事が逆転勝利をはたした去年10月の新潟県知事選と同様、民意の受け皿となった候補が大政党と連合が推す候補に勝利するという番狂わせが起きていたのである。
 カジノ反対の根強い民意を感じ取ったためか、林氏は今年に入ると、「全くの白紙」と変節した。横浜青年会議所主催の7月8日の公開討論会でも、「ギャンブル依存症が課題。今の段階で誘致するしないを考えるのは疑問で賛成派も反対派もいる」と慎重な姿勢を打ち出した。当然、反対派の二候補は「賛成派はほとんどいない」「立場を明確にすべき」と批判したが、市長選の手法でも林氏は、原発政策など不都合政策を国政選挙で語らないアベ自民党そっくりの“争点隠し選挙”を実践しているようにみえる。
林文子市長に直撃! “カジノ推進隠し”は菅官房長官からの要請? 
 林氏の告示日の第一声は横浜駅西口だったが、約11分の街宣でカジノ誘致には一言も触れなかった。そこで街宣後、直撃をしてその理由などについて本人に聞いてみた。
――カジノについて触れられなかったのは理由があるのですか。
林氏 これから皆さまと判断していくということです。(触れなかった)理由はないです。
――(カジノについて触れないように)菅官房長官から頼まれたのですか。
林氏 いえいえ、そういうことはありません。(演説)時間のなかでお訴えしていくことを絞って話しております。
――当選したらカジノ推進はありうるわけですね。
林氏 いや、今のところ、白紙でございます。
――カジノについアンケート調査をされたのですか。
林氏 (無言のまま車に乗り込んで走り去る)
 横浜市議会議員へのアンケート調査でも、駅前などでの市民へのシール調査でも「カジノ誘致反対が多数」という結果が出ているが、林氏はアンケート調査で横浜市民の民意を“定量的”に把握しようとしていない。これでは、「カジノ誘致推進の菅官房長官らアベ自民党やゼネコンの意向しか眼中にない」と疑われても仕方がないだろう。
“隠れカジノ推進派”にしか見えない林氏だが、4年前の市長選で支援した民進党は自主投票となったものの、新潟県知事選と同様、蓮舫代表を含む同党所属の国会議員が応援に駆け付ける可能性はある。共産党も自由党も伊藤氏支援を決定、実質的な野党統一候補を市民団体が応援、自公と連合支援の候補を追いかける展開も新潟県知事選とよく似ている。「カジノ誘致にイエスかノーか」を問う横浜市長選で、都議選に続き安倍政権に再びレッドカードが突き付けられるのか否かが注目される。(横田 一)


日本酒の輸出/追い風になる日欧EPA
 日本と欧州連合(EU)が経済連携協定(EPA)交渉で大枠合意し、政府は2019年の発効に向け国内対策の策定に入った。市場開放に踏み切ったチーズなど乳製品の生産者や畜産農家の支援が柱となる。
 国内農業への打撃を和らげる手だてとともに、輸出産業への成長を促す「攻め」の施策が欠かせない。EUに輸出する日本酒、緑茶、しょうゆ、牛豚鶏肉、青果といった農産物の大半で関税が即時撤廃される。和食文化を広める好機としたい。
 日本屈指の酒どころを抱える兵庫にとっても、市場開拓の追い風になりそうだ。
 海外進出に力を入れる県内蔵元は多い。昨年130年ぶりに新ブランドを発売した灘五郷の菊正宗酒造(神戸市東灘区)は、年明けにフランスで試験販売を始める。2年以内の本格輸出を目指し現地の日本食レストランに売り込む。香美町の「香住鶴」は10年以上前から英国に輸出し、取引先を広げている。
 日本酒の国内出荷量が約40年前の3分の1以下に落ち込む一方、輸出量は日本食人気などを背景に、ここ10年で倍増した。
 とはいえ、全出荷量に占める輸出の割合は3・2%にとどまる。輸出先は中国や韓国など東アジアと米国の計5カ国・地域で約7割を占め、欧州はわずかだ。伸びる余地は大きい。
 折しも今春以降、灘五郷で大手メーカーの社長交代が相次ぎ、世代が若返った。国内市場が好転する兆しが見えない中、いずれのトップも海外展開を重視しており、新しい経営感覚での挑戦に期待したい。
 日欧EPAでは日本に入るワインの関税も撤廃される。日本の輸入ワインはチリ産が最も多いが、これを機にEUは日本でのシェア拡大に意欲を見せる。
 日本でワインが一般に飲まれるようになるまで100年以上かかった。代表的な産地のフランスは長年、国を挙げてワインの国際競争力向上に努めてきた。日本酒の輸出拡大も、息の長い戦略と取り組みが必要だ。
 現地の食文化に合った商品開発はもちろん、飲み方の提案や日本の食材と絡めたPRなどが欠かせない。行政や関係機関の連携と支援強化も、これまで以上に重要となる。


残業代ゼロ 「容認」への反発は当然だ
 唐突で不可解だ。これで働く人の健康を守れるのだろうか。
 傘下の労働組合や過労死遺族の団体などから反発が噴出するのも、無理はない。
 政府の労働基準法改正案を「残業代ゼロ法案」と呼んで反対を続けてきた連合が、条件付きで容認する考えを示した。
 連合の神津里季生会長と安倍晋三首相が会談し、働き過ぎを防ぐため、健康確保措置を強化する方向での法案修正に合意した。
 連合執行部は否定するが、「方針転換」と見られるのは当然だ。労働者の代表たる連合の存在意義が問われよう。
 法案の柱は、高収入の一部専門職を残業代支払いなどの労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」の創設だ。
 労基法改正案は、秋の臨時国会で、働き方改革関連法案と一括審議される見通しだ。
 連合執行部は、政府から働き方改革の残業規制との抱き合わせで受け入れを迫られ、容認に転換したという。
 安倍政権に近いとされる執行部の一部が、容認の流れを主導したとの指摘もある。
 政府は新制度によって、効率的で柔軟な働き方が可能になるとしている。対象になるのは、年収1075万円以上の金融ディーラーや研究開発職などだ。
 「ホワイトカラー・エグゼンプション」の名称で、残業代なしの制度導入が提起されたのは小泉政権下の2006年だった。
 経団連はもともと、年収要件を400万円以上にするように求めていた。新制度でも今後、適用対象が拡大される懸念は拭えない。
 残業代には、労働者を働かせ過ぎた企業に対するペナルティーの意味合いがある。それが外れれば、長時間労働に歯止めがかからなくなるのではないか。
 連合側の修正は、まず「年間104日以上かつ4週間で4日以上の休日確保」を義務付ける。
 その上で「連続2週間の休日取得」「臨時の健康診断」などの条件から選ばせるという内容だ。
 104日の休日は祝日を除く週休2日制で達成できる。特別に健康に配慮した措置とは言い難い。
 健康診断についても、実施していれば、休日以外は際限なく働かせていい「アリバイ」のように使われるのだとしたら、問題だ。
 新制度が導入されれば、対象者の労働時間の把握が甘くなるのは必至だ。労働基準監督署などの目も届きにくくなるだろう。
 日本では長時間労働の弊害が指摘されてきたが、抜本的な改革には踏み出せないで来た。
 だが、電通の違法残業事件などで働き方を見直す機運が高まり、政府も働き方改革への取り組みを本格化させている。
 新制度は、そうした流れに逆行するものではないか。
 残業上限規制など労働者を守る働き方改革関連法案と、労働時間規制を外す労基法改正案が一括審議というのもなじまない。
 連合は労組の原点に立ち返り、働く人の体と心を守るため、長時間労働の解消に取り組むべきだ。


労働時間規制緩和/働く人の生活を第一に
 高収入の専門職を労働時間の規制から外し、残業代を払わない「高度プロフェッショナル制度」について、連合が容認する方針に転じた。新制度を含む労働基準法改正案が次期国会で成立する見通しが強くなったが、長時間労働を助長する恐れがあり、働く人の生活を守れるか、運用面にはなお高いハードルがある。
 新制度が対象とする労働者は、年収1075万円以上の金融ディーラーや研究開発などの専門職。労働基準法では、労働時間が1日8時間、週40時間を超えるか、深夜・休日勤務をした場合は、企業に割増賃金の支払いを義務付けているが、新制度で働く人には規制が適用されない。
 連合はこれまで「残業代ゼロ法案」として労基法改正案に反対してきたが、神津里季生会長が安倍晋三首相に新制度が定めている健康確保措置を強化する修正案を示し、これを条件として受け入れる考えを表明した。
 連合の修正案では、これまで選択肢の一つだった「年間104日以上かつ4週間で4日以上の休日の確保」を義務付ける。さらに、終業から始業までの間に一定の休息を設ける「勤務間インターバル制度」、労働時間の上限設定、連続2週間の休日取得、臨時の健康診断の、四つのうちいずれかを労使に選ばせる。
 しかし、これで本当に対象者の働き過ぎを防止し、健康を守ることが可能なのか。年間104日の休日は、祝日を除いた週休2日制と同じ日数にすぎない。年1回の定期健康診断とは別の臨時の健康診断は、容易に実施できて経営側に好都合だが、経営側の抵抗が強い他の三つの措置の方がはるかに重要だ。四つを並列して選択させるのは理解できない。
 そもそも残業代は経営側にとって長時間労働の抑止力として機能しているが、新制度では深夜や早朝に働いても残業代が払われなくなるため、経営側が対象者に過大な仕事量を課すようなことがあれば、労働時間が際限なく長くなりかねない。
 長時間労働による過労死が多発し、違法なサービス残業が横行している現状では、時間に縛られず自由な働き方がしたい人の希望に応えるという新制度の理念は実現するのだろうか。
 新制度の対象が拡大される心配もある。年収要件は「1075万円以上」だが、第1次安倍政権で同様の制度が提案された際、経団連は「400万円以上」を求めたことがある。新制度が導入されたら、経営側が年収要件の引き下げを要求することは十分に考えられる。
 労基法改正案は2年以上も国会審議が見送られてきたのに、連合がここで方向転換したのも唐突な印象を受ける。傘下の一部労組からは批判が噴出している。神津会長は「(新制度が)必要ないというスタンスは堅持するが、何もしないでいると健康確保措置が非常に弱いままになってしまう」と説明するが、納得が得られるだろうか。
 政府は秋の臨時国会に労基法改正案を提出し、残業時間の上限規制などを盛り込んだ働き方改革関連法案とともに成立を目指す。「残業代ゼロ」の新制度には多くの疑問が残る。働く人の生活、健康を第一に考え、結論を急いではならない。


安倍首相の改憲 日本の宝をどうしようと
 政治家安倍晋三がなぜ首相になり、何をしたいのか。答えは明快だ。日本国憲法をわが手で「自主憲法」として作り替えたいからである―と感じる。
 支持率が急落し、安倍首相は悲願達成へ「最後のチャンス」と焦っているのか。独断で2020年に憲法改正の施行を目指す考えを明言した。しかし、何ら環境は整っておらず、多くの国民は安倍首相による改憲に「ノー」を突き付けている。
 ■「壊憲」が狙いか■
 2006年に第1次安倍内閣が発足して以来、一貫して主唱してきたのは「戦後レジーム(体制)からの脱却」だ。自身の「基本政策」の中で、憲法が「GHQ(連合国軍総司令部)による押し付け草案」という認識を示し「憲法は国の基本法、日本人自らの手で書き上げていくことこそが、新しい時代を切り拓(ひら)いていく」と言い切る。
 果たして現行憲法が時代遅れであり、戦勝国の押し付けだろうか。草案は帝国議会の審議過程で修正され、正式な手続きで成立した。首相の祖父、岸信介元首相は自主憲法論者であり、その「遺志」実現が宿願かもしれないが、あえて言うならそれは「憲法の私物化」である。
 そもそも、憲法96条では国会の憲法改正発議権を保障し論議する権限が付与されているが、99条では憲法尊重擁護義務を課し、とりわけ内閣には改正の発議権も発案権もない。
 首相はあくまで「自民党総裁として」と発言している。「首相」との巧妙な使い分けはご都合主義が過ぎよう。立憲民主主義の下、主権者たる国民は「最後の憲法の番人」として権力の動きを冷静に判断したい。
 ■異論封じてまでも■
 首相の改憲案は、戦争放棄を定めた9条1項と戦力不保持の2項を残した上、自衛隊の意義と役割を書き込む(根拠規定)というもの。9条という憲法の「本丸」に切り込んだのだ。
 最短のシナリオでは、秋の臨時国会中に自民党改憲案を衆参両院の憲法審査会に提出―来年1月からの通常国会で衆参3分の2以上の賛成を得て改憲案発議―国民投票で18年中に改憲を実現させる日程が浮かぶ。
 ただ今後の動きは不透明だ。自民党の憲法改正推進本部は9条に加え、教育無償化や大災害時の緊急事態条項、参院選の「合区」解消の4項目を中心に議論する予定だが、党内には内容を巡り異論も多い。
 戦力不保持の9条2項を残した場合、「戦力」である自衛隊との整合性が取れるのか。12年の党改憲草案は9条の抜本改正を掲げており相いれない。そもそも一方的に期限を切ること自体に首相の傲慢(ごうまん)さが露呈する。
 ■正論に耳を傾けよ■
 党推進本部は現行の9条とは別立てで「9条の2」を新設し自衛隊について「わが国を防衛するための必要最小限度の実力組織」と規定する腹案を考えているらしい。これは「国防軍」への道を開くものである。
 首相は改憲を「合憲か違憲かの議論の余地を一切なくすためだ」と強調するが、政府は必要最小限度の自衛措置を「合憲」と判断してきたはずだ。民進党なども現状を容認している。
 「ポスト安倍」を意識する石破茂前地方創生相は「勢いで憲法を改正していいはずは全くない」と強調し、岸田文雄外相も拙速をけん制。公明党の山口那津男代表は「政権が取り組む課題ではない」と断言する。それが正論ではないだろうか。
 憲法は国の最高法規である。改憲手続きに衆参両院の3分の2以上、国民投票で過半数の賛成が必要−という高いハードルを設けた重みを考えたい。
 「安倍1強」の強引な政権運営で支持率は30%台に低落。共同通信社調査で過半が首相を信頼できず、首相の下での改憲に54・8%が反対している。70年守り抜いた平和憲法、何が不都合なんですか。


疑惑の稲田防衛相 かばい続ける首相に不信向かう
 隠蔽(いんぺい)の方針を知りながら加担したのか、報告を受けても重大性や意味を理解できなかったのか。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽問題に関し、稲田朋美防衛相が疑惑の渦中に立たされている。
 陸上自衛隊の日報を巡っては防衛省が「陸自で廃棄済み。存在しない」と公表を拒んでいたが、再捜索の結果「統合幕僚監部にあった」として2月に一部公開した。しかし実は陸自にも残っていたことが3月、報道で発覚。さらに今月になって、2月の公表直後に黒江哲郎事務次官が「今更陸自にあったとは言えない」として陸自の日報の存在を「非公表」とする方針を決定。稲田氏も出席した会議で報告、了承された―と、複数の政府関係者が明らかにした。
 事実であれば、背広組トップの事務次官が一連の隠蔽を主導し、稲田氏も追認して、虚偽や不誠実な答弁を重ねて国民を欺いたことになる。防衛省と自衛隊の組織的な隠蔽体質や機能不全は深刻だが、稲田氏自身の責任も極めて重い。
 稲田氏は「隠蔽を了承したこともないし、陸自の保管の報告を受けたことはない」と否定する。しかし「記憶」以外に根拠は示せず、もし本当に何も聞いていないのなら巨大軍事組織を制御すべき政治の「文民統制」が全く利いていない証左。どちらにせよ防衛相としての信は、とうに失っている。即時辞任、あるいは罷免は免れまい。
 疑惑を晴らそうと、稲田氏は急きょ一昨日、防衛監察本部の聴取を受けた。しかし特別防衛監察はそもそも稲田氏が命じた調査。いわばお手盛りの、とってつけたような形式的な調査で全容が解明できるはずもない。
 防衛省は実際、21日にも監察結果を公表予定だったが、既に判明している原案は、稲田氏の関与には一切触れていない。公表は28日に延びたが、稲田氏だけが責任を逃れることになれば省内や国民の理解は到底得られまい。もはや監察の信頼性自体も揺らいでおり、中立的な第三者の再調査を強く求めたい。
 事ここに至っても稲田氏をかばい続ける、安倍晋三首相の任命責任や「続投責任」もまた、厳しく問われよう。
 稲田氏の問題、失言は数知れない。日報に「戦闘」と明記されていたのに「憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないから、戦闘ではなく武力衝突だ」と強弁し、都議選の応援では自衛隊を政治利用し、自衛隊の災害救援中に1時間以上省を不在にした。資質の欠如は隠しようもないが、来月予定の内閣改造で交代させても、それは責任を不問に付すに等しい。国民の不信は当然に首相に向かう。
 森友・加計学園問題をはじめ安倍政権が抱える多くの疑惑の共通の根は、政治的公平性と国民の知る権利を軽んじ、うそや隠蔽、えこひいき人事で強権的に事を進める「体質」にある。そのことに気づかない限り、信頼は恐らく二度と戻らない。


パワハラ対策  心身守る法制化が急務だ
 秘書への暴言や暴行が発覚して自民党に離党届を出した豊田真由子衆院議員の件で、パワーハラスメント(パワハラ)問題に注目が集まっている。
 インターネットなどで公開された議員と秘書のやりとりの音声記録は聞くに堪えない罵詈(ばり)雑言の連続で、秘書が暴行を受けたとの被害届が受理された傷害容疑事件となっており、もはやパワハラ問題の枠を超えていよう。気になるのは、発覚直後に同じ衆院議員が「あんなのはいっぱいいる」などと発言したことだ。理不尽でも仕事だから我慢するのが当然、と問題を軽視する風潮を感じざるを得ない。
 折しも、政府の働き方改革の一環で、職場でのパワハラ防止対策を議論する厚生労働省の有識者検討会が始まった。
 働き方改革では、広告大手電通の新入社員が過労自殺した違法残業問題をきっかけに長時間労働を抑制する施策が動き始めた。事件では、新入社員は上司から暴言を受けていたと遺族が訴えたものの、労災認定ではパワハラの有無に関する判断は示されなかった。だが、問題が深刻化しているのは確かだ。
 厚労省によると、2016年度に各都道府県の労働局などに寄せられた労働相談のうち「いじめ・嫌がらせ」に関するものが7万1千件に上り、相談内容で5年連続最多となった。社会的関心の高まりで、これまでのように泣き寝入りが減った面はあろうが、驚くべき数だ。
 問題は、解決につながらない実情があることだ。
 厚労省が昨年、全国の企業に勤める1万人を調べたところ、16年までの3年間にパワハラを受けたと答えた人は32・5%に上り、12年の前回調査より7・2ポイントも増えた。ところが、その後は「何もしなかった」との回答が40・9%を占めた。「何をしても解決にならないと思った」(68・9%)という理由だ。相談窓口を設置するなどパワハラ予防に取り組む企業も半分程度しかなかった。
 近年、長時間労働やパワハラなどの心理的圧迫による精神障害の労災認定が急増しており、検討会で委員から「最悪の場合は命に関わる。決して看過できない」と早期対策を求める声が上がったのもうなずける。
 厚労省はパワハラを同じ職場で働く人に、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる、と定義するが、検討会で議論を深めてもらいたい。
 妊娠や出産を理由とする嫌がらせマタニティーハラスメントについては、企業に防止策を義務付ける改正男女雇用機会均等法が今年施行された。パワハラについても同様に、定義や対策を義務付ける法制化を急ぐべきだ。
 先の調査で、パワハラ問題に取り組む企業は、相談窓口の設置や、管理職を対象にした講演・研修会などで防止効果が実感できたと回答し、コミュニケーションが活性化するなどの効果も得られたという。
 職場環境を改善して働く人の心身と生命を守るため、最優先で取り組まねばならない。


ダウンタウンをブレイクさせた『4時ですよーだ』Pが変節を嘆く!「松本人志は“あべちゃん菌”に感染したヤツに乗っ取られた」
 強者に媚びへつらい、自分の既得権益を守り、弱者を叩く。無知無教養のくせにわけ知り顔で安倍政権擁護を撒き散らす。“権力御用芸人”と化した松本人志については、本サイトでも毎週のように繰り返し批判してきたが、先週末発売の『週刊金曜日』が大々的な批判特集を組んだ。
 しかも、内容はかなり強烈だ。適菜収氏が松本のネトウヨレベルの無知とその影響力への無自覚の罪をアイヒマンになぞらえれば、中村うさぎ氏が弱者を踏みつける体質を糾弾。また「日本のお笑いは権力批判ができない」発言で松本ら芸人たちから総攻撃を受けた茂木健一郎氏も登場し、日本の笑いをつまらなくしているのは、「笑いの王様である松本人志さんを「忖度」するような周囲の反応」であると改めて指摘していた。
 しかし一番興味深かったのが、『4時ですよーだ』のプロデューサーだった田中文夫氏の「前略 松本人志さま」と題する文章だ。『4時ですよーだ』といえば、80年代後半、まだ東京進出前のダウンタウンが初めてテレビでメインを張り、関西で大人気を博した生放送バラエティ。田中氏はまだ駆け出しのダウンタウンを抜擢し、その後の大ブレイクに導いたいわば育ての親のような人物だ。
〈お久しぶりです。もう何年もお会いしていませんね。最後に顔を見たのは松ちゃんの結婚披露宴だったと思いますから、もう8年前になります〉
 松本への手紙のかたちをとっている田中氏の文章はこんな書き出しで始まる。そして、ダウンタウンとの出会い、『4時ですよーだ』時代の松本をふりかえって、松本のことを「天才」「モンスター」と称賛する田中氏。だが、毎日放送を離れた6年前からテレビをあまり見なくなっていた田中氏は、久しぶりに松本をみて、その変化に驚いたのだという。
〈ある時ハッと気がついたら松ちゃんが別人に変わっていました。金髪で筋肉ムキムキのマッチョマンになっていました。あれぇ、何かおかしいなぁ、見かけも変わったけど考え方も人柄も変わってしまったのではないだろうか〉
 後輩芸人たちからも「松本さん、昔言うてはったことと反対のことばっかりしてはるんですけど」という話も聞くようになった。
〈確かに松ちゃんは昔から「芸人が体を鍛えてどないするねん」とか「映画は撮らない」とか「できちゃった婚はしない」とかいろんなことを言っていましたが、今は全部その反対です。〉
大阪万博アンバサダー就任に「寒イボが出るほどショック」
 それでも田中氏はたったひとつのことさえ守っていてくれれば、そんなことはどうでもよかったという。たったひとつのことというのは、ベストセラーにもなった1994年の著書『遺書』のなかで松本自身が書いた、笑いへの決意だった。
「いつまでも笑い一本で勝負していきたいものである。それはすごく勇気と自信のいるものだが、天才松本はあえて挑戦しようと思う」
 田中氏はこの言葉を引いたあと、松本にこう疑問を突きつける。
〈それが、それが、今は何がどうなっているのですか?『ワイドナショー』って何ですかそれ。「コメンテーター」って何のつもりですか。いったい何事が起こったのですか。天才のやることとはどうしても思えない〉
 田中氏がとくにショックを受けたのは、「2025大阪万博誘致アンバサダー」就任と、共謀罪に賛成し「多少の冤罪はしょうがない」と発言したことだった。大阪万博大使就任のニュースに〈寒イボが出るほどショックを受けました。我らのダウンタウンをどうするつもりなんや、と思わず叫びました。〉とその思いを吐露し、共謀罪賛成については、こう皮肉っている。
〈うーそーだーろーー! 一体何がどうなってしまったのですか? ほんと、悪い夢を見ているようです。〉
 さらに、田中氏が知っているかつての「松ちゃん」と現在の「松本人志」のあまりに大きすぎる乖離についてこう綴る。
〈誰かが不正アクセスをして「松本人志」を乗っ取った。そして「松本人志」になりすまして好き勝手なことをしている。彼の莫大な数の信者に日々、悪巧みを刷り込んでいる。そして不正アクセスをして「松本人志」を乗っ取ったヤツは「あべちゃん菌」に感染したヤツに違いない〉
 田中氏の言葉は鋭いが、しかし、けっして単純な松本批判ではない。ダウンタウンを発掘した名プロデューサーの切実な思いの吐露といったほうがいい。田中氏はこの文章をこんな言葉で締めている。
〈現在「松本人志」を名乗っている人にお願いです。早々に「松ちゃん」から立ち去ってください。もっと才能のない影響力のない、ゲスなおっさんに乗り移ってください。「松ちゃん」を我々に返してください。お願いします。  草々〉
“育ての親”のメッセージを無視する御用マスコミ
 まさに愛のあるメッセージ。しかし、いまの松本にこの言葉ははたして届くのだろうか。というのも、田中氏も指摘していたが、いまの松本は完全に“裸の王様”になってしまっているからだ。テレビ業界には誰も逆らうものがおらず、ネットでも松本信者やネトウヨたちがその中身のないただの権力者の既得権益擁護の言葉を称賛している。
 そして、ほんのわずかな異論や批判意見も、オリエンタルラジオの中田敦彦のケースが象徴的なように、その権力をつかって黙らせ、なかったことにしてしまう。実際、毎週のように松本の『ワイドナショー』での言葉をありがたがって取り上げている大手ニュースサイトもこの田中氏の“手紙”や『週刊金曜日』の松本批判についてはほとんど取り上げようとしない。
 自分にとって聞きたい言葉しか聞かず、世の中に害悪をまきちらす存在になってしまったこの“裸の王様”をいったいどうやったら止めることができるのだろう。( 酒井まど)


「青春18きっぷ」を使って乗りたい「近畿地方の絶景路線」5選
 待ちに待った「青春18きっぷ」のシーズンがやって来た(発売期間:7月1日〜8月31日。利用期間:7月20日〜9月10日)。「青春18きっぷ」は、北は北海道から南は九州まで、1日あたり2370円でJRの普通列車が乗り放題。今年の夏は、ぜひ「青春18きっぷ」で鉄道旅行に出かけてみませんか? けれども「どの列車に乗ったらいいか分からない」という方も多いはず。そこで今回は、「青春18きっぷ」をこれまで100回以上利用し、日本全国のJR線をほぼ乗り尽くした鉄道旅行マニアの男性(40代)が、近畿地方の絶景路線を5線紹介します。
【紀勢本線(亀山〜和歌山市)】
「紀勢本線は、三重県の亀山から和歌山県の和歌山市駅まで、400km近くを走る長い路線。基本的に列車は紀伊半島の海岸線沿いに進みます。松阪牛で有名な松阪の少し先で伊勢に向かう参宮線と離れると、景色は一気にローカル感を増し、志摩半島を縦断して紀伊長島を過ぎると、延々と熊野灘(=太平洋)が望めます。
 絶景ポイントはいくつもありますが、入り組んだ海岸線を進む尾鷲〜熊野間、半島の南端に近い紀伊勝浦〜串本〜周参見、広大な太平洋が眼前に広々と広がる岩代〜切目間などはとりわけオススメ。世界遺産の熊野大社や熊野古道、白浜、紀伊勝浦といった観光名所、本州最南端の潮岬など、沿線には見どころも多いので、途中下車を楽しみつつ、ゆっくり周りたいものです」
【参宮線(多気〜鳥羽)】
「参宮線は、伊勢神宮への参拝客を運ぶために開通した路線です。近鉄との間で繰り広げられている、伊勢神宮への乗客誘致合戦は、残念ながら近鉄の後塵を拝しているようですが、池の浦シーサイド駅から終点の鳥羽駅までが絶景ポイント。伊勢湾沿いを進み、志摩半島のリアス式海岸を眺めることができます。
 参宮線は全線を乗り通しても30〜40分程度ですので、伊勢神宮や鳥羽水族館ほか、伊勢・志摩の観光スポットと合わせて、18きっぷの旅を楽しむのが良いでしょう」
【山陰本線(豊岡〜浜坂)】
「全線をたどれば、京都から下関(正確には下関市の「幡生駅」)まで700km近くもある山陰本線ですが、それを乗り通すのはハード過ぎますし、そもそも1日ではたどり着けません。そんな“長大ローカル線”の山陰本線第一の絶景スポットが、兵庫県の餘部(あまるべ)鉄橋です。
 餘部鉄橋は高さが40m以上という、日本を代表する鉄道橋梁。しかし1986年に回送列車が突風に煽られて転落し、橋の真下にあるカニの加工工場の従業員が亡くなるという事故が発生したため、橋の架け替えが行われ、2010年に架け替えが完了しました。
 野々村竜太郎元兵庫県議の騒動でも話題となった名湯・城崎温泉を過ぎ、竹野から佐津、カニの名所・香住を越え、余部鉄橋を通る鎧〜餘部まで、車窓からは荒々しい日本海が存分に眺めることができます」
【湖西線(山科〜近江塩津)】
「関西地区の通勤路線なので、地元の方は拍子抜けしてしまうかもしれませんが、湖西線は見とても見晴らしが良い路線です。その名の通り、琵琶湖の西側を通る湖西線は、京阪神地区と日本海側の輸送力増強を図るという目的で作られたことから、全線高架で踏切はゼロ。高い目線で琵琶湖が楽しめます。
 京都市の山科を出て、滋賀県に入るとほどなく右側に琵琶湖が見え、堅田から近江舞子まで、延々と穏やかな琵琶湖の水面が望めます。終点まで乗り通したら、長浜方面出て琵琶湖を1周するも良し、そのまま北陸方面に足を伸ばすも良し、小浜線で舞鶴方面に抜けるという手もあります」
【関西本線(名古屋〜JR難波)】
「18きっぷを使って西に向かう方に1度乗って頂きたいのが、この関西本線です。『関西本線』という名前を聞くと、関西の基幹路線かと思われますが、実態はローカル線。一部区間は非電化で、1時間に1本程度しか電車は走っていません。
 そんな関西本線ですが、亀山を出ると、列車は鈴鹿川を沿って進み、続いて柘植川、さらに木津川と、関西地方を潤す川沿いを進み、飽きさせない車窓が続きます。亀山や関は旧東海道の宿場町、伊賀上野はお城もある歴史ある街。東海道線経由と比べると、大幅に時間がかかりますが、なかなか足を運ぶ機会がない地域の景色を眺めるのも、18きっぷの楽しみの1つではないでしょうか」